たまりば

健康・ダイエット 健康・ダイエット調布市 調布市

2021年07月18日

バセドウ病と妊娠

2018年会社の検診で甲状腺の腫れを指摘されその後半年毎に検査を受け経過観察していた30歳代の女性。今年五月に急に体調が悪くなった。症状は微熱、倦怠感、手の震え、動悸、息切れ、体重減少など。

かかりつけの病院で調べるとバセドウ病と診断されチウラジールが1日300mg処方された。服薬を始めて二週間後に来院された。薬が効いて微熱等の自覚症状はだいぶ取れてきた。しかしこのまま薬を飲み続けると妊娠に障害が出そうで早く薬を減らしたい。またのどの腫れも目立つのでもう少し小さくできればとの希望であった。

最初の治療はH3、F3、F6、H6、F4井穴刺絡と百会の頭部刺絡をする。補助治療として体幹部に石黒式注熱器を頸部にテルミー温熱器を使用する。治療後呼吸が楽になり体が軽くなるという。

二週間に一度通院して検査があるそうなので、検査結果を持って当院にも二週に一度来てもらうことにした。その後3回治療したが毎回検査の結果がよくチウラジールが300mg→200mg→100mg→50mgと減り通院も1か月後に伸びた。また最初少し数値が悪かったAST50,ALT75も23,17と正常に戻った。4㎏減っていた体重は1㎏増えた。

またのどの腫れも少し小さくなったようで次回エコー検査してもらうそうだ。確かに触診してみると小さくなっている。FT4,FT3,TSHは正常値になっているがTRAbはまだ高値でもうしばらく刺絡治療を続けてみようといっている。

にほんブログ村 健康ブログ 鍼灸(はり・きゅう)へ
にほんブログ村


  • 同じカテゴリー(膠原病・内分泌)の記事画像
    膠原病による腰痛と仙骨部痛
    リウマチ患者の後頭部痛、胸部圧迫感、不眠
    早期リウマチの診断と治療
    膠原病の初期か?
    同じカテゴリー(膠原病・内分泌)の記事
     バセドウ病 薬を飲みたくない (2021-09-19 12:06)
     関節リウマチの井穴刺絡治療 (2020-08-05 22:33)
     関節リウマチ 1回の治療で湿布がいらなくなった (2018-11-18 00:08)
     成人スチル病 ステロイド薬の減薬に井穴刺絡を (2018-07-11 00:18)
     RS3PE症候群 (2017-11-24 23:42)
     甲状腺機能の変動に対する治療 (2016-09-30 22:06)

    Posted by へんせき at 23:25│Comments(0)膠原病・内分泌
    ※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
    上の画像に書かれている文字を入力して下さい
     
    <ご注意>
    書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。
    削除
    バセドウ病と妊娠
      コメント(0)