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Posted by たまりば運営事務局 at

2013年05月27日

うっ血性心不全の後から発症した両下肢の冷え

92歳男性。天気がよければ毎週でもゴルフに行くという元気なご老人。4月下旬ゴルフ場で苦しくなり近医にかかったところ榊原病院を紹介され4日入院した。病名はうっ血性心不全、退院してから膝と足首の中間から足の甲にかけて冷えを感じるようになった。

足を触っても冷たくはないが冷たく感じ、この数日は夜冷たくて眠れないこともある。5月上旬に神経内科を受診したが原因不明、循環器系は入院したときにいろいろ検査している。初診時やはり冷えを感じていると言う。軽いむくみがあり足は温かく足背動脈の拍動は感じる。

降圧薬を薬20年、抗凝固薬(不整脈)スタチン、排尿障害治療薬、漢方薬を10数年飲んでいる。治療はF12346 左H3 H6交感神経を抑え血管を広げる目的で刺絡を行なう。足の刺絡が終わったところで冷えを感じなくなり何となくいい感じだと言う。

その後3~4日おきに3回治療したが、夜冷えて眠れないことはなくなり日中も完全ではないが冷えを忘れていることが増えてきた。ひえの部位も足首付近に狭まってきて改善していることを実感しているそうだ。

この方は外観10歳以上若く見えるが、60歳代に二度がんの手術と良性肝腫瘍の手術をしている。50歳までタバコを1日60本吸うヘビースモーカーで夜になるとよく胸がギューと痛くなっていたそうだ。それで新宿のY先生の禁煙治療を二週間受けたらタバコを止める事ができ、それ以来病院の治療で活き詰まった時は鍼灸を頼ることにしているそうだ。

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  • Posted by へんせき at 22:15Comments(0)不定愁訴・体調管理

    2013年05月25日

    10年来の頭痛、片頭痛、頭皮違和感

    40歳代の主婦。右コメカミ部と頭頂部の痛みがほぼ毎日あり、月に数回は拍動性の片頭痛さらに右頭部の皮膚にムニュムニュとした違和感を毎日感じている。頭痛専門医の治療を5年受けている。

    初診時いま一番気になるのは右コメカミ部にこびりついたような痛みを感じている。首の動診をすると①左側屈と②左振り向きで右頚部に痛みと突っ張り感が出る。右H6で変化なし。右F5で①左F5で②がよくなる。

    目がよくないので前頭部と後頭部の刺絡をすると部屋が明るく感じると言う。右コメカミ部の痛みもほとんど感じなくなる。自宅でH5F5の井穴刺絡をしてもらうことにして治療終了。

    一週間後2回目の治療。偏頭痛は起きてない。頭部の痛みはよくなったが右側頭皮の違和感はよくならない。夜に強く感じる。この感じは皮膚に何かが張り付いているよう→血管が動いている→右を下にしていると皮膚が動いている→頭部に蛇行している1本の線を感じるなど。右の肩こりを感じる。肩こりと目の治療をして井穴刺絡はH5F5。

    それから5日後左の頭部にズキッと瞬間的な痛みを感じ始めそれが3日間続き頻度が増えたので電話で相談が来た。左のF4を追加するように指示したらそれで治まった。しかし右頭部のムニュムニュとした違和感は続いている。今の治療で頭痛は治まっているので今後はこの違和感を対象に治療法を考えて行く予定。

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  • Posted by へんせき at 22:32Comments(0)脳・精神・神経

    2013年05月16日

    腰椎すべり症から脊柱管狭窄による臀部痛

    67歳主婦。昨年5月頃から仙骨部と左臀部の付け根付近に痛みが出る。整骨院で週3回3ヶ月間治療をしたがだんだん痛みがひどくなり中止。整形外科で腰椎に2箇所のすべりと脊柱管の狭窄を指摘され牽引と温熱治療を始める。

    今年に入りペインクリニックで硬膜外ブロック注射と色々な鎮痛剤を試している。(ボルタレン、リリカ、トラムセット等)腰をそらすと痛みが増し、前屈みになると楽。コーラスで真っ直ぐ立っている姿勢は辛くなる。

    4月10日から5回治療したが、痛みの程度が軽くなり調布駅から当院まで最初は途中2回休んでいたが休まずに歩けるようになる。整形外科の治療は止め、ペインクリニックでの鎮痛剤も減薬している。

    治療は患側のF4F5井穴刺絡、経絡上の圧痛点ならびに足指、足甲、かかと、そけい部、仙骨部、恥骨部の圧痛点へのパイオネックス、頭部刺絡を組み合わせている。また自宅治療として足湯と遠赤美人を最近始めた。

    まだ少し前屈気味の歩き方で痛みも完全に取れていないがよくなる期待を持って治療を継続中である。もし鍼灸治療で満足できる改善がなければX-STOPによる低侵襲手術が適応になるか専門医に相談してみることも提案した。

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  • Posted by へんせき at 00:16Comments(0)運動器疾患

    2013年05月07日

    高齢出産の一助となる鍼灸治療

    昨年不妊治療で2回治療した40歳会社員が5ヶ月ぶりに突然お見えになった。この方は過去7回胚移植をしたが上手くいかず、次回が最後の挑戦になるかも知れないので鍼灸治療で体調を整え胚移植に臨みたいとのことで昨年11月に来院され2回治療した方である。(F3F4、右F2F6、百会等の刺絡と要穴のお灸)

    胚移植は年末か年初に予定されているのでそれまで足湯、お灸、腹部腰部の温罨法で体を温め血行をよくするようにお話した。12月中旬の2回目の治療以後の経緯は「年末に胚移植を受け、今回は無事妊娠して現在5ヶ月目、健診では順調。妊娠は難しいと半分諦めていたので本当に嬉しかった。今後の体調管理に鍼灸を利用したいとのこと」

    近年晩婚化や女性の社会進出などもあって出産適齢期を過ぎてから子供を望むケースが増えている。当然のことながら高齢になればなるほど妊娠率は低下する。体外受精の成功率も著しく低下するが、毎年3~4名この方と同様なことを経験すると鍼灸治療が何らかの影響を与えているのだろうと推察している。

    今後は保温に気をつけ適度の運動と三陰交のお灸を続け精神の安定に努めることをお勧めした。また妊娠中は体調を悪くしても薬を飲みにくいので鍼灸の出番は沢山ある。その都度上手に利用していただき元気な赤ちゃんを産んで欲しい。

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  • Posted by へんせき at 22:54Comments(0)小児・婦人科