2014年04月16日
胃腸の不調からくる背中や腰の強張り
現在育児休暇を取って子育てに専念している40歳女性。若いころから胃腸が弱くいつも胃が重くお腹が張ったり便通異常を起こしている。胃腸の調子が悪くなると決まって背中、腰、肩が凝ったり痛くなったりする。
今回も二週間前から調子が悪くなった。時々マッサージに行ったりするが一時しのぎでよくならないので鍼灸を試してみたいと思ったそうだ。背中や腰の凝りや重だるさは筋肉を痛めたものではなく内臓の不調からきていると言う。確かに動作時痛はない。
先ず呼吸の深さを確認して左H3、H1井穴刺絡で息が深く入るようになる。腹診をすると心窩部、左右季肋部、お臍の両脇と全体的に圧痛がある。F1F2F6F3の井穴刺絡で圧痛と凝りが70%よくなる。背中と腰は筋硬直部にEAPをした後、胃の六つ灸と女子の六つ灸をする。
首の凝りが気になると言うので百会の刺絡をすると首がスムーズに回せるようになる。お腹も背中も軽くなったので治療終了。この患者さんは幼児期に喘息、アトピー性皮膚炎、現在通年性のアレルギー性鼻炎があり副交感神経亢進の体質があるようだが今回はこちらには手を付けずに様子を見ることにした。
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Posted by へんせき at 20:50│Comments(0)
│胃腸・消化器
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