たまりば

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2018年04月28日

がんの骨転移による腰痛

80歳代の女性。1ヶ月ほど前から腰が痛くなり近所の整形外科を受診して3週間毎日牽引に通い、注射や鎮痛剤を服用したがまったくよくならないと言って来られた。レントゲンも2回撮ったが特に異常はないと言われたとのこと。

二日連続して治療したが変化がない。話を伺うと6か月前に肺がんの手術をして現在定期的に通院して検査をしているとのこと。前回の検査では脳のMRI検査で異常なし。2日後に骨シンチの検査があるとのこと。治療してもまったく変化がないのは病歴からがんの転移が考えられるので、そのことをお話しして検査の後異常がなければもう一度治療することにした。

4日後連絡があり残念ながら腰椎に骨転移が見つかり放射線治療を提案されたそうだ。今後放射線治療の副作用が出たときには鍼灸をしたいとのことだった。このように治療しても上手くいかないときは裏に悪い病気が隠れていないか疑い見逃さないようにしなければいけない。数回治療して効果が感じられないときは検査を勧めたり他の治療を提案するのも大切だ。

1回の治療ですっと治る腰痛もある。50歳代の知人女性。4日前から左の腰が痛くなった。お風呂で温めるといくらか楽になるとのこと。動診をすると左側屈と背屈で少し痛く左へのひねりで一番痛い。井穴刺絡をする。F4効果なし→痛いところに鍼をするが効果なし→F2F6で効果あり、あれっというくらい良くなる→百会の刺絡でほぼ完治。連休明けにもういちど診ることにした。


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  • Posted by へんせき at 21:59Comments(0)

    2018年04月13日

    過敏性腸症候群と診断されたが‥‥。

    都立病院で過敏性腸症候群と診断された50歳代の男性。昨年夏くらいからおなかの調子が悪く、12月から粘液便が始まりおなかが張って苦しくなった。1月に都立病院を紹介され胃大腸内視鏡検査、CT検査、血液検査をして大きな病変は認められず過敏性腸症候群と診断された。

    整腸剤や漢方薬を処方されたが一向によくならず、だんだん悪化しているように感じている。とにかくおなかが張る、ガスが異常に発酵しているのではないかと言う。また40年前にした盲腸手術の癒着が何か影響しているのではないかとも言う。

    おなかを診ると下腹部が膨れカチカチで普通のおなかではない。右の下腹部や右季肋部の下には押して痛みがある。腹水が溜まっているのではないかと思ったが、CT検査をしているので除外して治療することにした。

    F1F6、F2F6井穴刺絡をして変化なし。胃経の圧痛点にお灸をして、背部兪穴に鍼治療をするがおなかの張り感や圧痛にほとんど変化がない。盲腸手術痕の圧痛点にパイオネックスを貼り百会の刺絡をして治療終了する。

    3日後に2回目の治療。おなかの張り感が上腹部の方へも上がって来ているようで起床後が一番苦しいという。おなかの膨れ具合や圧痛は前回とあまり変わりはないが、このおなかの感触は普通でないので治療は止めてすぐに知り合いの消化器内科医に診てもらうことにした。

    夕方連絡があり、腹水が溜まっていて原因を探らないといけないのでかかっていた都立病院に紹介状を書いてすぐ行ってもらったとのことだった。翌日本人から電話で造影CT検査で膵臓に異常が見つかりそのまま検査入院になったと連絡があった。

    この患者さんのように必要と思われる検査を受けて来院されていても、いつもと違う何か変、治療をしても全くよくならないなどのことがあればもう一度重大な病気が隠れていないか調べてみるよう勧めることをためらってはいけない。


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  • Posted by へんせき at 21:07Comments(0)胃腸・消化器

    2018年04月06日

    五十肩(肩関節周囲炎)の刺絡治療

    先月鍼灸学校を卒業した50歳代の女性。昨年末から左肩関節が痛くなりだんだん可動域が狭くなってきた。おそらく五十肩だと思い学校の先生に相談したり、近所の鍼灸院に何度か通院したがよくならない。

    それで刺絡の勉強も兼ね前橋から3時間もかけ治療に来られた。五十肩ではないかと来られる患者さんのなかで、割と短期間で症状が取れるものと治療に時間がかかるものがあり、私見として真正の五十肩は簡単ではないと思っている。

    この方の五十肩は本物、中程度。発症から約4か月経過して痛みはひどい時からはやや良くなっているが関節の動きは日常生活に支障あり。どの方向に動かしても痛みが出るので井穴を一つずつ刺絡して肩の様子がどう変わるか見ていき、その後痛みが出る姿勢で圧痛点を探す。

    この圧痛点の中で痛みや動きと関係するところに鍼や灸、円皮鍼などで治療するが人により反応が違う。私は糸状灸をよくする。可動域の大幅な改善はできなかったが、動きはスムーズになり肩から上腕部のだるさはよくなった。

    五十肩のリハビリ体操を数種類指導して、自宅で刺絡とせんねん灸の治療をしばらく続け様子を連絡してもらうことにした。


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  • Posted by へんせき at 19:44Comments(0)運動器疾患