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2014年06月20日

急性膀胱炎から排尿困難(神経因性膀胱?)

30歳代の女性会社員。23年12月に急性膀胱炎になったが抗生物質の服用でよくなったように思われた。しかし24年1月から膀胱の痛みをずっと感じるようになった。過活動膀胱の薬を処方されたが症状は変わらず正常な尿意を感じなくなった。

病院を変え再度診察を受け神経因性膀胱と診断され、薬も幾つか試して今は2種類の抗不安薬とα遮断薬を飲んでいる。昨年と今年尿閉を起こし病院で導尿をした。大学病院で検査もして残尿はあるが目立った異常はないと言われ経過観察中とのこと。

現在の辛い症状は膀胱の下部から尿道が常に痛く、尿が溜まって来るにつれて痛みがひどくなる。排尿するまでに時間がかかる。(2、3分~60分) 普通の尿意でなく痛みが尿意に代わっているようで我慢しているとすぐに排尿できず尿閉になりそうとのこと。抗不安薬は飲まないと痛みがよりひどく足までズキズキ痛む。

お腹を診ると恥骨の上部に圧痛多数。治療は骨盤底筋や排尿の筋肉が過緊張を起こしているのではないかとの推定のもとにF1F2F3F4の井穴刺絡。腹部圧痛点にパイオネックス。仙骨部、足陰経の圧痛点に施灸。自宅で足湯とピソマの井穴刺激、お灸をしながら今年5月10日から5回治療した。

すっきり治っていないが痛みの程度が軽くなり時に忘れていることもある。正常な尿意はまだだが初診時より改善している実感はある。下腹部の圧痛点も減っているのでもう少し継続治療予定である。

器質的疾患はなくとも泌尿器にトラブルがあると外出や仕事に支障が出て、気分も落ち込み軽いうつ症状にもなる。自宅で出来る治療もあるので困っている方はぜひ試していただきたい。

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  • Posted by へんせき at 21:54Comments(0)泌尿・生殖器

    2014年06月07日

    足底筋膜炎と肩こりに井穴刺絡とお灸

    1年ぶりに来院された63歳女性会社員。1カ月半前に左足裏かかと部のしびれ感と起床時歩き始めの踵痛を感じた。数日続いたので整骨院で患部に電気治療とマッサージを受けた。二週間ほど続けたがよくならないので整形外科でレントゲン検査をした。棘は認められないが、足底筋膜炎と診断された。また整骨院に戻り同じ治療を続けていた。

    一週間前に鎌倉散策をして二日続けて1万歩歩いたら左膝内側と左の腰も痛くなった。来週利尻島、礼文島へ旅行する予定なので即効性を期待して来られた。踵の状態は発症時とあまり変わっていない。今日は左の首筋が凝って頭も少し痛いとのこと。

    かかとは今は体重をかけても痛くない。足踏みをさせ足のだるさを確認して踵、アキレス腱、土踏まず部の圧痛を探すと5ヶ所に「うっ」と言うくらいの痛みがある。左F3F4井穴刺絡、だるさを確認して圧痛点に熱が3回通るまで硬めの半米粒大のお灸をする。膝は曲げると内隙付近が痛むのでそこにパイオネックスを貼り、反対側に巨刺をすると痛み軽減。

    首から頭部の症状は眼精疲労のようなので先ず後頭部の刺絡をして再度首の動診をして左H5H6の井穴刺絡で楽になった。起床時の踵の痛みは明朝確認して連絡していただくことにした。足底筋膜炎の痛みはお灸を数日続け靴の中敷きを工夫すると早くよくなるので自宅での施灸を勧めたが、出発前にもう一度予約してお帰りになった。

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  • Posted by へんせき at 00:30Comments(0)運動器疾患