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2016年03月19日

非結核性抗酸菌症・痰が絡んだ咳が止まらない

咳と痰が続いている60歳代の女性。6年前に非結核性抗酸菌症と診断され2年弱抗生物質を服用して菌は検出されなくなった。しばらく咳痰も軽くなり落ち着いていたが、2年前からまた咳と痰がひどくなった。病院の検査では今回菌は確認できず、咳止めの薬も効果がなく現在はマクロライド系の抗菌薬を飲んでいる。

25年前に子宮頸がん手術、10年前からリュウマチで金製剤服用。今年1月右坐骨神経に帯状疱疹発症、皮膚科とペインクリニックを受診して現在は神経痛もなく治っている。

ずっと抗生物質を飲んでいるせいか胃腸の調子が悪く食欲がない。体重も10キロ減って現在33kg。初回の治療はH1H3井穴刺絡、どちらも息が深くなる。さらにF3(これは吸気改善のため) 胃腸の交感神経を抑えるためにF1F6井穴刺絡。胸部には多数の圧痛点があるので接触鍼と温灸。背部兪穴に8分灸をして治療終了。治療中もずっと咳込んでこれでは体力が消耗されると思った。

5日後2回目の治療。治療後3日間は幾分咳痰ともに軽くなった。食欲も少し出たが昨日からまたない。井穴刺絡は前回に左腰が2日前から痛いと言うのでF4を追加。交感神経を抑制するためにH6。前回今回とも血圧が100以下なので低血圧予防のためH5も行う。胸部にはテルミーをかける。

1週間後3回目。咳は初診時の半分くらいに減って楽になった。食欲はあまりない。腹部を触診するとチャポチャポと胃内停水がある。治療は前回に順じる。胃内停水もなくなる。初診時に比べると治療中咳の出る回数、せき込んでいる時間が明らかに減っている。治療は上手く行っているのでもう少し継続していくことにした。

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  • Posted by へんせき at 23:39Comments(0)呼吸・循環器