たまりば

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2013年02月25日

顔と頭に出た帯状疱疹

体調管理にときどき来院される50歳主婦。皮膚科で帯状疱疹と診断され抗ウィルス薬と鎮痛剤を処方されて今帰宅したところだが、鍼灸治療もした方がいいか問い合わせの電話があった。帯状疱疹後神経痛を予防する為に鍼灸治療が効果的とお話して翌日来院された。

5日前右のおでこにポツと発疹が出た。痛みはなく痒みがある。翌日髪の毛の中にも痒みが広がった。次の日痒みが続くのでオロナインを塗った。翌日右の首のつけ根のリンパが腫れたので婦人科検診のついでに相談したら内科に回されかぶれと診断された。

その日の夕方右のおでこや頭にビリーとした痛みが走り熱も37℃を超えてこれは変だと思い、翌日同大学病院の皮膚科を受診して上記の診断を受けた。医者からおでこのヘルペスが正中線を少し越えているので注意するように言われたそうだ。

治療はH5F5の井穴刺絡を二回して自宅でピソマで同部位の刺激をするように指示。1日明けて今日二回目の治療。頭のビリビリはほとんどなくなり、コメカミ部にビリビリした痛みが残っている。首のつけ根のリンパの腫れも小さくなっている。治療は右F6H6とH5F5の井穴刺絡。大椎、志室のお灸。自宅でのピソマの治療は続ける陽に指示。

患者さんは30数年まえ同居中の祖母が帯状疱疹後神経痛で苦しんでいたことを覚えていて熱心に治療に取り組んでいる。

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  • Posted by へんせき at 22:15Comments(0)皮膚疾患

    2013年02月21日

    脳梗塞後遺症による視床痛

    84歳男性、5年前に脳梗塞を発症しその半年後に障害側の右手足に痛み痺れが現われてずっと続いている。痛みはジンジン、ビリビリした痺れがひどくなり痛みとして感じるそうだ。特に手首足首から先の方がひどく感じる。

    過去に痛みの治療として星状神経節ブロック注射、麻薬系の鎮痛剤点滴、鍼灸治療など受けたがまったく効果がなかったと言う。現在は脳梗塞予防の為に抗血小板薬、降圧剤の薬物治療とリハビリをしている。痛みに対しては他に開頭しての電気刺激療法があるといわれたが年齢的に難しく今は特別何もしていない。

    視床痛は持続的発作的な代表的慢性疼痛であり難治性である。少しでも痛みと痺れが改善できないかと来院された。脳梗塞を発症された人は障害側が冷えていることが多く、この方もぬるめの足湯でも熱くて浸けていられないと言う。

    治療は肺気腫もあるので心臓、肺の交感神経抑制をして呼吸が深くなったことを確認して右側の井穴刺絡と百会及び左頭部刺絡。治療後しびれ感が2~3割減った。娘さん二人に自宅治療を教え足湯と共にしばらく続けていただき経過を知らせてもらうことにした。

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  • Posted by へんせき at 23:23Comments(0)脳・精神・神経

    2013年02月14日

    小児の潰瘍性大腸炎・寛解維持の鍼灸治療

    昨年11月12月と二ヶ月入院してステロイド剤を中心の治療を受けた小学2年の女児。現在はステロイド剤とペンタサ、整腸剤の服薬と注腸治療を続けている。症状は安定しているが大量のステロイド剤投与の為ムーンフェイスや多毛の副作用が出ている。

    医師は今後ステロイド剤を減薬してペンタサでコントロールしたいが、減薬すると再燃する可能性も高くそうなったら免疫抑制剤に切り替える予定と話している。両親はステロイド剤の長期投与や免疫抑制剤の将来的な身体への影響を心配している。鍼灸治療で再燃の予防、薬剤の減量が出来ないかとのことで連れて来られた。

    経過を聞くと血便が出たので受診して全大腸型の潰瘍性大腸炎と診断され重症だった。この病気は原因がはっきりせずいったん寛解するが再燃することが多く継続的な内科的治療が必要で改善しないと血球成分除去療法や外科的治療が選択される。

    井穴刺絡治療ではH5F5F1F6F4F6の組み合わせが基本になる。数年前の研究会で福岡の開業医M先生がご自身の潰瘍性大腸炎の症例発表をされた。薬物治療で寛解増悪を繰り返し徐々に悪化し手術も考えたが偶然井穴刺絡を知り手探りで治療を始め徐々に効果的なツボを見つけ症状が安定したとの報告であった。

    初回は父親に2回目は母親に治療を教え、自宅で続けて頂くことにした。ステロイド剤を減量して再燃しないようそして可能な限り少ない薬で寛解維持が出来るように継続治療していきたい。小児の治療をして思うことは子供に治療の選択権はなく子供は親や医者の言うことを信じて受けるだけなのでそれだけに大人の責任は大きい。

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  • Posted by へんせき at 22:59Comments(0)胃腸・消化器

    2013年02月08日

    6歳女児のアレルギー性紫斑病(血管性紫斑病)

    アレルギー性紫斑病と診断された6歳女児。最初は足が痛いと言っていた。医者に連れて行ったらジャンパー膝と言われた。しばらくしてお腹が痛いと言い出した。医者からは胃腸炎(ノロウィルス?)でしょうと言われた。

    その後足に紫斑が出た。しばらくするとその紫斑は消えたがやはり足が痛いとかおなかが痛いというので医者に連れて行きデジカメで撮った紫斑を見せたらアレルギー性紫斑病を疑い検査をした。

    アレルギー性紫斑病は3歳から10歳くらいの小児に発症する末梢血管の炎症性疾患で主な症状は①下肢、臀部、手などの皮下出血(紫斑)②腹痛(時に激痛) ③関節痛(主に膝や足首) ④浮腫み ⑤腎炎。

    ①②③が同時に出れば診断も容易だが単発的に症状が出ると確定診断が遅れることもある。また関節痛も痛くて歩けないくらいから少し痛いくらいまで様々で、腹痛の程度も個人差が大きい。

    この子は割りと軽症で経過観察中とのこと。今は足が少し痛い程度で、ふくらはぎやすねに紫斑が少し出ている。治療は腎炎予防の為のF3井穴刺絡とH5F5の井穴刺絡。最初は少し恐いと言っていたが、痛くないと分かると後はスムーズに治療できた。母親に数日続けてもらい経過を教えていただくことにした。

    約3年前かなりひどいこの病気の6歳男児を治療した。最初は足が痛くて歩けず、紫斑が下肢、臀部、手と広範囲に出て腹痛もひどかった。ステロイド剤の副作用で顔もふくれて(ムーンフェイス)いた。お母さんが鍼灸治療に熱心で最初の1ヶ月ほぼ毎日治療につれて来た。

    症状が落ち着いた後は自宅治療と週1回の通院で元気になった。担当の医者も慎重でよくなった後も2年間定期的に腎臓の検査を続けた。再発もなく今はもう大丈夫とのことで検査は終了となり元気に学校に行っている。

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  • Posted by へんせき at 23:43Comments(0)小児・婦人科

    2013年02月04日

    生理痛と頭痛で学校休んだ高校生(円形脱毛の悩み)

    昨日から生理が始まり今日は生理痛と頭痛がひどく学校を休んだ高校2年生母親に付き添われて来院。小学6年生ころより生理時に貧血気味になり頭痛も始まった。

    頭痛は生理時のみでなく低気圧が接近する時に激しく痛む。1歳6ヶ月ころからアトピー性皮膚炎が発症したが、現在は軽くなっている。また中学3年時に学校のストレスで髪の毛が抜け始め円形脱毛症の蛇行型と診断されている。現在そのストレスはなくなったが髪は元に戻らず髪の毛の伸びが悪い。

    他に浮腫みやすい、目が疲れる、肩こりと首の凝りがひどく、便秘がある。勉強もスポーツも好きだが体力がついていかないので思いっきり活動できずもう少し元気になりたいと言う。血液検査で異常はなく薬も飲んでいない。

    症状はすべて副交感神経の異常興奮によるものと思われるので、母親に自宅でやる井穴刺絡やお灸を教えながら治療を進めた。頭痛は女性ホルモン由来の片頭痛の可能性もあり、先ずはH5F5の井穴刺絡。これで頭痛は70%、下腹部と腰部の生理痛は80%よくなる。

    三陰交の圧痛点にパイオネックスを貼り、仙骨部の圧痛点にお灸をすると生理痛はほぼ消失し左後頭部痛が少し残った。後頚部に4ヶ所切皮程度の鍼をすると後頭部の痛みはなくなり、左目の奥に軽い痛みを感じるようになる。目の周囲の圧痛点3ヶ所にパイオを貼るとこの痛みもなくなった。

    痛みはなくなったが体質的な問題と髪の毛が元通りになるようしばらく自宅治療を続けときどき通院していただくこととした。

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  • Posted by へんせき at 22:21Comments(0)小児・婦人科