2022年09月01日
おなかと背中の痛み・膵炎を疑ったが
五十肩(凍結肩)の治療をしている60歳代の女性。みぞおち部と背中が痛くなり5~6年前になった急性膵炎を疑いかかりつけ医を受診した。血液検査とエコー検査をして膵臓の萎縮と脂肪肝がありMRI検査に回された。その結果膵臓に大きな問題はないが脂肪肝と大腸憩室が見つかった。
医者から薬は出ず次回胃カメラをしようということになった。今もおなかと背中に鈍痛があり検査は一週間後なので、鍼灸は内臓の治療もできるのではないかと思い相談に来られた。
腰を叩くと左右とも内に響く。おなかを診るとみぞおち部、おへその左、左下腹部に圧痛がある。先ず左F3井穴刺絡でおへその脇の痛みは取れた。下腹部とみぞおち部の痛みは変わらない。左F6井穴刺絡をすると下腹部の痛みは楽になる。みぞおち部の治療に左F1井穴刺絡をする。左右F4井穴刺絡をするとおなか全体の緊張がとれ楽になったという。
座位で再度腰を叩いてみるとまだ残っている。背中の膀胱経胃の六つ灸に灸点紙を貼り各3壮施灸すると叩打痛半減する。最後に百会の刺絡をして治療終了。凍結肩の治療よりもよく効く。もっと早く来ればよかったと言ってお帰りになった。
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医者から薬は出ず次回胃カメラをしようということになった。今もおなかと背中に鈍痛があり検査は一週間後なので、鍼灸は内臓の治療もできるのではないかと思い相談に来られた。
腰を叩くと左右とも内に響く。おなかを診るとみぞおち部、おへその左、左下腹部に圧痛がある。先ず左F3井穴刺絡でおへその脇の痛みは取れた。下腹部とみぞおち部の痛みは変わらない。左F6井穴刺絡をすると下腹部の痛みは楽になる。みぞおち部の治療に左F1井穴刺絡をする。左右F4井穴刺絡をするとおなか全体の緊張がとれ楽になったという。
座位で再度腰を叩いてみるとまだ残っている。背中の膀胱経胃の六つ灸に灸点紙を貼り各3壮施灸すると叩打痛半減する。最後に百会の刺絡をして治療終了。凍結肩の治療よりもよく効く。もっと早く来ればよかったと言ってお帰りになった。
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Posted by へんせき at 16:09│Comments(0)
│胃腸・消化器
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