たまりば

  健康・ダイエット 健康・ダイエット  調布市 調布市

2017年06月21日

急な回転性めまい・メニエール病?

月に2回定期的に治療している40歳代の主婦。昨日もいつものように治療を終えお茶を飲んでさーあ帰ろうとしたところめまいがすると言って椅子に座り込んだ。グルグルと回転性のめまいが始まり動けなくなった。

時々ふわふわする浮遊性のめまいは経験しているが、回転性のめまいは初めてのこと。浮遊性のめまいはいつもすぐに治まるので今回のめまいもしばらくすると治るだろうと椅子に座り静かにしていたが、一向に治まらない。

呼吸が少し早いので血圧を測ってみると130/100mmHgといつもの血圧110/70よりだいぶ上昇して脈拍は105。動悸も感じるという。耳の詰まりも少し感じるというのでF3F4H6の井穴刺絡をした。つまり感はよくなったがめまい、血圧、脈拍は変化ない。

1時間経ってもめまい、血圧、動悸は治まらない。これだけひどいめまいだが吐き気や聞こえの悪さは訴えない。2時間たったが治まる気配がないので近所の耳鼻科に連れていくことにして何の病気か考えてみた

風邪を引いた後でもなく吐き気もないので前庭神経炎ではない。2時間以上続く良性発作性頭位めまいはない。低音障害型難聴はひどいめまいはない。片方の聞こえが悪いわけでもないので突発性難聴でもない。吐き気や難聴はないがメニエール病ではないかと思った。

聴力検査では低音域が少し落ちて、眼振も起こっていた。医者は確定診断はできないので酔い止めの薬と循環改善薬を処方して、自宅近くの耳鼻科に明日行くように指示した。なんとも頼りない応対だった。

自宅近くの耳鼻科を今日受診して一番疑わしいのはメニエール病だが中枢性の病気を除外するためにすぐに大きな病院を紹介された。そこで一応メニエール病の薬が処方され諸検査をすることになった。今日はふわふわ感はあるが回転性のめまいはなく血圧脈拍は正常とのこと。


にほんブログ村  

  • Posted by へんせき at 21:32Comments(0)感覚器疾患

    2017年04月12日

    自律神経と目の関係

    昨日伸ばし伸ばしにしていた視野検査とOCT検査を受けた。どちらも異状なく緑内障の心配はないとのこと。そこで改めて井穴刺絡と目の関係を考えてみた。

    交感神経が働くと散瞳、副交感神経が働くと縮瞳。交感神経が優位に働くと遠くがよく見え、近くを見るときは副交感神経が優位に働く。さて我々の日常生活をみるとパソコン、スマホ、読書、テレビ、書類整理など圧倒的に近くを見ている時間が長い。そうなると目に関しては副交感神経優位で過ごすことになる。

    すると交感神経と副交感神経のバランスが崩れ、肩こり、頭痛などの眼精疲労を引き起こす。H5F5の井穴刺絡をすると副交感神経の異常興奮を抑制することができ症状改善が図られる。

    中高年の目の不調では白内障、緑内障、加齢黄斑変性症など失明につながる重大疾患もあるが老眼の進行に気づかず適切な対応が出来てないこともある。老眼は近くがよく見えない。それを見ようとするとやはり副交感神経が過剰に働く。老眼は生理的な一面もあるので眼鏡で調整することも必要。

    具体的な目の治療には前回UPした記事を参考にして欲しい。


    にほんブログ村  

  • Posted by へんせき at 22:29Comments(0)感覚器疾患

    2017年03月30日

    スマホによる眼精疲労に対する刺絡と温熱治療

    60歳代の男性。1週間前から目が疲れ、一晩寝ても鈍痛とうっとうしさが取れないという。原因は1か月前にスマホに替えたことだと自覚している。

    目は元来丈夫でなく、近視、乱視、老眼がある。目の治療には井穴刺絡ではF2F6 H5F5 F4H4等、頭部刺絡では百会 目窓 玉枕 懸顱等、顔面刺絡では攅竹 陽白 太陽等。また目の周囲のツボへのEAPも効果がある。

    さらに自分で簡単にできるセルフケアとして目を温める温熱治療がある。①蒸しタオルで温める。②せんねん灸で上瞼を温める。③遠赤美人の目肩用で温める。目の疲れをとるには冷やしてもダメで温めないといけない。どれも手軽にできるので試して欲しい。

    また目の筋肉「毛様体筋」を鍛える体操、目に力を入れぎゅっとつぶってぱっと開く動作を数回繰り返す動作も効果がある。治療の後一週間セルフケアを続けた結果苦痛は80パーセント取れた。

    パソコンやスマホをまったく使わない生活はできないのでひどくなる前にケアしながら疲れをためないようにすることが肝要だ。


    にほんブログ村  

  • Posted by へんせき at 23:52Comments(0)感覚器疾患

    2016年06月19日

    舌のしびれが5年続いている

    30歳代の女性。きっかけはよく分からないが5年ほど前から舌がビリビリとしびれ強弱はあるが消えることがない。しびれが悪化すると頭痛が併発して首を動かすのも痛くなる。口を開けづらくなることもある。パソコン作業のため首の痛みや肩こりを感じている。

    3年前に親知らずを抜いたとき1週間だけしびれがなくなった。過去に化学物質過敏症のため多量に服薬したことがある。今は食べ物着るものに気を付けて生活しているせいかほとんど治まっている。

    味覚には問題なく、食べたりしゃべったりしている時はしびれ感は少ない。現在整骨院で頸椎の矯正をしているが舌の症状に変化はない。大阪の中村先生のブログを見て井穴刺絡を試したいと言って来院された。

    前頚部と側頚部の凝りにパイオネックスを貼ると少しいい。井穴刺絡はH3→F1F6で変化なし。アレルギー体質なのでH5F5をするといくらかいいが今ひとつ。百会の刺絡をしてその3cm前方の刺絡をしている途中「あっ、しびれが減った」と言う。その後口の周り下顎の圧痛点の治療やハペパッチを下に乗せたりして50%改善。

    遠方からの来院なので自宅でセルフケアをしていただくことにした。(H5F5の井穴刺絡かパイオネックス・頭頂部の刺激)5日間連続した後、電話をもらい「治療前と比べて10→3~4くらい、2くらいが1日あった。しかしゼロにはならない。天気が悪い日はしびれがひどい。」 効果は感じられるのでもう一週間続けていただくことにした。


    にほんブログ村
      

  • Posted by へんせき at 15:44Comments(0)感覚器疾患

    2016年05月20日

    突発性難聴を発症して5カ月になる

    卓球が趣味の70歳代の主婦。昨年末急に左耳が聞こえにくくなりすぐ開業医を受診したところ突発性難聴と診断され大学病院を紹介された。翌日受診すると入院を勧められ10日間ステロイド剤点滴を中心とする治療を受けた。

    ところが改善が思わしくなく退院後投薬治療を続けていたがこれ以上の回復は期待できないとのことで来月の診察で治療終了にしましょうと言われたそうだ。卓球仲間に鍼治療を勧められ今まで鍼の経験はないが試してみようと来院された。

    左耳の聴力は125Hzー50㏈ 250Hzー45㏈ 500Hzー40㏈ 1000Hzー40㏈ 2000Hzー50㏈ 4000Hzー55㏈ 8000Hzー60㏈。中度の難聴で耳閉感や高音が割れる症状があるものの耳鳴りは気にならない。

    発症後時間もかなり立っているので期待に添えないかもしれない旨お話しして5回を目途に治療し効果を感じられるかやってみることにした。耳のそばで指をこすりその音の聞こえ具合を指標にした。ほとんど聞こえない。

    治療はF3→H5→F5と井穴刺絡。変化なし。耳の周囲(側頭部、こめかみ、胸鎖乳突筋の圧痛)に鍼と灸。聞こえ具合は変化ないが耳の詰まり感が軽くなる。初回なのでここで治療終了。

    翌日2回目の治療。昨日治療の後、友人を車に乗せて卓球の練習に行ったが助手席からの話し声が聞こえやすくなっているのに気が付いた。帰宅してラジオの音で聞こえ具合を試してみるとやはり少しいい感じがした。少し希望が持てたのでしばらく継続しようと思っているとのこと。


    にほんブログ村  

  • Posted by へんせき at 20:42Comments(0)感覚器疾患

    2016年02月16日

    強度近視と緑内障がある女性の目の奥の痛み

    52歳の女性会社員。数日前から首が凝って辛かったが昨日から頭痛がして右目の奥が痛くなった。月に1回くらい健康管理に通院されているがここ2ヶ月治療していなかった。

    もともと目が悪く近視の程度は「ディオプトリー(D)は9D」、老眼も眼鏡が必要でさらに数年前から早期の緑内障で目薬を使っている。1年ほど前に検眼士の宮下氏を紹介して遠近両用の眼鏡を作ってもらった。3ヶ月に1回眼鏡の調整もしているので、原因は肩こり、眼精疲労からくる目の症状として治療した。

    首の動診をしてH4H5H6井穴刺絡、目はつぶって治療後の見え方と目の痛みをチェックする。胸鎖乳突筋の圧痛点にパイオネックスを貼ると首凝りは楽になる。目の痛みに対して目の周囲とこめかみにEAPをして右F2F6井穴刺絡。後頭部の刺絡をすると頭痛はなくなり目の痛みも80%よくなる。

    最後に百会の刺絡をして治療終了する。目の疲れをためないように毎日「遠赤美人」や蒸しタオルで目を温めることをお勧めした。一週間後目の状態は落ち着いていると連絡があった。

    にほんブログ村 健康ブログ 鍼灸(はり・きゅう)へ
    にほんブログ村  

  • Posted by へんせき at 22:16Comments(0)感覚器疾患

    2015年12月09日

    ぶどう膜炎と緑内障による霞目と視野狭窄

    10月27日にUPした症例の続き。白内障の手術をしたがぶどう膜炎と緑内障を見落としていて手術後も視野の狭まりと霞目で見えにくさが改善しない患者さんを週1回のペースで7回治療した。

    先週鍼灸治療を始めてから最初の検査があった。結果は硝子体の濁りが薄くなっていて視力がよくなっていた。自分でも視野、くっきり感、まぶしさ等でよくなっていることを自覚していたが検査でも証明されてとても嬉しかったとのこと。

    治療法は目の周囲のEAP、右F2F6井穴刺絡、頭部刺絡(目窓・玉枕・百会・こめかみ) 後頭部の鍼、瞼への知熱灸、H5F5井穴刺絡を適宜組み合わせ、自宅で井穴刺絡と目の周囲のパイオネックスを続けた。

    今後は今の治療を継続するとともに軽い糖尿病があるので今一度生活習慣を見直し薬を飲まなくていいように血糖値を安定させたい。


    にほんブログ村 健康ブログ 鍼灸(はり・きゅう)へ
    にほんブログ村
      

  • Posted by へんせき at 23:45Comments(0)感覚器疾患

    2015年10月27日

    ぶどう膜炎と緑内障を併発していた白内障

    ぎんなん治療院の紹介で来られた68歳の主婦。昨年7月近くの開業医で右目の白内障手術を受けられた。軽い糖尿病があり時々網膜のチェックをしていたが、目のかすみがあり白内障の手術を勧められた。手術は上手く行ったと言われたが目がかすみ、見にくい状態がなかなか治らず、別の病院でぶどう膜炎と緑内障があると言われ大学病院を紹介された。おそらく最初の医者が十分な検査をせず白内障の手術を急いだためではないか。

    ぶどう膜炎はサルコイドーシス、原田病、ベーチェット病、強膜炎などが原因のものもあるが、この方は検査の結果原因不明とされ眼圧を下げる目薬と炎症を抑える目薬で経過観察している状態だと言う。現在の見え方は中心部は見えるがその周りが霞んで視野が狭くなっているそうだ。

    かすみ具合を指標に治療する。まず目の周囲にパイオネックスを左右4個ずつ貼ると少し薄くなる。上まぶたにせんねん灸を1個するととても気持ちがいいと言う。右のF2F6井穴刺絡でまた少しよくなる。目窓の刺絡では変化なし。後頭部2ヶ所の刺絡は効果あり。くっきり見えるわけではないが、目のかすみが薄く小さくなり効果を実感したと言う。次回はH5F5や頭頂部の刺絡を試してみたい。

    頭部刺絡のセルフケアは次回指導することにして、先ずは足の井穴刺絡とパイオネックスを自宅でやっていただくことにした。ご主人は以前故浅見鉄男先生の治療を受け研究会にも参加され井穴刺絡もできるそうだ。しかし今は自宅を離れ埼玉で有機農業に従事していて奥さんの治療が出来ないと言う。

    ご主人曰く、無農薬の有機野菜を食べているとアトピーなどのアレルギー疾患がきれいになる。化学物質が体に悪影響を及ぼしていることは明らかだ。お土産に大きく育った枝豆をいただいた。


    にほんブログ村



      

  • Posted by へんせき at 16:53Comments(0)感覚器疾患

    2015年04月10日

    低音障害型感音性難聴による耳鳴りと耳閉感

    一週間前に初診の60歳代の会社経営者。二人の医者から治りませんと言われ井穴刺絡でよくならないかとの期待をもって来院された。症状は右低音部の耳鳴り、頭鳴と耳閉感。発症は昨年12月25日中国へ出張3日目、帰国して12月5日に開業耳鼻科を受診。2週間薬を飲んでもよくならず、総合病院を紹介されて受診したが、突発性難聴による耳鳴り耳閉感で治らないと宣言されたそうだ。

    それから3ヶ月経つがひどい時は気になって何にも出来ないと言う。普通に会話できるので聴力はどうかとお聞きすると生活に支障はないと言う。また一日の様子を尋ねると起床時は楽でだんだん悪化して夜がひどいが、布団に入ると楽になる。お話をしていて本当に突発性難聴によるものか疑問に思えてきた。

    初回はH5F5井穴刺絡。三日後の2回目はあまり変化がないと言うのでF3F4H6の井穴刺絡を試してみた。それと医者を変えてもう一度検査をするように勧めた。二日後3回目の治療、昨日別の耳鼻科に行き突発性難聴ではなく右耳の低音部の聴力が40~50㏈に落ちている低音障害型感音性難聴と診断され丁寧な説明を受けてきたとのこと。特効的な薬はないが念のため虎の門病院で詳しい検査をするよう紹介された。治療はやはり副交感神経抑制が正解だと判断してH5F5井穴刺絡2回。

    いろいろお話を聴いていると昨年6月にも程度は少し軽いがやはり中国出張に行って同様の症状が起こり1ヶ月程して自然によくなったことがあったと言う。中国に行くと何か変わるのかお聞きすると日本に居るときの緊張感から解放されほっとするそうだ。それが発症の誘因になっているかもしれない。

    本日4回目の治療。昨日虎の門病院で詳しい検査を受け診断は低音障害型感音性難聴。メニエール病や耳管狭窄症などはない。この病気はストレスが原因のことが圧倒的に多いと言われ、特効薬はないが気分を安定させる薬をしばらく飲んでまた来るように言われたそうだ。

    この一週間ピソマとお灸のセルフケアをやってもらっているが、少しずつ耳鳴りと耳閉感の程度が軽くなっているようで初診時から10→5くらいに改善していると言う。治療はH5F5井穴刺絡2回と右頚部耳の周囲にハペパッチを貼る。自宅でピソマによるH5F5刺激をもうしばらく続けるよう指示。一週間で4回治療してお話を伺ううちに少しずつ患者さんの背景も分かってきた。ストレスとどう付き合うかや10年間続けている喘息治療のステロイド剤と気管支拡張剤の対処など少しずつ話し合って行きたい。

    にほんブログ村 健康ブログ 鍼灸(はり・きゅう)へ
    にほんブログ村
      

  • Posted by へんせき at 20:11Comments(0)感覚器疾患

    2015年04月05日

    小学生仮性近視の鍼灸治療

    昨年12月の視力検査で1.0と0.6だった視力が先月0.8と0.7になっていた。これ以上悪くならないようにと小学4年生の子供を治療に連れて来られた。まだ黒板の字が見えにくいこともなく本人はそれ程の自覚はない。

    今は仮性近視の状態なので治療をして目の養生をすれば元に戻るが、ゲームなどで目を疲れさせる状態が続くと本当の近視になり眼鏡やコンタクトレンズの不便な生活になると話をした。子供は眼鏡の生活がどんなに不便か経験してなく実感がないので親が十分注意してやらないといけない。

    視力検査表で見え方をチェックして右F2F6井穴刺絡。後頭部の刺絡をして目の周囲にパイオネックスを貼ると部屋が明るくなり視力検査表がくっきりなったと言う。目が悪かったから変化したのだと説明したら納得した。

    ゲームの時間を減らす。休み時間に1分間遠くを見る。星を見る。お風呂入ったとき蒸しタオルで目を温める。目の周りのツボを軽く押す等、自分で出来ることを先ず一週間やってみようと約束して治療終了する。

    にほんブログ村 健康ブログ 鍼灸(はり・きゅう)へ
    にほんブログ村  

  • Posted by へんせき at 21:21Comments(0)感覚器疾患

    2015年02月19日

    飛行機に乗っての耳の痛みと耳鳴り

    どなたも飛行機に乗って耳が詰まったり痛くなったりした経験はお持ちだと思う。原因は離着陸時の気圧の変化。鼓膜の内側の鼓室は耳管という細い管で鼻の奥の上咽頭とつながっている。この耳管を空気が通ることにより外との気圧を調節している。離陸時は耳管を通し空気を逃がし着陸時は空気を取り込むが、後者の方が耳管が開きにくく痛みを感じる。

    耳管は普通閉じているので急激な気圧の変化があると外との調節が上手く行かず耳が詰まったり痛くなったりする。唾を飲んだり飴をなめたりして顎を動かすとその瞬間耳管が開くので楽になるが風邪をひいたりアレルギーで粘膜が張れていたりすると耳抜きがうまくできずひどい時は航空性中耳炎になる。

    60歳男性先週九州に出張で飛行機を利用した。復路の着陸時やけに耳がつまり痛みも感じていたが飛行機を降りてしばらくしたら気にならなくなった。ところが翌日からゲップを飲み込もうとしたりあくびをしようとした時に左耳の奥でゴワゴワと音がするようになった。耳閉感も痛みもないがとてもうっとうしい。軽い耳管狭窄症を起こしているのかも知れない。

    耳管がむくんでいるのか炎症があるのか、着陸時の気圧の変化で耳管の働きが悪くなったようだ。症状が出て4日目に来院された。むくみならH5F5、炎症ならH1かF3。耳管は上咽頭に開口しているのでH1とH5F5の井穴刺絡を試してみた。その場で顕著な改善なし。副交感神経抑制の治療は半日から1日経って変化が出ることも多いので1日様子を見てもらうことにした。

    翌日、ゴワゴワと音はするが前日よりも小さくなった。そしてその翌日まったく音がしなくなり今日もその状態が続いていると連絡があった。

    私も年に10回以上飛行機を利用するが体調によって耳の痛みが違うように感じている。毎日何回も離着陸を繰り返すパイロットや客室乗務員は何か特別な対策をしているのか今度飛行機に乗ったとき聞いてみたい。

    にほんブログ村 健康ブログ 鍼灸(はり・きゅう)へ
    にほんブログ村

      

  • Posted by へんせき at 20:31Comments(0)感覚器疾患

    2014年12月26日

    低音障害型感音性難聴と不眠症

    61歳女性。11月15日左耳に軽い耳閉感を覚える。20日ブーンという低音の耳鳴りを感じる。21日近所の耳鼻科を受診して低音障害型感音性難聴と診断されプレドニン30mgとイソバイドでの治療が始まった。28日には耳鳴りも治まり低音域の聴力も回復した。

    ところが2日後プレドニン10mgを飲んでいるにもかかわらず耳の閉塞感と耳鳴りが始まった。12月1日総合病院の耳鼻科を受診したところ左低音域の聴力が低下していた。(125Hzー45㏈ 250Hzー55㏈ 500Hzー30㏈) 再度プレドニン30mgとイソバイドの治療が始められた。

    鍼灸治療に来られたのは11日、その時の聴力は125Hz-35㏈ 250Hzー35㏈ 500Hzー20㏈といくらか改善していたが耳鳴りと詰まる感じが続いていた。他にはステロイド剤の副作用か血圧が150/90mmHgくらいに上がっていた。不眠症も気になり11月からマイスリーを12月になりメイラックスを飲んでいた。

    治療は不眠症、血圧上昇などがあったので交感神経抑制のH6F4を中心にH3や百会の刺絡と頸部の凝りを緩める治療を4日続けた。その結果血圧は安定してきた。耳閉感と耳鳴りは10→7となったがまだ気になると言う。18日に聴力検査をすると11日よりいくらかよくなっていた。(125Hz-30Hz 250Hzー30Hz 500Hzー10㏈)

    血圧が安定してきたので19日の治療からH5F5井穴刺絡をメインに治療をする。また前日から紅斑が顔を除くほぼ全身に出てきたと言う。どうも薬疹と思われたの総合病院で診てもらうように指示し、翌日から自宅でH5F5井穴刺絡をやっていただくことにした。22日耳鼻科と皮膚科受診の後来院された。

    低音部125Hz-15㏈ 250Hzー15㏈と改善。皮膚科で薬疹と診断されステロイドの塗り薬と抗ヒスタミン剤を処方された。耳鳴りはほとんどなくなり今日は頭がブーンとする。降圧剤は止めているが、イソバイドも止めてみることにされた。治療はH5F5を2回、照海、手三里に灸。

    26日耳鼻科での聴力検査で125Hz-250Hzともに10㏈。皮膚の紅斑もイソバイドを中止して急激に改善した。耳鳴りが少し残っているが気にならないレベルまでよくなっている。不眠症は当院受診以後ずっと薬を止めているが眠れていると言う。年末年始の休業になるのであと一週間1日おきに自宅で井穴刺絡をするようにした。

    にほんブログ村 健康ブログ 鍼灸(はり・きゅう)へ
    にほんブログ村
      

  • Posted by へんせき at 21:07Comments(0)脳・精神・神経感覚器疾患

    2014年10月30日

    10年続く舌痛と口唇痛に井穴刺絡

    80歳女性一人暮らし。10年くらい前に舌の先が痛くなりいくつもの病院に通ったがよくならない。最近は舌痛よりも上唇と下唇の接触部が痛いそうだ。唇を合わせると痛いのでいつも少し口を開いている。痛みはヒリヒリ感で熱をもっているように感じ、冷やすといくらか楽になる。指で触ったり食事では痛くない。

    2年前からは大学病院の歯科にかかり入れ歯を3回作り直したが効果なく、今は歯科心身医療外来で安定剤と抗うつ剤を処方されている。SSRIは副作用で飲めず鍼灸治療で痛みが取れないか姪御さんが大阪のN先生に相談され当院を紹介されて同伴して来院された。

    舌も口唇も発赤や腫れはなく、痛みの原因は精神的なものか自律神経の過剰反応によるものではないかと思われた。唇を合わせると痛いのでこれを指標に先ずH3井穴刺絡で効果なし。次にH5F5井穴刺絡でほとんど痛みがなくなる。5分間をおいてもう一度H5F5。ここで治療終了して1時間後にもう一度確認のため来てもらう。

    治療直後は⑩→①だったのが①→⑤に少しもどっている。水溝とH5にパイオネックスを貼るとまた痛みが引いたのでこれで様子をみていただき3日後にもう一度予約していただいた。


    にほんブログ村 健康ブログ 鍼灸(はり・きゅう)へ
    にほんブログ村


      

  • Posted by へんせき at 15:22Comments(0)感覚器疾患

    2014年10月25日

    井穴刺絡・頭部刺絡によるめまい治療

    3週間くらい前からめまいが起こり次第に悪化してきた50歳女性。仕事に支障が出るようになりかかりつけの内科医に相談して紹介された耳鼻科を受診しめまい検査やMRI検査もしたが異常なく様子を見てくださいと言われ途方にくれて来院された。

    歩くのは何かにつかまらないと危なくご主人に支えられて来られた。めまいは小舟に乗って揺れている感じ、横ではなく縦に回っていると表現される。めまい(揺れ)は一日中強弱はあるが止まることなく続いている。他に後頚部が凝って鈍痛がある。

    仕事は保育士で24時間保育の保育所を開設されて休む間もないほど忙しいとのこと。数日前には膀胱炎に罹った。座位で治療することにした。首を左右に振る、上下に動かす動作でめまいがひどくなるが、一番ひどいのは首を下に動かす動作、次が左右、不思議と首を後ろにそらす動作ではひどくならない。

    H5F5井穴刺絡でほとんど変化なし。百会の頭部刺絡で左右に首を振るめまいが軽くなる。次にF4井穴刺絡をすると首の前屈での揺れが楽になる。立って歩いてもらうと少し揺れるが最初よりずいぶん歩きやすいと言う。もう一度百会とF4の刺絡を繰り返す。左右は90%前屈は70%よくなる。目の疲れがひどいと言うので目窓の刺絡、後頚部の6ヶ所と後頭部のめまい点にEAPをすると首を動かしてのめまいはほとんど起こらなくなる。

    室内を歩く、椅子から立ち上がったり座ったりする動作も楽になる。この状態がどれくらい続くのか聞かれるが分からない。しかし治療の結果からみると自律神経特に交感神経の興奮が関係しているようなので神経が戻らないようあまり間隔を空けず数回治療することを勧めたが一週間後にしか来れないそうだ。完全に戻ってしまうと次の治療がうまくいかないこともある。

    にほんブログ村 健康ブログ 鍼灸(はり・きゅう)へ
    にほんブログ村  

  • Posted by へんせき at 22:17Comments(0)感覚器疾患

    2014年10月05日

    突発性難聴後の耳鳴り、ふらつき、頭部圧迫感

    66歳男性会社員。2年半まえに慢性骨髄性白血病を発症して現在スプリセル服用して経過良好。白血病のストレスか分からないが半年後激しいめまいをともない左耳の聞こえが悪くなった。当時かかっていた整体師の助言に従いめまいが治まるまで3週間ほど安静にしてその後耳鼻科を受診して突発性難聴と診断された。

    治療開始が遅くなってしまったせいか聴力は回復せず125Hzから2000Hzは60~70㏈、4000Hzから8000Hzは100㏈。耳鳴りと軽いふらつき感は残った。仕事が出来るくらいになっていたが、今年5月に大腸がんの開腹手術で2週間入院して退院後に耳鳴りが増大してそれによりふらつき感、耳から側頭部の圧迫感が強く外出も制限されるようになってきた。

    一時すこしよくなっていたが3週間前からまたひどくなってきた。耳鳴りの音はキーンという高い音、ブーンというやや低い音が混じっている。治療はF3F5H5井穴刺絡、左側頭部4穴の頭部刺絡の後、左胸鎖乳突筋の硬結部にパイオネックスを2個貼る。治療効果は直後からふらつき感が減り、頭部の圧迫感がかるくなった。2日半ほどその状態が持続しその後少しずつ戻ってきた。

    突発性難聴は治療開始の時期がかなり予後を左右する。なかでも激しいめまいを伴うものは入院治療が望ましい。この方もどうしてはやく来なかったのか医者から言われたとのこと。現段階で聴力の回復は難しいが、3週間前の状態に戻すことは十分可能と思われる。

    にほんブログ村 健康ブログ 鍼灸(はり・きゅう)へ
    にほんブログ村  

  • Posted by へんせき at 16:07Comments(1)感覚器疾患

    2014年08月24日

    低音障害型感音性難聴と不妊治療

    44歳主婦。結婚が遅くなり出産適齢期を過ぎてしまったが子供が欲しくて2年前より不妊治療を始めた。1年前から体外受精を始め5回胚移植をしたが着床しなかった。

    A病院では4回治療して難しいと言われ、今月B病院に転院して1回治療したところ。彼女の母親が「ぎんなん治療院」の勉強会に参加されていて井穴刺絡の治療を受けてみるようにアドバイスを受けたとのこと。この7月には7年ぶりに再発した低音障害型感音性難聴を母親から送ってもらったハイタッチで1週間治療してすっかりよくなったそうだ。

    もう年齢的に無理なのかと思う反面、転院した病院で計ったAMHが2年前の0.3から0.67に上昇していたこともありもう少し不妊治療を続けようと決め来院された。鍼灸治療は今年の5月まで約2年間別のところで定期的に受診していたそうだ。

    不妊治療は足の陰経F1F2F3がメインとなる。お腹を触診するとみぞおち部とお臍の左側に圧痛がある。F1F3井穴刺絡でこの圧痛は消失する。F2井穴刺絡もやってから三陰交、志室、下腹部、仙骨部に8分灸をする。ご主人が付き添われていたのでお灸の据え方と井穴刺絡の充分な出血を指導した。最後に百会の頭部刺絡で治療終了。

    患者さんは20年前に右突発性難聴、7年前と先月左低音障害型感音性難聴を患い幾らか「腎」が弱いのかもしれない。自宅で先ずは一週間井穴刺絡とお灸を続け足湯も毎日やっていただくことにした。

    にほんブログ村 健康ブログ 鍼灸(はり・きゅう)へ
    にほんブログ村  

  • Posted by へんせき at 20:25Comments(1)感覚器疾患

    2013年10月14日

    視力が安定しないぶどう膜炎で通院中の女性

    40歳代の女性。二年前に白いもやがかかったように見えるようになり眼科を受診した。ぶどう膜炎と診断され原因疾患を調べるために大学病院を紹介され色々な検査をしたが、原因は分からなかった。それ以降開業医に戻り定期的に診察を受け点眼剤の治療を続けている。最近軽度の白内障が見つかった。

    眼鏡で視力矯正しようと検眼をするが、何度やっても検査結果が一定せず何か機能的な問題があるのではないかとのことで眼科からの紹介で来院された。

    目の症状の他に肩こり、足裏の痛み、人ごみに入ると気持ちが悪くなる等の自覚症状がある。腹診をすると心窩部に圧痛がある。これは左F1F6井穴刺絡でよくなる。目のくっきり感は目の周囲の円皮鍼やF2の井穴刺絡で変化がなく、前頭部後頭部の刺絡でいくらかよくなりH5F5の井穴刺絡で頭がすっきりしたと言う。

    次回は鍼灸治療のすぐ後に眼科に行って検眼が出来るように眼科の予約も取っていただくことにした。ぶどう膜炎の原因は不明だが母親が膠原病の既往があり何か関連があるのかもしれない。またご本人は酒、たばこを止められないそうだが度を超すと血流や血管に悪いことは自明。すべての病気に生活習慣や神経のバランス、抵抗力など関係している。

    にほんブログ村 健康ブログ 鍼灸(はり・きゅう)へ
    にほんブログ村  

  • Posted by へんせき at 23:04Comments(0)感覚器疾患

    2013年08月16日

    後部硝子体剥離による飛蚊症(ピカピカ光る)

    月に一度健康管理のために来られる60歳代女性。数日前から左目が何となく変な感じがしていたが二日前から黒い糸くずのようなものが飛んでいるのがはっきりしてこれは飛蚊症だと思った。飛蚊症は2年前に眼科で診断を受けていたが、その後特に気になることはなかった。しかし今回は黒い浮遊物の他にピカピカ光るので前とは何か違うようだとのことで来院された。

    丁度かかりつけの眼科がお盆休みなので先に鍼灸をしてみようと思ったそうだ。ピカピカ光るのは網膜が刺激されているときに感じるので、おそらく後部硝子体剥離による飛蚊症ではないかとお話しした。網膜裂孔や網膜剥離を起こしていなければ心配ないので眼科で眼底検査を受けてそこだけチェックするように勧めた。

    今の症状は黒いものが飛ぶ、ピカピカ光る、目の奥が重い感じがする。治療は眼精疲労の治療に準じて行った。井穴刺絡で(F2F6F4H4)頭部刺絡で(前頭部、頭頂部、後頭部)。目の奥の重たさが楽になり、ピカピカが少し減ったような気がすると言う。最後に左目周囲の圧痛点3ヶ所にパイオネックスを貼って治療終了。

    治療後二日目の今日、眼科の帰りに立ち寄られ「眼底検査の結果典型的な後部硝子体剥離と診断された。治るまで約3ヶ月、月に1度の経過観察で特別な治療はなかった」と報告に来られた。初回治療後目のピカピカは減っているとのこと。視力や視野に問題はないが浮遊物やピカピカが鬱陶しく、10月に予定している海外旅行までに治したいので鍼灸を続けるとのこと。 

    にほんブログ村 健康ブログ 鍼灸(はり・きゅう)へ
    にほんブログ村  

  • Posted by へんせき at 22:07Comments(0)感覚器疾患

    2013年06月13日

    耳鳴りが取れない突発性難聴

    70歳女性。自宅で激しいめまいと吐き気を覚え救急車で搬送され、10日間入院した。診断は左耳の突発性難聴でステロイド剤点滴を中心の治療を受けられた。退院後はアデホスコーワとメチコバールの服用を続けているが耳鳴りが変わらないとのことで退院3週間後に来院された。

    オージオグラムの検査表をお持ちでないのでどの音域がどのくらいの難聴なのかはっきり分からないがお話から高音域が障害されているようだ。耳鳴りの音はチィ、チィ、ポーゥという高い音。換気扇の音、甲高い音、救急車のサイレンなどが気になる。テレビや電話の声は何か言ってるのは分かるが、はっきり聞き取れないという。

    平衡感覚は退院時より改善しているがまだ用心しながら歩いているそうだ。急な発症だったがいま思えば発症一週間ほど前にスポーツジムでめまいを起こし休息室でしばらく休んでいたとのこと。患者さんにお話を聞くと発症前に一過性のめまいや耳鳴りを感じていた人は多く、ストレスや仕事、育児、介護など多忙であった人も多い。

    鍼治療で聴力が完全に元に戻り、耳鳴りが全くなくなるとは保障できないが耳鳴りが生活に気にならない程度に改善することを目標に先ず5回、変化があればもう少し継続治療することで治療開始。首肩の凝りをとるために首の動診をして手の井穴刺絡。耳と関係しているF3F5の井穴刺絡。左耳周囲に4ヶ所刺鍼。耳鳴りの音が少し低くなっていると言う。降圧剤を飲んでいるので最後に百会の刺絡で治療終了。

    付き添いの娘さんから病院での治療は薬を飲むだけしかないのかと質問を受けたので、他には①星状神経節ブロック療法②高気圧酸素療法③デフィブラーゼ点滴療法④ステロイド剤中耳腔投与などがあるので担当医に相談してみることをお勧めした。

    にほんブログ村 健康ブログ 鍼灸(はり・きゅう)へ
    にほんブログ村  

  • Posted by へんせき at 23:23Comments(0)感覚器疾患

    2013年01月24日

    十年来の耳鳴治療と生理痛

    高校生の時一日3時間睡眠で1年ほど過ごしていたら、急に大きな耳鳴とめまいに襲われた28歳の女性。睡眠を充分取ったら大きな音の耳鳴は治まったが、それ以来ジィーとかボーという高い音の耳鳴がずっと続くようになった。聴力の低下はない。

    現在耳鳴は続いていてときどきめまいや大きな音の耳鳴が急に来るので心配がたえない。他に2年前から職場の人間関係からパニック障害になり、だいぶ安定してきたが睡眠剤と漢方薬を飲んでいる。耳鼻科は10軒ほどまわり治療を受けたが改善しない。半年前から耳鼻科の専門病院で抗アレルギー剤と漢方薬を処方されている。

    いろいろな治療をして治らず10年も長引いている耳鳴りの治療は難しいが、可能性のある鍼灸治療を一つひとつ試して解決の糸口を見つけるしかない。①交感神経の異常 ②副交感神経の異常 ③首や肩の凝り ④内臓の機能低下 ⑤耳鳴の特効穴が効くか ⑥頭部や手足にある耳の反射部位の反応 ⑦冷え性の体質改善と耳鳴の関連等。

    初回の治療は足湯をしてH5F5の井穴刺絡。直後効果はなかったが、5日間自宅で続けてもらい変化を観察していただくことにした。5日後2回目の治療。手の刺絡は上手く行くが足は充分出血しないとのこと。充分足を暖めて左F1F6左右F4と百会。また5日間続けて頂くことにした。

    ぜんぜん効いていないのかと思っていたがこの半年毎月生理痛で困っていたが、今回は生理痛がないのに今日気付いたとのこと。おそらくH5F5の効果だと思われる。耳鼻科では聴力低下がないと耳鳴に慣れてくださいと言われることも多いが気になると気分まで沈んでQOLが低下する。何とかポイントを探し出したい。

    にほんブログ村 健康ブログ 鍼灸(はり・きゅう)へ
    にほんブログ村

      

  • Posted by へんせき at 21:29Comments(0)感覚器疾患