たまりば

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2016年10月26日

テニス肘 肘の内側が痛い

大学3年の男子。クラブ活動で週に2回3時間練習、週末試合に出ている。小学生の時からテニスを始め今までケガをしたことはない。痛くなったのは9月初旬で高速サーブを打つためにコーチの指示でフォームを変えたことがきっかけ。

最初はテニスをしているときのみ痛かったが、次第に日常生活中にも痛むようになった。今は何もしなくても違和感があり肘の屈曲、回内で痛みが増す。治療は整形外科でもらった塗り薬を使っていたが効果がなく、1週間前から漢方薬を飲んでいる。テニスは痛みを我慢して10月10日までやった。

15日に当院受診。テニス肘にはバックハンドテニス肘とフォアハンドテニス肘があるがこの患者さんは上腕骨内側上顆付近を痛めた後者。痛む部位は左のH3H4のラインだがH3H4の井穴刺絡では効果なく、左H6で屈曲、回内の痛み軽減する。肘から前腕の内側に筋肉のコリがあるのでそこにEAPをすると痛みがぶり返した。

そこでEAPの跡に八分灸をして違和感を取りハペパッチを貼る。四日後2回目の治療。練習は中止していて安静にしているといいが、ものを持ったり、肘を曲げて伸ばすときに痛い。EAPやパイオネックスはよくない。井穴刺絡、ハペパッチ、せんねん灸で治療する。

三日後3回目の治療。屈曲、回内動作でもあまり痛くないので練習を再開したいという。翌日から三日続けて1時間から3時間の練習をした。力の入れ具合は60%。痛みはないが3時間した日は違和感が出た。鍼灸治療後8日で練習再開できてよかったが、まだ全力で打つのは少し不安があるという。治療は前回に順じ次回筋肉の使い方に問題がないか専門家に診てもらうことにした。



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  • Posted by へんせき at 23:51Comments(0)運動器疾患

    2016年10月23日

    脊柱側弯症による腰痛と首の痛み

    30歳代の女性会社員。2か月くらい前から左の腰が痛くなった。背中や腰が痛くなることは時々あるがいつもは1週間くらいでよくなるのに今回はいつまでたっても痛みが続き3週間前に整形外科を受診して鎮痛剤をもらったとのこと。

    この方は小学3年生の時、脊柱側彎症と診断されたが手術をするほどではないのでそのままにして現在に至っている。。腰を前屈して背中を見ると左が高く右が低い。腰のくびれも右ははっきりしているが左は腰とおしりの境がはっきりしない。背中から腰にかけて全体に左が盛り上がっている。これだけ左右差があると知らないうちに筋疲労が蓄積するのだろう。

    腰はじっとしていても鈍痛があるが右側屈、右ひねり、後屈で左腰の痛みが増す。左F4F5F6、右F5の井穴刺絡の後、左帯脈への鍼で90%痛みはとれた。他に気になることを尋ねるとふわふわとしためまい、生理不順、肩こり、目の疲れ、血液検査で軽い貧血などある。

    めまい、目の疲れ、肩こりは長時間のパソコン作業が関係しているようで、視力はコンタクトで強制しているが最近左が見にくくなっているとのこと。眼位のずれもあるので、目の周囲にEAPをして目窓の刺絡をすると周りが明るくなり眼位のずれも小さくなる。

    婦人科の治療にF3井穴刺絡、三陰交と仙骨部に施灸をして恥骨脇の圧痛部にパイオネックスを貼る。最後に百会の刺絡をすると肩こりがさらによくなった。実家で暮らしていた時に比べ食生活が少しおろそかになっているようでそれが貧血の原因か、身長155cm油断すると体重が40kgと切る。運動、食事、保温を一度見直すようにアドバイスして治療終了。


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  • Posted by へんせき at 19:34Comments(0)運動器疾患

    2016年10月13日

    麻酔の日 華岡青洲の業績

    「今日は何の日」のサイトを見ていたら今日10月13日は、日本麻酔科学会が1804年の今日 華岡青洲が麻酔薬「麻沸湯」による全身麻酔で世界初の乳癌摘出手術を成功させたことを記念して制定した「麻酔の日」とのこと。

    華岡青洲は小説家有吉佐和子の「華岡青洲の妻」がベストセラーになったことで一躍有名になった江戸時代後期の医者。彼の医学の特徴は内科(漢方医学)と外科(オランダ医学)を区別せず、有効なものは積極的に取り入れた。十味敗毒湯や紫雲膏は彼が作った薬で今でもよく使われている。

    麻沸湯完成の苦労は小説にも書かれているが、後日乳癌手術に多大な影響を与えた著述が医聖永富独嘯菴の「漫遊雑記」でその中に乳癌治療法の記述がある。その一文を紹介する。「乳岩、治せざる、古より然り。而れども、和蘭書中、言はるることあり曰く、其の初発、梅核の如くなるの時、快刀をもつて、これを割き、後、金瘡の法に従つてこれを治す。斯の言味いあり、余いまだこれを試みずと雖も書してもつて後人に告ぐ。」

    現代多様な外科手術が可能になったのは麻酔技術の進歩があればこそ。時には古書を読み先人の遺徳を忍びたいものだ。


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  • Posted by へんせき at 23:55Comments(0)医療情報

    2016年10月12日

    ストレートネックで首と腕が痛い

    パソコン作業を一日7時間やっている40歳代の女性。9月初め左肩上部が痛くなった。肩こりだと思いそのままにしていたら2週間後首から左腕にかけて痛みが広がり、腕に力が入らなくなり仕事も休んだ。

    整形外科を受診したらストレートネックと診断され鎮痛剤を処方された。少し痛みが治まり仕事も始めたが9月下旬再度激痛が左首から腕に走った。別の整形外科に行き鎮痛剤を飲み牽引を10回ほど続けたがすっきり治らない。薬の副作用で口内が荒れこれ以上薬は飲めないと思い知人の紹介で来院された。

    今は我慢できないほどではないがじっとしていて首から上腕、前腕の中ほどまでに鈍痛がある。首を右斜め前に倒すと左首が痛い。首を回転させるとひっかかりがある。痛みをとって欲しいとの要望。

    井穴刺絡を左からH4→H5→H6次に右を同じ順番にやると首を右斜め前に倒した時の痛みが10→2に軽減する。首を回しても楽になっているが左後ろの位置で少し痛い。百会とその左6cmの部位を刺絡すると痛みなくなる。腕の痛みもよくなった。

    鍼灸治療は初めてで首や腕に鍼を刺すものと思っていたが、痛いところには何もせずに痛みが取れたので驚かれた。仕事のせいか目が疲れるというので目の周囲に軽いEAPをして目窓の刺絡をするとすっきりした。


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  • Posted by へんせき at 22:32Comments(0)運動器疾患