2023年06月24日
突発性難聴による聴力低下と耳鳴り
70歳代の主婦。8年前に耳鳴りと耳閉感で耳鼻科を受診して突発性難聴と診断されたがステロイド薬が合わず1回で服薬を中止した。結局聴力は戻らず耳鳴りも残った。その後2年半雑誌で見た難聴専門の治療院2ケ所で施術を受けてきたがよくならず補聴器を使い始めた。
当院に最初に来た5年半前の聴力は低音から中音部50㏈、高音部70㏈くらいだった。そのころは血圧も高く上が160~170㎜Hgくらいで背中が凝り息苦しさも訴えていた。2年半治療を続け低中音40㏈高音部60㏈、耳鳴りは最初の半分くらいになり血圧も上140~150㎜Hgとなり少し落ち着いてきた。
このころコロナの流行もあり治療をしばらく中止することになった。それから2年経って久しぶりに連絡があり3か月まえに補聴器を失くし耳鼻科で検査してもらうと特に左は障害者手帳を申請できるくらいに悪くなっていた。そこで当院の治療で劇的な改善はしなかったが少なくとも悪化することは防げていたと気付き右耳の悪化を防ぐためにも治療再開したいとのことだった。
高齢者の耳鳴り、難聴は病的な部分と生理的なものが合わさっていて若いときのようになるのは無理。急性期を過ぎれば薬もほとんど効かない。鍼灸治療でできることは自律神経の調節、首や側頭部の凝りを取ること、血行を良くすることなど。また有酸素運動や耳周囲のツボへのマッサージを組み合わせると効果が期待できる。やる気になれば自宅でできる養生はいくつもある。
治療の限界は説明して先ずは3か月治療し聴力が上がるか耳鳴りの程度が軽くなるか試してみることにした。

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当院に最初に来た5年半前の聴力は低音から中音部50㏈、高音部70㏈くらいだった。そのころは血圧も高く上が160~170㎜Hgくらいで背中が凝り息苦しさも訴えていた。2年半治療を続け低中音40㏈高音部60㏈、耳鳴りは最初の半分くらいになり血圧も上140~150㎜Hgとなり少し落ち着いてきた。
このころコロナの流行もあり治療をしばらく中止することになった。それから2年経って久しぶりに連絡があり3か月まえに補聴器を失くし耳鼻科で検査してもらうと特に左は障害者手帳を申請できるくらいに悪くなっていた。そこで当院の治療で劇的な改善はしなかったが少なくとも悪化することは防げていたと気付き右耳の悪化を防ぐためにも治療再開したいとのことだった。
高齢者の耳鳴り、難聴は病的な部分と生理的なものが合わさっていて若いときのようになるのは無理。急性期を過ぎれば薬もほとんど効かない。鍼灸治療でできることは自律神経の調節、首や側頭部の凝りを取ること、血行を良くすることなど。また有酸素運動や耳周囲のツボへのマッサージを組み合わせると効果が期待できる。やる気になれば自宅でできる養生はいくつもある。
治療の限界は説明して先ずは3か月治療し聴力が上がるか耳鳴りの程度が軽くなるか試してみることにした。

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加齢黄斑変性症・視力検査表に影が見える
風邪の後に耳鳴りが始まる
頭部刺絡による視力、瞳孔の改善
中心性漿液性網脈絡膜症・目の中心に黒い暗点が出る
目が痛い・角膜潰瘍・角膜に傷
突発性難聴 ステロイド薬と鍼治療
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Posted by へんせき at 23:49│Comments(0)
│感覚器疾患
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