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Posted by たまりば運営事務局 at

2013年06月21日

むち打ち症の後から続いている慢性疲労

30歳代女性、小学校の教員。15年前に自転車同士の衝突で地面に左顔面から落ちそれ以来、首痛、肩こり、腰痛にずっと悩まされている。左の背中はむち打ち以来汗が出ず、すぐに疲れ少し無理をするとすぐ風邪を引くようになった。今も5日前から体がだるく、熱感があり抗生剤を飲んでいるとのこと。他に喘息、めまい、貧血、冷え性がある。

血圧を測ると103/62mmHg、お腹を押さえてみるとお臍の左右ななめ下に圧痛がある。左F3で80%右のF3ですべてよくなる。風邪の治療でH1の井穴刺絡、呼吸が幾分楽になる。喉の痛みがまだ残っているので前頸部の圧痛点にパイオネックスを貼る。

15年も前のむち打ちであるが、頸椎胸椎を触診してみると圧痛点がみつかる。そこに寸3-2番鍼を1㎝ほど刺入し首をゆっくり動かす運動鍼をする。この運動鍼を3か所やって首の動きと肩のツッパリ感が軽減する。副交感神経興奮の症状があるのでH5F5の井穴刺絡、頸部に刺鍼したので手の三里に灸を5壮して治療終了。

自宅でお灸か刺絡をやってみるよう勧めたが、今は帰宅して夕食を作る元気もない状態なのでもう少し気力が出てからやりたいとのことだった。滋養強壮、虚弱体質、肉体疲労、産後の肥立ち、病後の体力低下、冷え性などには信州製薬のパナックス・ケイギョクコウをお勧めしていたが、残念なことに4月から製造中止になってしまった。

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  • Posted by へんせき at 22:24Comments(0)不定愁訴・体調管理