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Posted by たまりば運営事務局 at

2018年09月28日

ピアノ発表会の後に発症した咳喘息

プロの演奏者ではないがピアノの指導者として時々演奏会をやっている50歳代の女性。9月1日に演奏会を終え仲間内で食事会をした。夜中激しい胃痛で目が覚めた。明け方までに激痛は治まったが鈍痛が残った。そのうち全身に蕁麻疹が出たがお昼ぐらいには自然に引いた。

一週間後後鼻漏と咳が出てきた。熱や体のだるさもなかったが耳鼻科を受診した。抗生物質、咳止め、抗アレルギー薬などが処方され3日飲んだが改善の兆しがなく咳がいっそうひどくなったので呼吸器内科を受診した。

そこで咳喘息と診断され吸入薬を中心にした薬が出された。それから10日経ち症状はだいぶ楽になったが、息が深く入らず胸骨あたりで止まっている。また咳はなにかのはずみで出るとしばらく止まらない。しかし水泳やカーブスで運動しているときには治まっている。来月合唱団の発表会が予定されていて今の状態では歌えないので何とかしてほしいとのこと。

ピアノ発表会までは根を詰めて練習した(交感神経の興奮状態)無事終了ほっとしてそれをきっかけにいろいろな副交感神経異常興奮の症状が出てきた。

吸入薬はステロイドと交感神経刺激薬が配合されている。心臓に影響することもあるので井穴刺絡でチェックしてみた。H1井穴刺絡で呼吸に変化なし左H3井穴刺絡で楽になる。右もやるとさらによくなる。もう一回H3をやるとまたよくなった。やはり心臓が少し疲れているようだ。

次にH5F5と副交感神経を抑える治療をするともっと良くなった。もう1回やったがそれ以上の変化はない。胸骨の上に圧痛があるのでそこにハペパッチを貼って治療終了する。最後に副交感神経を異常興奮させる誘因をお話しし生活を一度見直ししてみることをお勧めした。


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  • Posted by へんせき at 21:47Comments(0)呼吸・循環器

    2018年09月10日

    慢性心不全による息切れ

    心臓の弁の機能が落ち慢性心不全症候群といわれている80歳代の女性。速足で歩いたり階段を昇ったりすると息切れがする。今年の夏は異常な暑さのため外に出ることも少なく足腰も弱ったようだと言う。

    弁は大動脈弁と僧帽弁が悪くなっているが積極的な治療はしていない。井穴刺絡では心臓の治療にH3H1H2H5F5H6F4を適宜選択する。呼吸の深さを指標に左H3→右H3を2回やった後H2をやると胸の重苦しさも楽になった。

    寝つきが悪く最近は毎晩短時間型の睡眠剤を飲んでいるとのことなのでF4H6百会の刺絡をする。首肩がすっきりしたそうだ。来院の時は自宅から20分くらいかけて途中1回ベンチで休みゆっくり歩いて来るが帰りは途中休まないでいい。

    心臓の治療には適切な運動が効果的と言われている。それは酸素利用能力を上げる薬はなく運動が唯一の方法であるからだ。どのような運動をどのくらいやるかは専門家に相談して効果がでるような運動処方をしてもらうといい。


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  • Posted by へんせき at 19:55Comments(0)呼吸・循環器