たまりば

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2017年08月19日

痔出血の鍼灸治療

出血する痔疾患は切れ痔と内痔核がある。切れ痔は切れた瞬間チクッとした刺すような鋭い痛みがある。出血量は多くなくティッシュペーパーに少量付着する程度。排便のたびに痛みと出血があり傷が治りきらず長期化することもある。

一方内痔核からの出血は自覚がなく排便した後、お尻を拭いて出血に気づいたり便器が真っ赤に血で染まっていてびっくりすることもある。まれには出血した血液が知らない間に漏れ下着が赤くなって気づくこともある。

50歳代の女性が痔出血の治療に来られた。数か月前にも相談があったがその時は痔以外の病気があってはいけないので肛門科の医者を紹介した。内視鏡検査などをして悪性の疾患はなく座薬での治療でその時は治まった。

今回は病院が夏季休暇のため当院への来院となった。痔の治療に一番効くのは百会。ここに刺絡をするか直接灸をするかだが肛門が腫れぼったいとか痔核が出ているようなときは直接灸の多壮灸がいい。今回は30回の刺絡を2回行った。

次は会陽や長強付近の圧痛点へのお灸、刺絡、鍼。筋肉部は鍼を深めに刺し骨部にはお灸をした。最後にF4の井穴刺絡で治療終了。お酒が好きとのことだがしばらく禁酒してお風呂で下半身を温めるようにしていただいた。3日続いていた出血が治療翌日から止まった。


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  • Posted by へんせき at 22:50Comments(0)胃腸・消化器

    2015年08月24日

    急性虫垂炎に井穴刺絡とお灸・ピソマ

    昨日往診先で、障がい児の介護をしている50歳のお母さん。お子さんの治療を終った後で、前日からお腹が痛いので自分も診て欲しいと言われた。前日おへそからみぞおち部が痛く、吐き気と食欲不振。今日になり痛みが右下腹部に移動した。虫垂炎ではないかと仰る。

    熱はない。お腹を診ると右下腹部(マックバーネー点)は軽く触れるだけで顔をしかめるくらいに痛む。昨日からの経過も考えると急性虫垂炎の疑いが強い。痛みが軽くなるか治療してみることにした。左F1F6→右F1F6井穴刺絡で軽く触れることは出来るようになるが少し圧をかけると痛い。H6井穴刺絡をして気海に直接灸を10壮。歩くのが楽になり痛みが少し減る。

    日曜当番医で消化器科を捜しそこに行ってもらうことにした。夕方本人から電話があった。診察の結果虫垂炎の疑いが強いので市民病院に移され血液検査とCT検査で急性虫垂炎と診断され即時入院と言われたが、子供たちのことがあるので点滴をした後一時帰宅したところ。これから病院に戻るが手術の可能性は50%、手術回避のために何かできることはないかとのお尋ね。

    おそらく抗生物質の点滴になると思うが、ピソマでF1F6H6F4を可能な限り刺激するように指示した。今日夕方また電話があり、微熱はあるが痛みはだいぶ引いてきてこのままなら手術しなくていいが1週間入院して薬物治療をすると医者から言われたとのこと。もっと早く帰れるようにピソマを続ける。


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  • Posted by へんせき at 22:31Comments(0)胃腸・消化器

    2014年11月12日

    潰瘍性大腸炎の高校生にお灸と井穴刺絡

    潰瘍性大腸炎の高校一年女子を3日続けて治療した。中学一年の冬に発症、4ヶ月入院してステロイドを中心の治療を受けその後は月に1回の通院でアサコール、アザニン他2種類の薬を飲んでいた。タイプは前腸型。

    軟便など症状は少し残るものの普通に通学は出来ていたが、今年6月知人の勧めで病院の薬を止めてサプリメントの自然療法に切り替えた。すると症状が急に悪化し38℃~39℃の発熱、下肢全体に紅斑、体重減少(10kg)、腹痛下痢、抜け毛が50日ほど続いた。その間もサプリは飲み続けていた。9月末ごろには上記症状は落ち着き体重も増え学校に行き始めた。この病気は増悪緩解を繰り返しやすい。

    10月中旬にサプリを切らし飲まずにいたら3週間ほどで症状悪化、腹痛、吐き気、水様便、関節痛、食欲不振、体重減少などがひどく学校も行けなくなった。鍼灸の経験はないが本人の要望で来院された。

    お腹は全体的に硬くあちこち圧痛がある。冷え性で足が冷たく先ず足湯をしてからF1F6F4井穴刺絡次に副交感神経抑制のF5H5井穴刺絡。体の抵抗力を付けるために染谷灸法を参考に全身25ヶ所に八分灸各2壮。治療が終わるころには体が温かく空腹感が出てきた。

    二日目、三日目、初日に比べ顔に赤みが差し足も少し暖かくなった。排便回数や腹痛に顕著な変化はないが先ずは井穴刺絡を1クール、お灸を1ヶ月続けて症状の変化を追っていきたい。自宅ケアのやり方を習得中で早く覚えていただくと回復も早くなるだろう。薬は中止されているが経過をみるには血液検査や画像検査も必要なので医師の診察も受けるようにお話しした。

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  • Posted by へんせき at 22:26Comments(0)胃腸・消化器

    2014年10月02日

    大腸がん検診(便潜血反応と腫瘍マーカー)

    56歳男性会社員。先日大腸がん検診で便潜血反応が陽性となり大腸内視鏡検査を受けたら1㎝のポリープが見つかったそうだ。悪性のポリープではなさそうで1年以内に内視鏡手術をすることになったとのこと。

    便潜血反応は通常2日法で日を変えて2日分の便を提出することになっているが、この方は1日の便を2日に分けて提出し一つは陽性もう一つは陰性だった。と言うことは提出する部位によって陰性になったり陽性になったりすると言うことだ。1回の検査で陰性だから安心というわけでなく継続して毎年続けることが大切ではないか。

    もう一人67歳男性。4年前から時々大便に血液が混ざっていた。かかりつけ医に相談したら腫瘍マーカーが正常なので心配ないとのことでそのままにしていた。今年の4月別の病院で内視鏡検査をしたら直腸がんと診断され、すぐに手術となったがリンパ節に転移1個人工肛門になってしまった。「腫瘍マーカーでがんの診断は出来ません。4年前だったら内視鏡手術が可能だったでしょう」と言われたそうだ。

    腫瘍マーカーだけでがんが診断できると言う医者が現実にいるのは驚きだ。患者も自分の病気を医者任せにせず自分で勉強して医者が非常識なことをすれば見切りをつけることも必要だと思う。誤診の被害を受けるのは患者本人で医者ではない。便に血が付いていたり便潜血反応が陽性だったりすれば内視鏡検査をするのが今の医療の常識だと消化器内科医が言っていた。


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  • Posted by へんせき at 21:31Comments(0)胃腸・消化器

    2014年09月23日

    ピロリ菌除菌・逆流性食道炎・機能性ディスペプシア

    30歳パート勤務の女性。4月末くらいから腸がもたれ張りを感じ、胃腸機能調整薬を処方されていたが2週間程して胃痛が起こり検査の結果ピロリ菌感染があるので1週間の除菌治療を受けた。薬を飲み終わって3~4日して咽喉に何か液体が上がってくるようになった。

    医者は1か月後の除菌判定まではPPIは使えないのでH2ブロッカーを処方した。1か月後除菌は成功して内視鏡検査で軽い逆流性食道炎(LA分類でm)を認めPPIを処方した。薬が効いたのか2週間ほどは調子がよかったが8月中旬からまた症状がぶり返した。薬は別のPPIに変わった。1ヶ月ほど服薬したが改善しないので1週間前から機能性ディスペプシアの薬アコファイドが追加された。

    他に会社でストレスがかかることがあり7月から心療内科で安定剤をもらっている。現在の胃腸の症状は1日3~4回心窩部にズキズキとした痛み(1回10秒~15分)を感じ、数回咽喉に液体が上がってくる。一度寝てしまうと朝まで症状は感じない。

    腹診をすると心窩部と右季肋部に圧痛がある。またお臍の少し上にピンポン玉くらいの固まりを感じる。治療は圧痛を目標に右F2左F1F6井穴刺絡。百会と百会の前2㎝の頭部刺絡。ピロリ菌除菌で胃酸が出過ぎていることも考えH5F5井穴刺絡。補助治療として下腿の胃経脾経の圧痛点に施灸3壮、背部の胃の六つ灸で終了。

    2~3日様子を見てこの治療で効いている感じがすればあまり間隔を空けずに数回続けることと効くツボがはっきりすれば自宅で治療すると効果的であることをお話しした。

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  • Posted by へんせき at 22:19Comments(0)胃腸・消化器

    2014年08月16日

    慢性便秘に対する井穴刺絡

    便意がまったくなく漢方便秘薬を飲んで排便している57歳パート勤務主婦。若いころより便秘症で10数年前には内痔核の手術を受けた。5年まえに消化器内科で診察を受けたが、沢山の薬を飲むのが嫌でそれっきりになりそれからは市販の漢方便秘薬を常用している。

    だんだん薬の量が増えて来ているので副作用や習慣性が怖くなり、当院を受診された知人の紹介で来院された。便秘の状態をお聞きすると機能性便秘の中の弛緩性便秘のように思われる。漢方薬には副作用がないと思っている人もいるが飲んでいる市販薬は大黄、センナ、麻子仁などを含み大腸を刺激する薬で常用していると大腸メラノーシスを起こす。また習慣になりだんだん使用量も増えてくる。

    お腹を触れてみると圧痛はないが便の塊りを感じる。治療は副交感神経を働かせて腸を動かす目的で左F1F6、F4井穴刺絡と百会の刺絡。神門に灸5壮。大腸兪と腹部2穴に鍼治療。治療の翌日少量の排便がありお腹がグルグル動くようになった。2回目の治療は4日後にほぼ同様の治療を行う。

    1週間後3回目の治療。この間便秘薬は今までの半量で2回のみ服用した。治療はF1F6F4井穴刺絡と神門にパイオネックスを貼り、腹部4穴に鍼。その翌日から毎日1~2回排便がありしかも形もいいのが出るようになりとても嬉しいと言う。1週間後の本日4回目の治療は前回に準じる。この1週間薬は飲んでいない。

    排便リズムが正常に戻りつつあると思われるので油断しないで食事や運動など生活リズムに気を付けるようにしてもう少し治療を続けていただくことにした。

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  • Posted by へんせき at 19:21Comments(0)胃腸・消化器

    2014年04月28日

    不眠症から過敏性腸症候群と不定愁訴に井穴刺絡とお灸

    50歳主婦、昨年12月ストレスにより不眠症になった。今年1月心療内科に行き薬を飲んでだんだん眠れるようになったが、2月に入り突発性の下痢が続くようになった。消化器内科で過敏性腸症候群と診断され薬が処方された。

    現在下痢の回数は減ったが安定していない。他に体の中が突っ張った感じ、目がチカチカする、歯が浮く、咽喉が詰まるなどの自覚症状がある。7年前からストレス性の蕁麻疹治療で抗ヒスタミン剤を飲んでいる。昨年更年期によるホットフラッシュがあったが、自分で円皮鍼による井穴刺激治療でよくなった。

    お腹を触診して左F1F6井穴刺絡、後頭部2ヶ所と百会の刺絡で目と首の感じがよくなる。H5F5井穴刺絡をした後、下痢と神経症対策で三陰交、梁丘、中脘、大腸兪、胃の六つ灸、肩甲間の督脈の圧痛点に8分灸各3壮。自宅で井穴のピソマ刺激と前記のツボにせんねん灸を指示。

    一週間後2回目の治療。医者から調子がよければSSRIは止めていいと言われているので、自宅治療を機に止めてみた。安定剤も1日3錠を1錠にしてみたが眠れる。コロネルは続けているが下痢は軟便で1日3回以内、調子がいい日は1回となった。井穴刺絡は前回と同じ。自宅で井穴刺絡をやってみたいとのことなのでファインタッチの使い方を教えながらの治療。

    二日後眠れなかったと電話があった相反作用のせいかもしれないが、先ずは失眠のお灸をして眠れなければH6の井穴刺絡をするように指示する。また二日後電話があり眠れるようになった。H6はパートで忙しくした後にやると首や肩が楽になると報告を受けた。

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  • Posted by へんせき at 22:10Comments(0)脳・精神・神経胃腸・消化器

    2014年04月16日

    胃腸の不調からくる背中や腰の強張り


    現在育児休暇を取って子育てに専念している40歳女性。若いころから胃腸が弱くいつも胃が重くお腹が張ったり便通異常を起こしている。胃腸の調子が悪くなると決まって背中、腰、肩が凝ったり痛くなったりする。

    今回も二週間前から調子が悪くなった。時々マッサージに行ったりするが一時しのぎでよくならないので鍼灸を試してみたいと思ったそうだ。背中や腰の凝りや重だるさは筋肉を痛めたものではなく内臓の不調からきていると言う。確かに動作時痛はない。

    先ず呼吸の深さを確認して左H3、H1井穴刺絡で息が深く入るようになる。腹診をすると心窩部、左右季肋部、お臍の両脇と全体的に圧痛がある。F1F2F6F3の井穴刺絡で圧痛と凝りが70%よくなる。背中と腰は筋硬直部にEAPをした後、胃の六つ灸と女子の六つ灸をする。

    首の凝りが気になると言うので百会の刺絡をすると首がスムーズに回せるようになる。お腹も背中も軽くなったので治療終了。この患者さんは幼児期に喘息、アトピー性皮膚炎、現在通年性のアレルギー性鼻炎があり副交感神経亢進の体質があるようだが今回はこちらには手を付けずに様子を見ることにした。

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  • Posted by へんせき at 20:50Comments(0)胃腸・消化器

    2014年03月10日

    腰痛と便秘・肩の運動制限に井穴刺絡とパイオネックス


    調布で長年商売をなされ今は店を息子さんに譲り悠々自適の84歳女性。二週間前車に乗って千葉に行った。朝8時から夕方6時までかなり長時間乗車していたが、翌日から腰からおしり、太ももの後ろ(特に右側)が痛くなった。整形外科でレントゲン検査したが骨に異常はなかった。

    圧迫されたようなつれるような痛みで寝返りや起床時は特に辛く昨夜はよく寝られなかった。話をよく聞くと(耳が遠く筆談)2月上旬にしりもちをつき、その後大雪の日20分くらい雪かきをしたとのこと。その後特に痛くなかったがそれも関係あるのかもしれない?

    腰が痛いのでお腹に力が入らず元来便秘がちでここ数日排便がなくそれも治療してほしいとのこと。腰の治療でF4F5井穴刺絡、動かして痛い腰の部にパイオネックス、立位で鼠蹊部の圧痛点にパイオネックスを貼る。便秘の治療で左F1F6井穴刺絡、腹部触診で左下腹部に固まりを触れる(たぶん大便)ので大巨に1寸1番鍼で刺激する。

    1日おいて本日2回目の治療。腰はまだ痛いが30%楽になる。寝返りが痛いが一昨日と比べるとかなり動きがいい。先日はお嫁さんが付き添ってきたが今日は一人で来院された。便秘に関しては治療翌日の朝びっくりするくらい大量の排便があり、今日も出た。左を上にして横向きに寝ると起き上がるのが大変、右側が痛い。きょうは井穴刺絡の後、足の指や甲を調べパイオネックスを貼る。百会の刺絡も試してみる。

    まあまあよくなったので終ろうとしたら右の肩が痛くて動かしにくいと言う。右肩甲骨(天宗付近)の圧痛点4ヶ所にパイオネックスを貼ると少し動きやすくなる。右F4F6井穴刺絡をするとグルグル腕を回しよくなったと言う。腰はもう少しだが肩と便秘がよくなって6年後のオリンピックまで元気でいたいと次回の予約をして喜んでお帰りになった。

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  • Posted by へんせき at 21:25Comments(0)胃腸・消化器

    2013年09月15日

    食欲不振と下痢が続き体に力が入らない主婦

    50歳主婦。7月から食欲がなくなり下痢が始まった。内科で整腸剤を処方され一時よくなったが、8月に引越しをして疲れたせいかまた食欲がなくなり下痢が始まった。8月下旬には朝起きると微熱が出るようになった。内科で抗生剤をもらい3日飲んだら熱は下がったが益々食べられなくなった。下痢は毎日1~2回下腹部痛を伴う。

    他にバセドー病と子宮腺筋症の経過観察のため定期的に通院している。市の健康診断では特に異常はない。

    先ずお腹を触診すると鳩尾とお臍の中間付近とお臍の左5㎝くらいの部位に強い圧痛がある。お臍の左側には塊りも感じる。左F1の井穴刺絡で70%よくなる。左F6で圧痛はすべて取れる。患者さんはお腹に鍼やお灸をするものだと思っていたので少し驚かれた様子。お臍の脇の塊りはまだ残っている。

    下痢症状に対してH5F5の井穴刺絡。体が少し暖かくなる言う。かなり体力低下しているようなので背部兪穴6ヶ所と三陰交、足三里に灸点紙を貼って各2壮施灸する。来院時弱弱しかった声にハリが出てきた。治療はこれで終了して自宅での注意事項を説明する。

    食欲がないので毎朝野菜のジュースを作って飲んでいるとのことだが、下痢には悪いので中止して食欲が出るまで玄米の重湯を飲む。(作り方は玄米30gを水800ccで20~30分煎じて400~500ccとし、カスを捨てる)。 食欲が出てきたらお粥と梅干を少しずつ食べる。もし下痢が治まらなければ梅肉エキス(築田三樹園製)と乳酸菌を取る。

    自宅治療はお腹を押さえ圧痛があればF1F6とH5F5、圧痛がなければH5F5の井穴ピソマ刺激。三陰交、足三里、天枢のせんねん灸。

    治療翌日の夜に経過報告があり、『今日は下痢がなく玄米重湯を飲んでいたら自然にお腹が空いてきたのでお粥を食べた。体に力が入るようになった。連休明けにもう一度治療を受けたい。』とのこと。この方は子供のころ風邪や腹痛など体調が悪くなるとよく近所の鍼灸院に連れて行かれたそうだ。もう何年も鍼灸治療をしてなかったがその時の体験が今回の受診動機になったようだ。

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  • Posted by へんせき at 21:03Comments(0)胃腸・消化器

    2013年02月14日

    小児の潰瘍性大腸炎・寛解維持の鍼灸治療

    昨年11月12月と二ヶ月入院してステロイド剤を中心の治療を受けた小学2年の女児。現在はステロイド剤とペンタサ、整腸剤の服薬と注腸治療を続けている。症状は安定しているが大量のステロイド剤投与の為ムーンフェイスや多毛の副作用が出ている。

    医師は今後ステロイド剤を減薬してペンタサでコントロールしたいが、減薬すると再燃する可能性も高くそうなったら免疫抑制剤に切り替える予定と話している。両親はステロイド剤の長期投与や免疫抑制剤の将来的な身体への影響を心配している。鍼灸治療で再燃の予防、薬剤の減量が出来ないかとのことで連れて来られた。

    経過を聞くと血便が出たので受診して全大腸型の潰瘍性大腸炎と診断され重症だった。この病気は原因がはっきりせずいったん寛解するが再燃することが多く継続的な内科的治療が必要で改善しないと血球成分除去療法や外科的治療が選択される。

    井穴刺絡治療ではH5F5F1F6F4F6の組み合わせが基本になる。数年前の研究会で福岡の開業医M先生がご自身の潰瘍性大腸炎の症例発表をされた。薬物治療で寛解増悪を繰り返し徐々に悪化し手術も考えたが偶然井穴刺絡を知り手探りで治療を始め徐々に効果的なツボを見つけ症状が安定したとの報告であった。

    初回は父親に2回目は母親に治療を教え、自宅で続けて頂くことにした。ステロイド剤を減量して再燃しないようそして可能な限り少ない薬で寛解維持が出来るように継続治療していきたい。小児の治療をして思うことは子供に治療の選択権はなく子供は親や医者の言うことを信じて受けるだけなのでそれだけに大人の責任は大きい。

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  • Posted by へんせき at 22:59Comments(0)胃腸・消化器

    2012年08月15日

    しつこい下痢・過敏性腸症候群の井穴刺絡鍼灸治療

    過敏性腸症候群とは腹痛に伴う下痢や便秘を月に何度も繰り返すが、検査をしても腸自体には異常がない。下痢型、便秘型、混合型に分類され、原因としては精神的なストレスによるものが大きいと考えられている。

    50歳代の女性。10年以上しつこい下痢に悩まされている。病院で様々な検査を受け、何種類もの薬を試してきたがいまだに一日2~3回の腹部痛に伴う下痢で困っている。急に来るので仕事に差し障り旅行なども躊躇する生活だという。

    過去の病歴として小児喘息、アレルギー性鼻炎、パニック障害などあり血圧が低めである。患者さんの要望として井穴刺絡のやり方を習い、自宅でしばらく続けてみたいとのことである。

    腹診をしてみるとみぞおちから右肋骨下にかけてとお臍の左側に圧痛がある。毎日お酒(缶酎ハイ1本)を飲むとのことで、これは止められないと言う。(過去に一週間止めてみたが変化がなかった。)治療は右のF2F6と左のF3でお腹の圧痛が軽くなってからH5F5。天枢、大腸兪に知熱灸3壮して治療終了。

    自宅では一週間H5F5だけをやって結果を連絡していただくことにした。出来るだけ酒を止めて井穴刺絡を続けお腹を温めるように努め、腸内環境を整える為に植物性の乳酸菌や梅肉エキスなど身体に合うものを探してみるように勧めた。

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  • Posted by へんせき at 20:17Comments(2)胃腸・消化器

    2012年05月08日

    眼精疲労と胃の不快感

    30歳代の女性会社員。元来胃が弱いと感じたことはなかった。しかし今年3月に胃の重苦しさと痛みが続くので医者に行き薬をもらった。それを飲んでかなりよくなっていたが、また一週間前から調子が悪くなった。症状は食欲はないが食べると一応お腹に入る。しかしその後もたれる。食べた後消化が悪くいつまでもすっきりせず、空腹時には時々腹痛が起こる。

    仕事はほとんど一日中パソコン操作で目が疲れ首や肩が辛いそうだ。鍼灸は初めてで少し緊張しているが、以前弟が鍼灸治療で劇的に胃の調子がよくなったので自分もやってみたいとのことで来院された。

    先ずベットに横になり腹診をするとみぞおち部と左季肋部に圧痛がある。本人にも押してもらい確認させる。最初にこの圧痛を軽減するため左F1F6の井穴刺絡。圧痛を再度押して軽くなっていることを確認してF4。お腹が動き出したのかグゥーグゥーと鳴り出す。

    次に眼精疲労の治療をする。視力表の見え方と部屋の明るさを覚え目を閉じてもらい目の周囲6ヶ所に円皮針を貼った後、目を開けて確認すると改善している。前頭部2ヶ所の刺絡でさらに明るさとくっきり感がよくなる。ここでうつ伏せに寝てもらい後頭部の凝り二ヶ所に刺鍼。背中のツボで押して胃に響くところ4ヶ所にお灸3壮。

    ここでベットに座って胃と目の状態を確認する。頭がすっきりして軽い、胃は来院時と比べて80%改善しているという。最後に百会の刺絡をして治療終了。自然な食欲が出るまで無理に食べない。食物は一品しか口に入れない。水分で流し込まない。胃酸の過剰分泌を抑える食生活の注意事項をお話して自宅施灸をしばらく続けることにした。

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  • Posted by へんせき at 00:08Comments(0)胃腸・消化器

    2012年04月17日

    自律神経由来の胃痛と胃の圧迫感

    半年ほど前に咽喉にいつも何か引っかかっているような感じがして気持ちが悪いとの症状で来院された男性。それは2回の治療で治まっていたが、今度は二週間前から胃と食道の境目付近がいつも締め付けられ同時に胃の痛みも気になるとのことで来院された。数日前からは振るえや息切れが時々起きるようになっている。

    この方はとても神経が過敏で今度も自律神経の過剰反応と思われた。ベットに横になり腹診をすると脾、胃の部より肝、胆の部に圧痛がある。右F2F6で圧痛は鳩尾に移る。締め付け感は変化なし。左F1F6で締めつけ感はなくなるが胃の自発痛が出てくる。左右のF4で痛みが半分に減る。

    背部兪穴を触診していくと木と土の部4ヶ所に胃の痛みが楽になるツボがある。そこに黄色のパイオを貼り、交感神経抑制の為に百会の刺絡をして治療を終了した。生活習慣として仕事の関係で夕食が遅くなる、性格的に細かいことが気になることなどが関係していると思う。

    胃の症状をよくする方法としてひとつ挙げれば食事をするとき口の中には一品しか入れずそれが自然に胃に流れ込むまでよく噛む事。そのためには一口ごとに箸を置く事。これを行なうと食事時間が今までの3倍も4倍もかかるが、胃弱を治すにはこれしかない。

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  • Posted by へんせき at 23:42Comments(0)胃腸・消化器

    2012年02月04日

    急性腹痛(胃腸炎)の鍼灸治療

    夕方、最後の患者さんを治療しているとき階下の薬局から来店中の処方相談者が急にお腹が痛くなり気分が悪いのでベットで休ませて欲しいと言って来た。30分ほど前から下腹部が差し込むように痛み、二回トイレに行ったが痛みが治まらず、吐き気もして椅子に座っているのが辛くなったそうだ。

    薬剤師に付き添わせてベットで休んでもらい10分ほどして治療中の患者さんが終わって様子を診ると顔色が悪く、横臥位で背を丸めている。手足が冷たく下腹部が痛く下痢になっていると言う。しばらく待っても症状が治まらないので病院に運んだ方がいいのではとご主人に話し、近所の病院2軒に電話したが断られ慈恵第三病院は患者が込んでいるのでかなりお待たせすると言われた。

    それでは先ず鍼灸治療を試して効果がなければ慈恵に連れて行き、楽になれば自宅(鎌倉)まで帰ってかかりつけの医者に診せようということになった。3時間前にあさりのパスタを食べたとのこと、以前に貝で食あたりをおこしたこともあるそうなので裏内庭にお灸をしてみた。左右7壮で下腹部のシクシク感がなくなり、今度はみぞおち部が少し痛いと言う。

    足がとても冷たく体も寒いと言うので、足湯を10分する。足を暖めてから左脾経、胃経の刺絡をするとみぞおち部の自発痛はかなり治まってきた。膀胱経の井穴刺絡をすると冷たかった手が暖かくなってきた。交感神経が抑えられ末梢血管が広がってきたと思われる。顔色も赤みが出てきた。さらに大腸経と百会の刺絡をすると吐き気も止まったし自宅まで帰れそうだと言う。

    当人は鍼灸の経験はなく、半信半疑で治療を受けられたのだが腹痛と吐き気が楽になりとても感謝された。

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  • Posted by へんせき at 23:38Comments(0)胃腸・消化器

    2012年01月07日

    お腹の風邪(胃痛と下痢)

    正月は4日から仕事を始めたが今週はあいさつ回りに終始した人も多かったと思われる。今日来院されたNさん60歳も4日5日と取引先のあいさつ回りをして5日会社に戻ったころから何となく気持ちが悪くなった。その時はふだん飲まないコーヒーを連日3~4杯も飲んだせいだと思っていた。

    しかし帰宅してからも食欲がなくそのうち胃が痛くなり下痢も始まった。さらに腕の関節や腰も少し痛くなった。翌朝出勤前に近医を受診してお腹に来た風邪と言われ抗生剤と整腸剤を処方された。今日は薬を飲んで1日経ったところだが、まだ食欲がなく胃が痞えた感じがするという。

    ベットに寝てもらい腹部を軽く押していくと左右の上腹部に鈍痛と圧迫感を覚える。漢方では右上腹部は肝胆、左上腹部は脾胃の部に相当する。治療は左の脾経、胃経次に右の肝経、胃経の井穴刺絡で腹部の圧痛と圧迫感はほとんど消失し、胃から咽喉までスゥーと広がったようだという。

    背部に2ヶ所お灸をして頭部刺絡をするとお腹が空いてきたという。治療はここで終了したが自宅で足のツボ左右4ヶ所に2日間お灸を続けてもらうことにした。お腹の調子が悪く食欲がないときの対処法は脱水を防ぐ為「さらさらの重湯」「野菜スープ」「薄いお茶」を飲んで自然と食欲が出てくるのを待つのがいい。口当たりが良いからといってアイスクリームなどは厳禁。

    食欲が出てきたら「おかゆと梅干」から食べ始め豆腐や白身の魚など消化がいいものを少しずつ増やしていき、3日から1週間かけて元に戻すと万全だ。梅干の酸味は交感神経を抑える。腹痛、吐き気、下痢などの症状に対応する特効穴(関元、裏内庭、梁丘、三里)なども覚えておくと重宝する。

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  • Posted by へんせき at 23:42Comments(0)胃腸・消化器

    2011年09月23日

    ストレスによる咽喉のつまりと胃の不快感

    30歳代男性会社員、3月から咽喉のつまり感が始まった。胃と咽喉の間に何か引っかかりギューと引きつるような感じがしてとても気持ちが悪い。ヒステリー球とか梅核気と言われるものでほとんど精神的な要因が関与している。6月末に症状がひどくなり耳鼻科で咽喉を診てもらったが異常なく、逆流性食道炎の疑いでPPIを一週間処方された。

    胃はいくらかよくなったが咽喉のつまり感に変化はなかった。8月になって咽喉の症状に加え吐き気が起こるようになる。9月に入り症状が治まらないので胃腸科で漢方薬とH2ブロッカー、心療内科で精神安定剤を処方され服用している。

    症状が出るのはほぼ勤務日で午後3時から5時がピーク、午前中は起こらない。休日は楽で症状が出ても軽い。仕事は夜9時まで、夕食は10時を過ぎビール1本晩酌する。タバコは吸わず、スギとヒノキの花粉アレルギーがある。おそらくストレスによる交感神経緊張がもたらす症状と思われる。

    治療は休日の午前中に来られた。その時症状は出ていない。腹診をすると右季肋部(肝、胆の部)に圧痛がある。症状は主に胃と食道に出て、経絡的には胃経、脾経、任脈、督脈が関係している。治療は右の肝経、胃経の井穴刺絡と左の脾経、胃経の井穴刺絡。胸骨上の圧痛点に円皮針を貼り、百会の刺絡をして勤務日の午後症状がどうなるか様子を見てもらうことにした。この段階で脈拍と呼吸数が減り気分が落ち着いた。

    5日後2回目の治療をする。前回からの経過は咽喉のつまり感は80~90%よくなりほとんど気にならない。しかし胃のむかつき感が勤務中精神的なストレスがかかるとひどいとのこと。治療は前回の井穴刺絡で血流が悪かったので10分間熱めの足湯をしてから行なった。今回は充分効いていると思うが治療中にはひどい症状が出ていないのでその場での直後効果を判定できない。もし効いていると実感したら今日の治療点に自宅でお灸をするようにお話しする。

    治療のコツは効いているツボが特定できたら集中的に治療することだ。週1回で5回するより毎日連続で5回するほうが効果的で、毎日治療に行けなくても自宅でお灸をすれば充分補完できる。この患者さんのように自律神経が大いに関与している場合はその効果はより大である。

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  • Posted by へんせき at 21:09Comments(0)胃腸・消化器

    2010年12月24日

    逆流性食道炎の相談

    三年ぶりに会社の人間ドックを受けたら上部消化管内視鏡検査で「逆流性食道炎」を指摘され、経過観察となった40歳代女性から相談を受けた。

    逆流性食道炎とは食道と胃の境目にある下部食道括約筋(LES)の機能が低下して胃酸を含む胃内容物が食道に逆流することにより炎症を起す疾患だ。LESは食物が胃に入る時は自然に緩み、胃で消化されている時は閉じて内容物が食道に逆流しないようにしている。

    食道粘膜は胃酸にとても弱いので、炎症が起こりやすい。内視鏡所見により炎症の程度はLA分類によりNからDに分けられる。だが内視鏡所見と自覚症状は必ずしも一致しない。自覚症状で多いのは、胸焼けだが胃痛、胸の痛み、げっぷ、胃の膨満感、口が苦い、咽の痛み、咳などもある。しかし自覚症状をあまり感じない場合もある。

    この方は軽い胃の痛みと膨満感を感じる程度でひどい自覚症状はない。LESの圧を上げる薬や逆流を防ぐ薬はないので、プロトンポンプ阻害薬(PPI)での治療が普通になるが、薬を使い難い事情があるので先ずは生活習慣を見直すことを勧めた。

    ①食べた後すぐ横にならない ②夕食後寝るまで3時間あける ③早食いせず腹八分目に食べる ④胃酸分泌を促進する食べ物を控える ⑤胃内滞留時間が長い食べ物を少なくする ⑥ストレス対策 ⑦腹圧を上げない ⑧熱いものは避ける ⑨牛乳、山芋、大根、キャベツ、豆腐や食後にガムをかむ などをしばらく続けて違和感が取れなければ治療に来て頂くことにした。

    私の鍼灸治療では自律神経的に副交感神経を抑制して胃酸分泌を抑える治療や消化管粘膜と関係ある陽明経のツボを刺激したり、頭部の灸や刺絡をする。触診すると胸部や腹部に圧痛や緊張があるのでその軽減を目安に治療するといいようだ。

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  • Posted by へんせき at 00:43Comments(0)胃腸・消化器

    2010年11月14日

    胃痛と背中の痛みの鍼灸治療

    40歳代女性。2週間くらい前から背中の中央(Th8)付近に鈍痛があり同時に胃の痛みが気になっていたそうだ。夕食が不規則だったり刺激物を少し食べ過ぎたりしたことが原因かと思いしばらく軽い食事にして様子を見ていたがよくならないので5日前に掛かりつけ医に行った。

    この方の父親が数ヶ月前膵臓癌でお亡くなりになっているので、背中の痛みは気になり受診された。医者はCEAやCA19-9など消化器系の腫瘍マーカーも含めた血液検査をして特に異常はないのでタケプロンとセルベックスを処方ししばらく飲んでよくならないようなら胃内視鏡と腹部エコーの検査をしようとのことだった。

    腹診をしてみると心窩部に圧痛がある。背部を触診するとTh8・9とその3cm外側に圧痛がある。その他自覚症状を聞くと胃が重く少し痛いそうだ。この圧痛と胃の不快感が鍼治療でどう変わるかを目安にした。胃の治療は胃の動きが悪くなっている場合と胃酸が出過ぎる様な場合とでは使用するツボが違う。

    自律神経的には交感神経亢進、副交感神経亢進どちらでも胃の症状は起こる。この方は左胃経と左脾経の治療で胃の痛みが変わってきた。百会の刺絡をすると背中の痛みはほとんど取れた。治療終了の時点で胃の痛みは8割背中の痛みは9割改善した。この状態がどれくらい続くか、すぐに元に戻るのか様子をみていただくことにした。                                        
                                                    
    内視鏡検査をしても胃粘膜に何の異常もないが胃痛、膨満感、胃もたれ、などの自覚症状を感じる機能性ディスペプシアも増えている。これは鍼灸治療の対象と考える。

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  • Posted by へんせき at 14:08Comments(0)胃腸・消化器

    2010年09月15日

    急性胃腸炎の鍼灸治療

    腹痛と下痢で3日会社を休み昨日出勤し、医者に診てもらいその後来院された30歳代の女性。最初は食あたりと思ったが、同じものを食べた子供に何の症状もないので抵抗力が落ちたための胃腸症状と思ったそうだ。

    医者の見立ても同じようで薬は整腸剤と胃粘膜保護剤が処方された。今日は痛みと下痢はだいぶ落ち着いているが背中と肩の凝り感があり、抵抗力をつけるのに鍼灸を試してみようと思ったそうだ。

    ベットに寝ていただき腹診をすると鳩尾(みぞおち)付近に圧痛がある。まだ胃痛の影響が残っているようだ。左の胃経と脾経に鍼をしてもう一度みぞおちを押してみると8割くらい痛みが減っている。もし下痢が続いているようなら下腹部と陽明経に多壮灸が効く。その後背中に細い鍼で浅く数穴刺鍼し4ヶ所知熱灸をした。

    背中の凝りはよくなったがまだ肩こりを感じるそうだ。目の疲れからきているようなので眼精疲労のはりをして治療を終えた。

    発熱や腹痛で食べられない時、玄米の重湯を水分補給に少しずつ飲むと体力維持に役立つ。作り方は玄米30グラムを水800ccで約20~30分煎じてその上澄み液を飲む。さらっとした重湯を作るのがコツで、玄米は古い米ほど効果がある。また下痢が止まらないときは冷やした冷たいおかゆを食べると一時的に下痢は止まる。そのとき梅肉エキスを少し食べると効果的だ。  

  • Posted by へんせき at 09:20Comments(0)胃腸・消化器