たまりば

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2010年04月22日

慢性関節痛の運動療法

膝、腰、肩などの関節に慢性的な痛みを抱えている人は多い。若い人の場合原因はスポーツのやりすぎや事故の後遺症などはっきりしていることが多いが中高年者ではいろいろの原因が絡み合って簡単ではない。

関節の特徴のひとつとして関節には血管がない。栄養は関節液で補充されている。すなわち関節が健康な状態に維持されるには関節液が十分行き渡らなければならない。そのために運動が必要になる。

運動といっても難しいことはない。関節液を関節包に回せばいい。膝関節を例に取れば椅子に腰掛けたまま足ぶみをする、ゆっくり膝を曲げ伸ばしする、前横に20cm位ステップする。お風呂の中で膝を曲げ伸ばしするのもいい。これだけの簡単な運動でもやる前と後では膝の可動域が広がるのを実感するだろう。実際の治療でもお皿の動きがいい人は治りやすい。

膝が痛いといっても痛みを感じているところは脳である。慢性痛は脳が痛みを記憶しているので痛みの認識を変える必要もある。一般的に慢性痛がある人は動かすと痛いので心に恐怖感が刻まれ動かさなくなる。動かさないと関節液が回らず痛みも取れず可動域も悪くなる悪循環に陥る。

効果的な運動とは痛くない・やった後に動きが広がる運動で、疲れる・動きが悪くなる運動は逆効果だ。運動は他人が替わってやれないので自覚するしかないがやれば治療効果は必ずあがるので痛みがあるからとあきらめないでぜひ試していただきたい。



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