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Posted by たまりば運営事務局 at

2015年08月24日

急性虫垂炎に井穴刺絡とお灸・ピソマ

昨日往診先で、障がい児の介護をしている50歳のお母さん。お子さんの治療を終った後で、前日からお腹が痛いので自分も診て欲しいと言われた。前日おへそからみぞおち部が痛く、吐き気と食欲不振。今日になり痛みが右下腹部に移動した。虫垂炎ではないかと仰る。

熱はない。お腹を診ると右下腹部(マックバーネー点)は軽く触れるだけで顔をしかめるくらいに痛む。昨日からの経過も考えると急性虫垂炎の疑いが強い。痛みが軽くなるか治療してみることにした。左F1F6→右F1F6井穴刺絡で軽く触れることは出来るようになるが少し圧をかけると痛い。H6井穴刺絡をして気海に直接灸を10壮。歩くのが楽になり痛みが少し減る。

日曜当番医で消化器科を捜しそこに行ってもらうことにした。夕方本人から電話があった。診察の結果虫垂炎の疑いが強いので市民病院に移され血液検査とCT検査で急性虫垂炎と診断され即時入院と言われたが、子供たちのことがあるので点滴をした後一時帰宅したところ。これから病院に戻るが手術の可能性は50%、手術回避のために何かできることはないかとのお尋ね。

おそらく抗生物質の点滴になると思うが、ピソマでF1F6H6F4を可能な限り刺激するように指示した。今日夕方また電話があり、微熱はあるが痛みはだいぶ引いてきてこのままなら手術しなくていいが1週間入院して薬物治療をすると医者から言われたとのこと。もっと早く帰れるようにピソマを続ける。


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  • Posted by へんせき at 22:31Comments(0)胃腸・消化器

    2015年08月11日

    三叉神経痛と肋骨打撲

    糖尿病治療中の70歳女性。毎週卓球教室に参加して運動もやっている。七月下旬に右のこめかみから頬にかけてビリビリする痛みが走るようになった。以前にも同じような痛みを経験していてその時は三叉神経痛と診断された。

    今回は糖尿の薬を飲んでいるのでこれ以上薬を増やしたくなく、鍼灸治療で対処したいとのことで来院された。初診は痛みが出てから一週間後、ビリッとするとしばらく痛みが続くがこめかみをぐっーと圧迫すると痛みが和らぐそうだ。

    治療は側頭部、頬を巡る経絡H4、H5、F5、F6の井穴刺絡。側頭部髪の毛を分けて痛みが楽になるポイントに長めのパイオネックスを貼り、頬にハペパッチを貼る。五日後2回目の治療、痛みの頻度が減る。食べ物を噛み始めたとき、歯磨きをしようとした時などで他は痛くなく薬は必要ない。

    四日前に卓球練習中に卓球台で右胸を打ち、最初は痛くなかったがだんだん痛くなり寝返りや、咳などで痛みが増幅する。少し痛みが出る姿勢を取らせ圧痛点を探すと5点見つかる。パイオネックスを貼ると痛みが半減した。骨折はしてないようなので自宅で三日間パイオネックスを貼りかえるように指示して治療終了。

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  • Posted by へんせき at 22:33Comments(0)脳・精神・神経

    2015年08月06日

    手術を断り悪性黒色腫(メラノーマ)と12年共生

    腰痛治療に来られた70歳の男性。お話をしているうちに自分は12年前から癌と共存していると仰る。とてもお元気そうに見えるので詳しく聞いてみると、生まれつき左の脇下にほくろがあった。それが12年前どんどん大きくなって皮膚科を受診したら、皮膚がんの可能性があるとのことで大学病院を紹介された。検査の結果皮膚がんでも最もたちの悪いメラノーマと診断され手術を勧められた。

    手術をすれば命は助かるだろう。しかしリンパ節郭清するので左腕に障害が残ったり、リンパ浮腫の可能性も指摘された。左手が使えなくなると仕事が出来なくなるので手術は断った。抗がん剤では完治は望めず副作用で苦しむだけだと思いそれも断った。

    何か病院の治療以外に方法はないか、図書館や本屋で調べた。癌に効くという情報元に片っ端から連絡してみたが、どういうふうに効いたかデータを見せてほしいと言うとどこもあやふやになった。その中で一か所データを公開し信頼できそうなところを見つけ微量元素の栄養療法をすることに決めた。

    1年ほどは変化がなかったが、ある時ほくろの表面の色が薄くなっているのに気付いた。それから1年して干しぶどうほどの大きさになりさらに1年後米粒大にまで小さくなった。その後現在に至るまで大きさに変化なく、増殖する気配はないとのこと。

    がん細胞も元は自分の細胞、あまりに悪者扱いして攻撃するよりもがん細胞が住みにくい環境を作りおとなしくなってくれたらそれでいい。それより何が原因でがん細胞が増殖してくるのか、そこを曖昧にしていては医療が進歩しても患者が減ることはないだろう。

    病気の治療法に三法ある。①標治法 ②根治法 ③本治法 風邪の治療を例にとると ①は発熱に解熱剤を投与する ②は菌やウィルスを特定して抗菌薬、抗ウィルス薬を投与 ③は発病しないよう体力をつけるため皮膚を鍛える、睡眠栄養の管理をする。すべての病気①と②だけでは治療と病気の追いかけっこになるだろう。

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  • Posted by へんせき at 22:23Comments(0)