たまりば

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2014年05月30日

4ヶ月続いた眼瞼ミオキミアが2回の治療で止まった

「瞼のピクピクが止まりました。本当にうれしい。」と言って治療室に入ってきた50歳の主婦。今年2月から左下まぶたのピクピクが始まり、一時も止まることなく続いている。眼科から大学病に回されMRI検査などするが異常なく、目薬、ビタミン剤を処方され続けていたがまったく止まらず先週から漢方薬も追加で出された。

以前UPした私のブログで眼瞼ミオキミアが治った記事を読んで半信半疑ながら来院された。眼瞼痙攣や片側顔面痙攣ではないので2~3回で変化があると思うが5回やってみましょうと言って治療を始めた。初回はF2F6→H5F5井穴刺絡、変化なし。左F4井刺で変化なし。眼精疲労の治療で後頭部2ヶ所の刺絡。左目の周囲(晴明、球後、承泣、太陽)に0.10mm鍼を2~5mm刺入し5分置鍼。その場で変化なし。自宅で井穴のピソマ刺激と左目周囲2ヶ所のせんねん灸指示して終了。

4日後2回目の治療。ピクピクは止まらないが少し程度が弱くなった気がするとのこと。やはり細かく動いている。治療はF2F6→H5F5→左H4H6井穴刺絡。外見上ややピクピクが弱くなった感じがするが本人の自覚は変化なし。後頭部2ヶ所の刺絡をして左目の周囲4ヶ所(攅竹、晴明、承泣、太陽)に灸点紙を貼って各2壮で治療終了。

そして3日後の今日3回目の治療に来られた。前回の治療の帰路電車の中でピクピクが減ってきた。最寄り駅で降りて車で自宅に帰る途中で止まった。自宅に着いて鏡を見ても止まっている。不思議と思いながらまたいつ始まるかなと心配していたが夜1回10秒くらいピクピクしただけで今日までずっと止まっているとのこと。4ヶ月ぶりにピクピクの煩わしさから解放されて嬉しいと感謝された。

この病気は本人が意識していなくともストレスが影響していることが多いように感じている。この患者さんも発症の頃息子さんの就職のことで心労があったそうだ。また眼鏡が合っているのか幸い宮下さんの所に近いので一度検眼に行ってもらう予定。患者さん曰く「瞼のピクピクに鍼灸が効くという発想は一般にはない。もっと多くの人に知ってほしい。」

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  • Posted by へんせき at 22:07Comments(0)脳・精神・神経

    2014年05月24日

    高血圧と期外収縮に井穴刺絡

    50歳代の会社経営者。昨年11月に不整脈が出て自覚症状を感じるのでかかりつけ医を受診して治療の必要がない期外収縮と言われた。しばらく様子を見ていたが一向に治まらずもう一度受診したら抗不整脈薬を処方された。1週間くらい服用してだんだん治まっていった。結局1ヶ月くらい続いていた。

    その後期外収縮は治まっていたが4月中旬にまた始まった。1週間様子を見ていたがよくならないので来院された。この方は通常血圧が高めで普段それに伴う自覚症状はないが、仕事が忙しくなったり飲酒が増えたりすると頭がボーっとしたり肩が凝ったりしてくる。期外収縮を自覚するときも血圧が上がり頭がボーっとしていると言う。

    治療は腹診で右季肋部の圧痛を右F2F6井穴刺絡。パソコン作業で目が疲れ後頭部に違和感があるので後頭部二ヵ所の刺絡。これで頭のぼーっとする感じが半分に減った。H3の井穴刺絡で脈に変化なし。交感神経抑制のためH6F4井穴刺絡。頭の違和感なくなりスーッとする。最後に百会の刺絡。その日の夕方、期外収縮が消失して血圧も下がったと連絡があった。

    それから3週間がまた期外収縮が起こった。こんどは発症後3日目の来院。前回と同様の治療で治療直後頭部の違和感と首の凝りは消失し血圧安定、夕方に期外収縮の回数が減り翌日に消失した。期外収縮は通常治療の必要はないとされているが脈が飛ぶときの胸の違和感は気持ちが悪い。この患者さんのように鍼灸治療で速やかに治まることもある。しかし疲労、飲酒、睡眠不足、ストレスなどが発症の契機になっていればその対策をしないと繰り返しになる。

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  • Posted by へんせき at 18:53Comments(0)呼吸・循環器

    2014年05月22日

    動悸を伴い早朝覚醒・不安感が強い症例

    20年ぶりに来院された40歳代の女性。3年前に父親が亡くなり、その後母親が元気がなくなり一人暮らしが心配なので昨年夏から同居した。それからしばらくして早朝目が覚めるようになりしかも動悸がするようになった。

    循環器科で異常がなく、精神科で漢方薬と頓服で安定剤を処方されている。ここ一か月母親の状態が悪く、不安感と動悸を伴う早朝覚醒が頻繁になったので鍼灸を試してみようと来院された。

    目が覚めるとその後は熟睡できずうつらうつらで起床時すっきりしてなく日中少し眠たい。ストレスで時々胃が痛くなることもある。お腹を診ると鳩尾部とお臍の左上部に圧痛がある。これは左F1F6及びF3井穴刺絡で楽になる。検査で心臓に問題はないようだけど試しに左H3井穴刺絡をしてみる。変化なし。早朝の症状はストレスにより自律神経の切り替えが極端になっているのではないか。

    交感神経抑制のH6F4で気分が楽になるという。不眠や精神安定のツボに8分灸をして最後に百会の刺絡で治療終了。自宅で足湯とピソマの井穴刺激、三陰交と失眠のお灸を続け10日後に次の治療をすることにした。

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  • Posted by へんせき at 16:06Comments(0)脳・精神・神経

    2014年05月12日

    排尿恐怖で自宅以外で用がたせなくなった女子高生

    中学2年くらいから学校で用が足せなくなった。(尿意がありトイレに入っても排尿できない) 親にも言えずにずっと我慢していたが高校1年の時母親に相談して病院に行った。検査をしても器質的な異常はなく精神的心理的な問題だろうと診断され、現在まで1年半ほど心療内科で安定剤と抗うつ薬の治療を続けている。学校に行けなくなったので通信講座で勉強をしている。

    排尿困難以外に高校生になってから片頭痛が起こるようになり、軽度の視線恐怖や動悸がある。自宅では1日10回くらいトイレに行くが、夕方から夜に出なくなりトイレで1時間くらい座っていることがある。

    排尿時は膀胱が収縮して尿道が緩み、畜尿時は逆の働きで畜尿排尿をコントロールしている。そこには自律神経が大きく関わっている。副交感神経が興奮して排尿が行われるので、器質的疾患がなく排尿がうまくできないのは ①副交感神経の働きが悪い ②交感神経が興奮している ③両神経の切り替えがうまくいかないかだろう。

    初診 F3F4井穴刺絡 失眠多壮灸 腰仙部に8分灸。体が温まりリラックスしたと言う。その場で排尿状態を確かめられないので次回報告してもらうことにした。3日後2回目の治療。昨夜すっきり出なくて1時間トイレに入っていた。頭痛はない。治療はF3H5F5井穴刺絡、百会刺絡、8分灸2壮を(三陰交、仙骨部、督脈上部3穴、中極) 失眠多壮灸。足湯とピソマでの井穴刺激、せんねん灸を指導。

    10日後3回目の治療。この間2回コンサートに行った。かなり緊張したが外出できた。外出中はトイレに行かなかった。自宅では割と出ている、トイレでH5をピソマで刺激するといいようだ。考え方が少しずつ前向きになってきたと言う。治療はH5F5井穴刺絡 百会の刺絡とお灸。就寝がAM1時、起床がAM10時くらいが多いと言うので自律神経は早起きによってセットされることを説明して足湯と自宅治療を続けるようにお話しする。

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  • Posted by へんせき at 22:12Comments(0)脳・精神・神経泌尿・生殖器