たまりば

  健康・ダイエット 健康・ダイエット  調布市 調布市

2016年08月31日

肩こり、座骨神経痛、むくみ、生理痛

鍼灸学校に通っている30歳代の女性。夏休みに鍼灸院を尋ね体験治療を受けるという課題のために来院された。症状としては肩こり、腰痛、足のむくみ、生理痛がある。

刺絡治療でどう変化するか体験していただくことにした。先天性心疾患(ファローの四徴候)で幼児期心臓の手術を受けている。呼吸は苦しくないと言うがH3で息が深く入りH1でさらに呼吸がらくになった。胸の手術跡の圧痛点3ヶ所にパイオネックスを貼るとこれも効果あり。

肩こりは最初動診で突っ張り感や可動域を確かめていたが上記井穴刺絡で改善していた。しかし百会の刺絡をすると首がさらにスムーズに回るようになる。

前屈して右腰に痛みを感じるのでF4井穴刺絡。これでよくなる。浮腫みにはF3井穴刺絡と三陰交の圧痛点にハペパッチを貼り、H5F5井穴刺絡。これは生理痛にも効くのでその時は自分でするように。

本人は刺絡治療は初めてだったようだが、一穴の刺激で体が変化すると言うことが分かったようだ。上達のコツは身近な人を捕まえてどんどん治療すること。その際治療の前後の変化をきちんと確かめるくせをつけること。卒業までの1年半当会の井穴・頭部刺絡を勉強すれば治療ができる鍼灸師になれることをお話しする。稲舛先生編集の家庭治療の冊子をプレゼントして終了。


にほんブログ村  

  • Posted by へんせき at 23:58Comments(0)不定愁訴・体調管理

    2016年08月14日

    糖尿病予備軍から糖尿病へ

    70歳代の元教員の女性。今も小学校で補助教師として働いている。膝や腰痛の治療で時々来院していたが、ここ半年ほどは調子がよくご無沙汰であった。

    今年の初め誕生日検診で糖尿病予備軍なので気を付けてくださいと言われていたが、先日気になって糖尿病の検査をしたところ完全な糖尿病ですと言われたそうだ。来週病院で生活指導(食事や運動)があり、その結果数値が改善しなければ薬を飲むことになるとのこと。

    現在糖尿病の自覚症状も合併症もないが薬を飲みたくないので、生活習慣の改善とともに鍼灸治療もしてみたいと来院された。思い当たることは①朝食で多量の果物を食べている ②運動不足(3年前と2年前に膝の人工関節手術をした) ③学校の給食を余らないように食べていたなど。

    現在糖尿病の原因はインスリンの減少と言われるが、浅見鉄男先生は肝臓、膵臓、腎臓の交感神経亢進により血糖が上がり糖尿病を起こすと説明されている。治療は左F1F6F3 右F2F3井穴刺絡が基本になる。口の乾き、血圧、腹診、排尿などを考慮して治療を組み立てる。

    患者さんには次の検査まで定期的な治療とイヌリンや麦ごはんの摂取をしていただくことにした。


    にほんブログ村  

  • Posted by へんせき at 22:31Comments(0)生活習慣病

    2016年08月05日

    膵臓がんによる背中と腹部の痛み

    背中から腰が痛く、左のわき腹に鈍痛を感じると言って60歳代の女性が来院された。症状が出始めたのが約3ヶ月前でだんだんひどくなってきた。一週間前に整形外科を受診してL3-4のすべり症と言われたそうだ。過去に何度もぎっくり腰を経験している。現在高血圧と不整脈の薬を飲んでいる。

    背中と腰の痛みは安静時にも痛く特定の動作でひどくなることはない。お腹を触って診るとみぞおち部と左右季肋部に圧痛がある。背部の痛みは運動器の痛みではなく内臓からのものと思われるので、左F2F6→右F1F6井穴刺絡。圧痛は半分くらいに減る。血圧が164/105なのでF4H6井穴刺絡。直後154/95に下がり頭がすっーとなる。

    背中の痛みは鈍痛でみそ落ちの裏側の左部で何とも言えない嫌な感じだと言う。食後にお腹が張り消化が悪いそうで胃の六つ灸をすると背中が楽になる。三陰交と三里のハリをして百会の刺絡で治療終了。

    以前診た膵臓がんの方とダブルので消化器内科の医師を紹介して胃やすい臓を調べるようにお話しした。一週間後連絡があり肝転移の膵臓がんで外科手術が出来ず大学病院の治験に参加するようにしたとのこと。

    膵臓がんは年3万人の命を奪っているが早期発見の検診体制は整ってなくほとんどが進行がんで発見され、手術できても再発が多く生存率が低い難治性のがんで知られる。最近も昭和の大横綱千代の富士の訃報を聞いた。膵臓がんのリスク要因の一つに糖尿病があり、糖尿病はがんの発症リスクが2割高く、がんの種類別では膵臓がん、肝臓がんが特に高いそうだ。急に血糖値が上がったら要注意。

    当院の患者さんの母親75歳が今年3月に手術された。全くの無症状で7年前の乳がん術後の年1回のCT検査で偶然見つかった。医者の話では3ヶ月早ければ画像に映らず、3ヶ月遅ければ手遅れだったと。リンパ節転移もなく手術成功。このように運がいい人もいる。



    にほんブログ村



      

  • Posted by へんせき at 23:52Comments(0)

    2016年08月01日

    眼窩内腫瘍手術後の目の不調

    二年半前に右眼窩内腫瘍(良性)を摘出した40歳代の女性。腫瘍は全部取れたが動眼神経を少し傷つけたようで最初は眼球が動かず、斜視の状態だった。3か月後眼球の位置は正常に戻ったが、現在でも眼球が上と左に動きにくい、右目の視力低下、瞳孔が閉じにくい、近くを見るとき焦点が合いにくい、上瞼が重い、右の首が凝るなどの症状がある。

    現在は半年に一度経過観察中で薬は使っていない。前頭部、左右のこめかみを結ぶラインに20cm以上の手術跡が残っている。治療は先ず眼精疲労をとるために目の周りのEAPと上瞼、太陽穴にせんねん灸。これでまぶたの開きが楽になる。

    右F2F6、H5F5井穴刺絡で近くを見るときの焦点が合うまでの時間が短くなる。右こめかみ、頭部手術跡2ヶ所、後頭部2ヶ所の刺絡をすると視野が広がった。右首の凝りを取るために百会と百会の右外方4cmの刺絡。右胸鎖乳突筋の圧痛点2ヶ所にパイオネックスを貼る。

    ヒューマンプラッツの宮下氏を紹介して一度検眼してもらうことにした。


    にほんブログ村  

  • Posted by へんせき at 22:32Comments(0)脳・精神・神経