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Posted by たまりば運営事務局 at

2016年11月27日

頚椎症性神経根症と高血圧や高脂血症

車の運転に従事している50歳の男性。二週間ほど前から右首~前腕まで痛みとしびれが生じ、今も続いている。あまりに痛みがひどいので一週間前に整形外科に行き診察を受け頚椎症性神経根症と言われた。鎮痛剤を飲んで牽引を3回してが全く変わらないとのことで来院された。

症状は寝ている時は楽だが起きて動きだすと痛みしびれが出る。首を動かすと症状はひどくなる。首はどの方向に動かしても痛みが出るが特に右側屈、右振り向き、後屈がひどい。首を動かすと前腕の中ほどまでしびれる。赤ら顔でたばこの臭いもするので治療前に血圧を測ると220/120と非常に高い。

右H1からH6まで順に井穴刺絡をしながら効果があるツボを調べる。H5H6がいくらかいい。次に右足F1F6F4井穴刺絡でF4でやや変化する。しかし1~2割の改善で満足いくものではない。血圧が高いので左のH6F4と百会の刺絡をして再度血圧測定すると190/110。最後に頸部のEAP。

患者さんには整形で鎮痛剤の変更と首のカラーをお願いし、内科で血圧と血液検査をするようにお話しして治療終了。その後2回治療して痛みしびれは最初の半分くらい改善したが、血液検査の結果は肝機能、腎機能、血糖値すべてひっかかり血圧は即薬が処方された。毎日酒4合たばこ20本、今のところまだやめる気配はない。

今後運動器の治療に加え内臓の治療を追加しなければいけないが、生活習慣を見直すことに本気で取り組むかどうか少しずつ説得していこうと思っている。


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  • Posted by へんせき at 15:43Comments(0)運動器疾患

    2016年11月17日

    心臓がドキドキ、動悸がして息苦しい

    60歳主婦。8月から動悸が始まり今も一日5~10回くらい起こる。夜中も動悸を感じ1~2回目を覚ますとのこと。8月中旬に24時間ホルダー心電図の検査をして、PCA(上室性期外収縮)が頻発している。頻拍時にST低下が認められるが、薬物治療の必要はないと言われている。

    ドキドキを感じている時に心電図を取った時に正常だった時もあり、自覚と心電図が一致しないこともある。初回の治療はH3→H1井穴刺絡で呼吸が深く入るようになり、H6で胸が広がる感じだという。治療中動悸を感じることはなかったが、自宅で動悸がした時にピソマで指先の刺激をするようにして様子を見てもらうことにした。

    5日後2回目の治療。前回治療後動悸の回数はいくらか減ったが、昨夜9時くらいからひどくなり1時間に1回くらい起こっている。動悸が始まると精神的に不安感が募り胸が苦しい感じがする。昨夜は睡眠薬を飲むタイミングを失して一晩中眠れなかったそうでそのためかもしれない。

    今も動悸を感じていると言うので脈拍をとると80で乱れはない。簡易心電計でも乱れはない。おそらくPACが起こっている時とそうではないが動悸を感じている時があると思われる。H3→H5→H6→F4井穴刺絡ををしたが途中で動悸は治まった。他に便秘、左母指関節症、肩こりに対して井穴刺絡と頭部刺絡で対処。自宅でH3H6のピソマ刺激を次回治療までやっていただくことにした。


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  • Posted by へんせき at 23:18Comments(0)呼吸・循環器

    2016年11月09日

    脊柱管狭窄症と診断され気分が落ち込んだ主婦

    横浜の鍼灸師A氏から紹介された70歳代の主婦。今年の6月、重いものを持ったときに腰に痛みが走り腰がまっすぐ伸ばせなくなった。そのあと右臀部から大腿後側部が痛くなった。整形外科にいって診察を受けたら脊柱管狭窄症と診断され、骨粗しょう症もあるのでビスホスホネート製剤を処方され今も飲んでいる。

    今の状態は慢性的に背中に重い感じが残り、歩いたり立ったりしているとだんだん臀部から大腿部が痛くなってくる。時々痛みで目を覚ますこともある。薬を飲んでも痛みは軽くならずこのまま治らないのではないかと気分が晴れないとのこと。

    腰の動診をすると後屈、左右へのひねり、左右側屈で痛みが出る。虫垂炎手術痕と帝王切開手術痕を調べると前者に1か所後者に5か所の圧痛点がありパイオネックスを貼ると背中のツッパリ感が軽くなる。F4→F5→F2井穴刺絡で痛みは70%取れる。右委中の圧痛点にパイオネックスを貼り、百会の刺絡をするとさらによくなった。

    脊柱管狭窄症といわれ狭窄が治らない限り痛みはよくならないのではないかと思って気持ちが沈んでいたが、痛みは楽になることを実感して精神的に安心したとのこと。散歩や腰痛体操を提案して治療終了。


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  • Posted by へんせき at 22:02Comments(0)運動器疾患

    2016年11月07日

    血栓性外痔核と帯状疱疹の前兆?

    毎月1回健康管理のために来られる60歳代の女性。4日後に四国へお遍路に行く予定になっている。1週間前に1日中座って作業をしていたせいか急に肛門が痛くなった。市販の座薬を数日使ったがよくならないので昨日クリニックでステロイド入りの座薬をもらってきた。医者の診断は血栓性外痔核で二週間くらいでよくなるだろうとのこと。

    いまの状態では長時間歩くことが辛いので鍼灸治療でもう少し早くよくならないかとの相談。痔疾にはいくつかの特効穴があるので試してみることにした。いちばん有名なツボは百会だがその前にF4井穴刺絡をするといくらかいい。次に長強、会陽付近の圧痛点にお灸。患部がほんのりとあったかくなる。最後に百会の刺絡を30滴すると痛みが軽くなったそうだ。百会は直接灸が効く場合も多く多壮灸がいい。

    出発の前日もう一度来られてこの分ならお遍路に行けそうだとのことで、再度同様の治療をした。


    60歳男性。この方も時々健康管理に来られている。昨日夕方から急に頭頂の左側がピリピリ、チクチクしだし、一晩たってもよくならない。帯状疱疹かもしれないので、いま皮膚科に行ってみた。発赤や水泡は出ていないので様子見しかない、頭皮に異常が出たらすぐ来るように言われたそうだ。

    H5F5の井穴刺絡をしてどうなるかやってみることにした。直後に痛みは変化なし。ところが2時間くらいしてから痛みがなくなりそれが4時間ほど続いていると夜電話があった。もし明日痛みが再現していたら来てもらうことにした。


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  • Posted by へんせき at 20:15Comments(0)皮膚疾患