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2014年01月08日

起立性調節障害とインフルエンザによる発熱に対する井穴刺絡

起立性調節障害とインフルエンザによる発熱に対する井穴刺絡
起立性調節障害の治療を12月上旬から始めた中学3年女子。夏休み中に体がだるくなり、寝つきが悪くなった。新学期になってめまい感、頭痛、吐き気などのため普通の登校ができなくなった。9月中旬に大学病院小児科に検査入院して起立性調節障害(タイプは体位性頻脈症候群)と診断され投薬による治療を続けている。

学校に3時限目からしか登校できない。その後3コマ授業を受けて帰るが疲労感がひどいとのことで鍼灸治療に来られた。12月に3回治療をして2時限目から登校できた日が1日、終業式は最初から出席できた。午後からの疲労感はいくらか楽になり食後の吐き気はとてもよくなった。臥位と立位の脈差はまだ30くらいあるが当初の50からはよくなっている。

本人は甘いものを控え散歩をして体を動かし、足湯や刺絡治療をして努力している。いまの調子なら高校は普通に行けるようになるだろう。冬休み最後の昨日2週間ぶりに来院。体調は軽い頭痛とだるさはあるが割と安定している。冬休み中も生活が乱れないように注意したそうだ。明日の始業式も出席できそうだと言う。

いつものように臥位と立位で血圧と脈拍を測るといつもは脈拍が60と90くらいが今日は116と137。呼吸数は普通のようだが異常な脈拍数なので熱っぽくないかと聞くが大丈夫と言う。熱を測ってみると38.8℃もある。季節柄インフルエンザを疑うが、本人には呼吸器症状をはじめ関節痛や悪寒などの全身症状の自覚はない。

起立性調節障害の治療は後回しにして発熱の治療をする。H3H4H6F4の井穴刺絡と百会の刺絡。熱を測ってみると38.2℃と少し下がった。最後に大椎にお灸を3壮する。そして寝る前足湯をしてよく体を温めるように指示する。この後大学病院の診察があると言うので熱があることを言ってインフルエンザの検査をしてもらうように話し母親にも連絡する。

夜母親からインフルエンザB型でリレンザが処方されたと電話があった。帰宅したときは元気だったが病院の待合室で体が痛いと言い出したとのこと。薬を使いながら交感神経性の風邪に対する治療をするようにお話しする。

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    Posted by へんせき at 21:29│Comments(0)呼吸・循環器
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