たまりば

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2012年11月29日

糖尿病を放置している首肩の痛み

中学生の娘さんの治療についてきた50歳の父親。奥さんから娘の治療が終わった後、ご主人を診て欲しいと申し出があった。ご主人は2年前から単身赴任していて年に数回帰ってくるのだが最近あちこち痛いと言っているとのこと。

お話を伺うと血圧は基準値より少し高いが薬は飲んでいない。3年前に糖尿病と診断され食事療法と8ヶ月間薬を飲んで10.1だったヘモグロビンA1cは6.8まで下がったが、転勤を機にどちらも中断してこの2年間検査もしていないそうだ。首肩が慢性的に凝って指や腕の関節が痛い。今一番辛いのは首肩の凝りと痛みだと言う。

座位で首を前後左右いろいろな方向に動かして痛みや突っ張り感を確かめてから治療開始。治療によく反応してH6H5の井穴刺絡で80%改善する。患者さんは変化の大きさにすこし驚き不思議そうな表情である。次に仰臥位で腹部の切診をして糖尿病に対して肝経、腎経、脾経の治療をする。

糖尿病は単に血糖値が高い病気ではなく全身の神経血管の病気なので放置していると必ず合併症で大変なことになる旨お話する。(製薬会社勤務なので充分ご存知のはずだが)もう一度座位で首をチェックして左風池に鍼をして百会の刺絡をするとほとんど首肩の症状はなくなった。

仕事で携帯型のパソコンを使っていて老眼の進行もあり眼精疲労も関係していると思われたが手指の腱鞘炎様の痛み共々時間切れとなってしまった。次回帰省するときまでに糖尿病の検査をすることとお灸を勧めて治療終了した。

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  • Posted by へんせき at 22:59Comments(0)運動器疾患

    2012年11月23日

    血圧上昇による首こりと腰椎すべり症

    67歳女性。明け方首が凝って辛いので血圧を測ってみたら上が170mmHgあったとのことで電話をいただいた。ふだん血圧はやや高めだが薬は飲んでいない。しかしコレステロールが高く軽い副作用があるが高脂血症治療薬を3種類飲んでいる。

    循環器内科の医者を紹介して受診後来ていただいた。血圧は落ち着いて150/80。脳血管の異常はないので体重を落とししばらく様子を見るように言われたそうだ。

    首の振り向き、側屈、前屈の動作で首の後側が突っ張って痛いと言う。H6H5の井穴刺絡と百会の刺絡で80%改善。他に腰椎すべり症があり慢性的に腰が重いそうだ。50年前に虫垂炎の手術をしているので手術痕付近の圧痛を調べると4ヶ所に反応があり円皮針を貼る。F4の井穴刺絡をした後血圧を計ると135/70。

    10日後2回目の治療。その後血圧は上130代、下70代で安定して首の痛みもよくなったとのこと。腰は円皮針を4日間貼っていたが、外してからまた少し痛い。起床時おしりの後が痛く、歩くと腰が重い。盲腸手術痕をもう一度調べると6ヶ所、臀部では尾骨に2ヶ所の圧痛があり円皮針。右の足甲部肝経に1ヶ所、膀胱経に2ヶ所の圧痛点があり円皮針。最後に右F1F6と左F3F4の井穴刺絡。

    11日後3回目の治療。血圧安定138/76。円皮針を貼っている方が調子がいいというので盲腸手術痕、腰臀部、足、指などを調べて円皮針。痛みも治まってきたので今後は3~4kg増えた体重と腰部腹部の筋力柔軟性を管理していけばいいのではないか。この患者さんの腰臀部の症状には盲腸手術痕の癒着が一番影響している印象だ。

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  • Posted by へんせき at 14:04Comments(0)運動器疾患

    2012年11月15日

    インフルエンザ罹患後から続く自律神経失調症状

    二人の子供を持つ37歳の主婦。今年3月にインフルエンザに罹った。抗インフルエンザ薬で症状が治まらず解熱剤、抗生物質、鎮咳剤なども服用した。結局10日間ほど熱が上がったり下がったりしていた。インフルエンザが一段落して1週間ほど経ったある日公園のベンチに座っていて急に心臓がドキドキして病院を受診した。(いま思えば薬を飲んでいる時にも動悸、息苦しさなどあった。)

    循環器科ではホルダー心電図、心エコー、甲状腺の検査をして異常なし。しかしその後も動悸、息切れ、吐き気、胸の圧迫感、みぞおちの違和感、抜け毛の増加など自律神経の不調と思われる症状が続き婦人科も受診した。そこでは貧血があるので鉄剤と漢方薬が出された。

    一ヶ月薬を飲んで血色素は11になり鉄剤は中止した。しかし自律神経症状は治まらず8月には便潜血陽性で内視鏡検査を受け5mmのポリープ切除の治療を受けた。今まで大きな病気をしたことも無く、自分では健康な方と思っていたのでこんなに体調不良が続き気分も落ち込むとのことである。

    この症状が始まったきっかけはインフルエンザに罹り色々な薬を使ったことにあるのではないか。薬により自律神経特に交感神経が興奮したものと考え治療を組み立てた。動悸(心臓)息切れ(肺)の治療としてH3H1H6の井穴刺絡これで呼吸が楽になる。消化器症状があるので腹診すると左上腹部に圧迫感があり、本人に左右差を確認してもらい左F1F6の井穴刺絡。

    背部兪穴に浅い鍼をし三陰交、志室、陽池に灸をして治療終了。気分が落ち着き頭がすっきりしたと言う。自宅治療で円皮針(パイオネックス)を5日間毎日貼ってツボを刺激するようにお話した。初診から10日目に連絡があり症状がぶり返すこともなく安定しているとのこと。

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  • Posted by へんせき at 00:18Comments(0)脳・精神・神経

    2012年11月09日

    うおのめ・たこの灸治療と高血圧・心臓の症状

    6月中旬から右足裏の「うおのめ」と「たこ」の治療を続けている73歳の女性。皮膚科での治療はいやだとのことで根気よくお灸を続けている。表面を削りその上に艾を重ねかなり熱いお灸をしている。

    9月中旬の来院時、朝方咽喉が詰まり胸が苦しくなりそれが10分くらい続いたとの訴えがあった。過去に心臓発作を起したことがあるとのことで今回の胸痛も異型性狭心症に似ているので病院受診を勧めた。その後1回発作があったが処方されたニトロペン1錠で落ち着き今日まで安定している。

    10月27日、この数日毎日3~4回(1回5分程度)左耳の後側が神経痛のように痛くなるという。原因は思いあたらないが、腹部大動脈瘤の手術をしたご主人の術後の経過が悪くその介護で倒れそうで血圧が最近上170~190/下100~120と上がっているとのこと。

    最初「うおのめとたこ」だけ治療して欲しいとのことだったが、今日から高血圧の治療も追加することにした。左耳の後の痛みに対して左F4F5左H4H5の井穴刺絡と円皮針1個。交感神経抑制の為にH6の井穴刺絡。

    11月9日来院。前回治療後左耳の後の痛みは治まり1回も出ていない。血圧は上150~160/下90~100と幾分下がったがまだ高い。今日は治療院の階段を昇って少し息が切れたとのこと。呼吸はお腹まで入ると言うがH3後もう一度深呼吸させると「あっ楽だ」という。H1でもっと楽なる。心臓肺の疲れがあると思われた。血圧の治療でF4H6。治療前148/86治療後135/83と少し改善した。

    「うおのめとたこ」は治療後数日は痛くないがその後またぶり返しその繰り返しだ。痛いと自分でお灸をするが看護もあり充分続けられないそうだ。もう4ヶ月も経つし一度医者の意見も聞いたほうがいいので鍼灸に理解のある皮膚科を紹介した。

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  • Posted by へんせき at 21:14Comments(0)呼吸・循環器

    2012年11月05日

    起立性調節障害の妹と仮性近視の兄

    起立性調節障害と診断されている中学1年女子。小学5年の時朝礼で倒れたのが始まりで現在に至る。今年の9月から朝起きられなくなり昼夜が逆転した生活となり、頭痛、立ちくらみ、めまいがひどく時々腹痛と動悸もするという。病院でリズミックやメトリジンが処方されたが今は服用してない。

    夏休み中は普通に学校に行ってクラブ活動のダンスをしていたが、だんだん食欲がなくなり朝起きられなくなった。今は治まっているがアトピー性皮膚炎、喘息、アレルギー性鼻炎の体質を持っている。治療は交感神経の働きをよくすることと副腎の機能を高めることを目的に井穴刺絡とお灸、足湯を行なう。

    初診から4日目母親から経過報告がある。夜9時から明け方3時くらいまで続けて眠れるようになったが、その後頭痛がして起床後1~2時間不調が続くとのこと。それから4日後に2回目の治療。症状は頭痛が少し軽くなり、よく眠れるようになった。(夜は8時か9時から朝8時くらいまで寝すぎるくらい寝る)学校は休むことはないが3時間目か4時間目から出席している。

    自宅でピソマによる井穴刺激、カマヤミニ、足湯をしているが井穴刺絡をやってみるというので同伴している母親と高校生の兄も交え血の出し方を中心に指導した。覚えも早くすぐにマスターしてくれた。それを診ていた兄が自分は最近目が悪くなって眼鏡を作ったが、近視もよくなるか聞いてきた。

    本当の近視は治らないが仮性近視なら可能性があるので治療して見え方が変わるかどうか試してみた。視力検査表では裸眼で0.2、その他カレンダーの見え方や部屋の明るさを覚えてもらい目をつぶった状態で眼の周囲片眼3個ずつ円皮針を貼る。眼を明けた瞬間「アッ見える」と言う。視力表がぼやけていたのがくっきり見え、部屋が明るく感じるそうだ。

    その後前頭部2ヶ所の頭部刺絡をしたが変化なし。次に後頭部2ヶ所を頭部刺絡をすると今度はさっきよりまたくっきり見えると言う。視力が急に上がるわけではないが治療すると改善するので毛様体筋の緊張を緩めるため星を見ることを勧め、眼の周囲のマッサージ、頭部刺絡のやり方を教える。

    将来の希望は電車の運転手で今そのための学校に通っている。眼は職業上も大切になるので本当の近視にならないように留意して欲しい。

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  • Posted by へんせき at 20:43Comments(0)不定愁訴・体調管理