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Posted by たまりば運営事務局 at

2023年08月20日

狭心症を心配された胸の痛み

数日前から左胸がチクチク痛み狭心症ではないかと不安だと言う中年の女性。痛い部位は左胸骨の脇と側胸部。背中は動かと尋ねると左の肩甲骨と背骨の間が少し痛いと言う。

狭心症のような激しい痛みや胸苦しさ、肩や喉への関連痛はない。帯状疱疹の痛みならそろそろ発赤が出てもいい。動悸、不整脈、呼吸苦などはなく痛む時間も短時間なので心臓神経症でもなさそう。おそらくストレスや姿勢の悪さが関係している原発性の肋間神経痛と考え治療する。

痛みが出る経絡の左F3F5F4の井穴刺絡。これを2回行い痛みを感じる部位にハペパッチを貼り右側の同部位に巨刺を行い治療終了。当日翌日と痛みはなく二日後に1回痛みが出たがその後三日間落ち着いている。

軽いストレッチとマッサージの軽擦法を自分でやりながら様子を見ている。

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  • Posted by へんせき at 18:04Comments(0)脳・精神・神経

    2023年06月11日

    気管支拡張症・手足の不調はパーキンソン病だった

    十数年前に気管支拡張症と診断され現在も抗生剤治療を継続している70歳代の女性。呼吸器症状は咳が出て痰に時々血が混じる。酸素飽和度93~97くらい。2019年頃から右腕のしびれ右足のすり足でかかりつけの内科医に相談したらその症状が消失するときもあるので脳ではなく整形外科的な問題だろうと言われた。様子を見ていたがよくならないので半年後整形外科を受診して腰や首のX線検査で問題ないと言われた。それから約1年経ち当院の患者さんの紹介で来院された。

    現在呼吸器症状は上記が続き、右腕は力が少し入りにくく細かい作業がうっとおしい。腕が上げにくくひねると痛みが出る。足の方は普通に歩けるが何となくスムーズでないと言われる。

    呼吸はH1H3H2井穴刺絡で幾分楽になり鼻がすっきり通る。SPO2も93→98とよくなる。腕の痛みはやや軽くなるが動きがすっきりしない。それから約3か月間治療を続け咳や痰は少なくなり高尾山ハイキングなど出来るようになる。しかし腕や指の症状は治療直後やや改善するもののすぐ元に戻る。

    整形外科的な問題ではないようなので神経内科の受診を勧めた。患者さんは様子を見ながら4か月後にもう一度整形外科に行き脳と頸椎のMRI検査を受けたが異常なし。その後数か月また様子を見ていたが改善なく、私から神経内科に行くように言われたことを思い出し二か月前に受診したところパーキンソン病と診断された。診断がつくまで約4年かかった。

    レボドパ製剤を飲んで動きの悪さがいくらかよくなっているが鍼灸治療も併用したいとのこと。呼吸器症状も梅雨時はよくないので一緒に治療することにした。手足の刺絡に頭部刺絡を組み合わせて効果を見て行こうと思う。もっと強く神経内科の受診を勧めなかったことを反省した。



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  • Posted by へんせき at 21:03Comments(0)脳・精神・神経

    2023年04月13日

    三叉神経痛・顔面の痛み

    70歳代の主婦。昨年12月の下旬から左のこめかみ部が痛くなる。最初は洗面、歯磨き、食事の時ちょっとした刺激でズキズキした痛みでとても辛かった。かかりつけ医で鎮痛剤を何種類か試し今はじっとしてれば痛みはない。しかし物をたべると痛くやわらかいものを恐る恐る食べている状態。

    医者から鍼治療を試してみるように勧められて来院された。しかし鍼灸治療はやったことがなく怖いと言う。3年前にも今回と同じところが痛くなりその時は大学病院でいろいろな検査をしてリリカを2~3ヶ月飲んでよくなった。今回もいくつかの鎮痛剤を試してみたがよくならない。

    もぐもぐと口を動かすと痛みが出るのでそれを指標に治療を進める。痛みの部位は左絲竹空と懸顱の間。三叉神経痛の原因は血管による神経の圧迫といわれているがどうなんでしょう。些細な刺激で神経が圧迫されるのか?交感神経の興奮による血流障原因と考える方が分かりやすい。

    ものを食べるときに痛みが出るので咀嚼筋や顎関節に問題がないか調べてみる。顔や側頭部、側頸部を押しながら口を動かしてもらい痛みが軽くなるところを探してみた。左客主人で痛みが少し変わった。。そこに2番鍼を10分ほど置鍼していると痛みが10→8に変わる。

    血流改善のためH6F4井穴刺絡と百会の刺絡で8→6と軽くなる。治療前不安で心臓ドキドキ、治療中も緊張で額にうっすら汗をかいていたが刺絡の痛みはほとんどなく、患部にたくさん鍼を刺されると思っていたがそういうこともなく来てよかったと喜ばれた。どれくらい持続するのか3日後にもう一度来てもらうことにした。

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  • Posted by へんせき at 15:24Comments(0)脳・精神・神経

    2021年12月29日

    帯状疱疹による痛み、ひきつれ感、4回の治療で完治

    50歳代のパート勤務女性。一か月ほど前に帯状疱疹を右の腰部、臀部、大腿部に発症した。水疱が出てから皮膚科を受診して抗ウィルス薬と鎮痛剤を処方された。

    来院時、皮膚症状は乾燥して紅斑は残っているが新しい水疱はできてない。痛みとひきつれ感が取れず精神的に参って仕事も休んでいるとのこと。他に緑内障の疑いで通院している。また両手首にひどい湿疹があり1年前まで治療していたがよくならずその後そのままにしている。

    H5F5井穴刺絡で体の疲労感が楽になり目がはっきりする。鼠径部から上前腸骨棘、臀部にかけての症状に対して右F1F2F3井穴刺絡。これで70%くらい楽になったという。

    目の治療にこめかみと目窓の刺絡と上まぶたと太陽の施灸をして治療終了。

    その後3回井穴刺絡をメインにハペロールや石黒式注熱器の治療をしたところ初診から20日後にはツッパリ感や痛みはすべてよくなった。発症から割と早い時期に来院され自宅でも井穴刺絡をされたことが早期の治癒につながったようだ。

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  • Posted by へんせき at 23:59Comments(0)脳・精神・神経

    2021年09月01日

    複視(滑車神経麻痺)ものがダブって見える

    複視とはものを見たとき上下、左右、斜めなどにずれて二つにダブって見えることで、片方の眼球の動きが悪くなって両眼で見たとき視線のずれで起こる現象だ。

    ぎんなん治療院の紹介で来られた50歳代の男性。二週間ほど前に突然発症した。朝起きて何か変だなと感じ階段を降りようとしたとき階段が交差して見え手すりにつかまり恐る恐る降りた。疲れかなと思いしばらく様子を見ていたがよくならないので眼科を受診した。その後神経内科と目の神経専門医の診察を受け左目の滑車神経麻痺と診断された。

    治療としては特別のものはなく半年から1年で自然回復を待つということだった。薬はビタミンB12のみ。しかし現状では仕事もできないし車の運転もできないので少しでも早く回復可能か稲舛先生に相談して井穴刺絡をやってみたいということで当院を受診された。関連は不明だが発症二日前にコロナワクチンの二回目の接種をした。

    過去に目の病気としては左目の中心性漿液性網脈絡網膜症を4年前に発症して半年ほどで自然治癒するも今も時々症状が出るとのこと。

    治療はむくみの体質があるとのことでH3F3井穴刺絡。H5F5井穴刺絡で回りが明るく見えるとのこと。左右F2F6井穴刺絡をするがダブって見える症状は変わらない。最後に玉枕と山元式頭皮鍼の滑車神経の部から刺絡して治療終了する。

    翌日2回目の治療。昨日帰り道で階段のずれが少し小さくなっているのに気付いた。そして今朝明らかに交差が減っていると感じた。昨日と比べて10→6~7くらいに改善した。このままよくなっていくのか、またぶり返すのか分からないが週3ほどの治療を続けてみることにした。

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  • Posted by へんせき at 17:52Comments(0)脳・精神・神経

    2021年05月06日

    二週間経過した帯状疱疹

    昨日は休診日だったが帯状疱疹の痛みが辛いという電話がありこの病気は一日でも早く治療した方がいいので来ていただくことにした。時間が経つと神経が障害される帯状疱疹後神経痛に移行する場合もある。

    患者さんは70歳代の女性で会社経営者。患部は右脇肋骨に沿ってチクチク、ピリピリとした痛みがあり夜痛みで目が覚めるとのこと。痛み始めたのが二週間前で発疹が出たのが五日前、体質的に薬は合わないのでなにも治療はしていない。お風呂に入っているときはとても楽。7年前にも同じ部位に発症した。

    今回はインプラントの再手術で骨移植や歯茎の移植などで流動食しか食べられず抵抗力が落ちていたのではないかという。井穴刺絡に期待しての来院だがやってみるととても痛がりで特に足の薬指は触るだけでも痛がる。

    ソフトタッチで何とかH5F5井穴刺絡を2回やって右脇を触ってみると最初の半分ほどに軽くなっている。右足甲の胆経ラインに二か所圧痛がありそこにパイオネックスを貼り、右肋骨部に石黒式温熱気を肌着の上から当てているとさらに痛みが減っていった。

    自分は肝臓が悪くこの数日食欲がないのでその治療もして欲しいとのことで、おなかを診ると右季肋部に圧痛がある。また少し我慢していただき右F2F6井穴刺絡をすると圧痛解消。背部の肝兪にせんねん灸をして治療終了する。昨夜は食欲が出て普通の食事ができたと先ほど連絡があった。

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  • Posted by へんせき at 10:52Comments(1)脳・精神・神経

    2021年02月11日

    帯状疱疹・帯状疱疹後神経痛知っておきたいこと

    先週YouTubeで稲舛先生が帯状疱疹・帯状疱疹後神経痛について詳しく解説されていた。興味がある方は是非ご覧いただきたい。改めて帯状疱疹について知っておきたいことをまとめてみた。

    帯状疱疹はなぜ起こるのか。原因は過去にかかった水ぼうそうが関係している。子供のころにかかる水ぼうそうは自然に治るがそれを引き起こす水痘帯状疱疹ウイルスは体の神経節に潜み消滅するわけではない。ところが中高年になり加齢、ストレス、疲労など免疫力を下げるようなことが重なると潜んでいたウイルスが活動を再開して神経節から神経に沿って皮膚へと移動して症状が現れる。

    最初に出る症状は皮膚症状ではなく手、足、体幹、顔、頭などの部位の左右どちらかに痛みを感じる。その痛みは人によりピリピリ、ズキズキ、痺れる、何となく痛い、刺すように痛いなど様々である。その後皮膚が赤くなり水疱ができる。この段階になって帯状疱疹と分かる。痛みの段階では例えば顔の場合三叉神経痛、虫歯、胸なら肋間神経痛や心疾患などの内臓の病気も考えられる。

    帯状疱疹の治療を早期に開始するには皮膚症状がでたら一刻も早く医療機関を受診することが大切である。それは帯状疱疹の痛みや水疱を早く治し帯状疱疹後神経痛の合併症を防ぐ目的がある。帯状疱疹の広がりを軽くし早期に治すと帯状疱疹後神経痛の発症は抑えられる。

    帯状疱疹後神経痛の痛みはひどいと服が触れるだけで痛い、顔を洗えないなど生活に支障をきたし長期にわたると精神的にも落ち込み外出もできなくなる。そうならないためにも痛みの後に水泡を見つけたらすぐに治療を始めよう。皮膚科では抗ウイルス薬と鎮痛薬が処方される一般的でそれで治まるならいいが、同時に井穴刺絡H5F5はその場で効果を実感できる治療法だ。

    予防法は他の病気と同じく睡眠や栄養、休養を十分とり疲れをためないことだろう。最近では50歳以上はワクチン接種という手もある。昨年新しいタイプのワクチンができ今二種類のワクチンがある。水ぼうそうに対しては2014年から定期接種が始まり生後12か月から36か月に二回接種となっている。

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  • Posted by へんせき at 16:05Comments(0)脳・精神・神経

    2021年01月31日

    スマホ首は軽く考えてはいけない

    50歳代の女性会社員、緑内障の進行予防のため月2回ほど定期的に来院している。コロナ対策でリモート勤務が続いている。最近不眠、頭痛、肩から上腕の痛み、胃痛など体調不良を感じるようになった。首凝りは慢性的に感じている。

    パソコン作業やスマホを見るときの姿勢はうつむき加減になり首に大きな負担がかかる。頭の重さは6㎏前後あるが前かがみの姿勢になると3倍ほどの負荷が首にかかる。そうなると最初は首肩の凝りが悪化する。進行するとこの患者さんのような全身的な症状が出てくる。理由は首凝りのため首から出ている自律神経が乱れてくるため。

    この全身症状をよくしようと各診療科をはしごして薬を飲んでも一時的によくなるだけで完治は望めない。大切なのは首のコリを取り自律神経の働きを正常にすることだ。自分でできることはパソコン作業やスマホ操作のうつむいた姿勢を長く続けないこと。(10~15分やったら首を軽く後ろにそらし休める) 首肩を温めて血行をよくすること。首をなでるくらいの刺激はいいが強くもんだりひねったりすることは危険で百害あって一利なし。

    治療は首の動診をして井穴刺絡。前後屈、側屈、左右振り向きに対しF4、H6、H5。背中の凝りや頭痛に対して後頭部の刺絡をする。目の疲れは遠赤美人で温め目の周囲の圧痛点に円皮鍼を貼る。腹診をすると胃部に違和感がありこれは右F1F6井穴刺絡で解消する。

    自宅で通勤時間分は歩くこと。蒸しタオルで首と目を温めること。首、背中、腰のストレッチをすること。長時間のパソコン作業をしないこと。これを一週間続けてもう一度来院していただくことにした。

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  • Posted by へんせき at 16:09Comments(2)脳・精神・神経

    2021年01月04日

    帯状疱疹後神経痛を発症しやすい人

    一般的に帯状疱疹は最初患部の違和感や痛みを感じ数日のうちに水疱などの皮膚症状が現れる。やがて水疱も枯れ皮膚症状も治まり痛みなどの神経症状もよくなる。病気の知識がある人は水疱が出た段階で医者にかかることになる。医者にかからなくとも自然に治ることも多い。

    普通はよくなって終わりだけど一部治った後しばらく経って痛みだけが再燃することがある。また皮膚症状が治まっても痛みだけは続くこともある。この痛みはとても厄介で鎮痛剤や何度ブロック注射をしてもよくならない人もいる。痛みの程度も様々だがこの痛みと一生付き合わなければならないと思うと精神的にも参ってしまう。

    この神経痛を発症しやすいケースは①帯状疱疹の治療が遅れた ②皮膚症状がひどく出た ③高齢者や糖尿病などの持病がある人 ④ステロイド剤や免疫抑制剤、抗がん剤などの使用者などが多い印象がある。

    鍼灸治療に来られる人は病院でいろいろな治療をしても痛みが取れなかった人がほとんどだ。鍼灸治療がどれくらい効果があるかというと私の主観では半分は効果なし、2割は効果あり、3割は改善ありというところだ。時間がたっているのは治りにくく、初回の治療で改善が見られたものはよくなる可能性が高い。

    そのあたりのことを説明して治療に移ることになる。40歳代の男性在宅で仕事をしている。右足のすね付近に痛みが出た一週間後に水疱がでて医者にかかる。皮膚症状は2週間ほどでよくなったが痛みが残ったのでその後10日ほど鎮痛剤を飲んだら痛みも治まった。やれやれと思っていたが1か月後に右足にしびれ感が出てその後引っ張られる感じ、痛い筋肉注射をした後の感じ、皮膚のジンジン、ピリピリした感じが出てきた。

    また受診して鎮痛剤を飲むが今度は一向に良くならないということで来院された。初回はH5F5を2回、F6F1井穴刺絡をすると10→4くらいに症状が改善した。3回目からはH5F5やらずに痛みを感じる部位の経絡に沿った井穴刺絡、反対側の鍼、痛い部位の強刺激の鍼などの治療を行う。5回やったところで痛みは10→1~2と落ち着いて日常生活の支障もあまり感じなくなっている。

    この方は若いし、現在はリモート勤務だけど運動もやっている。どちらかというと帯状疱疹後神経痛にはなりにくいタイプと思えるが何事にも例外はある。

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  • Posted by へんせき at 22:27Comments(0)脳・精神・神経

    2020年09月20日

    前庭神経炎後のふらつき感や頭重感

    70歳代の主婦。昨年6月前庭神経炎を発症していったん落ち着いたがその後ふらつき感や平衡感覚の異常をまた感じるようになった。耳鼻科で薬をもらっているが知人の紹介で来院された。

    耳が体質的に弱いようで40歳でメニエール病。60歳で再発。65歳で良性発作性頭位めまい症を経験している。治療時ひどいめまいはなく頭重感と頭を動かしたときに軽いめまいを感じる。

    H5F5井穴刺絡と後頭部の刺絡、風池、太衝の置鍼5分で症状がどう変わるか様子を見てもらうことにした。一週間後に2回目の治療。治療の後午前中はふらつき感があるものの午後は治まるようになった。耳鼻科で眼振の検査をしたら左だけになっていた。

    首を触診すると左の胸鎖乳突筋、鎖骨の下の大胸筋が凝っている。治療はH5F5井穴刺絡を2回、胸鎖乳突筋の圧痛部3か所に鍼、大胸筋をテニスボールでほぐし太衝にせんねん灸をする。

    一週間後3回目の治療。前回治療後めまいはほとんどなくなり、夕方になると頭がボーッとしていたのもよくなった。今週は今まで休んでいたスポーツジムカーブスにも2回行った。来週また耳鼻科の検査があるので眼振が治まっていたらいいのにと仰りお帰りになった。

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  • Posted by へんせき at 11:33Comments(0)脳・精神・神経

    2020年03月27日

    帯状疱疹後神経痛に対する患部強刺激

    二年間帯状疱疹後神経痛で困っている80歳の女性。痛い部位は右上腕内側、右の胸部、右背部(背骨と肩甲骨の間)ジーンとした鈍い痛みが常にあり時々ズキーンとした鋭い痛みに襲われる。

    内科、皮膚科、ペインクリニック2件を回った後当院を受診された。井穴刺絡、頭部刺絡、巨刺、患部へのハペロールなどの治療で鋭い痛みは1/3程度に減り夜痛みで目が覚めることが少なくなった。鈍い痛みは程度はやや軽くなったがやはり続いている。

    稲舛先生から帯状疱疹後神経痛に患部の強刺激をしたら上手く鎮痛したとの症例報告があったので私も追試してみた。痛みがある部位3か所に対し3番鍼で1部位3~4点に1センチほど刺鍼し雀啄の手技を5~10秒加えた。

    結果治療当日と翌日午前中はほとんど痛みがなくとてもよかったとのことだった。前回治療から5日目の今日同様の治療を行った。前回のように鎮痛するのか鎮痛の期間がどうなるのか様子を見てまた治療を考えていきたい。

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  • Posted by へんせき at 20:47Comments(0)脳・精神・神経

    2020年02月10日

    顔面神経麻痺(完治まで半年と言われたが)

    73歳の主婦。発症の前夜めまいがしていた。朝起きて鏡を見ると顔が歪んでいた。医療機関に問い合わせたら脳の障害も考えられるので大きな病院を紹介された。脳の検査をして異常はなさそうだが経過を見るために2日入院して帰宅した。ステロイド薬を大容量から漸減する治療となった。またヘルペスウィルスも考慮したのか抗ウィルス薬も出た。

    本人は鍼治療を受けたかったので医者に聞いたら許可が出なかった。退院した日に電話で相談があり、「医者がそう言うなら次の診察日までの1週間薬を飲んで様子を見てもう一度許可をもらうようアドバイスした」

    1週間後の診察は別の医者だった。その医者はご自身の判断でやっていいとのことだったので帰り道予約の電話があった。薬はステロイドと抗ウィルス薬が終わりビタミン剤と代謝賦活剤だけになり瞼が閉じにくく目が乾くのでドライアイの目薬も出された。医者は完治まで半年と言ったが来月海外旅行と舞台に立っての朗読会があるので早く治したいとの要望。

    症状は左瞼が閉じにくい、口角から水がこぼれる、笑ったりすると左頬が歪む等。言葉ははっきりしている。21世紀の医学を見ると浅見先生はH5F5井穴刺絡をメインに頭部刺絡やEAPを併用されている。H5F5井穴刺絡を2回やると頬の感覚が少しよくなった。触ってみるとこわばりがあるので5か所浅く刺鍼してEAPをやる。最後にペンフィールドの図を参考に頭部刺絡を行った。

    患者さんの感想は顔が軽くなった。よくなりそうな気がするとのこと。特発性難聴、帯状疱疹、橈骨神経麻痺そしてこの顔面神経麻痺も治療開始が早いほうが予後がいい。先ずは数回は続けて治療することにした。

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  • Posted by へんせき at 21:50Comments(0)脳・精神・神経

    2019年09月30日

    延髄梗塞の後遺症

    50歳代薬局経営の男性。今年5月誕生会の会食があった。その途中から倦怠感と喉の詰まり感を感じていたが元来酒好きで飲みすぎたのだろうと軽く考えていた。帰宅してそのまま布団に入った。翌朝起き上がろうとして倒れた。手足に力が入らない。救急車で大学病院に搬送された。

    1ヶ月入院の後リハビリ専門病院に転院して2か月リハビリを続けた。STの指導で嚥下困難が改善され普通食を食べられるようになった。声帯が半分機能していないが声も会話も問題ない。PT,OTの指導で歩行、平衡感覚が改善した。

    手足に麻痺はなくゆっくりとしたジョギングはできる。現在困っていることは①右顔面の痺れ感、時々激痛が走る ②右口腔内が少し痺れ右半分が味を感じない ③右半身温に温度感覚が低下(例えばお風呂の熱さが分からない)など。医者からは痺れ感や温度感覚は戻らないと言われ病院ではこれ以上することはないと言われた。

    現在降圧剤、高脂血症薬、糖尿病薬、ビタミン剤を服用して朝五千歩、夕方一万歩のウォーキングとスポーツジムで自転車や軽い筋トレを週1~2回やっている。

    担当のSTさんの紹介で来院された。元通りによくなるとは言えないが、今の症状に何か変化があるか様子を見ながらしばらく治療してみることにした。治療は右手足の井穴刺絡と頭部刺絡をメインに指先端のお灸、眼窩鍼、温熱治療などを週2回のペースで8回やった。

    現在の状況は顔痺れが目の周りだけに狭まって激痛はほとんど起こらなくなった。手足の温度感覚はもとに戻らないが少し軽くなってる実感はあるそうだ。あと治療開始前は体のふらつき感を感じていたがそれも軽くなったと喜んでいる。来月から2か月目の治療に入るが少しよくなってきてずっと止めていた酒を時々飲むようになった。

    時々適量はいいと思うが酒好きな人はこちらが思う適量で止めることはできないようだ。その理由が私にはいまいち理解できない。

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  • Posted by へんせき at 23:04Comments(0)脳・精神・神経

    2019年08月27日

    14ヶ月続く帯状疱疹後神経痛

    昨年6月に右脇から腹部にかけて帯状疱疹を発症してその後神経痛へと移行して鎮痛薬や神経ブロック、レーザー治療を続けているが全く効果がなく、たまたま稲舛先生のYouTubeを見て思い切って千葉から博多まで治療に行った59歳の男性。

    結果は劇的に効き将来に希望が持てたとのこと。効果を安定させるためには最初の一週間くらいは連日治療した方がいいとの稲舛先生のアドバイスで所沢からのH先生の所に行く予定にしていたがH先生が業務多忙のためすぐに対応できないとのことで当院に来院された。

    24日に最初の治療を博多で受ける。治療前の痛みを10とすると治療後は2に軽減する。治療前は痛むところを手で押さえ、床に落ちたものを拾うことや寝て起き上がる動作など出来なかった。また仰向けに寝ることも辛かったそうだ。それが少し痛いながらも出来るようになった。会社では顔の表情が違いますねといわれたそうだ。

    26日治療前の痛みは博多での治療前を10とすると4。前屈、左右への回転、起き上がり時の痛みを指標に治療する。先ず仰向けでH5F5井穴刺絡をして起き上がり動作をしてもらうと痛みがひどくなった(H5F5は不適かなと思ったが後になってそうではないと分かった) 右陥谷の圧痛点を圧迫してもう一度起き上がってもらうと今度は出来た。そこで右F6井穴刺絡をすると痛い部位が狭まってきた。

    もう一度F6井穴刺絡をすると痛みの部位が一点にはっきりしてきた。対象部位に巨刺をしたが効果なし。次に右第3趾の井穴刺絡をすると前屈や体幹部の回転の動作での痛みがさらに軽くなる。最後に陥谷に鍼をするとほとんど痛みがなくなる1~0。翌日の予約をして帰宅。

    ほとんど治まっていた痛みが帰りの電車の中で冷房に当たったせいか増してきた。東京駅で乗り換えでかなり歩いたらさらに痛くなり6~7。一晩寝て今朝は4と昨日治療前とほぼ同じ。

    今日は冷えるとよくないというので最初に石黒式温熱器で5分ほど温めてから治療開始。右陥谷の圧痛は今日もある。F6井穴刺絡をしてから圧痛点に鍼をすると4の痛みが2になるがモワッとした痛みが残っている。座位でH5井穴刺絡をすると痛みはほとんど0になる。すこし違和感を感じるというのでもう一度H5井穴刺絡をするとそれも取れ体を動かしてもほとんど痛みなし。(H5は最後にやった方がいいのか?)この状態が持続すれば発症前と同じだという。

    ペインクリニックには治療してもよくならないがそこを切られたら行くところがなくなるのでそれが怖くてずっと通院している患者さんがたくさんいると話されていた。今週いっぱい毎日治療して安定した状態が続くようにしていきたい。

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  • Posted by へんせき at 22:36Comments(0)脳・精神・神経

    2019年06月27日

    帯状疱疹後神経痛をどう防ぐか

    帯状疱疹も辛いがその後神経痛を発症したらその辛さは何倍にもなる。毎年何人か帯状疱疹後神経痛の人を診るが完治する人はすくない。帯状疱疹には井穴刺絡はよく効くのでその段階で早く治療にきていただきたい。一ヶ月ほど前の新聞に漫才の「ハイヒール」モモコさんの帯状疱疹とその後の帯状疱疹後神経痛の闘病の様子が掲載されていた。

    その経緯は昨年10月ほっぺの下がピリッとした。見た目は何ともないが山椒を食べたときのような感覚。おたふく風邪かなと思い内科を受診して血液検査とエコーをして風邪のひきかけと言われ風邪薬の処方を受けた。翌日になってもピリピリ感が治まらず口内の問題かと思い歯科を受診してロキソニンが出た。

    ロキソニンを飲んでもだんだん痛みがひどくなり夜になり耳珠にプツッと水泡が出た。それを見た家人が帯状疱疹ではないかと言い翌日大きな病院に行って帯状疱疹と診断された。

    その後、顔の左側、耳から口の下まで水泡が広がり赤くなり水泡がつぶれグチュグチュになり痛みもさらに酷くなった。口内もひどく、口が開かず飲食ができずに1週間で10キロやせた。また耳のなかにも広がり危うく耳が聞こえなくなるところだった。かなり重症の帯状疱疹だったと思われる。

    しかも水泡がなくなった後に帯状疱疹後神経痛が発症した。これが今も続き現在も治療中とのこと。その痛みは顔の左側と口内がピリピリして急に締め付けられるように頭も痛む。骨折よりも出産よりも痛いそうだ。ごはんは口の右側だけで食べている。

    最初にピリッときたときにすぐ帯状疱疹と分かり治療を始めていたらこんなにひどくはならなかったのではないかと思うと書いておられる。水泡が出ていれば分かるが、そうでない場合よほど意識してないとピリピリ、チクチク等の痛みを帯状疱疹と見落としてしまう。後頭神経痛と帯状疱疹の痛みなども間違いやすい。

    原因は疲労やストレスで免疫力が下がることだと言われているが患者さんを診ているとそれだけではないように思われる。帯状疱疹後神経痛は帯状疱疹がひどいほど、また高齢者ほど発症しやすいようだ。軽く済ませるには薬も鍼治療も一刻も早く治療を始めることが肝要だ。また最近、予防接種も受けられるようになっているがこれは帯状疱疹に絶対ならないというものではなく軽く済むという効果が期待されるものだ。

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  • Posted by へんせき at 23:25Comments(0)脳・精神・神経

    2019年03月29日

    むずむず脚症候群とぎっくり腰

    3~4年前から両足の付け根から足首付近まで夜中虫が這うような感覚で睡眠が障害されている60歳代の男性。1年前から医者で薬をもらい飲んでいた。最初はよく効いていたが最近毎晩症状が出て辛いので奥さんに連れられて来院された。

    1か月前にぎっくり腰になりマッサージを受けたがすっきり治ってないのでそれも一緒に治療して欲しいとのこと。10年くらい気管支喘息の予防のためステロイド吸入をしているので最初にH3H1井穴刺絡をすると呼吸が深くなる。タバコを吸っているが禁煙は難しいと言う。大動脈弁閉鎖不全症もあるので禁煙を強く勧めた。

    腰は前屈で腰全体が重く鈍痛が広がる。F4は使いたくないので50年前の十二指腸潰瘍手術の傷跡の圧痛点にパイオネックスを貼ると半分くらい良くなった。腰に押して前屈が楽になるポイントがあるのでそこに2寸5分の鍼をすると前屈して指が床に着くようになる。

    むずむず脚は副交感神経亢進の症状なのでH5F5井穴刺絡を2回して今夜症状が出るかどうか確認してもらうことにした。

    5日後2回目の治療に来院。前回治療からむずむず脚は治まっている。腰の調子もよかったので翌日畑仕事をしたら筋肉痛になったが腰痛は大丈夫とのこと。また足がよくつり芍薬甘草湯を飲んでいるとのことだったので陽陵泉にパイオネックス貼っておいたがこれも治まっているとのこと。

    むずむず脚症候群に治療が効いているので元に戻らないようもう数回続けるようにアドバイスした。

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  • Posted by へんせき at 23:37Comments(0)脳・精神・神経

    2019年01月25日

    不眠症・睡眠剤に依存したくない

    30歳代の女性イラストレーター。11月末に風邪をひき抗生物質などの薬を飲んだ。その後寝つきが悪くなり全く眠れない日も出てきた。眠っているかもしれないが熟眠感がない。

    あまりに辛いので12月末に睡眠薬を処方してもらったが薬が合わずに中止した。1月半ば別の薬に変えたところ飲めば眠れるようになった。しかし飲まないと目をつぶっていても意識がある状態で眠れない。このまま薬を飲み続けると依存症になるようで出来れば薬に頼らずに眠れるようになりたいとのことで来院された。

    経緯を聞くと風邪の時飲んだ薬が神経を異常興奮させ不眠になったと思われる。異常興奮しているのは副交感神経ではないか?血圧を測ると98/72mmHgと低い。H1井穴刺絡で呼吸が楽になり深く入るようになった。体質的に弱いところを聞くと子宮が弱いという。また仕事柄目を酷使するので目が疲れるという。

    腹診をしてから三陰交にハペパッチを貼り、後頭部玉枕を刺絡すると目が楽になる。その後本命のH5F5井穴刺絡をして治療終了する。体全体がリラックスしてきた。

    翌日電話があり、昨夜は10時ごろ布団に入りすぐに寝付けた。夜中2回ほど目が覚めたがすぐに寝付け起床時には熟眠感があったとのこと。まだ小さい子供がいて子供を寝かせつけた後仕事をしていて遅いと午前2時くらいまで起きているそうだ。これを機に生活リズムを見直すようにすることをお勧めした。


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  • Posted by へんせき at 22:53Comments(0)脳・精神・神経

    2018年10月30日

    片頭痛治療のその後

    10月20日UPした片頭痛の患者さんのその後。治療後7日間で2回痛みが出そうになったが大丈夫だった。8日目に痛みが出た。経緯は11月から大阪に引っ越すので住まいを探すため2泊3日で大阪に行った。向こうで枕が合わずに毎日首が凝った感じだった。帰京する朝、何となく頭痛が起きそうな感じがした。

    午後の新幹線に乗った頃、頭痛が始まった。薬を飲もうと思ったが実家に忘れて飲むことが出来なかった。車中1時間ほど眠ったが痛みは治まらなかった。品川駅に着いたところで当院に治療依頼の電話をした。

    痛い部位は前頭部と左側頭部(耳の上から風池付近)、後頚部の凝りを訴える。H5F5井穴刺絡を数分3間隔をおいて3回する。前頭部の痛みが軽くなる。側頭部の痛みを目標に頭部胆経の刺絡を右→左と行う。前頭部の痛みなくなる。側頭部は10→5。後頚部の凝りに対してF4井穴刺絡。側頭部少し軽くなる。

    右側頭部に3番鍼で4か所鍼をすると左側頭部の痛み5→2と軽くなる。最後にH5F5にパイオネックス0.3mmを貼り寝るまで時々刺激するように指示して治療終了する。

    治療後2日後に連絡があり翌朝は痛みが取れていた。今日も痛くないそうで鎮痛剤は飲んでないとのこと。井穴刺絡治療によく反応するのでしばらく治療を続けたら減薬が可能ではないかと思われる。大阪に行ったら中村先生を訪ねるようにお話しした。


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  • Posted by へんせき at 23:17Comments(0)脳・精神・神経

    2018年10月20日

    20年来の頭痛(片頭痛)

    30歳男性。小学生の時から頭痛持ちでずっとバファリンを飲んで対処していた。一か所痛くなるとそれが3日くらい続く。ほぼ毎日のように頭痛がしていてこんなに鎮痛剤を飲んでいいのかと思っていた。

    3年前薬物乱用頭痛の記事を読み、頭痛専門の医者がいることを知り初めて頭痛外来を受診した。片頭痛と診断され市販の鎮痛剤は止めるように言われ4種類の薬が処方された。

    その結果頭痛の回数は減りひどい時に比べるとだいぶ楽になった。それでも週に1回は必ず発症して2~3日くらい続くという。今回は2日前に痛くなり今はだいぶ治まっているが頭にもやもや感と鈍い痛みがあり首の凝りを感じる。

    H5F5井穴刺絡を2回するともやもや感が消えた。仕事はSEで長時間パソコン画面を見ているとのことなので眼精疲労の治療をしてみる。目は強度近視だが眼鏡で矯正できている。視力検査表で見え方を確かめながら目の周囲の置鍼、まぶた上への知熱灸、頭部刺絡とやっていくとくっきりと見えるようになり首の凝り感も楽になった。

    今度は様子を見て、痛みが出たらすぐ来てもらうことにした。ただ11月上旬に大阪に転勤予定なのでその際は大阪の先生にお願いしようと思っている。


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  • Posted by へんせき at 18:21Comments(0)脳・精神・神経

    2018年08月16日

    脳出血リハビリ入院中の不眠、足のしびれ

    70歳代の女性。2ヶ月ほど前に脳出血の手術のを終え1か月前にリハビリ専門病院に転院して現在入院中。リハビリは順調に進んでいるが環境変化のせいか不眠がひどくなり自宅でなら少しは眠れるのではないかと一泊の外泊許可をもらい帰宅された。

    家族から往診の依頼で訪問。不眠の他に数日前から夕方になると足の裏や指にビニールが張り付いているような感覚異常を感じるとのことで、今もその感じがしている。また脳出血の後から頻尿になり30分おきにトイレに行く。不眠、足のしびれ、頻尿この三症状の改善を希望された。

    先ず腹診をしてから治療に入る。足の裏と頻尿に対してF3井穴刺絡。指にも症状があるので1~3指の先端を刺絡する。ここで幾分異常感覚が軽くなる。F5井穴刺絡をしてしばらく様子をみていたらほぼもとに戻った。不眠は交感神経の異常興奮が原因と思われるのでF4H6の井穴刺絡。

    さらに不眠と頻尿の治療に百会の頭部刺絡をする。中極と三陰交に施灸して治療終了。当日の睡眠具合と翌日夕方の足のしびれの様子を翌日知らせてもらう。どちらも効果があったそうで月2回外泊許可がもらえるので治療を継続したいとのことだった。




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  • Posted by へんせき at 23:50Comments(0)脳・精神・神経