たまりば

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2016年11月07日

血栓性外痔核と帯状疱疹の前兆?

毎月1回健康管理のために来られる60歳代の女性。4日後に四国へお遍路に行く予定になっている。1週間前に1日中座って作業をしていたせいか急に肛門が痛くなった。市販の座薬を数日使ったがよくならないので昨日クリニックでステロイド入りの座薬をもらってきた。医者の診断は血栓性外痔核で二週間くらいでよくなるだろうとのこと。

いまの状態では長時間歩くことが辛いので鍼灸治療でもう少し早くよくならないかとの相談。痔疾にはいくつかの特効穴があるので試してみることにした。いちばん有名なツボは百会だがその前にF4井穴刺絡をするといくらかいい。次に長強、会陽付近の圧痛点にお灸。患部がほんのりとあったかくなる。最後に百会の刺絡を30滴すると痛みが軽くなったそうだ。百会は直接灸が効く場合も多く多壮灸がいい。

出発の前日もう一度来られてこの分ならお遍路に行けそうだとのことで、再度同様の治療をした。


60歳男性。この方も時々健康管理に来られている。昨日夕方から急に頭頂の左側がピリピリ、チクチクしだし、一晩たってもよくならない。帯状疱疹かもしれないので、いま皮膚科に行ってみた。発赤や水泡は出ていないので様子見しかない、頭皮に異常が出たらすぐ来るように言われたそうだ。

H5F5の井穴刺絡をしてどうなるかやってみることにした。直後に痛みは変化なし。ところが2時間くらいしてから痛みがなくなりそれが4時間ほど続いていると夜電話があった。もし明日痛みが再現していたら来てもらうことにした。


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  • Posted by へんせき at 20:15Comments(0)皮膚疾患

    2015年09月25日

    大人のにきび治療

    にきびは正しくは尋常性痤瘡と呼ばれる。青春のシンボルと言われるように中学生くらいからでき始め高校生をピークにその後は通常自然に治まっていくことが多い。しかしその後成人してからも見られることがあり大人にきびと呼ばれる。

    30歳代前半の主婦が昨年皮膚科で3ヶ月にきび治療をしたがよくならず鍼灸治療を試してみたいと来院された。今までの経過は10代後半からフェイスライン中心にニキビが広がり、20代半ばくらいに顎に集中して出来始めた。それから現在までにきびに悩まされている。ただ5年前に妊娠した時は不思議なことに妊娠から出産4ヶ月ころまではきれいだった。

    現在は唇の下、顎の部分に赤い大きなニキビが出来ている。ホルモンの影響もあるのか排卵日から生理までの期間はとくにひどくなるようだ。いま使っている薬はなく、冷え性の体質だと言う。

    治療は局所的には炎症を抑え、全体的には冷え性を治しお腹(腸)を整えることにする。まずF6井穴刺絡をするが血が出ないので指の付け根を縛って絞る。お腹を診てF3井穴刺絡。交感神経抑制にH6井穴刺絡。冷え性対策に三陰交、仙骨部、志室にせんねん灸をする。顔の炎症を取るために合谷に灸点紙をしいて施灸7壮。

    肩こりは感じないと言うが百会の刺絡をして首を回してみると楽になったと言う。自宅で足湯、三陰交のお灸を続けるように指示して終了。一週間後二回目の治療。顔を見て赤いニキビが引いている。本人曰く、「最近こんなにきれいになったことはない。このままよくなれはいいのだが」

    足を触ると前回よりずっと温かくF6も出血しやすくなっていた。これから調子が悪くなる時期になるので自宅治療を続け一週間様子を見ることにした。参考までににきび治療薬として今年二種類の外用薬が登場している。

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  • Posted by へんせき at 21:57Comments(0)皮膚疾患

    2015年09月17日

    手掌と足裏に多量の汗・多汗症

    19歳男性。小児期から手のひらに汗をかく症状があったが、テストで答案用紙が濡れるようになって困ったなと感じていた。現在予備校通学中であるが精神的に緊張すると発汗がひどく、汗が気になると試験に集中できなくなる。

    二か月前に皮膚科で治療を受けたが塗り薬で副作用が出て治療中止。祖母の紹介で鍼灸治療を試してみようと来院された。発汗部位は手症と足裏、季節的には夏がひどく、夜寝ているときは治まっている。精神的な緊張でひどくなる。運動は陸上長距離をやっていたがこの1年は運動していない。

    手足を診ると汗でじっとり湿っている。これを拭い治療を始める。手掌、足裏、汗に関するH2、F3、H3の井穴刺絡をして交感神経抑制のためH6F4井穴刺絡。30分ほど様子を見てしっとり湿っているくらいの汗で治療前ほどひどくない。

    一週間後に2回目の治療。治療後二日間は気温が低かったせいもあってか発汗が少なかったが三日目からもとに戻った。今回は前回の治療に百会の刺絡と大包にパイオネックスを貼り、自宅で足湯とH6F4のピソマ刺激をしていただくことにした。

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  • Posted by へんせき at 15:30Comments(0)皮膚疾患

    2014年09月15日

    小児アトピー性皮膚炎とおねしょ

    5歳男児。3年前の東日本大震災の数日後、顔が真赤に腫れ皮膚科から小児科に回された。急激なアレルギー反応が起こっていると言われアトピー性皮膚炎と診断されステロイド剤による治療を受けた。半年ほど治療したがステロイドを使うと中耳炎を起こし止めるとよくなるを何度か繰り返した。

    皮膚の症状はいまいちよくならないので何軒か病院を変えたが、子供は薬に対して敏感、副作用が出て標準的治療が出来ず今は漢方薬と保湿剤、抗ヒスタミン剤で治療をしている。漢方薬も合わないと副作用がでる。

    食べ物は卵、乳製品、小麦、油ものに反応する。最近時々微熱があり、走ったりすると喘息のようなゼーゼーとする呼吸音がする。薬は抗ヒスタミン剤、去痰剤、咳止め、気管支拡張剤、と喘息を想像させる薬が出されている。

    現在のアトピー症状は皮膚の乾燥と痒み、痒みのためにイライラや不安があると言う。刺絡治療を希望しての来院で、子供も受けることに納得しているとのことなので最初から井穴刺絡をすることにした。両腕を掻いているのでこの痒みがよくなるか教えてねと言って治療を始める。痛みはほとんどないので納得していれば子供でも十分治療できる。

    自宅治療をするとのことなのでお母さんに教えながらF5→H5井穴刺絡で腕の痒みが取れた。左足の親指が痒いと言うので左F2井穴刺絡。お灸を志室、陽池、解谿。咳が気になるようならH1を追加するようにして1週間続けてもらう。

    この子の2歳上のお姉ちゃんが週に2~3回おねしょをすると言う。今日は時間がないので治療は来週にして、自宅でH5F5井穴刺絡と下腹部と腰部各1か所に灸点を付け同時に足湯を勧める。

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  • Posted by へんせき at 19:55Comments(0)皮膚疾患

    2013年08月31日

    帯状疱疹らしい痛みと発疹に井穴刺絡

    数日前、稲舛先生のブログにこれから帯状疱疹が増えるとの書き込みがあった。昨日、慢性腰痛で来院中の50歳代女性がいつもと違う痛みが2~3日前から背中にあり左わき腹の方にも痛みが放散すると言う。

    背中を見せてもらうと左肩甲骨の下に3×5㎝くらいの赤い発疹が出ている。はっきりした水泡は出てないが帯状疱疹による皮膚症状の初期と思われるのでH5F5の井穴刺絡と発疹が出ている左膀胱経左F4の井穴刺絡をして患部の症状を確認する。1/3くらい軽くなる。

    今日もう一度来ていただき患部を見ると昨日から広がっていない。H5F5の井穴刺絡をして明日は自宅でパイオネックスによる治療を指示する。初期段階で治療したのでこれで治まると思われる。

    帯状疱疹は子供のころにかかった水疱瘡のウィルスが免疫の低下によって再活性化することにより発症すると説明されるが、再活性化の仕組みは明らかになっていない。専門医の説明でも自律神経の話は出てこないが井穴刺絡で副交感神経を抑える治療が効くので自律神経の乱れは関係していると思われる。

    帯状疱疹は重症化すると様々な後遺症(帯状疱疹後神経痛、顔面神経麻痺、視力障碍、難聴等)を残すので出来るだけ早期に治療を受け(抗ウィルス剤は発疹出現後72時間以内)重症化を防がなくてはいけない。簡単で効果的な鍼灸(井穴刺絡療法)を知っていることは大きな力となる。

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  • Posted by へんせき at 22:37Comments(0)皮膚疾患

    2013年03月17日

    ズキズキするひょう疽とビーチバレーによる右肩痛

    7~8年前右手母指の指先部の皮がむけ、そこから細菌感染したようで母指腹部が腫れズキズキ痛み病院を受診して抗生物質を処方された。しかし薬を飲むと動悸がする副作用で治療を中止した。その後痛みが寛解したり増悪したりの繰り返しで最近また痛みがひどくなって来院された。

    40歳女性会社員、週に3回ビーチバレーの練習をしてシーズンには毎週末試合に出ているスポーツウーマンである。痛みの部位は母指腹のやや肺経より触ると痛い。特に夜寝る頃になるとズキズキうずくように痛くなるそうだ。

    患部に膿が溜まり化膿しているようでもないので井穴刺絡とお灸で治療する。H1H1´の刺絡、爪の中央と指先先端の灸。患部を押しての痛みの変化を指標に治療する。右肩はバレーでアタックをする動作で痛み、いつも痛みが出ないように肩をかばってボールを打っているとのこと。

    これには経絡テストでH6H4の井穴刺絡と右手の甲の圧痛点にパイオネックスを2個貼る。花粉症と軽いアトピーがあるのでH5F5の井穴刺絡をして治療終了。自宅でH1H1´、爪中央部にお灸をするよう指示する。

    一週間後2回目の治療。毎夜ズキズキする痛みが2回に減り、普段は患部の一ポイントに触れた時痛いだけになった。今回はH1H1´の井穴刺絡と患部のポイントの周囲に5ヶ所糸状灸1壮。肩の動きも前回よりよくなっているがH6H4H3の井穴刺絡と胸鎖乳突筋の凝りに刺鍼。1日おきに自宅でお灸をするように指示。

    慢性に経過しているひょう疽だが井穴刺絡と患部周囲の灸でよくなってきている。もう少し治療継続してみたい。

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  • Posted by へんせき at 22:47Comments(0)皮膚疾患

    2013年02月25日

    顔と頭に出た帯状疱疹

    体調管理にときどき来院される50歳主婦。皮膚科で帯状疱疹と診断され抗ウィルス薬と鎮痛剤を処方されて今帰宅したところだが、鍼灸治療もした方がいいか問い合わせの電話があった。帯状疱疹後神経痛を予防する為に鍼灸治療が効果的とお話して翌日来院された。

    5日前右のおでこにポツと発疹が出た。痛みはなく痒みがある。翌日髪の毛の中にも痒みが広がった。次の日痒みが続くのでオロナインを塗った。翌日右の首のつけ根のリンパが腫れたので婦人科検診のついでに相談したら内科に回されかぶれと診断された。

    その日の夕方右のおでこや頭にビリーとした痛みが走り熱も37℃を超えてこれは変だと思い、翌日同大学病院の皮膚科を受診して上記の診断を受けた。医者からおでこのヘルペスが正中線を少し越えているので注意するように言われたそうだ。

    治療はH5F5の井穴刺絡を二回して自宅でピソマで同部位の刺激をするように指示。1日明けて今日二回目の治療。頭のビリビリはほとんどなくなり、コメカミ部にビリビリした痛みが残っている。首のつけ根のリンパの腫れも小さくなっている。治療は右F6H6とH5F5の井穴刺絡。大椎、志室のお灸。自宅でのピソマの治療は続ける陽に指示。

    患者さんは30数年まえ同居中の祖母が帯状疱疹後神経痛で苦しんでいたことを覚えていて熱心に治療に取り組んでいる。

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  • Posted by へんせき at 22:15Comments(0)皮膚疾患

    2012年10月02日

    悪化して3年経ったアトピー性皮膚炎

    治療を始めて一ヶ月経過したアトピー性皮膚炎の患者さん。(33歳男性会社員) 幼少期よりアトピーで17歳の時顔面が一時悪化したがその後30歳くらいまでは日常生活に支障がないくらいに落ち着いていて薬も使ってなかった。

    30歳の時、仕事や家庭の事情で忙しく過度のストレスのせいか顔から湿疹が始まり体中に広がっていった。それから約3年間ステロイド軟膏、プロトピック軟膏、抗ヒスタミン剤等の薬物治療を続けている。普通は悪いながらも夏は幾らか調子がいいのに今年は湿疹がひどく、鍼灸を試してみようと思われた。

    初回の治療は腹診により右F2F6と副交感神経抑制のH5F5。自宅で5日間ピソマによるH5F5圧迫刺激してもらったがあまり効果を感じないというので、ファインタッチによる井穴刺絡(右F2F6とH5F5)に変え10日間続けた。初診から16日目の二診時、体全体の赤みが30%程改善していた。治療は同上プラス志室の灸。自宅で1日おきの井穴刺絡と保湿をまめにするように指示。

    二週間後に3回目の治療。皮膚の状態は最初の半分くらいによくなっている。痒みは夜中に感じるが日中はほとんどよくなっている。自宅治療と保湿は指示通りにしている。皮膚科の薬は同じ量を使っている。このまま落ち着いて30歳前の状態になって欲しいという。足の甲や指の皮膚症状もよくなってきたので少し運動をして体を動かすように勧めた。自宅治療は1週間休んで再開するようにした。

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  • Posted by へんせき at 23:55Comments(0)皮膚疾患

    2011年05月31日

    掌蹠膿疱症性関節炎の痛みの治療

    鍼灸院ではめったに診ることがない病気に「掌せき膿疱症」がある。この病気は最初、手掌や足の裏に無菌性の膿疱が多発しやがてそこがガサガサになりそれを繰り返す。この病気を発症したら初期には痛みはなくてもほとんど骨(鎖骨、胸骨、肋骨、脊椎など)に関節炎や腫脹、骨破壊を起すことが知られている。皮膚に症状が出るが本態は免疫の異常があり関節にも症状がでる難病である。

    専門医が少なく発症しても正確な診断をくだされず適切な治療に至るまで長期間を要することもある。以前は原因不明、病気の本態も分からず治療法もない難病とされていた。しかし、今では秋田県の本荘第一病院の前橋賢先生が提唱されたビオチン療法で治る病気となっている。

    先週来院された50歳代の女性は10年以上前に掌せき膿疱症を発症したが、前橋先生にたどり着くまで数年を要し、現在5年ビオチン療法を続けている。左の肩鎖関節と仙骨に骨破壊があり、かなりよくなったものの肩と腰の痛みがすっきりとれず鎮痛剤を服用している。

    2ヶ月前からトリガーポイントブロック注射を始めたが、鍼灸治療も試してみたいとのことで来院された。左肩関節は少し腫れているが熱感はない。腰の痛みは左側がじっと座っていたり、重心がかかったときに痛くうつ伏せに寝ることが出来ない。骨そのものの痛みより「筋筋膜性」の痛みと思われた。初回なので刺激量を少なく円皮針の治療にした。免疫異常がかかわっているので鍼灸治療でも症例が多い関節リウマチやアトピー性皮膚炎などとの関連も考えてみたい。

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  • Posted by へんせき at 02:53Comments(0)皮膚疾患

    2011年04月21日

    脂漏性湿疹の鍼灸治療

    先週から3回小学生男子の往診に行った。主訴は右足の激痛、発症して3ヶ月以上経過している。小児専門の医療機関で内科、整形外科、神経内科、心療内科の医者が診ている。しかし、原因不明の右足の痛みは引かず学校もずっと休んでいる。

    病名もはっきりせず鎮痛剤と作業療法をしているが、いまのところ改善の兆しが見えない。下肢に触れたり少しでも動かそうとすると激痛が走り、右足にはまったく触れず、治療部位は両手、左足、頭からツボを選んだ。

    頭のツボを探していたら、母親が「頭に脂漏性湿疹が出ている」と言う。おそらく風呂に入れず洗髪が充分できないことと、ストレスが原因と思われた。脂漏性湿疹は乳児の間は自然によくなるが大人になると難治性になるといわれている。この湿疹は3回の治療の後ほとんど治った。アレルギーの一種と考え副交感神経を抑える治療をした。

    足の痛みに関しては原因がよく分からない。器質的な疾患ではなさそうだが、心の問題とも決めかねる。痛みの治療の専門医「加茂淳」先生に相談したら、「身体表現性障害のなかの疼痛性障害」ではないかとのアドバイスを得た。先生曰く「心の問題にしてしまわず、痛みをとる治療をやるように」とのこと。まだはっきりとした効果がでないが、可能性があることをひとつひとつ確かめていき何かきっかけを見つけたい。

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  • Posted by へんせき at 22:36Comments(0)皮膚疾患

    2010年12月10日

    足裏の痛み(鶏眼・たこ・イボ)の灸療法

    二ヶ月近く歩くと足の裏が痛い60歳代の女性の治療をしている。最初は左右どちらも痛かった。この方は通勤時約30分歩いていた。仕事もおもに立ち仕事である。足底筋膜炎の症状とは違う。痛い場所は足指の付け根に近い部分で、押すと圧痛が数ヶ所にあった。

    おそらく足底の筋肉疲労か筋力低下によるものと推察して一週間に1回治療を続けた。一穴治療する度に床の上で足踏みさせたり、歩かせたりして痛みの変化を追いながらツボを決めていった。最初は治療当日よくても、翌日にはまた痛みがぶり返していたが、次第に痛みがない時間が増えていき一ヵ月後には右足裏の痛みはなくなった。

    それから一ヶ月経った今週の治療で左足裏の痛みもほとんど消失した。仕事中長時間立っている時たまに感じるくらいになった。この患者さんはそうではないが、足の裏に「うおのめ」や「たこ」ができて痛々しい足裏を時々みる。鶏眼(うおのめ)やたこは灸できれいに治るのでお困りの方は試していただきたい。  

    どちらも荒めの艾を使い患部と等大の大きさに捻り熱さを感じた後、さらに数壮すえ続ける。平均して1ヶ月くらい続けるとどちらもとれる。途中黒焦げになり硬くなった組織ははさみやカミソリでけずるといい。手術、薬、窒素などの方法もあるが灸は再発が少なく、治療中生活に支障がない。私自身二十数年前冷凍窒素で足裏のたこを焼いたが、1~2年後再発して今度はお灸を試した。3週間ほどして患部がガバッとはずれ完治した。その後再発していない。

    また中年以降首の周囲にできるイボもお灸できれいに治る。これは上質の艾を細く捻りイボの上に3~5壮すえる。お灸をした後数日以内に自然にとれている。こちらは毎日続ける必要はなく通常1回でよくなる。

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  • Posted by へんせき at 00:18Comments(2)皮膚疾患

    2010年08月24日

    簡単なお灸で治る爪周囲炎(ひょう疽)

    爪周囲炎(ひょう疽)は手や足の爪の辺縁周囲におこる細菌感染症である。原因は逆むけ、深爪、あるいは慢性の刺激による皮膚の傷などである。

    症状としては発赤、腫脹してとても痛みが強く、膿を持つ。一般的な治療は鎮痛剤と抗生物質の投与、またはメスで小さく切り排膿させるなどである。主に皮膚科や外科で治療することが多いが、お灸でも充分対応可能である。

    今日、変形性膝関節症で定期的に治療している女性から、巻き爪が原因の右足拇指のひょう疽で通院治療中だが、痛みと腫れが引かないと相談された。そこでお灸を3ヶ所するからそれで痛みが引かなかったら切開することにしてはどうかとお話し治療した。

    場所は爪の生え際の角2ヶ所に糸状灸3壮、爪の上中央に米粒くらいの艾で熱さが透るまで約10壮。たったこれだけだが、治療8時間後に痛みと腫れが引いたとの電話をいただいた。明日自分でもう1回お灸をして、病院に行ったとき巻き爪の治療を聞いて見る様にお答えした。

    麦粒腫、おでき、歯や歯茎の痛み、虫刺され、軽い捻挫などは少量の艾があれば家庭で対処できる。医師であった故丸山昌朗先生は患者さんから薬を求められた時よく一握りの艾を渡されたそうだ。お灸にはすばらしい効果があるのでそれを普及するのも鍼灸師の使命だと思う。  

  • Posted by へんせき at 22:14Comments(1)皮膚疾患