2021年09月01日
複視(滑車神経麻痺)ものがダブって見える
複視とはものを見たとき上下、左右、斜めなどにずれて二つにダブって見えることで、片方の眼球の動きが悪くなって両眼で見たとき視線のずれで起こる現象だ。
ぎんなん治療院の紹介で来られた50歳代の男性。二週間ほど前に突然発症した。朝起きて何か変だなと感じ階段を降りようとしたとき階段が交差して見え手すりにつかまり恐る恐る降りた。疲れかなと思いしばらく様子を見ていたがよくならないので眼科を受診した。その後神経内科と目の神経専門医の診察を受け左目の滑車神経麻痺と診断された。
治療としては特別のものはなく半年から1年で自然回復を待つということだった。薬はビタミンB12のみ。しかし現状では仕事もできないし車の運転もできないので少しでも早く回復可能か稲舛先生に相談して井穴刺絡をやってみたいということで当院を受診された。関連は不明だが発症二日前にコロナワクチンの二回目の接種をした。
過去に目の病気としては左目の中心性漿液性網脈絡網膜症を4年前に発症して半年ほどで自然治癒するも今も時々症状が出るとのこと。
治療はむくみの体質があるとのことでH3F3井穴刺絡。H5F5井穴刺絡で回りが明るく見えるとのこと。左右F2F6井穴刺絡をするがダブって見える症状は変わらない。最後に玉枕と山元式頭皮鍼の滑車神経の部から刺絡して治療終了する。
翌日2回目の治療。昨日帰り道で階段のずれが少し小さくなっているのに気付いた。そして今朝明らかに交差が減っていると感じた。昨日と比べて10→6~7くらいに改善した。このままよくなっていくのか、またぶり返すのか分からないが週3ほどの治療を続けてみることにした。
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ぎんなん治療院の紹介で来られた50歳代の男性。二週間ほど前に突然発症した。朝起きて何か変だなと感じ階段を降りようとしたとき階段が交差して見え手すりにつかまり恐る恐る降りた。疲れかなと思いしばらく様子を見ていたがよくならないので眼科を受診した。その後神経内科と目の神経専門医の診察を受け左目の滑車神経麻痺と診断された。
治療としては特別のものはなく半年から1年で自然回復を待つということだった。薬はビタミンB12のみ。しかし現状では仕事もできないし車の運転もできないので少しでも早く回復可能か稲舛先生に相談して井穴刺絡をやってみたいということで当院を受診された。関連は不明だが発症二日前にコロナワクチンの二回目の接種をした。
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Posted by へんせき at 17:52│Comments(0)
│脳・精神・神経
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