たまりば

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2016年06月06日

アレルギー性鼻炎・朝から鼻水が止まらない

花粉症と通年性のアレルギー性鼻炎がある60歳代の男性。今年のスギ花粉症は軽く済んだが4月中旬くらいから午前中起床時から2時間ほど鼻水が続くようになった。抗アレルギー薬を飲んでいる。

日によって程度の差はあるがいつもは正午前には治まっているが、今日は昼になっても治まらず4時過ぎに飛び入りで来院された。今も水様のさらっとした透明の鼻水が出ている。十分に時間が取れず待合室で5分間応急治療をした。

治療はH1とH5の井穴刺絡。治療直後は止まらない。夜8時に電話があり治療後30分して鼻水が止まり普通になった。鼻づまりもくしゃみもない。明日の朝どうなるかまた連絡するとのことだった。

これでアレルギーが治った訳ではないが症状を抑えるのには効果的な治療といえる。


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  • Posted by へんせき at 21:35Comments(0)アレルギー

    2015年06月10日

    アレルギー性皮膚炎(蕁麻疹?)の治療経過

    一週間前に皮膚科でじんま疹のようだと言われた30歳代の女性。その一週間前に子供の遠足で遊園地に行ったとき足にプツプツが出た。虫刺されか紫外線のせいかと思ったが足→手→耳周り→体幹部と広がってきたので皮膚科を受診し現在抗アレルギー薬と保湿剤、ステロイドの塗り薬を処方された。

    蕁麻疹の治療は「21世紀の医学107ページ」に臨床報告が記載されている。私もこれを参考に治療を進めた。痒みが出るのは夕方疲れた時や風呂に入った後、夜布団に入った時などで日中は割と楽とのこと。

    蕁麻疹の特徴は赤い平たい痒みのある膨らみ「膨疹」が特徴だが、これがはっきりしない。週に1回の治療を4回したところだが治療するときは痒みはなく膨疹もない。最初はプクッとしたものが出ていたが鍼灸治療1週間後くらいからは鳥肌のような小さいプツプツがでて痒くなると言う。

    医者は蕁麻疹のようだが血液検査をしても原因物質は出ず薬で様子を見ている状態。H5F5と腹診による井穴刺絡が中心で肩こりに百会を使っている。治療2週目から自宅で井穴刺絡のセルフケアをしていただいている。

    現在の治療効果は小さいプツプツが出て痒くなるが引きが早くなった。痒くなったときH5F5の刺絡をすると痒みが楽になる。ひどい肩こりがかなり楽になってきた。3日前の日曜日子供のサッカー教室に駆り出され腰が痛くなったが、ぎんなん治療院発行の井穴刺絡早見表を参考にF4井穴刺絡をするとその場で痛みがすーっと引いて驚いたとのこと。

    慢性じんましんなのかアトピー皮膚炎なのかいずれにしても交感神経を高める生活を続けながらもうしばらく治療継続の予定。

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  • Posted by へんせき at 23:41Comments(0)アレルギー

    2014年12月16日

    主婦湿疹と不妊症

    3ヶ月前一時帰国していた時に一回だけ治療した海外在住の37歳主婦から手の湿疹がすっかりよくなり現在妊娠5週目だというメールが届いた。

    初診時の様子は手の湿疹が5~6年前から出てステロイド薬を塗る治療を続けていたが、一進一退でよくならないので2か月前に中止した。するとだんだん悪化してきた。8月末帰国して中医薬の治療を1週間続け少しよくなってきたところだと言う。他に結婚して4年、2年前に検査して夫婦とも異常なくタイミング療法をしてきたが上手く行かない。

    三日後には帰るので自宅でもできる治療を指導して欲しいとの依頼であった。治療は腹診をして左F1F6井穴刺絡、湿疹治療にH5F5井穴刺絡。不妊症にはお灸で三陰交、下腹部3穴、志室、中髎、中脘、陽池に8分灸。自宅では足湯をしてH5F5井穴刺絡と前記のツボにお灸を続けるように指示。

    刺絡のやり方と艾のひねり方を30分ほど教えて3ヶ月は続けるようにお話しした。患者さんはまじめにそれを続けられたようだ。妊娠5週目になり悪阻の症状が出て一日中胃のむかむかが治まらないので治療法を教えてほしいと書き添えられていた。井穴刺絡と特効穴として裏内庭のお灸、もし医者が漢方薬を扱っていたら小半夏加茯苓湯か乾姜人参半夏丸を相談してみるように返信した。

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  • Posted by へんせき at 22:59Comments(0)アレルギー

    2014年03月31日

    花粉症の鼻づまりに井穴刺絡・頭部刺絡・顔面施灸

    スギ花粉がピークでヒノキ花粉も飛散し始めたとのこと。しかし今年の飛散量は少なく昨年に比べると全体的には楽に過ごせているようだ。おばあちゃんの治療についてきた中学1年の女子。花粉症で鼻が詰まり口呼吸になりのども少し痛いと言う。

    最初はためらっていたが、おばあちゃんの治療を見た後で初めての鍼灸治療を体験してもらった。まず片方づつ鼻孔を押さえて空気の入り具合を確かめてから治療を開始。

    最初にF1ピソマ刺激。刺絡をしてもいいと言うのでH5F5は井穴刺絡をする。先ほどより息が楽になったと言う。上星を刺絡するとさらによくなる。先日新潟の田村先生に顔面施灸を教えていただいたので顔面部(鼻通、印堂)に3壮づつ施灸(これは灸点紙の上に半米粒大の艾を据え熱さを感じたら火を消す)

    心地よい温かさが鼻の奥に通る感じ。80%以上よくなったというので、最後に肩、首に接触鍼をして治療終了する。帰りにピソマとソフトなお灸を差し上げ自宅でしばらく続けるようにお話しした。

    参考文献 『私がお灸で体験したこと』 染谷寛治著

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  • Posted by へんせき at 19:10Comments(0)アレルギー

    2013年08月12日

    アトピー性皮膚炎による激しい痒みと痛み

    41歳主婦。2年前に出産してその三ヶ月後、授乳による乳首の傷の治療で皮膚科を受診して強いステロイド剤を1ヶ月使用した。薬を中止して1ヶ月後、急に湿疹が顔、首、胸、肘の内側に広がった。

    アトピー性皮膚炎と診断されたがステロイド剤の治療は受けたくなく、漢方薬の処方を受け現在に至る。1年8ヵ月漢方薬治療をしているが暑い時期は調子が悪く今年も5月から首、腕、胸が悪化した。痒くなると我慢ができず無意識に掻いてしまっている。保湿が大事だと分かっているがプロぺトなどいろいろな保湿剤を試すが体に合わず保湿が出来ていない。

    鍼治療は小学生のころ1回受けたことがあるがいい印象は持ってない。しかし最近あまりにも痒く、井穴刺絡のことを知り自宅でネット情報を参考に1週間前から始めたがやはり一度治療のポイントを指導してほしいとのことで来院された。

    この方は39歳までアトピー性皮膚炎とは無縁だったが、父方のいとこは全員アトピー性皮膚炎とのことで遺伝的要素に出産かステロイド剤の使用がトリガーになったのかもしれない。井穴はH5F5が基本になるが腹診や経絡による選穴も必要になる。食生活、運動、睡眠、ストレス、アレルゲン対策などに加え痒くなった時にやり過ごす方法も大切だ。そのようなお話を30分ほどした。

    自宅では治療前後の皮膚感覚を確かめながら井穴から充分に出血させ、痒み止めのお灸を腕に二ヵ所1週間続けていただくことにした。

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  • Posted by へんせき at 00:35Comments(0)アレルギー

    2013年03月11日

    春一番から急増した花粉症

    先週金曜日に福岡の友人が遊びに来て花粉症が井穴刺絡治療で楽になった話を聞き、すぐに予約を入れた50歳の女性が来院された。友人は博多の「ぎんなん治療院」で治療を受けその後パイオを指に貼っているとのこと。自分にも同じよう治療をして欲しいと依頼された。

    アレルギー症状なので生活習慣と今までの経緯をお尋ねする。秋田県出身19歳で上京する。最初23区に住んでいて10数年前から調布に住んでいる。花粉症の症状が出たのは30歳くらいで杉、カモガヤなどに反応する。くしゃみ、鼻水が中心でひどくなると鼻が詰まり呼吸が苦しくなる。今年は目の痒みも出ている。3月1日の春一番から症状がひどくなった。抗アレルギー剤を服用している。

    この方の副交感神経亢進に関係ある生活習慣は甘い物、お酒(週に5回ビール1本)温めのお風呂、運動不足(この時期体温を上げると蕁麻疹が出る)数年前から「むずむず足症候」がときどき出る、これも副交換神経亢進の症状。

    腹診をすると心下部とその少し右側に圧痛がある。H3変化なし、右F2よくなる、右F6圧痛ほぼ消失。花粉症の症状は今日はあまりひどくないと言うので左右の鼻腔の通り具合を指標に治療を進める。H1、頭部刺絡の後にH5F5。

    自宅でパイオネックスで井穴刺激をすることと甘い物、お酒を控え少し運動することを勧める。本人は過去お酒を止めてみたが変わらなかったと言うがせっかく治療するのだからもう一度禁酒をすることを勧めた。3月に入り耳鼻科も眼科も花粉症患者で込んでいる。自宅治療を覚え生活習慣を少し変えることで症状緩和は充分期待できる。

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  • Posted by へんせき at 21:25Comments(1)アレルギー

    2011年05月17日

    アトピー性皮膚炎と喘息の再発

    35歳の男性会社員がアトピー性皮膚炎が最近ひどくなったと来院された。今までの病歴をお聞きすると、子供の時に発症して症状に応じて薬の治療を続けていた。20歳代は割りと安定していたが30歳なり、痒みと喘息発作のためまた病院に通い始め、皮膚科でステロイド剤や免疫抑制剤、内科で吸入ステロイド剤を処方されていた。

    昨年5月、アトピー性皮膚炎がひどくなった。薬を塗っていても一進一退でなかなか改善しないので思い切って薬を中止して生活改善(ビールを中止、間食中止など)を徹底してビタミン剤と乳酸菌を摂取し月に2回他院で鍼灸治療を始めたところ2ヶ月ほどでずいぶんきれいになったとのこと。

    昨年末風邪をこじらせ肺炎になり1月中旬に完治したが、その後夜中や明け方に喘息が始まった。3月になり漢方薬を飲みだし1ヶ月半ほどしたら発作は半減したが、4月の下旬から今度はアトピー性皮膚炎がひどくなってきた。風呂上りや汗がでたりすると痒みがひどく、首、肩、胸、脇の下などの上半身は皮膚がかさつき発赤している。

    アレルギー性の慢性疾患は薬物だけではなかなか完治しない。生活習慣が大きなウェイトを持つ。生活習慣を見直す場合いいと思ってやっていることが逆効果になっていることもあるので注意が必要だ。(例えば、水をたくさん飲むと代謝がよくなる、牛乳を飲むとカルシウムが増える、〇〇体操をすると腰痛にいい)この方は昨年5月を思い出してもう一度徹底することが必要だ。

    アトピーも喘息も自律神経的には副交感神経の異常興奮なのでこの抑制が治療の中心になる。皮膚感覚の変化を確認しながら刺絡治療をした。治療開始から1週間くらいは毎日治療した方が効果が継続するので自宅での刺絡とお灸を治療後30分指導した。3日後に痒みは引いてきたが寝つきが悪くなったと電話があった。

    これは副交感神経を抑制した為に相反作用として交感神経が優位になったためで逆の治療をすれば治まる。自律神経の治療は交換、副交感のバランスをとるために微妙なさじ加減が求められるので細かな観察眼が必要だ。

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  • Posted by へんせき at 10:09Comments(0)アレルギー

    2010年11月10日

    ステロイド剤の副作用と膝痛の鍼灸

    昼食後、散歩していたら前から歩いて来られたご婦人から声をかけられた。一瞬どなたかと思ったが、3年ほど前まで時々治療にお見えになっていた方だった。体型があまりにも変わっていたので何かあったのかお聞きすると、ステロイド剤内服の副作用で体重が約10㎏増加したこと。

    右足を少し引きずるように見えたのでそれもお尋ねしたら、1年前すべって膝を打ち、腫れた膝関節から注射で血液が混ざった関節液を2回抜き、その後鎮痛剤や湿布の治療をしたが痛みがすっきり取れないとのこと。1ヶ月前に鍼灸整骨院で患部に鍼をしたら衛生的に問題があったのか感染を起こして大変だったと仰った。この方は元看護師で消毒や衛生管理に関しては厳しい目をお持ちだ。

    夕方、体重増加と膝痛の治療に来院された。78歳で40㎏の体重が50㎏に増えては、膝にも負担になるだろう。ステロイド剤はアレルギー性皮膚湿疹の治療で使い、1ヶ月ぐらいして太りだした。今は中止しているがジルテック錠を続けている。

    膝の痛みは歩いて体重がかかると内側が痛く、しゃがみ込もうとすると途中で痛くなる。座った姿勢から立ち上がる時は手で支えなければいけない。膝の痛みには円皮鍼を足の甲と大腿部に貼り、右側頭部に3ヶ所鍼を刺し15分置鍼した。ステロイド剤の副作用がある場合は交感神経が異常亢進しているので自律神経の調整をし、同時にアレルギーに対する副交感神経抑制の鍼治療をした。

    直後の効果は膝は痛みの軽減で判断できるが、体重増加や軽いむくみは少し時間がかかる。ジルテックを止めるとすぐに痒みがでるそうなので、数回治療を続けて減薬してみれば鍼灸治療が効いているか否かは判定できる。

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  • Posted by へんせき at 00:23Comments(0)アレルギー

    2010年07月07日

    自宅治療継続中のアトピー性皮膚炎

    一ヶ月前に初めて来院され毎週1回鍼灸治療を続けられている40歳代女性。20年前の出産を契機にアトピー性皮膚炎を発症した。その後皮膚科でステロイド剤の治療や民間療法、食事療法などいろいろ試された。

    3年前から免疫抑制剤(プロトピック軟膏)を治療の中心にして割りと落ち着いていたが、最近少し痒みが出てきたので前から興味を持っていたはり灸治療を思い立ったそうだ。

    アトピーそのものを治せる薬はない。もちろん鍼灸でも治るわけではない。目的とするところは日常生活が支障なく送れるようにすることにある。だが巷にはあたかもアトピーが完全に治るかの様に宣伝するアトピー商法が横行している。患者さんはだまされないようご注意ください。

    アトピー性皮膚炎の治療は、病状や年齢、体の部位、またそのときどきの症状に応じて治療法を選びそれにスキンケア食生活の改善を中心に、長い目で気長に治したほうがよい結果につながる。 はり治療も1回で症状がすっきり取れる分けではないが直後効果として何となく皮膚の感じが違うというくらいだ。

    そこで日常生活の改善と自宅での治療が大事になる。自宅治療は技術的には難しいことはないが続けることはよほど決意しないと挫折する。この患者さんは1ヶ月こちらの指示通りになされた。やはり効果は出るもので首から背中上部の痒みが減ってきたそうだ。見た目も赤みとカサカサが減っている。

    自律神経を介する治療なので1ヶ月を1クールとして2週間ほど休みを入れ再開する予定だ。皮膚の症状は自覚症状と見た目で効果がはっきりするが、アトピーの本質を理解して取り組むことが肝要だ。  

  • Posted by へんせき at 23:39Comments(0)アレルギー

    2010年06月13日

    授乳中のアレルギー

    昨日は慈恵医大第三病院主催の公開健康セミナーが午後2時から開催されたので診療を早めに切り上げ参加した。演題は「健康長寿のための食事とは」ー食に始まり、食で輝くーで糖尿病・代謝・内分泌内科の横山淳一先生が講演された。私は東洋的な食との対比で興味があったが、会場は満員で少し遅刻した私は別室の森田講堂での聴取になった。

    ご存知ない方も多いと思うが同病院は森田療法(精神科医 故森田正馬先生提唱)の専門施設でもある。さて、横山先生のお話を要約すると ①精白されない穀物 ②オリーブ油 EAP DHA ③パスタ ④緑黄色野菜(βーカロテン)ビタミンC ⑤たんぱく質を上手に摂る地中海型食事を推奨されていた。料理の腕もなかなかのようで独自の料理の紹介もあった。病院食も工夫されているそうだ。

      

    講演も終わりに差し掛かったとき先月腰痛で一度治療した患者さんから治療依頼のメールが入った。会場を出て電話するとアレルギー性の湿疹で痒みが治まらない。皮膚科に行ったが授乳中で充分に薬が使えないので鍼で痒みを抑えて欲しいとのことだった。すぐ来てもらう事にした。

    最初は足首付近だけだったが、今は膝から下、両腕、首まで広がっている。医者の説明によると授乳中は抵抗力が落ちるのであなたは豆類の食品にアレルギーを起こしている。卒乳すればよくなるとのことで内服薬と塗り薬が処方された。3日薬を使っているが改善しないそうだ。

    治療はいまの痒みの状態を本人に自覚させ治療により痒みや皮膚の感覚が変化するか確かめながら副交感神経を抑えるツボに鍼を3回繰り返した。しばらくするとぶり返すことが予想されるのでその時の対処法を指導して治療を終えた。このような急性のアレルギーは数日間は毎日治療すると効果的なので自宅治療が出来ないようなら来院してもらうことにした。  続きを読む

  • Posted by へんせき at 08:11Comments(0)アレルギー

    2010年05月16日

    治りにくいアトピー性皮膚炎

    長期間アトピーを患い辛い思いをしている患者さんは多い。アトピー性皮膚炎は色々なタイプがあり割合治りやすいものものもあるが良くなったり悪化したりを繰り返し長期にわたりステロイド剤を使っている患者さんもいる。

    発症して期間が短いものは治りやすい。大人より子共のほうが治りやすい。ステロイド剤を使ってない方が治りやすい。生活習慣をコントロールできる人は治りやすい。逆に前記の反対は治りにくい。発症して時間がたち大人になってひどくなりステロイド剤を長期に使い生活の乱れがあるなどだ。

    小児が初めて発症した時は生活を見直し保湿剤を塗るだけでよくなることが多い。ところがここで安易にステロイド剤に頼ると後で症状がこじれてくる事になる。もちろん症状によってはステロイド剤や免疫抑制剤を短期的には使わなければいけない場合もあり臨機応変の対応が求められる。

    アトピーはアレルギーの症状でこの時自律神経的には副交感神経が亢進している。日常生活では運動する、太陽にあたる、肉体労働をする等交感神経を働かせ、甘いもの、油物、酒、ファーストフード、タバコ等副交感神経を亢進させるものを避けることが必要だ。それが出来て次に治療がある。

    1週間前26歳男性からアトピー性皮膚炎の相談を受けた。幼児期に発症し高校時代は入院治療を勧められる位悪化した。治療はステロイド剤中心。このままでは治らないと思い高校卒業後海外に行けば軽快するとの情報でロサンゼルスに留学したそうだ。海外生活中は症状は軽く生活に支障なく少々の不摂生でも悪化することはなかった。6年後帰国したが帰ってくると2週間ほどで痒みが出て1~2ヶ月経つとグチュグチュと浸出液が出て生活に支障が出たそうだ。その後何度か出入国を繰り返す。

    今回は昨年11月に帰国したが1ヶ月後からひどくなり3月にバンクーバーへ養生のため行き症状が落ち着いたので4月末に帰って来た。このままではまた同じようになると思うので鍼灸治療を試してみたいとのことだった。薬物治療は望んでないそうだ。基本の治療は副交感神経の抑制だが長期にこじれている場合はそれだけでは上手く行かない。1週間単位でどの治療が効果的か見極めることにし、治療法を指導して自宅で1パターンずつやってもらうことにした。今日電話があり悪化してないそうで17日に予約された。

    ちょうどタイミングよく私が信頼している愛知県の鍼灸師加藤先生からアトピー疾患のことでメールをいただきお互い情報交換しながら難治性のアトピー性皮膚炎の治療にあたろうということになった。  

  • Posted by へんせき at 00:14Comments(0)アレルギー

    2010年03月11日

    アトピー性皮膚炎とはり灸治療

    以前アトピー性皮膚炎で受療されていた30歳代の男性が1年半ぶりに疲労で来院された。初診は2003年6月小金井市の菱沼漢方薬局からの紹介であった。ずっと漢方薬をのんでいるが春先から梅雨時にかけ症状が悪化するので鍼治療を併用したらどうかということだった。

    びらんを伴った湿疹で浸出液が流れ落屑もひどく皮膚科での治療が必要かもしれないと思ったが本人は漢方薬とはり灸で治したいと強い意志を持っていた。

    このようなひどい症状も秋になると小康を得た。2008年まで症状がひどい時期ははり治療を併用し普段は漢方薬を飲んだ。はり治療は刺絡をメインにした。2007年には症状がかなり落ち着いてきて昨年はほとんど出なかったそうだ。

    よく見ると首筋にアトピーの名残があるがステロイド剤を使わずここまでよく治ったと感心する。アトピー治療には何の根拠もない怪しい治療が跋扈している。日本皮膚科学会の診療ガイドラインが参考になるが正しい情報に基づき治療の機会を失しないようにして欲しい。  

  • Posted by へんせき at 20:41Comments(0)アレルギー

    2010年03月06日

    いよいよ花粉症

    昨夜来の雨があがり今日は朝から暖かい春の陽光に恵まれ気温は20℃に達した。
    報道によると今日は花粉症のため耳鼻科外来が混雑したそうだ。

    花粉症が騒がれ始めたのは20年くらい前だったように記憶しているが、文献的には
    江戸時代にも花粉症は存在していたようだ。

    華岡青洲(江戸時代の医者 乳がんの手術で有名)の考案した十味敗毒湯ほ今で言う
    花粉症を対象に処方されていたようだ。この方剤を使うときは桜皮が入っているか否か
    確認する必要がある。

    鍼灸治療ではアレルギー疾患と診て副交感神経を抑制する治療がメインとなる。自宅で
    数ヶ所のツボにお灸を続けると一層効果的です。

      

  • Posted by へんせき at 00:03Comments(0)アレルギー