たまりば

健康・ダイエット 健康・ダイエット調布市 調布市

スポンサーリンク

上記の広告は、60日以上更新がないブログに表示されています。
新たに記事を投稿することで、広告を消すことができます。  
Posted by たまりば運営事務局 at

2013年01月24日

十年来の耳鳴治療と生理痛

高校生の時一日3時間睡眠で1年ほど過ごしていたら、急に大きな耳鳴とめまいに襲われた28歳の女性。睡眠を充分取ったら大きな音の耳鳴は治まったが、それ以来ジィーとかボーという高い音の耳鳴がずっと続くようになった。聴力の低下はない。

現在耳鳴は続いていてときどきめまいや大きな音の耳鳴が急に来るので心配がたえない。他に2年前から職場の人間関係からパニック障害になり、だいぶ安定してきたが睡眠剤と漢方薬を飲んでいる。耳鼻科は10軒ほどまわり治療を受けたが改善しない。半年前から耳鼻科の専門病院で抗アレルギー剤と漢方薬を処方されている。

いろいろな治療をして治らず10年も長引いている耳鳴りの治療は難しいが、可能性のある鍼灸治療を一つひとつ試して解決の糸口を見つけるしかない。①交感神経の異常 ②副交感神経の異常 ③首や肩の凝り ④内臓の機能低下 ⑤耳鳴の特効穴が効くか ⑥頭部や手足にある耳の反射部位の反応 ⑦冷え性の体質改善と耳鳴の関連等。

初回の治療は足湯をしてH5F5の井穴刺絡。直後効果はなかったが、5日間自宅で続けてもらい変化を観察していただくことにした。5日後2回目の治療。手の刺絡は上手く行くが足は充分出血しないとのこと。充分足を暖めて左F1F6左右F4と百会。また5日間続けて頂くことにした。

ぜんぜん効いていないのかと思っていたがこの半年毎月生理痛で困っていたが、今回は生理痛がないのに今日気付いたとのこと。おそらくH5F5の効果だと思われる。耳鼻科では聴力低下がないと耳鳴に慣れてくださいと言われることも多いが気になると気分まで沈んでQOLが低下する。何とかポイントを探し出したい。

にほんブログ村 健康ブログ 鍼灸(はり・きゅう)へ
にほんブログ村

  

  • Posted by へんせき at 21:29Comments(0)感覚器疾患

    2013年01月13日

    更年期障害と頭痛・肩こり・吐き気

    48歳パート勤務の主婦。11月末から左の肩、首の凝りと痛みが取れず鎮痛剤や筋弛緩薬が効かずに来院された。5年くらい前から女性ホルモンが下がってきて1年前から生理不順となった。過去に卵巣脳腫、子宮筋腫の摘出手術を受け現在もJ大学病院に更年期障害で通院中である。

    左首の付け根の痛みは首を右に倒したときに強くなり首を回すと引っ掛かりがある。朝は頚部の痛みで目が覚めるとのこと。今は吐き気と頭痛もあるそうで、足がとても冷たいので足湯をしてから治療を始めた。

    背部の脾、腎のツボに知熱灸。H4H5H6F3F4F5の井穴刺絡。百会の頭部刺絡。これで左の首の付け根の痛みは80%よくなる。4日後2回目の治療をする。最初の治療をした日の夜から頭痛と吐き気がよくなった。食欲も出て不思議としもやけも治まった。左首は朝の自発痛はなくなったが首の向きによって少し痛い。

    過去に何か首の障害がなかったかお聞きすると17年前に交通事故で首を痛めたことがあり冷えると首が痛くなっていたそうだ。今日は首の痛みをメインに更年期障害の治療をする。足の陰経、頭部、頚椎胸椎、井穴を調べ刺絡、鍼、円皮針の治療をする。自宅で足湯をして足、腹部、腰部にお灸をしていただくようツボに印をつけた。

    にほんブログ村 健康ブログ 鍼灸(はり・きゅう)へ
    にほんブログ村  

  • Posted by へんせき at 21:34Comments(0)小児・婦人科

    2013年01月10日

    慢性前立腺炎による激しい前立腺痛

    昨年最後の診療日29日に看護師の娘さんが77歳の父親をつれて来院された。症状は激しい前立腺の痛みで気が変になりそうで、この痛みを少しでも軽く出来ないかとのことだった。

    11月から陰部に痛みが出てN大学病院泌尿器科を受診(この病院で5年前に前立腺肥大症の手術を受けている)直腸診、ファイバー検査、血液検査で異常なく慢性前立腺炎による前立腺痛と診断され生薬製剤を処方される。

    3週間服用したが改善せず次に抗うつ剤を追加処方され10日間服用した。やはり改善せず抗うつ剤を中止して2日前から鎮痛剤を飲み始めた。痛みは20%ほど軽くなったが現在も座位は不可で食事も立ったままとっているとのこと。待合室でも立ったままで電車も座ることが出来なかったそうだ。

    寝ていると痛みはほとんど無くなるが、下着が陰部に触れているのは気持ちが悪いと言う。常に痛みが気になり気分も塞ぎがちで散歩もしなくなったとのことである。

    年末年始の休暇になるので娘さんに井穴刺絡、お灸のやり方を教えながら治療を進めた。F2F3F4百会の刺絡と大赫、曲泉、仙骨部、失眠の灸。足湯もするよう指示する。治療後幾らか痛みが軽くなり表情も変わってきた。

    1月9日2回目の治療。今日は長女が付き添ってきた。家族の話では帰宅時から辛そうな表情が変わってきて、30日31日と続けて治療をした結果痛みが10から5と軽くなり食事も短時間なら座って出来るようになった。その後2回治療をして10分程度の散歩やコンビニへの買い物も出来るようになった。

    今日の治療は前回とほぼ同じで前回同様長女の方にも治療を教えながら終了した。長女の方も医療に従事されているそうでスムーズに覚えていただいた。次回からは一人で来院出来そうだと言われとても感謝された。

    にほんブログ村 健康ブログ 鍼灸(はり・きゅう)へ
    にほんブログ村  

  • Posted by へんせき at 00:25Comments(0)泌尿・生殖器