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Posted by たまりば運営事務局 at

2017年08月30日

夏の疲れと血圧低下

92歳の女性。ひどい脊柱側弯のため背中や腰が痛くなると治療に来ている。10日程前に治療した時はいつもの痛みに加え体のふわふわ感を訴えられた。治療の後お墓参りに行く予定だが行けるか心配だという。

血圧測定してみると上が100mmHgと下がっている。いくつか薬を飲んでいるが2種類の降圧剤もある。H5F5井穴刺絡をして医者に薬の減薬を相談してみることを勧めた。

お墓参りは無事済ませ、薬も1種類減らしてもらった。

今週末娘さんのカラオケ教室の発表会で日本舞踊を踊るので元気が出るように治療して欲しいと来院された。いつものように腰が痛いほか、息が少し苦しく体に力が入らない感じだという。

血圧を測ると上が95mmHgと減薬したのにまだ低い。この暑さで心臓や肺が疲れていると思いH3H1の井穴刺絡をすると呼吸が楽になった。夕方娘さんから電話があり「とても元気になって帰宅した。発表会の前日にもう一度治療させたい」とのことだった。

この時期心臓、腎臓、肺は暑さで機能が落ちる。運動器疾患でも内蔵の自律神経を考慮した治療が大切だと思う。


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  • Posted by へんせき at 21:39Comments(0)呼吸・循環器

    2017年08月19日

    痔出血の鍼灸治療

    出血する痔疾患は切れ痔と内痔核がある。切れ痔は切れた瞬間チクッとした刺すような鋭い痛みがある。出血量は多くなくティッシュペーパーに少量付着する程度。排便のたびに痛みと出血があり傷が治りきらず長期化することもある。

    一方内痔核からの出血は自覚がなく排便した後、お尻を拭いて出血に気づいたり便器が真っ赤に血で染まっていてびっくりすることもある。まれには出血した血液が知らない間に漏れ下着が赤くなって気づくこともある。

    50歳代の女性が痔出血の治療に来られた。数か月前にも相談があったがその時は痔以外の病気があってはいけないので肛門科の医者を紹介した。内視鏡検査などをして悪性の疾患はなく座薬での治療でその時は治まった。

    今回は病院が夏季休暇のため当院への来院となった。痔の治療に一番効くのは百会。ここに刺絡をするか直接灸をするかだが肛門が腫れぼったいとか痔核が出ているようなときは直接灸の多壮灸がいい。今回は30回の刺絡を2回行った。

    次は会陽や長強付近の圧痛点へのお灸、刺絡、鍼。筋肉部は鍼を深めに刺し骨部にはお灸をした。最後にF4の井穴刺絡で治療終了。お酒が好きとのことだがしばらく禁酒してお風呂で下半身を温めるようにしていただいた。3日続いていた出血が治療翌日から止まった。


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  • Posted by へんせき at 22:50Comments(0)胃腸・消化器

    2017年08月14日

    肩の痛みと肘の痛み

    仕事帰りに時どき立ち寄る食材店でのでエピソード。レジを済ましたとき顔見知りの店員さんが肩が痛いと言う。安静時は問題ないが右肘を屈曲させて肩を外転しようとすると三角筋部が痛くなる。上着に袖を通すような動作が辛いそうだ。痛いところは三角筋の大腸経ライン。

    右H6を圧迫して同じ動作をすると少し楽になるのでパイオネックスを貼る。合谷にも圧痛点があるのでパイオネックスを貼ってみると痛みが半減した。さらに大腸経ラインを調べると曲池に激痛点がある。ここに刺鍼して30秒ほど手技を加え抜針。痛みをチェックすると完全に取れていた。

    それを見ていた同僚の方が自分も右肘が痛いと言う。筋トレのハンマーカールの動作で肺経尺沢付近が痛い。この方は毎日仕事で包丁を使っているのでそれが原因かもしれない。合谷と魚際に圧痛がありここにパイオネックスを貼ってハンマーカールをやってもらうと痛みが10→4に減る。患部にも圧痛があるのでここに刺鍼すると痛みがすっかり痛みがなくなる。

    1か月以上続いていた痛みが二人ともあまりにも簡単に取れたので何度も確かめながらさっきまで本当に痛かったのにと不思議そうな様子。ふたりとも鍼治療は初めてで鍼灸治療に好印象をもっていただいた。


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  • Posted by へんせき at 19:45Comments(0)運動器疾患

    2017年08月08日

    首を左右に倒すと耳鳴りがする

    50歳代の主婦。昨年暮れごろから首を左に傾けると左耳鳴り、右に傾けると右耳鳴りがするようになった。前後に倒しても異状はない。初回と二回目の治療は自律神経の抑制をメインにしたがいまいち効果がない。

    左耳鳴りの方がひどくキィーンと割と高い音がしている。試しに仰臥位で首を傾けてもらうとこの姿勢では耳鳴りはしない。これでこの耳鳴りは筋肉のこりが原因だと分かった。首、顎、喉、鎖骨上窩、胸鎖乳突筋などの筋肉を調べ圧痛点にEAPをする。これで耳鳴りの程度が半分くらいになった。

    またこの方は近視、乱視、老眼があるが眼鏡が合ってなく目から首肩の凝りが来ている可能性があるので眼精疲労の治療を追加した。これで右はかすかに感じるくらいになった。

    他に気になっている症状が①左肩の痛み(挙上して後ろに肩を引く動作で痛む) ②左股関節の可動域が狭い ③更年期障害(ホットフラッシュ、頭部多汗症)

    ①に対しては少し痛みが出る姿勢で圧痛点を探し鍼 ②に対しては左F2F6井穴刺絡で動きがよくなりその後もいい状態が続いている。③には三陰交のハペパッチと頭部刺絡。

    眼鏡を早く作らないといけないので検眼士の宮下氏を紹介した。


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  • Posted by へんせき at 23:47Comments(0)感覚器疾患