たまりば

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2015年11月19日

臀部から足裏まで痛み肩が凝り疲れやすい

40歳主婦、小学生の子供二人の母親。8月上旬から最初足裏が痛み、それがだんだん酷くなり脚全体に広がり尾骨付近まで痛むようになった。長い時間立っている、歩く、座っていると悪化する。発症して3ヶ月経つが痛みが落ち着いたり、酷くなったりを繰り返している。

痛む場所は一定ではなく(足裏、かかと、指、すねの外側、太もも、お尻、尾てい骨)と時々によって違う。10日前に整形外科を受診してレントゲン検査で異常なし、電気治療を2回受けたがよくならない。他に冷え性、肩こり、下肢静脈瘤、鼻炎、頭痛があり疲れやすいとのこと。

下半身に生じている痛みは使いすぎや外傷によるものではない。他の症状から副交感神経亢進と察しをつけお腹を診るとみぞおち部に圧痛がある。腰部は硬結はあるが圧痛はない。叩いても中にひびくこともない。左F1F6井穴刺絡で腹部の圧痛は楽になる。

首は左右側屈でツッパリ感。首を回して凝り感がある。肩上部と肩甲間部に吸盤治療をしてからH5井穴刺絡をすると首肩が軽くなる。F5井穴刺絡と百会の刺絡でさらに楽になる。冷え性解消のため三陰交、関元、志室に八分灸7壮して治療終了する。

初めての鍼灸治療であったが効果を実感したとのことで、自宅でできるセルフケアを教えてほしいと言われた。ピソマで井穴刺激、足湯と三陰交、関元、志室のせんねん灸をお勧めした。また運動をほとんどしてないとのことなので散歩と肩こり体操をしていただくことにした。


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  • Posted by へんせき at 19:53Comments(0)不定愁訴・体調管理

    2015年11月06日

    背中の激痛で往診・原因は脊髄硬膜外血腫

    先日背中の激痛で行くのが厳しいので往診を依頼された。相手は60歳の女性で毎日仕事に出て一昨日まで元気だった。一昨日出勤する時何となく後頚部に違和感を感じていた。職場で後頚部から背中上部がだんだん痛くなり我慢できなくなって救急車で大学病院に搬送された。

    造影CTと血液検査で異常が認められず、鎮痛剤(座薬)で少し痛みが治まったので帰宅。しかし翌日になっても痛みが引かないので同病院の外来を受診する。痛みが軽くなったらMRI検査をするので座薬を4時間毎に入れるように指示され帰宅した。指示されたように座薬を使ったが痛みが軽減せず翌日当院に往診依頼された。

    部屋に入ると患者さんは布団の上に正座で上半身を前かがみにしておでこを布団に当てた状態にしてこれが一番楽な姿勢だと仰る。痛みは後頚部の付け根から背中の上部(肩甲骨中央の高さ)の範囲に静かにしているとピリピリした痛み、首や上半身を動かすとズーンとした痛みがある。痛みの程度は昨日と同じくらい、医者からヘルペスの発疹が出るかも知れないと言われたそうだ。

    治療は先ずハペロールでしばらく撫でているとピリピリ感は減ってきた。しかし動いての痛みは変わらない。よく見ていると頭の重さが頸椎や胸椎にかかると痛みがひどくなるようだ。F4H4H5H6と井穴刺絡をしてもあまり変化がない。百会の刺絡も変わらない。痛みが片側ではなく発疹が出る前のヘルペスでもなさそう。

    どうも頸椎、上部胸椎に何か問題がありそうに思えたが現状麻痺や直腸膀胱障害も出ていない。患者さんには普通の整形的な痛みでないようなので痛みがひどくなったり、麻痺やおしっこが出ないなどの症状が出たらすぐに大きな病院を受診するように言って帰る。

    翌日ご家族から連絡があった。昨夜足に麻痺が出て救急車で搬送。MRI検査で脊髄硬膜外血腫と診断されこれから緊急手術を受けることになったとのこと。

    鍼灸院では稀な疾患だが、時には緊急に外科的処置が必要な疾患が隠れていることもあり病気の知識と想像力を働かせて患者さんに向き合うことが求められる。


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  • Posted by へんせき at 00:45Comments(0)脳・精神・神経

    2015年11月01日

    過活動膀胱・夜間頻尿の鍼灸治療

    夜中に何度もトイレに行くようになり半年前泌尿器科を受診して過活動膀胱の診断を受けた68歳の男性。前立腺肥大はそれほどでもなく抗コリン剤の処方を受けずっと服用しているが思ったほどの改善がなく、大学時代の友人から鍼灸治療を勧められ来院された。

    現在の排尿状況は日中12回、夜間3~4回くらい。気になるのはもっぱら頻尿で急な尿意ひっ迫感で困ってはいない。希望として昼間は排尿間隔が2時間、夜は2回で済めば楽なのだがとのこと。現在高血圧と高脂血症の薬を飲んでいる。

    お腹を診るとお臍の右斜め上に圧痛。右F3井穴刺絡の後、H5F5井穴刺絡。恥骨上縁の圧痛点に鍼をして中極に施灸7壮。仙骨部の圧痛点4ヶ所に施灸各5壮して志室にせんねん灸をする。最後に百会の刺絡をして治療終了。

    治療中体が温まりリラックスしたと言われる。3日後二回目の治療。前回治療後の様子は体がすっきりして爽快感があった。夜間の回数が2回に減り睡眠がよくなった。日中はあまり変わらない。他には排便がスムーズになり気持ちがいいとのこと。しばらく継続して治療を受けたいとのことだが自宅で足湯と膀胱訓練をしていただくことにした。



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  • Posted by へんせき at 21:18Comments(0)泌尿・生殖器