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Posted by たまりば運営事務局 at

2017年10月13日

若いのにLOH症候群のような症状

30歳の男性、中肉中背で外見上は健康そうにみえる。昨年の冬から下痢が始まり今年の夏から体の冷えを感じるようになった。同時期から将来に対する不安感が生じ、やる気が起きなくなった。また子供を作ろうと思っているが性欲減退を感じている。

今やっている治療は漢方薬でテストステロンを検査したら基準値より低い値だった。会社の検診では異常なし。食欲も少し落ちて年初に比べ体重が3kg程落ちている。

治療は胃腸と腎機能の強化でF1F6とF3井穴刺絡、おなかの緊張が緩む。下痢や軽いうつ症状改善のためにH5F5井穴刺絡.。体を温め血流をよくするように三陰交、天枢、関元、志室、次膠、大腸兪、身中に施灸した。

自宅で足湯とせんねん灸、筋トレをするように指示。

10日後に二回目の治療。前回の治療の後、冷え症がほとんどなくなり精神的な不安感も半減した。下痢はまだあるが回数が減って普通に生活できるとのこと。5~6回の治療は必要だと思っていたが1回で生活に困らないくらいに回復した。自宅でお灸、足湯、筋トレを続けるようにして様子をみることにした。


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  • Posted by へんせき at 21:50Comments(0)不定愁訴・体調管理

    2017年10月02日

    慢性副鼻腔炎と発汗異常

    50歳代の男性会社員。今年6月ごろから蓄膿症が悪化しマクロライド系抗菌薬をずっと飲んでいるがよくならずこのままでは手術になりそうとのことで来院された。併せて更年期障害のような多汗やホットフラッシュに悩まされているとのこと。夏は一晩で下着を8回くらい取り換え、いまでも3回着替えているとのこと。また薬は飲んでないが血圧が高く(160/90mmHg)ときどき手足がしびれるそうだ。

    8月には副鼻腔炎の治療のため上の奥歯を3本抜いている。6月末に37年間吸っていたタバコを止めたそうだ。6月に介護している母親の入退院などでストレスと疲労が重なってもともとあった副鼻腔炎が悪化したのではないかと言っている。アレルギーはハウスダスト、ダニ、ヒノキ、杉、ハンノキで陽性。

    治療は鼻の症状に対してH1H6F6井穴刺絡、頭部正中と顔面の印堂、四白の刺絡。鼻が通ってきた。血圧に対してF4H6と百会。アレルギーがあるのでH5井穴刺絡を追加する。ここで血圧測定すると上下共に約10mmHg下がって顔面と前額部のもわもわ感が軽くなってきた。

    肺経を調べると魚際に圧痛があるのでここに5壮施灸する。肩背部に接触鍼をして治療終了する。治療した夜と翌日は夜中の発汗が減り下着の取り換えが1回で済んだとのこと。もう少し治療を続け手術が回避できればとおっしゃる。今度病院で頭部MRI検査があるとのこと、ついでにアルドステロンやテストステロン、甲状腺ホルモンなども調べてもらうようにお話しした。


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  • Posted by へんせき at 20:02Comments(0)感覚器疾患