たまりば

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2013年06月13日

耳鳴りが取れない突発性難聴

70歳女性。自宅で激しいめまいと吐き気を覚え救急車で搬送され、10日間入院した。診断は左耳の突発性難聴でステロイド剤点滴を中心の治療を受けられた。退院後はアデホスコーワとメチコバールの服用を続けているが耳鳴りが変わらないとのことで退院3週間後に来院された。

オージオグラムの検査表をお持ちでないのでどの音域がどのくらいの難聴なのかはっきり分からないがお話から高音域が障害されているようだ。耳鳴りの音はチィ、チィ、ポーゥという高い音。換気扇の音、甲高い音、救急車のサイレンなどが気になる。テレビや電話の声は何か言ってるのは分かるが、はっきり聞き取れないという。

平衡感覚は退院時より改善しているがまだ用心しながら歩いているそうだ。急な発症だったがいま思えば発症一週間ほど前にスポーツジムでめまいを起こし休息室でしばらく休んでいたとのこと。患者さんにお話を聞くと発症前に一過性のめまいや耳鳴りを感じていた人は多く、ストレスや仕事、育児、介護など多忙であった人も多い。

鍼治療で聴力が完全に元に戻り、耳鳴りが全くなくなるとは保障できないが耳鳴りが生活に気にならない程度に改善することを目標に先ず5回、変化があればもう少し継続治療することで治療開始。首肩の凝りをとるために首の動診をして手の井穴刺絡。耳と関係しているF3F5の井穴刺絡。左耳周囲に4ヶ所刺鍼。耳鳴りの音が少し低くなっていると言う。降圧剤を飲んでいるので最後に百会の刺絡で治療終了。

付き添いの娘さんから病院での治療は薬を飲むだけしかないのかと質問を受けたので、他には①星状神経節ブロック療法②高気圧酸素療法③デフィブラーゼ点滴療法④ステロイド剤中耳腔投与などがあるので担当医に相談してみることをお勧めした。

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  • Posted by へんせき at 23:23Comments(0)感覚器疾患