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Posted by たまりば運営事務局 at

2016年03月29日

五十肩・右肩と腕が痛くて上がらない

健康食品会社に勤めている50歳代の女性。昨年11月くらいから右肩と腕が痛くなりだんだん上がらなくなった。福岡の稲舛先生が上京された時に一度診てもらい肩のアレルギーかも知れないと言われたそうだ。来院時右の胸鎖乳突筋にハペパッチを一枚貼ってあった。コレステロールがやや高く3年前に帯状疱疹を患っている。

肩の動診をするとどの方向に動かしても痛みが出る。可動域も前方側方とも水平までしか上がらない。首を動かして肩や腕に痛みはでないが、首が凝ってスムーズに回らない。

アレルギーの五十肩か確かめるために左F5→右F5→左H5→右H5と井穴刺絡。右のH5が少しいいくらいでアレルギーではないような感じ。痛くなった11月以前に何か肩に負担がかかることがなかったかお尋ねすると、7月に転びそうになって右手を着いたときに肩がギクッとなった。その時は痛かったが2~3日で痛みはなくなった。

よく経験することだが頑固な五十肩は痛くなる1~3ヶ月まえに何か肩に外的な障害を受けていることが多い。この患者さんもそのタイプではないかと思う。痛みが出る部位は上腕の前と後ろ、経絡は肺経、大腸経、小腸経。H1H6H4井穴刺絡をして痛みが出る姿勢で肩、上腕の圧痛点にパイオネックスを貼る。胸鎖乳突筋の圧痛と肩の痛みも関係しているのでそこにはハペパッチを貼る。首肩の凝りは百会の刺絡で楽になる。

リハビリ体操を2種、ハペパッチ、遠赤美人の温罨法を自宅でやるよう指示して治療終了。1週間後2回目来院時に激痛がなくなったと喜ばれた。稲舛先生ご紹介ありがとうございました。

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  • Posted by へんせき at 21:29Comments(0)運動器疾患

    2016年03月19日

    非結核性抗酸菌症・痰が絡んだ咳が止まらない

    咳と痰が続いている60歳代の女性。6年前に非結核性抗酸菌症と診断され2年弱抗生物質を服用して菌は検出されなくなった。しばらく咳痰も軽くなり落ち着いていたが、2年前からまた咳と痰がひどくなった。病院の検査では今回菌は確認できず、咳止めの薬も効果がなく現在はマクロライド系の抗菌薬を飲んでいる。

    25年前に子宮頸がん手術、10年前からリュウマチで金製剤服用。今年1月右坐骨神経に帯状疱疹発症、皮膚科とペインクリニックを受診して現在は神経痛もなく治っている。

    ずっと抗生物質を飲んでいるせいか胃腸の調子が悪く食欲がない。体重も10キロ減って現在33kg。初回の治療はH1H3井穴刺絡、どちらも息が深くなる。さらにF3(これは吸気改善のため) 胃腸の交感神経を抑えるためにF1F6井穴刺絡。胸部には多数の圧痛点があるので接触鍼と温灸。背部兪穴に8分灸をして治療終了。治療中もずっと咳込んでこれでは体力が消耗されると思った。

    5日後2回目の治療。治療後3日間は幾分咳痰ともに軽くなった。食欲も少し出たが昨日からまたない。井穴刺絡は前回に左腰が2日前から痛いと言うのでF4を追加。交感神経を抑制するためにH6。前回今回とも血圧が100以下なので低血圧予防のためH5も行う。胸部にはテルミーをかける。

    1週間後3回目。咳は初診時の半分くらいに減って楽になった。食欲はあまりない。腹部を触診するとチャポチャポと胃内停水がある。治療は前回に順じる。胃内停水もなくなる。初診時に比べると治療中咳の出る回数、せき込んでいる時間が明らかに減っている。治療は上手く行っているのでもう少し継続していくことにした。

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  • Posted by へんせき at 23:39Comments(0)呼吸・循環器

    2016年03月08日

    虫歯でないのに歯が染み痛む

    一ヶ月ほど前に50歳の女性公務員の方が歯の痛みが取れないと言って来院された。今までの経緯は1年半前に虫歯の治療を受けたその直後から歯が染みていつまで経ってもよくならなかった。歯医者は虫歯の治療は問題なく画像でも異常はない。神経に近いところまで削っているのでしばらく経過を見ようとのことだった。

    しばらくして別の歯医者に診てもらったが、やはり虫歯治療に問題はないとのことだった。当院に来る1ヶ月前にもう一度は医者を変えて診てもらったところ知覚過敏と診断されその治療を受けた。歯の染みは80%よくなったが今度は痛みがひどくなった。

    この方は過去に原因不明の腹痛や腰痛でしばらく休職して、いろいろな治療を受け結局抗うつ剤でよくなったことがある。今回も何かそのような精神的なことも関係しているかも知れないと思い治療にあたった。

    痛い歯は左上の第一大臼歯、じっとしていても痛いが食べるときはさらに痛みが増す。歯を直接下から上に押してみると痛いと言う。歯茎を押しても痛くない。上歯なのでH6井穴刺絡、口腔内の症状なので左F1F6の井穴刺絡。これで歯を押してみるといくらか軽くなっている。交感神経を抑えるためにF4と百会の刺絡をして、左頬の圧痛点1か所にパイオネックスを貼って治療終了する。

    3週間後に来院されて治療の二日後に痛みはほぼ無くなり生活に支障なくなった。せんねん灸を続けているとのこと。今日は首凝り、腰痛、生理不順(更年期)の治療を希望された。

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  • Posted by へんせき at 23:13Comments(0)不定愁訴・体調管理