たまりば

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2012年05月08日

眼精疲労と胃の不快感

眼精疲労と胃の不快感30歳代の女性会社員。元来胃が弱いと感じたことはなかった。しかし今年3月に胃の重苦しさと痛みが続くので医者に行き薬をもらった。それを飲んでかなりよくなっていたが、また一週間前から調子が悪くなった。症状は食欲はないが食べると一応お腹に入る。しかしその後もたれる。食べた後消化が悪くいつまでもすっきりせず、空腹時には時々腹痛が起こる。

仕事はほとんど一日中パソコン操作で目が疲れ首や肩が辛いそうだ。鍼灸は初めてで少し緊張しているが、以前弟が鍼灸治療で劇的に胃の調子がよくなったので自分もやってみたいとのことで来院された。

先ずベットに横になり腹診をするとみぞおち部と左季肋部に圧痛がある。本人にも押してもらい確認させる。最初にこの圧痛を軽減するため左F1F6の井穴刺絡。圧痛を再度押して軽くなっていることを確認してF4。お腹が動き出したのかグゥーグゥーと鳴り出す。

次に眼精疲労の治療をする。視力表の見え方と部屋の明るさを覚え目を閉じてもらい目の周囲6ヶ所に円皮針を貼った後、目を開けて確認すると改善している。前頭部2ヶ所の刺絡でさらに明るさとくっきり感がよくなる。ここでうつ伏せに寝てもらい後頭部の凝り二ヶ所に刺鍼。背中のツボで押して胃に響くところ4ヶ所にお灸3壮。

ここでベットに座って胃と目の状態を確認する。頭がすっきりして軽い、胃は来院時と比べて80%改善しているという。最後に百会の刺絡をして治療終了。自然な食欲が出るまで無理に食べない。食物は一品しか口に入れない。水分で流し込まない。胃酸の過剰分泌を抑える食生活の注意事項をお話して自宅施灸をしばらく続けることにした。

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    Posted by へんせき at 00:08│Comments(0)胃腸・消化器
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