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2011年01月17日

五十肩かも知れない肩痛

1年半前に腰痛で治療した40歳の男性が五十肩かもしれないと来院された。五十肩は四十肩とも言うが、主に40歳以上に発症する肩関節を中心とする痛みと肩関節の運動制限をともなう運動器疾患だ。はっきりした原因が分かるものは五十肩とは言わない。

通常片方の肩に発症するが時期をずらして両肩に起こる場合も多い。よく聞く病名であるが罹患する人は思ったより少なく、数%といわれている。実際腰痛や膝関節痛に比べるとかなり少ない。肩こりと五十肩が混同されているせいかもしれない。

五十肩は肩を使いすぎた後に急性に起こることもあるが、最初は肩の違和感から始まりだんだん痛みが強くなることの方が多いように感じる。1~2ヶ月して痛みがピークになりその時はじっとしていても痛く、寝ていても腕の置き場に困るほどである。全部が重症化するわけでもないが日常生活にかなり支障が出る。

痛みはやがて自然に引いていく運動制限がどの程度元に戻るかは個人差があり、どのような治療をするかによっても経過は違ってくる。放って置いていいのではない。この患者さんは昨年12月の上旬から腕を上げようとする時に左肩に違和感を感じ始めだんだん痛みが出てきた。今は横に90度までは上がるがそれ以上になるとゆっくりしか動かせず140度が限度。外転90度の位置から後へ肩を動かすと痛みが増す。車の運転席から左手で後部座席の荷物を取る動作が出来ないそうだ。

はっきりした動作痛があるので治療効果の指標は決めやすく、皮内針を中心の治療をした。今後重症化していくのか治療を契機に軽快していくのかもう少し様子を見ないと何ともいえない。自宅でお灸を5ヶ所に毎日してもらい、1週間後にもう一度来院していただくことにした。

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  • Posted by へんせき at 00:46Comments(0)運動器疾患