たまりば

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2020年03月01日

腰が痛くなり太腿がしびれてきた

韓国からワーキングホリデーで来日、市内のラーメン店で働いている女性。9日前に腰が痛くなった。思い当たることは2ℓ入りのペットボトルを3本リュックサックに入れて15分くらい歩いた。しかしそれほどきつくはなかった。鎮痛剤を飲んだらいくらかよくなったが、3日後左側のおしりから太腿にかけてジーンとしたしびれを感じるようになった。

また鎮痛剤を飲み湿布を貼ったら少しよくなったが、昨日より痛みとしびれがぶり返してきた。経営者に相談したらたんぽぽ針灸院に行くように言われ予約をしてくれた。経営者は以前当院での治療で腰痛がすっかり治り従業員の体調が悪いと紹介してくれる。

5~6時間の立ち仕事で今のままでは辛いという。動診をすると前屈と左側屈で左の腰からお尻に痛みが出る。軽いしびれを左お尻に感じている。痛い部位は膀胱経なのでF4井穴刺絡をすると前屈が少し深くできるようになった。ベットの周りを歩いてもらうとまだすっきりしない。

次にF5井穴刺絡をすると右側屈での痛みはなくなるが左側屈は半分ほどの改善。足小指から膝裏までの圧痛を探ると左膝裏に圧痛点があり底を押して前屈すると痛みはもっとかるくなる。パイオネックスを貼る。正中線より少し左側が痛むので百会の左側を刺絡する。歩いてもらうと足の運びがスムースになった。最初あったしびれはなくなった。

最後に左臀部にパイオネックスを貼り反対側に3か所鍼を刺すと80~90%よくなったので治療終了。翌日朝起床したらまったく違和感なく仕事も普通にできたと連絡があった。

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  • Posted by へんせき at 21:41Comments(0)運動器疾患

    2020年01月23日

    足を着くとかかとが痛い(足底筋膜炎?)

    筋トレのジムで30歳代の女性から右足の裏が痛い症状が3か月くらい続いているのでどうしたらいいか相談を受けた。整形外科ではかかとの骨棘が原因と言われたが積極的な治療はなくふくらはぎをマッサージするように言われた。

    特に痛いのは起床時の歩き始めやしばらく座っていて立ち上がり歩き出したときなど。体重をかけると痛いのでバランスが悪い歩き方になって太腿やふくらはぎが硬く緊張している。

    筋トレを終えストレッチをした後治療した。ストレッチでは前屈で大腿後側がかなり痛そうだった。足裏をチェックしてみると照海の斜め後方足底との境目付近に激痛点がある。立って体重をかけると同部位が痛くかばいながらしかかけられない。

    失眠に透熱灸をすると全く熱さを感じない。30壮くらいしたところで熱さを感じ、それから5壮追加した。立って足踏みをすると足が軽いという。次に右F3井穴刺絡をすると激痛点の圧痛が半分以下に軽くなり、ふくらはぎや膝裏のツッパリ感が楽になった。

    5~6人が治療を見学していたが、鍼治療の即効性に驚いていた。F4井穴刺絡で太もも裏の痛みも楽になり前屈して手が床に着くようになった。激痛点は強く押すとまだ痛みが残っているので反対側に巨刺をして治療終了。両足同じように体重をかけて歩けるようになった。明朝起床時の痛みがどうか連絡してもらうようにした。

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  • Posted by へんせき at 23:58Comments(0)運動器疾患

    2020年01月16日

    テニス肘と腰痛

    新潟の田村先生は治療室以外、特に飲み屋で鍼灸治療の普及に努めておられるようだ。私も今年は先生を見習い常に治療道具を携帯して治療室の外でも井穴刺絡のPRをやっていこうと思っている。

    そうしてたらさっそく機会が訪れた。テニススクールで右ひじにエルボーバンドをはめてレッスンを受けている女性にどうしたのか聞いたらテニス肘で思いっきり打てないと言う。

    レッスンが終わった後治療することにした。整形外科では湿布と鎮痛剤で痛みとは付き合っていくしかないと考えていたが鍼灸治療で治ることもあるなら試したいとのこと。鍼灸の経験はない。

    前腕を前に伸ばし手首を背屈する動作に抵抗を加えると肘の上腕骨外側上顆付近に痛みが出る.またぐっと肘を屈曲させると同部位に痛みを感じる。これを指標に治療点を探していく。指と手の甲、手首を調べると合谷付近に激痛点がある。ここを圧迫して同上の動作をすると痛みが軽くなる。ここに2番鍼で鍼。H6井穴刺絡をするとさらによくなる。最後に上腕骨外側上顆部にハペパッチを貼り左の同部位に3回3番鍼で鍼をすると動作での痛みはなくなる。後は実際テニスをした時の痛みがどうかだ。

    その後散髪に行ったら理容師さんのご主人が腰痛で3回整骨院で治療したがすっきりしないので診て欲しいと言われた。痛くなったきっかけは趣味のダイビングでボンベと錘20キロを背負い海から船に上がるとき腰に負担がかかったのか、翌日から痛くなった。仕事はカメラマンで重い機材を持ってずっと立っていることが多い。

    前屈で痛みがひどく右回転で左腰に痛みが出る。足指から膝まで圧痛点を調べるとほぼ膀胱経に沿って、指、アキレス腱部、ふくらはぎ、膝裏に認める。まずF4井穴刺絡をしてその後残っている圧痛点にパイオネックスを一か所ずつ貼って前屈での痛みを確認していく。この段階で痛みは8割ほど取れる。鍼灸治療は初めてで半信半疑で治療を受けたが1か所治療する度に効果を実感された。最後に百会の刺絡で治療終了する。

    鍼灸治療の経験がないお二人に体験していただき好印象を持っていただけたのは本当に良かった。

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  • Posted by へんせき at 00:06Comments(0)運動器疾患

    2020年01月11日

    肩が痛くて腕が上がらない(石灰沈着性腱板炎)

    以前慢性骨髄性白血病の治療薬の副作用緩和の治療をしていた70歳代の女性、一緒に茶道を習っている仲間でもある。昨年8月くらいから左の首から肩にかけて痛くなりMRI検査を受けた。診断は変形性頚椎症で2か所狭くなっているとのことだった。診断書と画像を持って近所の整形外科を受診したが診療を断られた。理由ははっきり言われなかったがおそらく白血病の治療をしていることと過去に乳がんの手術を受けていることか。

    それでまた大学病院の血液内科の担当医に相談して整形外科に回してもらった。そこで改めて検査をしたら痛みやしびれの原因は石灰沈着の腱板炎と診断された。治療は鎮痛剤を飲むことが主で1回だけステロイドの注射をした。医者の言う通り注射の後1週間ほどは楽になったがまたぶり返してきた。ステロイド注射は何度もできないので針灸を試してみようと相談を受けた。

    症状は前方と側方に腕が上がらない、後方はOK。痛みが肩から肘くらいまでありひどいときは夜寝るとき腕の置き場に困るという。いわゆる五十肩と似た症状でレントゲン検査で石灰沈着が認められる状態。

    治療は動診による井穴刺絡で可動域と痛みの変化を診ながら治療をする。H4が一番効果があり2回やった後小腸経に沿って圧痛点を探す。そこにパイオネックスを貼ると前方側方とも水平位まで上がるようになった。次に痛みが出る位置で肩の圧痛部にパイオネックスを貼り、右肩の同部位に5番鍼を刺す。

    翌日電話があり今日になって前方は140度くらい側方は110度くらいまで上がるようになり、じっとしていても感じていた鈍痛がほとんどよくなったとのこと。今月のお茶の稽古は無理だと思っていたがこの分では行けそうでよかったと喜んでおられた。

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  • Posted by へんせき at 23:45Comments(0)運動器疾患

    2019年03月13日

    頚椎症 首が痛くて動かせない

    70歳代の男性。顎を両手で支えるようにして来院された。1か月ほど前から首の後ろ側の付け根付近が痛くなりだんだん動かすのが辛くなった。2~3日してから整形外科を受診したら頸椎の4番がつぶれ神経を刺激していると言われた。

    治療は手術をしてもいいが後遺症が出る可能性があるのでしばらく鎮痛剤で様子を見ることになった。薬を飲むと3~4時間は痛みが半分くらいに減るがすぐにぶり返し、夜中も痛みで目が覚めるとのこと。

    無年金、介護4の認知症の母親を抱え経済的に厳しいが鍼治療が効くならが一度受けたいと言う。どの程度効果があるかやってみないと分からないので効果を感じたら治療費を払ってもらうことにして治療を始めた。

    前後左右上下とも体ごとでないと動かせない状態。座位で頭部刺絡をすることにした。百会、その前後左右を順にやっていくと痛みが少しずつ軽くなり目がすっきりするとのこと。可動域はまだ広くならない。首に触診をすると後ろ側より胸鎖乳突筋にコリと圧痛を認め、ここにパイオネックスを貼る。

    左の後頚部、痛みを感じるところにハペパッチを貼り反対側に即刺即抜の鍼治療をして首の動きを見ると左右振り向きが30度、側屈が20度ほど出来るようになった。最後にH6H5井穴刺絡をしたところで時間になり治療終了する。

    来院時より楽になったそうで3日後にもう一度やって欲しいと言ってお帰りになった。(医者は痛いところを触診することもなくパソコン上のレントゲン画像を見るだけで診断するがそれで分かるのか疑問だと話された)

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  • Posted by へんせき at 00:14Comments(0)運動器疾患

    2019年03月05日

    頭部刺絡が著効した腰痛

    調布市内のラーメン屋さん。2日前の昼くらいから何となく腰に違和感を感じたが仕事は何とかやり終えた。翌日朝から痛みを感じ1日中横になって休んでいた。今日になって昨日より痛みがひどくなっていたので朝鎮痛剤を飲んで仕事に出た。

    午前中は薬のせいかいくらか楽だったが午後から痛みがひどくなり、早退したいと社長に相談したら当院に行くように勧められ来院された。痛みは腰の中心部(L4L5S1の周囲)動診をすると前屈と後屈で痛みが出る。特に後屈が痛い。

    酒を週に1回くらいの頻度で一升くらい飲むというのでおなかを診ると右の季肋部が左に比べ硬い。ベットで寝がえりを打つと痛みが出る。先ずF4井穴刺絡をすると前屈が幾分楽かな? 後屈は変化なし。次に百会の刺絡15滴、再度前後屈をして確認すると「あっ痛みが減った」と言う。

    百会の後ろ3cmくらいの部位を刺絡すると前屈ではほとんど痛みがなくなり後屈もさらに反ることが出来るようになる。もう一回同部位を刺絡すると痛みは10→1となる。指先と頭の治療でよくなったので不思議だという。またお湯切りの作業で首の凝りをいつも感じていたが楽になったそうだ。これも頭部刺絡の効果。季肋部の左右差があるので右F2井穴刺絡をすると左右差がなくなる。

    痛くなった原因を探ると仕事が忙しく一日立ちっぱなし、まだ30歳代半ばで筋トレをしているそうだが腹部と背部の筋肉のバランスが良くない。腰椎の自然な湾曲が浅いなどが考えられた。明日は仕事に行けると喜んでお帰りになった。

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  • Posted by へんせき at 23:45Comments(0)運動器疾患

    2019年02月10日

    冷えと重いバッグで肩の不調

    2月9日、東京地方は小雪が舞い日中も気温0度くらいで今年一番の寒い1日だった。時々治療に来ている50歳代の女性から急に左肩に力が入り難く少し痛みもあると治療依頼があった。

    経緯を聞くといつもはショルダーバッグと手提げに分けて荷物を持っているが今日は雪が舞って傘を差したので、荷物をショルダバッグにまとめて左肩にかけていた。片道1時間の通勤、行きは何ともなかったが帰りの途中から症状が出てきた。

    おそらくいつも以上の負荷をかけたのと寒さで筋肉が硬くなっていたのが原因ではないかと思われた。

    肩は動かせるが力が抜けるような感じで肩上部に圧痛点がある。圧痛部の反対側に3番鍼で5か所鍼をすると圧痛が肩井付近から肩峰付近に移動した。もう一度反対側に鍼を刺す。肩の動きがよくなるがまだもわっとした違和感が残っている。

    もう一度圧痛点をしらべると左の肩甲骨の上、肩甲骨の内縁、首の側面にある。冷えが考えられるのでここに施灸した。すると違和感がすーっと消え力も入るようになった。最初に比べて10→2へ改善した。最後に左H6H4の井穴刺絡をするとさらによくなり治療終了する。

    ショルダーバッグは右、左と交互にかけてバランスを取っている人はほとんどいない。意識して上下、左右、前後のバランスを取るような体の使い方を工夫することも考えたい。

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  • Posted by へんせき at 22:35Comments(0)運動器疾患

    2019年01月13日

    背中が痛い 腹横筋の痛みか?

    60歳自営業の男性。奥さんの紹介で来られた。12月下旬から背中(腎臓の裏位の部位)が痛くなった。痛くなるのは長時間椅子に座っているときや高いところのものを取ろうとしたときなどでじっとしていればそれほどでない。安心のためコルセットをしている。

    何かのきっかけで痛くなったのではないので内臓からの背部痛を疑ったが腹診をしても特に圧痛はない。患者さん曰く、11月に前立腺がんが見つかりその検査で内臓はすべて検査したが異常はなかった。

    動診をすると前屈で背中に突っ張りを感じる。この2ヶ月で体重が4kg増加したとのことなので体幹部のインナーマッスルが弱っているのかと思い仰臥位で息を吐きながらお臍を背中にくっ付けるような動作をしてもらうと背中に激痛の痛みが出た。

    治療はF4井穴刺絡をすると背中のツッパリ感が取れた。次に百会の刺絡で体幹部を締める動作での痛みが半減した。この患者さんは42歳の時高血圧で倒れ入院(その時の血圧280/180mmHg)、それから7年後に腎臓移植を受け現在も免疫抑制剤や降圧剤など7種類の薬を飲んでいる。

    前立腺は悪性度が低いものの手術を勧められているそうだ。F3を2回刺絡してH6の井穴刺絡。最後に腎兪にお灸をして治療終了する。体の重苦しさも取れて楽になったと喜ばれた。


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  • Posted by へんせき at 22:27Comments(0)運動器疾患

    2018年12月12日

    出張先でぎっくり腰

    出張で東京に来て仕事も終わり帰る日の朝、ホテルのベットで起き上がれなくなった。少し落ち着いてきたのでコルセットを巻きホテルを出て調布飛行場に向かう途中看板を見て来院された30歳代の男性。

    予約なしだったので15分しか時間が取れず十分な治療ができないかもしれない旨了解してもらい治療を始めた。ここまで歩いて来られたので重症のぎっくり腰ではないが、前屈や靴下を履く動作で痛みがひどい。これまで何度かぎっくり腰を経験している。

    内臓からの腰痛は横に置いて、体制神経の腰痛に絞りF4→F5と井穴刺絡をすると動作痛が半減した。もう一度繰り返すとさらに痛みが減った。患者さんは指の治療をしてどうして腰の痛みが楽になるのかと質問された。

    時間がないので次に百会の刺絡をするとほとんど痛みが取れて腰を回したりひねったりしても大丈夫。首もよく回り肩も軽くなった。とても喜ばれ帰路につかれた。

    この症例のように少数穴で短時間に改善するものばかりならいいのだけれども‥‥。


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  • Posted by へんせき at 00:01Comments(0)運動器疾患

    2018年10月07日

    鍼一本で治ったストレッチによる肩痛と視力回復

    週1回ダンス教室に通っている40歳代の女性。3週間ほど前に教室でストレッチをやった。(手を腰の後ろで組み、前屈をしながら手を背中の方に持ち上げる)その時ギクッとなり右肩上部に痛みが走り、そのあと首から後頭部の髪の生え際まで痛みが出るようになった。

    発症から1週間経ってもよくならないので整形外科を受診した。画像に異状なく湿布を2週間分出されたがよくならず来院された。鍼治療は初めてで教室の仲間も興味を持っているとのこと。

    痛みがひどくなる動作をしてもらった。(肘を肩の高さまで上げ肘の角度を90度に保ち手首を回す。これはダンスでやるポーズのひとつ)まず私が彼女がやったストレッチをまねして一番ストレスがかかる部位を確かめてみた。そこは肩甲骨と背骨の間の筋肉。患者さんのその部位を調べ圧痛点を探し、そこを軽く押したまま痛みが出る動作をやってもらうと痛みを感じない。そこでパイオネックスを貼り再度同じ動作をしてみても全く痛みが出ない。

    本人は不思議そうに何度も確かめるが痛みは出ない。本人曰く『この三週間の痛みは何だったのか?こんな簡単によくなるとは?』治療時間はここまで5分、時間が余っているので他に何かないか聞くと、最近右眼の視力が落ちているとのこと。

    視力検査表で確かめると左は1.5で正常。右は0.8でくっきり見えないという。首の側屈で少し凝り感もあるので目と同時に首の症状も取るためF5→H5井穴刺絡をしてもう一度視力検査表を見てもらうとクッキリ見えるという。視力も1.2になっていた。右眼左目何度も確かめていたがやはりよく見えるとそうだ。

    肩の痛みも視力もまたもとに戻るかもしれないのでその時はすぐ連絡してもらうことにして治療終了する。



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  • Posted by へんせき at 18:17Comments(0)運動器疾患

    2018年07月22日

    体重増加による足のむくみと膝痛

    半年ぶりに来られた50歳男性。一週間前起床時に布団の中で左ふくらはぎに激痛を感じ起きれなくなった。奥さんにマッサージをしてもらったらいくらか痛みが治まり起き上がったところ、今度は左膝が痛くなり何かにつかまらないと歩けなくなった。

    この患者さんとは20年以上の付き合いだが、20歳代から肥満気味で最近特に太ってきた。身長は180㎝くらいあるが体重120~130kgはいくら何でも重すぎる。運動を勧めスポーツジムにも入ったが仕事が忙しくほとんど行けてない。移動も車が多く運動不足は明らかである。

    BMIが30を超えると自分の体なのに自然な動きが出来なくなるようだ。もちろん体脂肪が低く筋肉を鍛えている人はそんなことはない。来院時は杖を突き足を引きずっていた。脛から下のむくみもひどく30分前にはいた靴下のゴムの後がくっきりと残っていた。

    正座不可、しゃがみ込みもできない。仰臥位で膝を少し抱え込む状態での痛みを指標に治療をする。この年齢では膝の関節が壊れていることはないだろうが、この体重では将来のリスクは大きい。膝蓋骨を動かすと固まってはいない。足の指から足首までの圧痛点を探しパイオネックスを貼り膝を立てかかとをお尻の方に動かす運動鍼を2分くらい続けた。

    次に痛みのあるラインF1F6井穴刺絡をして膝の可動域をチェックすると最初より改善している。次はベットに腰を掛け頭部完骨の下の圧痛点2か所に置鍼して膝をぶらぶらさせる運動鍼をする。さらによくなる。むくみの治療でH5F5井穴刺絡を2回する。突っ張り感が減る。パイオネックスをはがして歩いてもらうと少しぎこちないものの杖なしで歩ける。

    8月末で仕事が一段落するのでそれから本気で減量と筋力強化に取り組んでいくようお話しして治療終了。


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  • Posted by へんせき at 23:00Comments(0)運動器疾患

    2018年06月27日

    激痛の五十肩一回の治療で大幅改善

    40歳代の男性。左肩の痛みが激しく、左腕がほとんど動かせない状態で来院された。一週間前から左腕に若干違和感があったが二日前から肩が急激な痛みに襲われて夜も痛みで何度も起きた。

    二日続けて鎮痛剤を飲んで湿布をしたがこのままでは日常生活に支障をきたすので何とか痛みを取って欲しいとのこと。思い当たることはないかと聞くと、1か月前から腕立て伏せをやっていたとのこと。違和感が出てからは中止している。

    五十肩と五十肩に似ているが違う病気を説明しながら肩の動きを調べる。すべての方向の可動域が制限されている(前45度、横20度、後ろ20度)。ポケットに手を入れる動作できない。耳を触れない。右肩を触れない。可動域を少しでも超えて動かそうとすると痛みが走る。寝るときは腕の置き場に困るとのこと。

    治療は左手の井穴を1か所ずつ刺絡しながら肩の様子を診ていく。前方挙上が90度まで改善する。次に左肩の前面と側面の圧痛点4か所に施灸をして、肩甲骨の周囲の硬結に鍼をして緊張を緩める。鍼灸治療は初めてなのでドーゼオーバーにならないようにこれで終了する。患者さんは肩が軽くなったと喜ばれた。肩4か所にせんねん灸をするように指示。

    五日後に2回目の治療。前回治療から3日目に痛みと可動域が急によくなってきた。手が顔から頭まで動くようになった。睡眠時の痛みもなくなった。可動域を調べると前方挙上は180度と正常。側方挙上は90度まで。後方は左右とも差がなく正常。初診時出来なかったポケットに手を入れる動作など出来るようになっている。今日は日常生活にほとんど不自由がないと言う。

    左のH4H6H5井穴刺絡をすると側方挙上も耳まで挙がるようになった。手を後ろに回し親指を背骨に沿って上にあげていくと左右で10センチほどの差があるが前回よりずいぶんよくなっている。肩のリハビリとお灸をもうしばらく続けぶり返さないか様子を見てもらうことにした。


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  • Posted by へんせき at 00:10Comments(0)運動器疾患

    2018年05月20日

    坐骨神経痛による臀部の激痛

    中国在住50年、3年前日本に帰ってきた70歳代の男性。もともと慢性の腰痛はあるが二週間前から左の臀部に激痛があり太ももの後ろに痛みが走る。立っていれば痛くないが座ると痛い。歩いているとだんだん痛みがひどくなる。ベットで体位を変えたりトイレで力んだりすると激痛が走る。

    半年くらい前に腰痛がありその時は動画を参考に井穴刺絡をしてよくなったが、今回は3回してもよくならないので来院された。立位で圧痛点を調べると右会陽の外側に激痛点がある。そこにハペパッチを貼って反対側に4か所鍼をする。何とか座ってもらいF4F5に井穴刺絡をする。

    少し痛みは引いたが体を動かそうとすると痛みが出る。百会と左右の3か所の刺絡でまた少しよくなる。圧痛点のところは硬結になっているので一旦ハペパッチをはがし運動鍼をやり再度ハペパッチを貼って治療終了する。

    3日後2回目の治療。前回治療の翌日痛みがぐっと減り(10→2)階段も手すりを持たずに登れるようになった。確かに今日は椅子にも座れるしベットでの体位変換も軽い痛みはあるがスムーズにできる。痛みの原因は筋力低下にあるようで、仕事を辞めてから体を動かすことが少なくなったそうだ。

    臀部やハムストリング、体幹部の筋力をつける必要性をお話ししてしばらく様子を見ることにした。


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  • Posted by へんせき at 16:24Comments(0)運動器疾患

    2018年04月06日

    五十肩(肩関節周囲炎)の刺絡治療

    先月鍼灸学校を卒業した50歳代の女性。昨年末から左肩関節が痛くなりだんだん可動域が狭くなってきた。おそらく五十肩だと思い学校の先生に相談したり、近所の鍼灸院に何度か通院したがよくならない。

    それで刺絡の勉強も兼ね前橋から3時間もかけ治療に来られた。五十肩ではないかと来られる患者さんのなかで、割と短期間で症状が取れるものと治療に時間がかかるものがあり、私見として真正の五十肩は簡単ではないと思っている。

    この方の五十肩は本物、中程度。発症から約4か月経過して痛みはひどい時からはやや良くなっているが関節の動きは日常生活に支障あり。どの方向に動かしても痛みが出るので井穴を一つずつ刺絡して肩の様子がどう変わるか見ていき、その後痛みが出る姿勢で圧痛点を探す。

    この圧痛点の中で痛みや動きと関係するところに鍼や灸、円皮鍼などで治療するが人により反応が違う。私は糸状灸をよくする。可動域の大幅な改善はできなかったが、動きはスムーズになり肩から上腕部のだるさはよくなった。

    五十肩のリハビリ体操を数種類指導して、自宅で刺絡とせんねん灸の治療をしばらく続け様子を連絡してもらうことにした。


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  • Posted by へんせき at 19:44Comments(0)運動器疾患

    2018年03月18日

    ランナーのハムストリング痛

    大学陸上部で短距離走をやっている男子学生。数日前の練習中に左足大腿後側のハムストリング部に違和感を感じた。このまま練習を続けていると肉離れを起こすかもしれないと思いトレーナーに診てもらった。

    トレーナーから筋肉が硬くなっているのでマッサージだけでなく鍼治療を勧められて来院された。普通に歩いたりジョギングでは問題ないがダッシュをすると軽い痛みと違和感を感じる。

    予約なしで来られたため空き時間が15分しか取れず実際ダッシュさせての痛みと治療後の効果確認が十分できず、基本的な治療だけして後でダッシュした後の感じを報告してもらうことにした。

    違和感がある部位はハムストリングスのなかでも大腿二頭筋、右側と比べて明らかに筋緊張を認める。治療効果はストレッチをした時の感覚を指標にした。左F3→F5→F4井穴刺絡。硬結部三か所にハペパッチを貼る。これだけでタイムオーバー。

    昨年2回同部位の肉離れを起こしているという。おそらく左右の使い方が悪く左右にアンバランスがあると思われる。筋トレの専門家を紹介して筋肉の使い方や弱い部位の鍛え方など一度診てもらうことを勧めた。

    翌日、違和感が減った旨電話がありもう一度時間を取って治療することにした。



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  • Posted by へんせき at 20:21Comments(0)運動器疾患

    2018年02月28日

    超健康優良高齢者の肩痛

    後期高齢者の仲間入りをされた女性。筋トレのジムで時々ご一緒するのだがどこも悪いところがなく、皆にうらやましがられてる。運動は週に3回テニス教室に通い、筋トレは週に4回定期的に続けられている。食欲旺盛、睡眠も夜中一度も起きることなく朝を迎え、薬やサプリの世話にもなってない。

    そんな彼女が数日前から右肩から上腕部が痛くなった。最初痛くなったのは起床時で、目が覚めた時腕枕をしていた。どうも自分は無意識にその恰好をしているようだという。その姿勢をすると痛い。またテニスでサーブやスマッシュの姿勢で痛みが気になり思いっきり打てない。日常生活には支障ない。

    治療は痛みが出る姿勢を取り痛みのラインを調べる。メインは三焦経で大腸経も少しかかっている。H4で変化なし。H6で少し良くなり、H5で70%改善する。残っている痛みに対して痛みが出る姿勢で圧痛点を調べ3か所に鍼治療をする。さらによくなる。ラケットを振ってみると普通に振っても大丈夫。試合で思いっきりやった時どうか?

    この方のように普段から体を動かしている人は軽い刺激で症状が改善する。一般的に年齢が上がるにつれだんだん体を動かすことが億劫になり、運動を勧めてもやらない言い訳をすることが多くなる。運動に限らず他人がその人の代わりに何かできるかというとそれは無理。そのことはしっかり自覚するべきだ。


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  • Posted by へんせき at 23:22Comments(0)運動器疾患

    2017年12月09日

    交通事故後遺症による腕のだるさと指先のしびれ

    停車中に後ろから追突されて腕のだるさと指先のしびれが続いている50歳代の主婦。事故直後は何ともなかったが一週間してから症状が出てきた。最初は左首から腕にかけ痛みとしびれが出て特に首を動かすと症状がひどかった。かかりつけの漢方薬局で治打撲一方を処方され1ヶ月飲んだところひどい痛みはなくなったが指先のしびれと腕のだるさは取れず、鍼を試してみようと来られた。

    手のひらを上にして物をもったり本を読んだりしているとだんだん痺れが出てくる。痺れが出た状態で肘の内側を指で押すと痺れがひどくなる。左手の全井穴を順に刺絡していくと1指と5指のしびれが軽くなる。次に2~4指の先端を刺絡する。

    追突事故では首の後ろよりも前や横を痛めていることが多いので胸鎖乳突筋を調べるとひどい圧痛はないが左側は筋肉が固くなっている。そこを鍼で緩め、最後に百会とその左側を刺絡する。手のひらを上にして肘を曲げる動作をしてしびれの出方を調べると治療前は10秒で出たのが5分に延び程度も軽くなった。

    11月29日初診、その後12月1日、5日と治療して本日は腕も指先もほとんど気にならなくなったそうだ。昨日重いものをもってしばらく歩いていたら少ししびれたが日常生活では問題ないという。次は1週間、2週間と間隔を空けてぶり返さないか様子を見ることにした。



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  • Posted by へんせき at 22:50Comments(0)運動器疾患

    2017年11月01日

    フラダンスの特訓で股関節痛

    フラダンスの発表会が明後日に迫った60歳代の女性。一週間前から練習時間が増え少し無理をしたせいか、3日前から右の鼠径部が痛くなり本人曰く股関節の脱臼かもしれないと。10年ほど前に私の治療を受けたそうだが全く記憶がない。

    痛みの具合は歩いて体重がかかると痛い。ダンスでつま先立ちをして膝を外に開く動作がとても痛いという。パトリックステストで右に痛みが出る。

    右F2F5井穴刺絡をして歩いてもらうと痛みがなく、フラダンスの動作でも痛みが消えた。しかしパトリックステストではまだ痛みが残っていて左右差がある。右肝経と胆経を調べると外踝の下と恥骨の外端に圧痛がありここにパイオネックスを貼る。もう一度パトリックステストをすると左右差がなくなっている。

    血圧を測ってみると177/93と高い。深呼吸をしてもう一度測ると164/85。H6F4井穴刺絡をしてみると156/85と収縮期血圧が少し下がった。近所なので鼠径部の痛みがぶり返したらすぐ来てもらうことにして、血圧はしばらく朝と寝る前に自宅で測定して様子を見ることにした。


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  • Posted by へんせき at 23:14Comments(0)運動器疾患

    2017年08月14日

    肩の痛みと肘の痛み

    仕事帰りに時どき立ち寄る食材店でのでエピソード。レジを済ましたとき顔見知りの店員さんが肩が痛いと言う。安静時は問題ないが右肘を屈曲させて肩を外転しようとすると三角筋部が痛くなる。上着に袖を通すような動作が辛いそうだ。痛いところは三角筋の大腸経ライン。

    右H6を圧迫して同じ動作をすると少し楽になるのでパイオネックスを貼る。合谷にも圧痛点があるのでパイオネックスを貼ってみると痛みが半減した。さらに大腸経ラインを調べると曲池に激痛点がある。ここに刺鍼して30秒ほど手技を加え抜針。痛みをチェックすると完全に取れていた。

    それを見ていた同僚の方が自分も右肘が痛いと言う。筋トレのハンマーカールの動作で肺経尺沢付近が痛い。この方は毎日仕事で包丁を使っているのでそれが原因かもしれない。合谷と魚際に圧痛がありここにパイオネックスを貼ってハンマーカールをやってもらうと痛みが10→4に減る。患部にも圧痛があるのでここに刺鍼すると痛みがすっかり痛みがなくなる。

    1か月以上続いていた痛みが二人ともあまりにも簡単に取れたので何度も確かめながらさっきまで本当に痛かったのにと不思議そうな様子。ふたりとも鍼治療は初めてで鍼灸治療に好印象をもっていただいた。


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  • Posted by へんせき at 19:45Comments(0)運動器疾患

    2017年07月27日

    整形外科で匙を投げられた臀部と下肢痛

    70歳の主婦。今年の1月から右臀部が痛み、太ももから足首の上までしびれが続いている。痛みは剣山で刺されたようなチクチクしたもので耐えがたいという。二週間ほど様子を見てから総合病院の整形外科を受診した。

    画像診断では軽いヘルニアがあるが手術するようなものではなく、鎮痛薬とブロック注射の治療となった。しかしいくつかの鎮痛薬を試しても効果がなくブロック注射も効かなかった。10日程前に医者から「効かないなら薬は止めましょう、申し訳ないが痛みは我慢してください」と言われたそうだ。

    脊椎外科の専門病院を受診してみようと考えていたところ姉から鍼灸治療を試してみるように言われ来院された。臀部の耐え難い痛みは手のひら位の範囲でじっとしていて痛い。腰を動かして痛みの増減はない。帯状疱疹に罹ったことはない。

    治療は最初右F4F5井穴刺絡をしたが効果なし。次に左の臀部へ即刺即抜の鍼を6か所してみるが効果なし。患部へは接触鍼少しいいと言う。軽い刺激ならハペロールはどうかと試したら痛みが減って10→8。右の足指や足甲に圧痛点がありパイオネックスを貼ってみたがいまいち。

    百会とその右斜め後ろ3cmの刺絡をするとさらに少し良くなり最初と比べ10→7。

    翌日2回目の治療。朝起きると前日よりもっと良くなっていて10→5。臀部の痛みのほかに右鼠径部が歩いたり椅子から立つときに痛くゆっくりとしか歩けないという。この痛みは臀部の痛みとは質が違うそうだ。右F2F6井穴刺絡をして歩いてもらうと歩きやすいという。F5でさらにいい。臀部の治療は昨日効果があった接触鍼、ハペロール、頭部刺絡。

    翌日電話があり、痛みはあるが楽になった状態が続いている。もうしばらく治療を続けたいとのことだった。


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  • Posted by へんせき at 00:04Comments(0)運動器疾患