たまりば

  健康・ダイエット 健康・ダイエット  調布市 調布市

2015年10月09日

目の周りのピクピクが再発した

昨年の夏、目の周りの痙攣で治療した40歳代の女性。その時は眼科と脳神経外科を受診して器質的な異常はないと言われて来院された。二回の治療でよくなった。原因は目の疲れと首の凝りと思われた。

さてその後ずっと調子はよかったが、今年の二月にまた症状が出て治るのに3ヶ月ほどかかった。あまりに長く続くので気分が落ち込んだとのこと。10日前に右下まぶたがピクピクし始め、それが翌日右上まぶたにさらに左上まぶたにも広がってきた。また長引くと困るので少し遠方だけども思い切って来院された。

ピクピクの他に目の症状としては目が乾く、光が少し眩しい。しかし瞬きはふつう。首を前に傾けるとピクピクが出やすいような気がすると言う。治療前の問診中にもピクピクしている。

痙攣が起きたら知らせるように言って眼精疲労の治療右のF2井穴刺絡から始める。30分経っても起きないのでこれで様子を見ようかと言うと、たまたま止まっているだけでこんなに簡単に治るわけがないと言う。首が凝っている(特に後屈で痛い)ので後頭部に二カ所刺絡をして胸鎖乳突筋の圧痛点にパイオネックスを4個貼る。

治療終了まで痙攣は起きなかった。おそらくこのまま痙攣の頻度が少なくなっていくと思うが三日後にもう一度来ていただくことにした。

にほんブログ村 健康ブログ 鍼灸(はり・きゅう)へ
にほんブログ村  

  • Posted by へんせき at 23:59Comments(0)脳・精神・神経

    2015年08月11日

    三叉神経痛と肋骨打撲

    糖尿病治療中の70歳女性。毎週卓球教室に参加して運動もやっている。七月下旬に右のこめかみから頬にかけてビリビリする痛みが走るようになった。以前にも同じような痛みを経験していてその時は三叉神経痛と診断された。

    今回は糖尿の薬を飲んでいるのでこれ以上薬を増やしたくなく、鍼灸治療で対処したいとのことで来院された。初診は痛みが出てから一週間後、ビリッとするとしばらく痛みが続くがこめかみをぐっーと圧迫すると痛みが和らぐそうだ。

    治療は側頭部、頬を巡る経絡H4、H5、F5、F6の井穴刺絡。側頭部髪の毛を分けて痛みが楽になるポイントに長めのパイオネックスを貼り、頬にハペパッチを貼る。五日後2回目の治療、痛みの頻度が減る。食べ物を噛み始めたとき、歯磨きをしようとした時などで他は痛くなく薬は必要ない。

    四日前に卓球練習中に卓球台で右胸を打ち、最初は痛くなかったがだんだん痛くなり寝返りや、咳などで痛みが増幅する。少し痛みが出る姿勢を取らせ圧痛点を探すと5点見つかる。パイオネックスを貼ると痛みが半減した。骨折はしてないようなので自宅で三日間パイオネックスを貼りかえるように指示して治療終了。

    にほんブログ村 健康ブログ 鍼灸(はり・きゅう)へ
    にほんブログ村  

  • Posted by へんせき at 22:33Comments(0)脳・精神・神経

    2015年05月30日

    吐き気と首の痛み(頚性めまい)

    40歳代の女性会社員が吐き気と首の痛みで来院された。現在までの経過は昨年12月、食べると吐き気がするので胃腸科で胃カメラ検査をするが異常なし。今年の1月になり前記症状とともに首の凝りがひどくなり吐き気が治まらず、今度は整形外科を受診して漢方薬を3種類処方されたが治らない。

    4月に脳神経外科を受診してCT検査を受けるが異常なし。ビタミン剤、吐き気止め、漢方薬をもらい飲んでいるが治らず吐き気と首の痛みが辛く仕事にも支障が出ている。ここの医者は頸性めまいと言っている。めまいは回転性ではなくフワフワ感のめまい。鍼灸治療にも5回通ったが効果がなかった。

    仕事はパソコンを使った事務職で一日中首の後ろに鈍痛と重苦しさがあるがパソコン作業で辛くなる。来院時軽い吐き気があり首はじっとしていて重苦しく、動診では左側屈、左振り向き、後屈、右斜め前屈、左斜め後屈で左後ろ首の付け根が痛む。

    H5、H6、H4、F4、F5の井穴刺絡で少しよくなったがはっきりよくなった実感がない。百会と左の百会の刺絡でもいまいち変化が乏しい。そこで後屈するときに胸鎖乳突筋が伸展されるので前頚部、側頚部を調べると激痛点が4点ありそこにパイオネックスを貼ると首の動きがスムーズになり痛みが軽くなる。

    腹診で左上腹部に圧痛がありそれは左F1F6でよくなる。最初にあった吐き気も止まっている。これで治療終了し次回は一週間後となる。

    前回治療後丸一日首の痛みは楽だったがその後また痛くなった。吐き気はほとんど止まっている。今日は先ず目の治療と首の関係を見ることにした。右F2F6井穴刺絡と後頭部2点刺絡で10→7と変化。胸鎖乳突筋を調べ左5点右2点にパイオネックスを貼る。痛みが7→2と楽になりツッパリ感を訴える。左F1F6井穴刺絡と百会の刺絡で終了。

    仕事の都合で週1回しか来られないので、眼精疲労のセルフケアとシリコン吸角カップでの首のセルフケア、頚部圧痛部へハペパッチの貼り方を指導して次回来院まで続けていただくことにした。

    にほんブログ村 健康ブログ 鍼灸(はり・きゅう)へ
    にほんブログ村  

  • Posted by へんせき at 22:59Comments(2)脳・精神・神経

    2015年05月18日

    発症原因がはっきりしない橈骨神経麻痺

    50歳代の主婦。二日前の夜歯を磨こうとしたら右指に力が入らず歯ブラシを持ちにくく上手く磨けなかった。翌朝も手が動かなので整形外科を受診し橈骨神経麻痺と診断され、低周波治療とビタミン剤の服薬を指示された。

    当院来院時の状態は右手の甲が水平まで挙がらない。(この病気のいちばんの特徴である下垂手) 指が広がらない。1指2指の水かき付近と前腕撓側にしびれ感。字が上手く書けない。握力が落ちている等。日常生活に支障があるとのこと。

    通常橈骨神経麻痺は怪我以外では上腕部や脇を圧迫したことが原因で、腕枕をしてうたた寝をしたり椅子の背もたれで上腕部を圧迫したりバスタブの縁で腕や脇を圧迫して寝てしまったとか何か思い当たることがあるものだがこの方はそれが全くない。夕食の準備、歯を磨く少し前にお風呂に入った時には何の異常もなかった。

    治療効果の指標は①手首の動き②指の動き③感覚異常④握力を診てけばいい。通常①から④の順に回復していく。初回の治療H1H6H5井穴刺絡と前腕上腕の筋硬結部にEAP。腹部を触診すると両季肋部に圧痛があるので右F2F6左F1F6井穴刺絡。首こりがあるので百会刺絡。手首の動きに目立った変化はないが腕のはばったさが取れた。

    二日後2回目の治療。手の甲がもったりした違和感がある。手甲が水平まで挙がるようになる。指は充分広がらないが初診時より動くようになっている。3・4・5指の動きも悪いので今日はすべての指の刺絡とEAP。五日後3回目の治療。手甲が水平より20度ほど挙がる。昨日から右上腕の内側が痛いと言うが、この痛みは井穴刺絡で完全に取れたので驚かれた。しびれ感はまだ残っている。

    一週間で3回治療したが順調に回復しているように思われる。ご本人も改善を自覚されもう少し治療継続すればよくなりそうだと喜んでお帰りになる。

    にほんブログ村 健康ブログ 鍼灸(はり・きゅう)へ
    にほんブログ村  

  • Posted by へんせき at 20:22Comments(0)脳・精神・神経

    2015年03月23日

    後頭神経痛による首と後頭部の痛み

    二週間前から急に左耳後ろの首から後頭部が急に痛くなった70歳代の主婦。血流をよくする漢方薬を飲んでいるがよくならない。1年半ほど前に同じような症状で鍼治療をしたら1回でよくなったのでまた試してみようと来院された。

    痛みは断続的にじっとしていて皮膚の浅い所が痛い。カルテを見ると前回は左H4H5と左F4F5の井穴刺絡をしている。今回も経絡的には三焦経、小腸経、胆経、膀胱経と考えられる。自発痛があるが、圧痛点も探してみる。左頚部に5点後頭部に2点の圧痛点のうち頚部2ヶ所にハペパッチを貼ってみる。

    貼ったままでしばらくお話をしているうちに自発痛が軽くなってきた。そこで左H4H5井穴刺絡をすると痛みがほとんどなくなった。そのままで10分くらい経過したが痛みはぶり返さない。血圧が高いのでH6と百会の刺絡をして治療終了。

    家族のことで強いストレスがあるとのことなのでそれが一因になっているのかもしれない。

    にほんブログ村 健康ブログ 鍼灸(はり・きゅう)へ
    にほんブログ村  

  • Posted by へんせき at 21:15Comments(0)脳・精神・神経

    2014年12月26日

    低音障害型感音性難聴と不眠症

    61歳女性。11月15日左耳に軽い耳閉感を覚える。20日ブーンという低音の耳鳴りを感じる。21日近所の耳鼻科を受診して低音障害型感音性難聴と診断されプレドニン30mgとイソバイドでの治療が始まった。28日には耳鳴りも治まり低音域の聴力も回復した。

    ところが2日後プレドニン10mgを飲んでいるにもかかわらず耳の閉塞感と耳鳴りが始まった。12月1日総合病院の耳鼻科を受診したところ左低音域の聴力が低下していた。(125Hzー45㏈ 250Hzー55㏈ 500Hzー30㏈) 再度プレドニン30mgとイソバイドの治療が始められた。

    鍼灸治療に来られたのは11日、その時の聴力は125Hz-35㏈ 250Hzー35㏈ 500Hzー20㏈といくらか改善していたが耳鳴りと詰まる感じが続いていた。他にはステロイド剤の副作用か血圧が150/90mmHgくらいに上がっていた。不眠症も気になり11月からマイスリーを12月になりメイラックスを飲んでいた。

    治療は不眠症、血圧上昇などがあったので交感神経抑制のH6F4を中心にH3や百会の刺絡と頸部の凝りを緩める治療を4日続けた。その結果血圧は安定してきた。耳閉感と耳鳴りは10→7となったがまだ気になると言う。18日に聴力検査をすると11日よりいくらかよくなっていた。(125Hz-30Hz 250Hzー30Hz 500Hzー10㏈)

    血圧が安定してきたので19日の治療からH5F5井穴刺絡をメインに治療をする。また前日から紅斑が顔を除くほぼ全身に出てきたと言う。どうも薬疹と思われたの総合病院で診てもらうように指示し、翌日から自宅でH5F5井穴刺絡をやっていただくことにした。22日耳鼻科と皮膚科受診の後来院された。

    低音部125Hz-15㏈ 250Hzー15㏈と改善。皮膚科で薬疹と診断されステロイドの塗り薬と抗ヒスタミン剤を処方された。耳鳴りはほとんどなくなり今日は頭がブーンとする。降圧剤は止めているが、イソバイドも止めてみることにされた。治療はH5F5を2回、照海、手三里に灸。

    26日耳鼻科での聴力検査で125Hz-250Hzともに10㏈。皮膚の紅斑もイソバイドを中止して急激に改善した。耳鳴りが少し残っているが気にならないレベルまでよくなっている。不眠症は当院受診以後ずっと薬を止めているが眠れていると言う。年末年始の休業になるのであと一週間1日おきに自宅で井穴刺絡をするようにした。

    にほんブログ村 健康ブログ 鍼灸(はり・きゅう)へ
    にほんブログ村
      

  • Posted by へんせき at 21:07Comments(0)脳・精神・神経感覚器疾患

    2014年12月02日

    眼瞼痙攣と言われたが眼瞼下垂・眼精疲労?

    一年半前に神経内科で眼瞼痙攣と診断された73歳女性。10年前から目がショボショボしていたが生活に不自由はなく過ごしていた。4年前と3年前に脳梗塞でそれぞれ1週間入院した。現在も降圧薬と抗血栓薬を服薬し2ヶ月に一度通院している。

    1年半くらい前に瞼が開きにくい状態になったので通院している脳外科に相談したら神経内科を紹介され眼瞼痙攣と診断された。ボツリヌス毒素療法を1回したが効果なく、その後リボトリールなどの薬を試したが効果がなかった。この数か月涙が増えてきた。

    今年の2月まで約1年間週に2回中国鍼の治療を受けたが目や瞼の症状はほとんど変化がなかったとのこと。患者さんは待合室で目を閉じたままお待ちになっている。目を開けていただくと右の上まぶたが下がっている。左右を比べると右がより開けにくいと言う。一般的に眼瞼痙攣の患者さんは瞬きが多く、左右差はあまりないがこの方は瞬きはほとんどない。

    脳梗塞の後遺症はほとんどないが顔を見ると右が若干下がっているように見える。右まぶたが下がりだしたのは脳梗塞の後からだと言うので脳梗塞が関係しているのかもしれないと思った。今まで診た眼瞼痙攣の患者さんと何か違う感じがするので眼瞼痙攣に詳しい眼科医を紹介して一度診察を受けてみるように勧めて治療に入った。

    治療は自律神経では副交感神経を抑え、眼精疲労や表情筋の緊張を取ることにした。左のH5は指輪が固いので、右H5と左右F5井穴刺絡。これで目が少し開けやすいと言う。右F2F6井穴刺絡、目の周囲の圧痛点にパイオネックス左右6個でさらにいいと言う。頭部刺絡をして治療終了。右の瞼も最初より上がっているのを確認した。

    次回は3日後に自宅で娘さんが治療できるように指導することにした。治療した印象では右は脳梗塞の後遺症、左は右をかばうための眼精疲労ではないか?眼科医の診断も待ちたい。

    にほんブログ村 健康ブログ 鍼灸(はり・きゅう)へ
    にほんブログ村

      

  • Posted by へんせき at 23:03Comments(0)脳・精神・神経

    2014年10月12日

    発症後1年3ヶ月の片側顔面痙攣の鍼灸治療

    60歳主婦。1年3か月前に左まぶたのピクピクから痙攣が始まり左側口元やほおに広がっていった。大学病院でボツリヌス毒素療法か神経血管減圧術の手術を提案されたが決心がつかず、発症6か月から漢方薬を飲んだ。一時的に痙攣が軽くなったが元に戻りこの2ヶ月は中止している。

    現在痙攣はほぼ間断なく続いて人前に出るのが億劫。他の症状として痙攣と同時に起こった耳鳴り、眼精疲労、熟睡感がない等がある。片側顔面痙攣は自然緩解率が2~3%と低い疾患だ。鍼灸治療では手術やボツリヌス毒素療法のような副作用はないが、完治できる保証もない。

    患者さんには「痙攣を軽くすることはできると思うがご本人が満足できるレベルまでよくなるかは分からない。5回治療して変化がなかったら他の治療を考えましょう。」とお話しして治療を始める。初回はF6H5F5井穴刺絡、頭頂部2穴に鍼、左頚部の凝りに対して整神術。3日後2回目の治療。左首の凝りがとれ楽になったが痙攣はあまり変わらない。井穴刺絡に頭部刺絡4穴と頭皮鍼2ヶ所。胸鎖乳突筋にパイオネックス2個。

    4日後3回目の治療。顔を見て明らかに痙攣が減っているようなので経過を尋ねると、治療の後から痙攣の間隔が空くようになり半分くらい感じるとのこと。また体が暖かくなった。しばらく顔を観察していると痙攣の頻度も強さも初診時10から6くらいに軽減している。治療は前回に順じこの状態がどうなるのかもう少し治療を続けることにした。

    にほんブログ村 健康ブログ 鍼灸(はり・きゅう)へ
    にほんブログ村  

  • Posted by へんせき at 23:50Comments(0)脳・精神・神経

    2014年07月25日

    むずむず足症候群(薬物治療と井穴刺絡)

    58歳男性。1年半前にむずむず足症候群の症状が出て神経内科で「リボトリールやビ・シフロール」を使ったが効果がなく、別のところで超音波療法を数回やったら発症から3ヶ月ほどで治まった。神経内科医はそれは偶然でしょうとのことだった。

    今回2か月前からまた同様の症状が始まり今度は先ず超音波療法を4回やってみて効果がなく、神経内科でリボトリールを処方されたがやはり効かなかった。医者は今まで使ってないニュープロパッチを処方した。1週間ほど使っているがこれはよく効いて80~90%症状が抑えられているそうだ。

    この薬が効くのは分かったがずっと使い続けるのは抵抗があり井穴刺絡で薬の代用が出来ないかと来院された。稲舛先生の動画を見て自分でやってみたがどうしても血が出ないのでやり方を教えてほしいとの申し出である。自分でやっていただくとやはり出ないが、私がやってみるとそんなに出にくいこともなく充分出血する。

    1時間ほど指導して基本はH5F5で時にF4を1週間続けるように、しかし薬がよく効いているのでそれ以上に刺絡治療で効果があるかは疑問と伝え井穴刺絡がどのくらい効いているかは薬を一時中断して確かめるしかないとお話しした。

    三日後、電話があり自分では上手く出血できないが奥さんにやってもらっているとのこと。10日後にまた連絡があり1回薬を中止してみたら1日目は問題なかったが2日目にむずむずが出てきたそうだ。

    何が原因になっているのかお話を聴いていると、寝るのが朝6時くらいで起きるのが昼過ぎと生活が昼夜逆転している。文筆業でもう何十年もこの生活だそうだ。既往歴として25年前にかかった帯状疱疹の後遺症で体幹部に触るだけで痛みが走るそうでこれも出来れば治療したいとのこと。次の機会には頭部刺絡を覚えていただく予定。

    にほんブログ村 健康ブログ 鍼灸(はり・きゅう)へ
    にほんブログ村  

  • Posted by へんせき at 22:51Comments(0)脳・精神・神経

    2014年07月03日

    眼瞼痙攣(瞬きが増えて瞼がふさがる)

    40歳代の男性会社員。2年ほど前からまばたきが増えてきた。発症から2年経ったが瞬きの回数が増えたまに瞼がふさがるようになった。自転車や車は危ないので乗らないようにしている。目を細める動作はしにくく、瞬きのやり過ぎで目の周りが凝っているような感じがして後頭部の強張りを感じている。

    治療は最初神経内科で社交不安障害と診断され薬物治療を受けたが効果なく、1年前開業眼科医から大学病院を紹介され精密検査をうけ眼瞼痙攣と診断された。治療は抗けいれん薬が効かないのでボツリヌス注射を提案されたが副作用が気になって断った。

    体質は鼻炎や花粉症などのアレルギー体質で性格は緊張性とのこと。睡眠は6時間で視力は両眼1.0。治療はまぶしさと目を細めての瞬きの回数を指標に目の周りの緊張緩和、後頭部後頚部の筋緊張緩和、痙攣を和らげるための井穴刺絡で対処することにした。

    目の周囲のツボ4ヶ所に七分灸各3壮。6ヶ所にパイオネックスを貼る。次に右F2F6井穴刺絡。前頭部2ヶ所、後頭部2ヶ所に頭部刺絡。H5F5井穴刺絡。最後に肩こりに対して百会刺絡。治療段階ごとに指標のチェックをして症状の軽減を認める。どの位持続するかは不明だが自宅で足湯とピソマによる井穴刺激を一週間続けていただき次の治療をすることにした。

    眼瞼痙攣は発症の原因がはっきりせず治療法も確立していないので鍼灸治療で症状が緩和されるなら試して見られるといい。


    にほんブログ村 健康ブログ 鍼灸(はり・きゅう)へ
    にほんブログ村  

  • Posted by へんせき at 14:04Comments(1)脳・精神・神経

    2014年05月30日

    4ヶ月続いた眼瞼ミオキミアが2回の治療で止まった

    「瞼のピクピクが止まりました。本当にうれしい。」と言って治療室に入ってきた50歳の主婦。今年2月から左下まぶたのピクピクが始まり、一時も止まることなく続いている。眼科から大学病に回されMRI検査などするが異常なく、目薬、ビタミン剤を処方され続けていたがまったく止まらず先週から漢方薬も追加で出された。

    以前UPした私のブログで眼瞼ミオキミアが治った記事を読んで半信半疑ながら来院された。眼瞼痙攣や片側顔面痙攣ではないので2~3回で変化があると思うが5回やってみましょうと言って治療を始めた。初回はF2F6→H5F5井穴刺絡、変化なし。左F4井刺で変化なし。眼精疲労の治療で後頭部2ヶ所の刺絡。左目の周囲(晴明、球後、承泣、太陽)に0.10mm鍼を2~5mm刺入し5分置鍼。その場で変化なし。自宅で井穴のピソマ刺激と左目周囲2ヶ所のせんねん灸指示して終了。

    4日後2回目の治療。ピクピクは止まらないが少し程度が弱くなった気がするとのこと。やはり細かく動いている。治療はF2F6→H5F5→左H4H6井穴刺絡。外見上ややピクピクが弱くなった感じがするが本人の自覚は変化なし。後頭部2ヶ所の刺絡をして左目の周囲4ヶ所(攅竹、晴明、承泣、太陽)に灸点紙を貼って各2壮で治療終了。

    そして3日後の今日3回目の治療に来られた。前回の治療の帰路電車の中でピクピクが減ってきた。最寄り駅で降りて車で自宅に帰る途中で止まった。自宅に着いて鏡を見ても止まっている。不思議と思いながらまたいつ始まるかなと心配していたが夜1回10秒くらいピクピクしただけで今日までずっと止まっているとのこと。4ヶ月ぶりにピクピクの煩わしさから解放されて嬉しいと感謝された。

    この病気は本人が意識していなくともストレスが影響していることが多いように感じている。この患者さんも発症の頃息子さんの就職のことで心労があったそうだ。また眼鏡が合っているのか幸い宮下さんの所に近いので一度検眼に行ってもらう予定。患者さん曰く「瞼のピクピクに鍼灸が効くという発想は一般にはない。もっと多くの人に知ってほしい。」

    にほんブログ村 健康ブログ 鍼灸(はり・きゅう)へ
    にほんブログ村  

  • Posted by へんせき at 22:07Comments(0)脳・精神・神経

    2014年05月22日

    動悸を伴い早朝覚醒・不安感が強い症例

    20年ぶりに来院された40歳代の女性。3年前に父親が亡くなり、その後母親が元気がなくなり一人暮らしが心配なので昨年夏から同居した。それからしばらくして早朝目が覚めるようになりしかも動悸がするようになった。

    循環器科で異常がなく、精神科で漢方薬と頓服で安定剤を処方されている。ここ一か月母親の状態が悪く、不安感と動悸を伴う早朝覚醒が頻繁になったので鍼灸を試してみようと来院された。

    目が覚めるとその後は熟睡できずうつらうつらで起床時すっきりしてなく日中少し眠たい。ストレスで時々胃が痛くなることもある。お腹を診ると鳩尾部とお臍の左上部に圧痛がある。これは左F1F6及びF3井穴刺絡で楽になる。検査で心臓に問題はないようだけど試しに左H3井穴刺絡をしてみる。変化なし。早朝の症状はストレスにより自律神経の切り替えが極端になっているのではないか。

    交感神経抑制のH6F4で気分が楽になるという。不眠や精神安定のツボに8分灸をして最後に百会の刺絡で治療終了。自宅で足湯とピソマの井穴刺激、三陰交と失眠のお灸を続け10日後に次の治療をすることにした。

    にほんブログ村 健康ブログ 鍼灸(はり・きゅう)へ
    にほんブログ村  

  • Posted by へんせき at 16:06Comments(0)脳・精神・神経

    2014年05月12日

    排尿恐怖で自宅以外で用がたせなくなった女子高生

    中学2年くらいから学校で用が足せなくなった。(尿意がありトイレに入っても排尿できない) 親にも言えずにずっと我慢していたが高校1年の時母親に相談して病院に行った。検査をしても器質的な異常はなく精神的心理的な問題だろうと診断され、現在まで1年半ほど心療内科で安定剤と抗うつ薬の治療を続けている。学校に行けなくなったので通信講座で勉強をしている。

    排尿困難以外に高校生になってから片頭痛が起こるようになり、軽度の視線恐怖や動悸がある。自宅では1日10回くらいトイレに行くが、夕方から夜に出なくなりトイレで1時間くらい座っていることがある。

    排尿時は膀胱が収縮して尿道が緩み、畜尿時は逆の働きで畜尿排尿をコントロールしている。そこには自律神経が大きく関わっている。副交感神経が興奮して排尿が行われるので、器質的疾患がなく排尿がうまくできないのは ①副交感神経の働きが悪い ②交感神経が興奮している ③両神経の切り替えがうまくいかないかだろう。

    初診 F3F4井穴刺絡 失眠多壮灸 腰仙部に8分灸。体が温まりリラックスしたと言う。その場で排尿状態を確かめられないので次回報告してもらうことにした。3日後2回目の治療。昨夜すっきり出なくて1時間トイレに入っていた。頭痛はない。治療はF3H5F5井穴刺絡、百会刺絡、8分灸2壮を(三陰交、仙骨部、督脈上部3穴、中極) 失眠多壮灸。足湯とピソマでの井穴刺激、せんねん灸を指導。

    10日後3回目の治療。この間2回コンサートに行った。かなり緊張したが外出できた。外出中はトイレに行かなかった。自宅では割と出ている、トイレでH5をピソマで刺激するといいようだ。考え方が少しずつ前向きになってきたと言う。治療はH5F5井穴刺絡 百会の刺絡とお灸。就寝がAM1時、起床がAM10時くらいが多いと言うので自律神経は早起きによってセットされることを説明して足湯と自宅治療を続けるようにお話しする。

    にほんブログ村 健康ブログ 鍼灸(はり・きゅう)へ
    にほんブログ村

      

  • Posted by へんせき at 22:12Comments(0)脳・精神・神経泌尿・生殖器

    2014年04月28日

    不眠症から過敏性腸症候群と不定愁訴に井穴刺絡とお灸

    50歳主婦、昨年12月ストレスにより不眠症になった。今年1月心療内科に行き薬を飲んでだんだん眠れるようになったが、2月に入り突発性の下痢が続くようになった。消化器内科で過敏性腸症候群と診断され薬が処方された。

    現在下痢の回数は減ったが安定していない。他に体の中が突っ張った感じ、目がチカチカする、歯が浮く、咽喉が詰まるなどの自覚症状がある。7年前からストレス性の蕁麻疹治療で抗ヒスタミン剤を飲んでいる。昨年更年期によるホットフラッシュがあったが、自分で円皮鍼による井穴刺激治療でよくなった。

    お腹を触診して左F1F6井穴刺絡、後頭部2ヶ所と百会の刺絡で目と首の感じがよくなる。H5F5井穴刺絡をした後、下痢と神経症対策で三陰交、梁丘、中脘、大腸兪、胃の六つ灸、肩甲間の督脈の圧痛点に8分灸各3壮。自宅で井穴のピソマ刺激と前記のツボにせんねん灸を指示。

    一週間後2回目の治療。医者から調子がよければSSRIは止めていいと言われているので、自宅治療を機に止めてみた。安定剤も1日3錠を1錠にしてみたが眠れる。コロネルは続けているが下痢は軟便で1日3回以内、調子がいい日は1回となった。井穴刺絡は前回と同じ。自宅で井穴刺絡をやってみたいとのことなのでファインタッチの使い方を教えながらの治療。

    二日後眠れなかったと電話があった相反作用のせいかもしれないが、先ずは失眠のお灸をして眠れなければH6の井穴刺絡をするように指示する。また二日後電話があり眠れるようになった。H6はパートで忙しくした後にやると首や肩が楽になると報告を受けた。

    にほんブログ村 健康ブログ 鍼灸(はり・きゅう)へ
    にほんブログ村



      

  • Posted by へんせき at 22:10Comments(0)脳・精神・神経

    2014年02月12日

    いつまでも続く下まぶたの痙攣(眼瞼ミオキミア)の刺絡治療


    目の使い過ぎや睡眠不足でまぶたがピクピクすることは誰でも経験することで、通常2~3日のうちに自然に治る。しかし一か月以上も痙攣が続くと脳神経に異常があるのではないかと心配になったりする。先月2名の患者さんを治療する機会があり幸いお二人ともピクピクが止まったので治療経過を報告する。

    50歳会社員 女性。3週間前から右目の下瞼にさざ波のような細かい痙攣が始まった。時々ピクピクを感じるが痙攣していても自覚がない時も多い。鏡をみるとほとんど止まることがなく細かく動いていて気になるとのこと。1週間前かかりつけの内科医に相談したら「疲れかストレスでしょう。抗けいれん薬と漢方薬を2週間飲んで治まらなければ眼科を紹介します」と言われた。

    1週間薬を飲んでも変化がなく、このままでは眼科でボツリヌス注射になるかもしれないので鍼灸治療を試してみたいと思い来院された。痙攣部位は胃経と膀胱経。目に関係しているので右のF2F6F4の井穴刺絡をするが変化なし。目に関する頭部刺絡2ヶ所、承泣、球後にパイオネックスを貼るがあまり変化なし。お腹を触診すると胃と腎の部位に圧痛がある。これは左F1F3で軽くなる。初回はここで終了。

    三日後2回目の治療。ずっと変化ないとのこと。細かい痙攣は続いているがピクピクを自覚するのは日に5~6回くらい。足が冷えているので足湯をしてから治療開始。今日は右F2F6をしてからH5F5の井穴刺絡をする。瞼を観察しながらの治療だが、時々痙攣が止まっている。さらに後頭部の刺絡をして目の周囲3ヶ所にせんねん灸をする。その夜電話があり治療後30分くらいして鏡を見たらピクピクが止まっていてその後ずっと止まっているとのこと。

    10日後、ずっと止まっているが目の周りが少し変な感じがする。また何時痙攣が再発するかまだ心配だと言う。今日は首や肩の凝りが酷い。治療は前回に準ずる。今回の発症にはストレスが一番の原因と思われる。昨年元気だった父親が脳梗塞で入院、そのうち認知症が現れ介護施設に入る。だんだん自分を分からなくなる父を見るのが辛く大きなストレスになっているとのこと。

    もう一人は58歳男性。昨年暮れから左下瞼のピクピクが始まり最初は時々だったがだんだん頻度が増えピクピク感もひどくなってきた。発症後1か月後の来院で、痙攣の様子は上記の方のようなさざ波様の痙攣ではなくもう少し大きな痙攣でピクピクしている。止まっている時間もあるが痙攣が始まるとしばらく続きピクピク感も上記の方より強い。

    治療はF2F6H5F5井穴刺絡と頭部刺絡。目の周りを遠赤美人(遠赤外線の温罨法)、目の周囲のパイオネックスなど。治療開始2週間(治療回数4回)までは顕著な変化がなかったが5回目の治療をした翌日何となく痙攣が減ってきたような感じがした。その次の日明らかにピクピクの程度と回数が減って、翌日はピクピクを感じなくなった。また再発するかどうか経過観察中、自宅で井穴刺絡と遠赤美人を続けている。

    にほんブログ村 健康ブログ 鍼灸(はり・きゅう)へ
    にほんブログ村  

  • Posted by へんせき at 21:07Comments(0)脳・精神・神経

    2013年12月16日

    脳出血後遺症による半身のしびれ感と刺絡治療


    7月に脳出血を発症した50歳男性。出血部位は被殻。急性期の治療を一か月受けた後、リハビリ病院に転院して二か月治療を受け退院した。リハビリにより最初あった左手足の麻痺はほとんど回復したが、発症後1ヶ月経過したころから左半身(特に手足)に痺れ感を覚えそれが改善せずずっと続いている。

    現在血圧コントロールの薬を飲んでいる。しびれの薬も漢方薬や安定剤、ビタミン剤など試したが効果がなく病院ではこれ以上治療することは出来ないと言われたそうだ。麻痺や言語障害はないが今の状態がずっと続くのは嫌なので効果がありそうな治療を試してみたいとのことで来院された。

    一番辛い症状は手足のしびれ感だが他に左側の舌の感覚が変でゴムを噛んでいるような感じがするとか、明け方4時くらいに左ふくらはぎが引きつるなどの症状もある。治療は患側の手足の井穴刺絡をする。しばらくすると冷たかった手が右と同じくらいに温かくなった。しかししびれ感に変化なし。次に頭部の右感覚野の圧痛点を調べ頭皮鍼をする。20分ほど置鍼をしてしびれ感が変わるか様子を見る。

    最後に左足のこむら返りを予防するために左足にパイオネックスを3個貼って治療終了。慢性に経過している脳卒中の後遺症に対しては手足、頭部、眼窩などに効果的な治療点をどう探すかがポイントになる。難しい症例だが数回の治療でまったく効果がなければ他の治療法や医療機関を紹介しなければならない。



    にほんブログ村 健康ブログ 鍼灸(はり・きゅう)へ
    にほんブログ村  

  • Posted by へんせき at 19:58Comments(0)脳・精神・神経

    2013年10月06日

    20年続いているのどの異物感(梅核気 ヒステリー球)

    20年くらい前に顔面を強く打って鼻骨骨折をした。その頃からのどに異物感を感じるようになりずっと続いている40歳代の男性会社員。病院で検査をしても異常はないと言われているが辛いときは咽喉がつまり息が苦しくなることもある。

    過去に向精神薬の服用や扁桃腺の摘出手術をしたが異物感は取れなかったとのこと。いまマウスピースによる歯の矯正治療をしている。仕事は夕方出勤して早朝帰宅する生活。

    検査しても異常がない咽喉の異物感はほとんど精神的なものか神経の不調によるもので手術で治るとは思われない。しかし患者心理としては何とかしたいという気持ちも分かる。

    治療は①井穴刺絡による自律神経調節、体制神経調節 ②頭部刺絡や頭部刺鍼による感覚異常の調整 ③頸部や胸部の凝りや圧痛点に対する治療を行う。今日はいつもより症状が軽いそうだがH5F5の井穴刺絡がF1F6より楽になる。再度H5F5の井穴刺絡をして治療終了②③は次回やってみることにした。また鼻骨骨折も関係しているかも知れない。

    効くツボがはっきりすれば自宅でしばらく治療を続けるといい。



    にほんブログ村 健康ブログ 鍼灸(はり・きゅう)へ
    にほんブログ村  

  • Posted by へんせき at 21:24Comments(0)脳・精神・神経

    2013年09月18日

    眼精疲労による眉間の奥の痛みとうつ症状

    約一年半前から眉間から上前歯の奥にかけて重い痛みに悩まされている30歳男性会社員。痛みはパソコン作業や読書などで目を使うと酷くなるが、常に軽い痛みを感じている。

    5~6年前からうつ病を発症して抗うつ剤を服用していたが、一週間前から抗うつ剤は中止して現在は睡眠導入剤だけ飲んでいる。8月から休職しているが、仕事が一日中パソコンと向き合っているため目の奥の痛みが気になりもう続けられないと気分が落ち込んでしまったとのこと。

    本人曰く『過去3回うつ症状で休職しているせいか、会社を休むことへのハードルが低くなっているようだ。これではいけない。今回は眉間の奥の痛みさえ楽になれば出勤できる、働く意欲はある。今は気分の落ち込みもないが会社でパソコン作業をすると痛みがひどくなるので治療したい。』

    初回治療。現在感じている軽い痛みを指標にする。目の周囲の円皮鍼で効果なし。右F2、充分に出血できないせいか効果なし。頭部刺絡で10→5と少し楽になる。印堂、攅竹の刺絡をすると痛みはほとんどなくなる。

    3日後2回目の治療。治療後数時間は楽だったがその後元に戻った。昨日の夜は痛みが酷かったと言う。目を使わずに運動したり家事をしているとあまり気にならない。今日はH5F5の井穴刺絡と頭部刺絡をする。前回同様に治療後痛みはほとんどなくなる。ここで前回から気になっていた患者さんの眼鏡について『その眼鏡は上下の幅が狭いのでピントが合っていない可能性がある。一度きちんと検眼して眼鏡が合っているか検査してみたらどうか』と提案した。

    8日後3回目の治療。前回治療後、眼鏡を作るのは時間がかかると思い眼科を受診してハードコンタクトをつけてみた。コンタクトは軽い異物感と乾燥感があるが目の奥の痛みは鍼治療後と同じくらい痛みを感じないとのこと。眼鏡では文字を追うと1時間以内に痛みが酷くなるがコンタクトでは起こらない。

    この症例では合わない眼鏡による眼精疲労から慢性の痛みとなり、それがもともとあるうつ症状を呼び覚ましたと思われる。治療はこれで終了してしばらく様子をみていただくことにした。調子がよければ近いうちに復職できるだろう。眼鏡に限らず身に着けるものは慎重に選ぶ必要がある。

    にほんブログ村 健康ブログ 鍼灸(はり・きゅう)へ
    にほんブログ村

      

  • Posted by へんせき at 23:10Comments(0)脳・精神・神経

    2013年05月25日

    10年来の頭痛、片頭痛、頭皮違和感

    40歳代の主婦。右コメカミ部と頭頂部の痛みがほぼ毎日あり、月に数回は拍動性の片頭痛さらに右頭部の皮膚にムニュムニュとした違和感を毎日感じている。頭痛専門医の治療を5年受けている。

    初診時いま一番気になるのは右コメカミ部にこびりついたような痛みを感じている。首の動診をすると①左側屈と②左振り向きで右頚部に痛みと突っ張り感が出る。右H6で変化なし。右F5で①左F5で②がよくなる。

    目がよくないので前頭部と後頭部の刺絡をすると部屋が明るく感じると言う。右コメカミ部の痛みもほとんど感じなくなる。自宅でH5F5の井穴刺絡をしてもらうことにして治療終了。

    一週間後2回目の治療。偏頭痛は起きてない。頭部の痛みはよくなったが右側頭皮の違和感はよくならない。夜に強く感じる。この感じは皮膚に何かが張り付いているよう→血管が動いている→右を下にしていると皮膚が動いている→頭部に蛇行している1本の線を感じるなど。右の肩こりを感じる。肩こりと目の治療をして井穴刺絡はH5F5。

    それから5日後左の頭部にズキッと瞬間的な痛みを感じ始めそれが3日間続き頻度が増えたので電話で相談が来た。左のF4を追加するように指示したらそれで治まった。しかし右頭部のムニュムニュとした違和感は続いている。今の治療で頭痛は治まっているので今後はこの違和感を対象に治療法を考えて行く予定。

    にほんブログ村 健康ブログ 鍼灸(はり・きゅう)へ
    にほんブログ村  

  • Posted by へんせき at 22:32Comments(0)脳・精神・神経

    2013年02月21日

    脳梗塞後遺症による視床痛

    84歳男性、5年前に脳梗塞を発症しその半年後に障害側の右手足に痛み痺れが現われてずっと続いている。痛みはジンジン、ビリビリした痺れがひどくなり痛みとして感じるそうだ。特に手首足首から先の方がひどく感じる。

    過去に痛みの治療として星状神経節ブロック注射、麻薬系の鎮痛剤点滴、鍼灸治療など受けたがまったく効果がなかったと言う。現在は脳梗塞予防の為に抗血小板薬、降圧剤の薬物治療とリハビリをしている。痛みに対しては他に開頭しての電気刺激療法があるといわれたが年齢的に難しく今は特別何もしていない。

    視床痛は持続的発作的な代表的慢性疼痛であり難治性である。少しでも痛みと痺れが改善できないかと来院された。脳梗塞を発症された人は障害側が冷えていることが多く、この方もぬるめの足湯でも熱くて浸けていられないと言う。

    治療は肺気腫もあるので心臓、肺の交感神経抑制をして呼吸が深くなったことを確認して右側の井穴刺絡と百会及び左頭部刺絡。治療後しびれ感が2~3割減った。娘さん二人に自宅治療を教え足湯と共にしばらく続けていただき経過を知らせてもらうことにした。

    にほんブログ村 健康ブログ 鍼灸(はり・きゅう)へ
    にほんブログ村  

  • Posted by へんせき at 23:23Comments(0)脳・精神・神経