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2012年01月07日

お腹の風邪(胃痛と下痢)

正月は4日から仕事を始めたが今週はあいさつ回りに終始した人も多かったと思われる。今日来院されたNさん60歳も4日5日と取引先のあいさつ回りをして5日会社に戻ったころから何となく気持ちが悪くなった。その時はふだん飲まないコーヒーを連日3~4杯も飲んだせいだと思っていた。

しかし帰宅してからも食欲がなくそのうち胃が痛くなり下痢も始まった。さらに腕の関節や腰も少し痛くなった。翌朝出勤前に近医を受診してお腹に来た風邪と言われ抗生剤と整腸剤を処方された。今日は薬を飲んで1日経ったところだが、まだ食欲がなく胃が痞えた感じがするという。

ベットに寝てもらい腹部を軽く押していくと左右の上腹部に鈍痛と圧迫感を覚える。漢方では右上腹部は肝胆、左上腹部は脾胃の部に相当する。治療は左の脾経、胃経次に右の肝経、胃経の井穴刺絡で腹部の圧痛と圧迫感はほとんど消失し、胃から咽喉までスゥーと広がったようだという。

背部に2ヶ所お灸をして頭部刺絡をするとお腹が空いてきたという。治療はここで終了したが自宅で足のツボ左右4ヶ所に2日間お灸を続けてもらうことにした。お腹の調子が悪く食欲がないときの対処法は脱水を防ぐ為「さらさらの重湯」「野菜スープ」「薄いお茶」を飲んで自然と食欲が出てくるのを待つのがいい。口当たりが良いからといってアイスクリームなどは厳禁。

食欲が出てきたら「おかゆと梅干」から食べ始め豆腐や白身の魚など消化がいいものを少しずつ増やしていき、3日から1週間かけて元に戻すと万全だ。梅干の酸味は交感神経を抑える。腹痛、吐き気、下痢などの症状に対応する特効穴(関元、裏内庭、梁丘、三里)なども覚えておくと重宝する。

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  • Posted by へんせき at 23:42Comments(0)胃腸・消化器