たまりば

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2013年04月29日

薬を勧められている初期糖尿病

60歳代後半の女性。平成23年の人間ドックでHbA1c5.4 空腹時血糖108 血糖負荷試験1時間後200、2時間後224 総コレステロール295と糖尿病と高脂血症を指摘された。昨年7月の検査でHbA1c6.3 空腹時血糖123 総コレステロール269 中性脂肪183で薬物治療を進められたが断り食事と運動で対応することにされた。

そのころから来院され2週間に1回のペースで治療を始めた。食後に上昇した血糖値が下がり難いようなので朝食後2時間に予約を入れ毎回治療の度に血糖値を測定した。大体110から140の間で安定していたが、この3回140~160と少し上がっている。原因は外食が増え食べすぎ。

糖尿病治療は血糖値を下げれば病気が治るというものではなく、血糖値は糖尿病の指標のひとつに過ぎない。血糖値を下げるだけならインスリン投与が一番でそれが最高の薬だがそれだけで糖尿病が解消するわけではない。2型糖尿病は肥満や生活習慣の乱れでインスリンの働きが低下したり、分泌が不足する病気で進行すると代謝異常が起こり重篤な合併症につながる。

初期の糖尿病は自覚症状がないので血糖測定しないと分からない。自宅で簡単に計れる器具が販売されているので糖尿病の疑いがあれば小まめに計り、食物の種類、運動、睡眠、ストレスなどとの関連を調べ自分に合った対応を知る必要がある。上記患者さんも先日血糖測定器を購入された。井穴刺絡やお灸は自宅で出来るので自己管理のひとつに加えていただきたい。

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  • Posted by へんせき at 21:14Comments(0)生活習慣病

    2013年04月25日

    慢性腎臓病Cr/eGFR/UN/UAの改善

    4年まえに透析を勧められたが断り、その後大学病院の腎臓・高血圧内科に通院されている75歳の女性。腎機能は悪いながらに(Cr1.10 eGFR40 UN25 UA7.9)と3ヶ月前まで安定していたが、2ヶ月前に少し数字が悪くなり、3週間前の検査で(Cr2.22 eGFR17 UN54 UA10.8)と悪化。その上(AST105 ALT63 γ-GT137 TG576)と肝機能も少し悪くなった。

    腎機能がこれ以上低下すると透析になるかもしれない。自分の母が80歳から13年間透析を受けその介護が大変であったし、自分が透析になると娘の負担が増えQOLの低下も必然なので何としても透析を避けたいとのこと。

    慢性腎臓病をはじめ生活習慣病などの慢性疾患に特効薬はなく、医療を上手に利用しながら自分の力(復元力、治癒力)で克服していくしかない。3週間に7回治療をした。腎、肝、脾の交感神経抑制のF1F2F3とF6F4の井穴刺絡。降圧剤を中止したので血圧が上がっているときにはH6。三陰交と志室にカマヤミニ。

    昨日の検査で(AST41 ALT32 γ-GTP120 Cr1.00 eGFR42 UA7.2 UN30)と改善して当面透析の心配はないと言われたそうだ。(TG589と改善なしだが、もともと高く1000を超えるときもあると言う)この病気とは一生の付き合いと理解されているので鍼治療を機会にもう一度生活や考え方の見直しをお勧めした。

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  • Posted by へんせき at 21:56Comments(0)生活習慣病

    2013年04月20日

    頭痛、腹痛、吐き気の起立性調節障害

    中学1年女子。昨年12月下旬くらいから頭痛と吐き気が始まった。冬休みが終わり学校には行っていたが、2月中旬に38度の発熱が続き大学病院小児科に2週間検査入院した。熱は下がったが原因不明で退院となったがその後も頭痛、腹痛、吐き気などで通学できず今日に至っている。

    病院の治療は昇圧薬、鎮痛薬、制吐薬。頭痛はこめかみと眉間の奥が痛くなり、腹痛は痛い場所が一定せずたまに下痢することもある。日中の活動が少ないせいか夜10時ころ就寝して夜中何度か目が覚める。朝は7時頃に起きているがすっきりしない。

    足が冷えているので足湯で充分温めてから治療を始める。血圧は106/55と少し低い程度。もちろん鍼灸治療は初めてなので何をされるのか少し不安だと言う。灸、カマヤミニ、パイオネックス、ピソマ、井穴刺絡を説明しF5を刺絡、H5をピソマで治療する。井穴刺絡は最初恐いと言っていたが、やってみると痛みはなく大丈夫。

    これで頭がすっきりしてきた。話し方も最初より元気になった。副腎の機能をよくするために志室にカマヤミニを1壮して治療終了。母親が血を見るのが苦手というのでこの1週間はピソマで、井穴刺激をして効果がいまいちなら来週井穴刺絡を習い自分でやると言う。足湯とお灸も毎日やって早く通学できるようになって欲しい。

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  • Posted by へんせき at 22:14Comments(0)小児・婦人科

    2013年04月12日

    うつ症状による体調不良と気管支喘息

    40歳男性。3年前からうつ症状のため仕事ができなくなり、めまい、微熱、不眠、肩や首の凝りが続いている。また数年前から冬場空気が乾燥すると鼻や咽喉の症状が出ていたが今年になり咳が止まらなくなり喘息が発症した。起床時、就寝時、体を動かした直後などに発作が起こる。

    病院で抗うつ薬、睡眠薬、抗アレルギー薬、ステロイド吸入薬、漢方薬などの処方を受けている。いま一番辛い症状は咳とめまいだと言う。身長172cm体重83kgと体格はいいが、手足がとても冷えている。治療はH1H3で肺と心臓、呼吸が深く入る。薬のせいで肝機能が少し低下しているので右F2F6、副交感神経抑制のH5F5。

    手足をよく温めて自宅で井穴刺絡をするように指示する。8日後再診。薬も続けているが、この一週間で咳がだいぶ落ち着いてきた。めまいも減ってこれくらいなら軽い仕事ができそうだと言う。めまいは目からの刺激、例えば人ごみでの人の動きなどで起こる。上記治療に頭部刺絡を追加する。今週は二日に1回自宅治療するよう指示。また皮膚に問題がないので乾布摩擦も勧めた。

    これから薬をどう減らしていくかが問題だが、喘息とめまいが落ち着いてくると体を動かす機会が増え自律神経のバランスが取れてくると思われる。

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  • Posted by へんせき at 19:56Comments(0)不定愁訴・体調管理

    2013年04月04日

    風邪による咽喉痛(のどの痛み)井穴刺絡とお灸

    気温の変動が激しい為か、風邪を引き体調を崩す人が増えている。2月にインフルエンザで往診した方から娘さんが風邪を引きのどの痛みが取れないので治療を依頼された。

    30歳普段とても元気で風邪もめったに引いたことはない。一昨日の午後からのどが痛くなり熱も少し出たので内科を受診して解熱剤、抗生物質、うがい薬を処方された。今朝まで薬を飲んだが症状があまり変わらない。熱は36.9℃から37.5℃で少しだるいくらいだが、とにかく咽喉が痛い。ものを飲み込むとき特に痛い。

    咽喉は咽(呼吸器H1)と喉(消化器F1)が合わさっていて風邪のときは咽から始まった炎症が喉まで広がって腫れ痛みが起こる。治療は唾を飲んでの痛みを指標に進めた。H1F1の井穴刺絡。のどを触診すると任脈、腎経、胃経に多数の圧痛がある。足の陰陽穴と手3指付け根掌側横紋中央にお灸3壮後、再度のどの圧痛を調べ残っている圧痛点にパイオネックスを貼る。

    この時点で咽喉の痛みは10から5と変化。交感神経抑制の為H6と百会の刺絡をして3になる。足が冷えていたので足湯をしてから治療したが、自宅でも足湯とF1H1、陰陽穴のお灸を2~3日続け経過をみるようにお話して治療終了。

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  • Posted by へんせき at 21:24Comments(0)呼吸・循環器