たまりば

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2018年07月22日

体重増加による足のむくみと膝痛

半年ぶりに来られた50歳男性。一週間前起床時に布団の中で左ふくらはぎに激痛を感じ起きれなくなった。奥さんにマッサージをしてもらったらいくらか痛みが治まり起き上がったところ、今度は左膝が痛くなり何かにつかまらないと歩けなくなった。

この患者さんとは20年以上の付き合いだが、20歳代から肥満気味で最近特に太ってきた。身長は180㎝くらいあるが体重120~130kgはいくら何でも重すぎる。運動を勧めスポーツジムにも入ったが仕事が忙しくほとんど行けてない。移動も車が多く運動不足は明らかである。

BMIが30を超えると自分の体なのに自然な動きが出来なくなるようだ。もちろん体脂肪が低く筋肉を鍛えている人はそんなことはない。来院時は杖を突き足を引きずっていた。脛から下のむくみもひどく30分前にはいた靴下のゴムの後がくっきりと残っていた。

正座不可、しゃがみ込みもできない。仰臥位で膝を少し抱え込む状態での痛みを指標に治療をする。この年齢では膝の関節が壊れていることはないだろうが、この体重では将来のリスクは大きい。膝蓋骨を動かすと固まってはいない。足の指から足首までの圧痛点を探しパイオネックスを貼り膝を立てかかとをお尻の方に動かす運動鍼を2分くらい続けた。

次に痛みのあるラインF1F6井穴刺絡をして膝の可動域をチェックすると最初より改善している。次はベットに腰を掛け頭部完骨の下の圧痛点2か所に置鍼して膝をぶらぶらさせる運動鍼をする。さらによくなる。むくみの治療でH5F5井穴刺絡を2回する。突っ張り感が減る。パイオネックスをはがして歩いてもらうと少しぎこちないものの杖なしで歩ける。

8月末で仕事が一段落するのでそれから本気で減量と筋力強化に取り組んでいくようお話しして治療終了。


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  • Posted by へんせき at 23:00Comments(0)運動器疾患

    2018年06月27日

    激痛の五十肩一回の治療で大幅改善

    40歳代の男性。左肩の痛みが激しく、左腕がほとんど動かせない状態で来院された。一週間前から左腕に若干違和感があったが二日前から肩が急激な痛みに襲われて夜も痛みで何度も起きた。

    二日続けて鎮痛剤を飲んで湿布をしたがこのままでは日常生活に支障をきたすので何とか痛みを取って欲しいとのこと。思い当たることはないかと聞くと、1か月前から腕立て伏せをやっていたとのこと。違和感が出てからは中止している。

    五十肩と五十肩に似ているが違う病気を説明しながら肩の動きを調べる。すべての方向の可動域が制限されている(前45度、横20度、後ろ20度)。ポケットに手を入れる動作できない。耳を触れない。右肩を触れない。可動域を少しでも超えて動かそうとすると痛みが走る。寝るときは腕の置き場に困るとのこと。

    治療は左手の井穴を1か所ずつ刺絡しながら肩の様子を診ていく。前方挙上が90度まで改善する。次に左肩の前面と側面の圧痛点4か所に施灸をして、肩甲骨の周囲の硬結に鍼をして緊張を緩める。鍼灸治療は初めてなのでドーゼオーバーにならないようにこれで終了する。患者さんは肩が軽くなったと喜ばれた。肩4か所にせんねん灸をするように指示。

    五日後に2回目の治療。前回治療から3日目に痛みと可動域が急によくなってきた。手が顔から頭まで動くようになった。睡眠時の痛みもなくなった。可動域を調べると前方挙上は180度と正常。側方挙上は90度まで。後方は左右とも差がなく正常。初診時出来なかったポケットに手を入れる動作など出来るようになっている。今日は日常生活にほとんど不自由がないと言う。

    左のH4H6H5井穴刺絡をすると側方挙上も耳まで挙がるようになった。手を後ろに回し親指を背骨に沿って上にあげていくと左右で10センチほどの差があるが前回よりずいぶんよくなっている。肩のリハビリとお灸をもうしばらく続けぶり返さないか様子を見てもらうことにした。


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  • Posted by へんせき at 00:10Comments(0)運動器疾患

    2018年05月20日

    坐骨神経痛による臀部の激痛

    中国在住50年、3年前日本に帰ってきた70歳代の男性。もともと慢性の腰痛はあるが二週間前から左の臀部に激痛があり太ももの後ろに痛みが走る。立っていれば痛くないが座ると痛い。歩いているとだんだん痛みがひどくなる。ベットで体位を変えたりトイレで力んだりすると激痛が走る。

    半年くらい前に腰痛がありその時は動画を参考に井穴刺絡をしてよくなったが、今回は3回してもよくならないので来院された。立位で圧痛点を調べると右会陽の外側に激痛点がある。そこにハペパッチを貼って反対側に4か所鍼をする。何とか座ってもらいF4F5に井穴刺絡をする。

    少し痛みは引いたが体を動かそうとすると痛みが出る。百会と左右の3か所の刺絡でまた少しよくなる。圧痛点のところは硬結になっているので一旦ハペパッチをはがし運動鍼をやり再度ハペパッチを貼って治療終了する。

    3日後2回目の治療。前回治療の翌日痛みがぐっと減り(10→2)階段も手すりを持たずに登れるようになった。確かに今日は椅子にも座れるしベットでの体位変換も軽い痛みはあるがスムーズにできる。痛みの原因は筋力低下にあるようで、仕事を辞めてから体を動かすことが少なくなったそうだ。

    臀部やハムストリング、体幹部の筋力をつける必要性をお話ししてしばらく様子を見ることにした。


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  • Posted by へんせき at 16:24Comments(0)運動器疾患

    2018年04月06日

    五十肩(肩関節周囲炎)の刺絡治療

    先月鍼灸学校を卒業した50歳代の女性。昨年末から左肩関節が痛くなりだんだん可動域が狭くなってきた。おそらく五十肩だと思い学校の先生に相談したり、近所の鍼灸院に何度か通院したがよくならない。

    それで刺絡の勉強も兼ね前橋から3時間もかけ治療に来られた。五十肩ではないかと来られる患者さんのなかで、割と短期間で症状が取れるものと治療に時間がかかるものがあり、私見として真正の五十肩は簡単ではないと思っている。

    この方の五十肩は本物、中程度。発症から約4か月経過して痛みはひどい時からはやや良くなっているが関節の動きは日常生活に支障あり。どの方向に動かしても痛みが出るので井穴を一つずつ刺絡して肩の様子がどう変わるか見ていき、その後痛みが出る姿勢で圧痛点を探す。

    この圧痛点の中で痛みや動きと関係するところに鍼や灸、円皮鍼などで治療するが人により反応が違う。私は糸状灸をよくする。可動域の大幅な改善はできなかったが、動きはスムーズになり肩から上腕部のだるさはよくなった。

    五十肩のリハビリ体操を数種類指導して、自宅で刺絡とせんねん灸の治療をしばらく続け様子を連絡してもらうことにした。


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  • Posted by へんせき at 19:44Comments(0)運動器疾患

    2018年03月18日

    ランナーのハムストリング痛

    大学陸上部で短距離走をやっている男子学生。数日前の練習中に左足大腿後側のハムストリング部に違和感を感じた。このまま練習を続けていると肉離れを起こすかもしれないと思いトレーナーに診てもらった。

    トレーナーから筋肉が硬くなっているのでマッサージだけでなく鍼治療を勧められて来院された。普通に歩いたりジョギングでは問題ないがダッシュをすると軽い痛みと違和感を感じる。

    予約なしで来られたため空き時間が15分しか取れず実際ダッシュさせての痛みと治療後の効果確認が十分できず、基本的な治療だけして後でダッシュした後の感じを報告してもらうことにした。

    違和感がある部位はハムストリングスのなかでも大腿二頭筋、右側と比べて明らかに筋緊張を認める。治療効果はストレッチをした時の感覚を指標にした。左F3→F5→F4井穴刺絡。硬結部三か所にハペパッチを貼る。これだけでタイムオーバー。

    昨年2回同部位の肉離れを起こしているという。おそらく左右の使い方が悪く左右にアンバランスがあると思われる。筋トレの専門家を紹介して筋肉の使い方や弱い部位の鍛え方など一度診てもらうことを勧めた。

    翌日、違和感が減った旨電話がありもう一度時間を取って治療することにした。



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  • Posted by へんせき at 20:21Comments(0)運動器疾患

    2018年02月28日

    超健康優良高齢者の肩痛

    後期高齢者の仲間入りをされた女性。筋トレのジムで時々ご一緒するのだがどこも悪いところがなく、皆にうらやましがられてる。運動は週に3回テニス教室に通い、筋トレは週に4回定期的に続けられている。食欲旺盛、睡眠も夜中一度も起きることなく朝を迎え、薬やサプリの世話にもなってない。

    そんな彼女が数日前から右肩から上腕部が痛くなった。最初痛くなったのは起床時で、目が覚めた時腕枕をしていた。どうも自分は無意識にその恰好をしているようだという。その姿勢をすると痛い。またテニスでサーブやスマッシュの姿勢で痛みが気になり思いっきり打てない。日常生活には支障ない。

    治療は痛みが出る姿勢を取り痛みのラインを調べる。メインは三焦経で大腸経も少しかかっている。H4で変化なし。H6で少し良くなり、H5で70%改善する。残っている痛みに対して痛みが出る姿勢で圧痛点を調べ3か所に鍼治療をする。さらによくなる。ラケットを振ってみると普通に振っても大丈夫。試合で思いっきりやった時どうか?

    この方のように普段から体を動かしている人は軽い刺激で症状が改善する。一般的に年齢が上がるにつれだんだん体を動かすことが億劫になり、運動を勧めてもやらない言い訳をすることが多くなる。運動に限らず他人がその人の代わりに何かできるかというとそれは無理。そのことはしっかり自覚するべきだ。


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  • Posted by へんせき at 23:22Comments(0)運動器疾患

    2017年12月09日

    交通事故後遺症による腕のだるさと指先のしびれ

    停車中に後ろから追突されて腕のだるさと指先のしびれが続いている50歳代の主婦。事故直後は何ともなかったが一週間してから症状が出てきた。最初は左首から腕にかけ痛みとしびれが出て特に首を動かすと症状がひどかった。かかりつけの漢方薬局で治打撲一方を処方され1ヶ月飲んだところひどい痛みはなくなったが指先のしびれと腕のだるさは取れず、鍼を試してみようと来られた。

    手のひらを上にして物をもったり本を読んだりしているとだんだん痺れが出てくる。痺れが出た状態で肘の内側を指で押すと痺れがひどくなる。左手の全井穴を順に刺絡していくと1指と5指のしびれが軽くなる。次に2~4指の先端を刺絡する。

    追突事故では首の後ろよりも前や横を痛めていることが多いので胸鎖乳突筋を調べるとひどい圧痛はないが左側は筋肉が固くなっている。そこを鍼で緩め、最後に百会とその左側を刺絡する。手のひらを上にして肘を曲げる動作をしてしびれの出方を調べると治療前は10秒で出たのが5分に延び程度も軽くなった。

    11月29日初診、その後12月1日、5日と治療して本日は腕も指先もほとんど気にならなくなったそうだ。昨日重いものをもってしばらく歩いていたら少ししびれたが日常生活では問題ないという。次は1週間、2週間と間隔を空けてぶり返さないか様子を見ることにした。



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  • Posted by へんせき at 22:50Comments(0)運動器疾患

    2017年11月01日

    フラダンスの特訓で股関節痛

    フラダンスの発表会が明後日に迫った60歳代の女性。一週間前から練習時間が増え少し無理をしたせいか、3日前から右の鼠径部が痛くなり本人曰く股関節の脱臼かもしれないと。10年ほど前に私の治療を受けたそうだが全く記憶がない。

    痛みの具合は歩いて体重がかかると痛い。ダンスでつま先立ちをして膝を外に開く動作がとても痛いという。パトリックステストで右に痛みが出る。

    右F2F5井穴刺絡をして歩いてもらうと痛みがなく、フラダンスの動作でも痛みが消えた。しかしパトリックステストではまだ痛みが残っていて左右差がある。右肝経と胆経を調べると外踝の下と恥骨の外端に圧痛がありここにパイオネックスを貼る。もう一度パトリックステストをすると左右差がなくなっている。

    血圧を測ってみると177/93と高い。深呼吸をしてもう一度測ると164/85。H6F4井穴刺絡をしてみると156/85と収縮期血圧が少し下がった。近所なので鼠径部の痛みがぶり返したらすぐ来てもらうことにして、血圧はしばらく朝と寝る前に自宅で測定して様子を見ることにした。


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  • Posted by へんせき at 23:14Comments(0)運動器疾患

    2017年08月14日

    肩の痛みと肘の痛み

    仕事帰りに時どき立ち寄る食材店でのでエピソード。レジを済ましたとき顔見知りの店員さんが肩が痛いと言う。安静時は問題ないが右肘を屈曲させて肩を外転しようとすると三角筋部が痛くなる。上着に袖を通すような動作が辛いそうだ。痛いところは三角筋の大腸経ライン。

    右H6を圧迫して同じ動作をすると少し楽になるのでパイオネックスを貼る。合谷にも圧痛点があるのでパイオネックスを貼ってみると痛みが半減した。さらに大腸経ラインを調べると曲池に激痛点がある。ここに刺鍼して30秒ほど手技を加え抜針。痛みをチェックすると完全に取れていた。

    それを見ていた同僚の方が自分も右肘が痛いと言う。筋トレのハンマーカールの動作で肺経尺沢付近が痛い。この方は毎日仕事で包丁を使っているのでそれが原因かもしれない。合谷と魚際に圧痛がありここにパイオネックスを貼ってハンマーカールをやってもらうと痛みが10→4に減る。患部にも圧痛があるのでここに刺鍼すると痛みがすっかり痛みがなくなる。

    1か月以上続いていた痛みが二人ともあまりにも簡単に取れたので何度も確かめながらさっきまで本当に痛かったのにと不思議そうな様子。ふたりとも鍼治療は初めてで鍼灸治療に好印象をもっていただいた。


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  • Posted by へんせき at 19:45Comments(0)運動器疾患

    2017年07月27日

    整形外科で匙を投げられた臀部と下肢痛

    70歳の主婦。今年の1月から右臀部が痛み、太ももから足首の上までしびれが続いている。痛みは剣山で刺されたようなチクチクしたもので耐えがたいという。二週間ほど様子を見てから総合病院の整形外科を受診した。

    画像診断では軽いヘルニアがあるが手術するようなものではなく、鎮痛薬とブロック注射の治療となった。しかしいくつかの鎮痛薬を試しても効果がなくブロック注射も効かなかった。10日程前に医者から「効かないなら薬は止めましょう、申し訳ないが痛みは我慢してください」と言われたそうだ。

    脊椎外科の専門病院を受診してみようと考えていたところ姉から鍼灸治療を試してみるように言われ来院された。臀部の耐え難い痛みは手のひら位の範囲でじっとしていて痛い。腰を動かして痛みの増減はない。帯状疱疹に罹ったことはない。

    治療は最初右F4F5井穴刺絡をしたが効果なし。次に左の臀部へ即刺即抜の鍼を6か所してみるが効果なし。患部へは接触鍼少しいいと言う。軽い刺激ならハペロールはどうかと試したら痛みが減って10→8。右の足指や足甲に圧痛点がありパイオネックスを貼ってみたがいまいち。

    百会とその右斜め後ろ3cmの刺絡をするとさらに少し良くなり最初と比べ10→7。

    翌日2回目の治療。朝起きると前日よりもっと良くなっていて10→5。臀部の痛みのほかに右鼠径部が歩いたり椅子から立つときに痛くゆっくりとしか歩けないという。この痛みは臀部の痛みとは質が違うそうだ。右F2F6井穴刺絡をして歩いてもらうと歩きやすいという。F5でさらにいい。臀部の治療は昨日効果があった接触鍼、ハペロール、頭部刺絡。

    翌日電話があり、痛みはあるが楽になった状態が続いている。もうしばらく治療を続けたいとのことだった。


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  • Posted by へんせき at 00:04Comments(0)運動器疾患

    2017年06月29日

    寝違いで首が痛いと思ったが

    30歳代の女性。昨日起床時に右首から背中が痛く寝違いをしたと思った。寝違いに効くストレッチをやってみたがよくならず、夜になると座っていても寝ていても痛い状況になり湿布を貼って寝た。

    今朝になっても痛みが軽くなってないので来院された。今まで鍼治療の経験はない。首の前後屈、側屈、左右振り向きいずれの動作でも右の首の付け根ツボでいえば肩外兪付近に痛みが出る。胸鎖乳突筋は痛くない。普通の寝違いではなく首の筋肉の問題だと思われる。

    タバコを吸うのでH1井穴刺絡をすると空気が深く入る。痛みの治療でH6、H5、H4と刺絡をすると首の後屈以外は楽になる。F1、F6井穴刺絡で楽になるがまだ少し痛い。パソコン作業で目が疲れるので後頭部の刺絡をして最後に百会の刺絡で痛みはほぼ気にならなくなった。

    生理痛が重いというので次は生理の2~3日前に来院するようにして治療終了。タバコは過去に禁煙治療薬を処方されて治療したが失敗したとのこと。鍼治療でいい方法はないかとお尋ねがあった。


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  • Posted by へんせき at 19:16Comments(0)運動器疾患

    2017年06月16日

    五十肩?2年以上続く肩の痛み

    左肩の痛みで70歳代の男性が来られた。痛みは2年以上前からだがどういう経緯で痛くなったかよく覚えていないという。整形外科を2か所受診して現在もリハビリをしているが効果を感じられない。

    じっとしていると痛くないが前方、側方90度を越えると痛みが出る。おしりのポケットに手を入れる動作(結帯動作)が痛く、左肩を下にして寝るとしばらくして痛くなる。

    井穴刺絡をすると左H1H6で前方挙上の可動域が広がり痛みが軽くなる。合谷付近に圧痛点があるのでこれにパイオネックスを貼るとさらによくなる。

    後頚部、側頚部の筋緊張が強いのでEAPで緩め、百会の刺絡をすると首がスムーズに回るようになる。

    痛みは即効的に取れても固まった肩関節を緩めるには毎日のリハビリが欠かせないので3種類の五十肩体操を指導して治療終了する。


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  • Posted by へんせき at 22:11Comments(0)運動器疾患

    2017年05月31日

    1か月続く右上腕の痛み

    いつも行くCO-OPの店長さん。今日仕事帰りに寄ったら一ヶ月ほど前から右上腕が痛いとのこと。ちょうどお客さんが引いたところだったのでその場で治療することにした。

    持ち合わせの治療グッズはハペパッチ1枚、ピソマ1個、パイオネックス2枚。痛みは肘を90度に曲げ脇につけ側方に肘を上げていくと45度位のところから痛みが出て、ひどいと腕が上がらない。

    先ず肩甲骨の周りで圧痛点を探しそこを押さえて腕を上げて痛みが軽くなるか試した。3か所やってみたが変化なし。痛みの部位は三焦経と大腸経にまたがっている。合谷に圧痛があるのでそこを圧迫して同じように腕を上げてみると痛みがぐっと減って腕があがる。

    そこで右のH6にピソマを貼り30回ほどモミモミして腕を上げてみると痛みが90%取れて腕も上がった。魔法のようだと言って何度も試してみられたがほんの少し痛みを感じる程度で腕を動かすのに支障はない。見ていたお店のスタッフからも拍手をいただいた。

    もしぶり返すようなら治療院においでくださいと言ってお店を後にした。


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  • Posted by へんせき at 21:34Comments(0)運動器疾患

    2017年05月24日

    右肘が痛くてやかんが持てない

    60歳代のパート勤務の女性。1か月くらい前から右ひじの周囲に痛みを感じていたが3日前から痛みがひどくなり、やかん、ポット、バケツなどを持つのがつらくなった。

    4月下旬整形外科を受診、1週間湿布と鎮痛剤を飲んだがよくならず5月の連休明けから整骨院で4回電気治療とマッサージを受けた。痛みがひどくなったので鍼治療を試してみようと来院された。

    仕事は清掃作業で手や腕はよく使っているが最近はなるべくかばっているそうだ。思い当たることは趣味のボーリングを週2回(1回10ゲーム以上)している。既往歴は不整脈の治療でカテーテルアブレーション、甲状腺の乳頭がん摘出手術、子宮筋腫手術。現在血圧が少し高いが薬は飲んでいない。(測定してみると160/101mmHg)

    痛みは右ひじの外側上顆付近に手のひらくらいの範囲に感じこの一点ではない。やかんに水を入れそれを持ちながら痛みの変化を追い治療した。先ず痛みの範囲を狭くするために右手の全井穴を1か所ずつ刺絡する。(痛みの変化10→7)

    次に手の甲や指の圧痛点4か所を押しながら痛みの変化を調べたが効果なし。肩の烏口突起や上腕二頭筋、胸鎖乳突筋の圧痛点を圧迫してやかんを持つと痛みが軽くなる。ここにハペパッチを貼る。(痛みの変化7→4) 最後に高血圧の治療としてH6F4、百会の刺絡をして終了。(152/93mmHg) 三日後にもう一度治療することにした。


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  • Posted by へんせき at 22:33Comments(0)運動器疾患

    2017年02月04日

    後骨間神経麻痺と頸椎ヘルニア

    5年ぶりに来院された60歳の男性。一週間前から左の肩甲骨内側の奥の痛みがひどくなり、左手の指が動きにくくなった。すぐに総合病院の整形外科を受診したところ首のレントゲン検査で頸椎ヘルニアが疑われるので次回MRI検査をすることになり鎮痛剤を処方された。

    左手を診ると指が伸びない(広がらない)が手首は背屈できる。動作ではボタンをはずしたりペットボトルの栓の開閉ができず、パソコンのキーボード操作が出来ない。知覚の障害はない。肩甲骨内縁の痛みは首からかもしれないが手の症状は後骨間神経麻痺が強く疑われた。

    翌日MRI検査と診察があるとのことなので医者に後骨間神経麻痺ではないか聞くように話した。翌日医者はMRI画像を見ながら頸椎ヘルニアに間違いない治療法は手術しかないので専門病院を紹介すると言ったそうだ。患者さんは私に言われたように指の動きを見せながら後骨間神経麻痺ではないかと聞いたら「あっ、そうですね」と言い一応紹介状だけ出しますと言って治療終了。

    後骨間神経麻痺は2~3か月できれいによくなるので心配しないでいいと説明して鍼灸治療を続けることにした。初回の治療から4日目だが首の方もいくらか楽になっているとのこと。指の治療は左指すべての井穴刺絡、1指と2指がとくに動きが悪いのでそこは2回刺絡する。これで2指が最初よりいくらか伸びるようになった。

    後は肘の周囲を中心にEAP。首や肩甲骨内縁の痛みに対してはF4井穴刺絡と百会とその左側の頭部刺絡をする。手術が最適の治療法のこともあるが後戻りができない治療法なのでその適否はよくよく見極めないと後で後悔することになる。


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  • Posted by へんせき at 19:59Comments(0)運動器疾患

    2017年01月21日

    跳び箱で着地失敗、首が痛い

    昨年起立性調節障害の治療をした小学6年の男子。昨日体育の授業で跳び箱の上で前転して着地する運動があった。斜めに回転してお尻から落ち、その時首が後ろに伸び右首の付け根が痛くなった。

    来週から中学受験が始まるので早く治したいとのことで母親が連れてきた。首の前屈、後屈、左側屈、左振り向きで痛みが出る。先ず右の胸鎖乳突筋を調べると3か所激痛点がある。そこを押して首を動かすと痛みがほとんどない。2か所にパイオネックスを貼り、右H6H5井穴刺絡をすると痛みは全く気にならないという。

    受験対策に勉強ができるツボはないかと聞かれたが、以前小学校高学年の生徒数名に対し百会に置鍼して算数の計算問題をやらせたところ全員解答数が増えた。落ち着いて答案に迎えるからだろう。逆にスポーツなら少し交感神経を高めるようなツボ刺激がいいと思う。


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  • Posted by へんせき at 22:32Comments(0)運動器疾患

    2017年01月16日

    帝王切開や子宮筋腫の手術痕が原因の腰痛

    40歳代に女性会社員。7日前腰の痛みで目を覚ました。当日は外出不能のため自宅で静かにしていた。前日居酒屋で背もたれのない椅子に4時間半くらい座っていたせいかと思った。翌々日歩くのは無理だが自転車は乗れたので近所の整骨院に行き、低周波、マッサージ、テーピングをしてもらった。

    少し痛みが引いてきたが昨日からまた痛みがぶり返してきたので、会社の同僚の紹介で来院された。痛い部位は右の腰臀部、前屈、後屈、みぎ側屈で痛みが出る。また歩くと痛いそうだ。

    F4→F5井穴刺絡をするが変化なし。右のF6井穴刺絡も効果なし。おなかを手術したことはないかお聞きすると10数年前に子宮筋腫、10年前に帝王切開の手術を経験している。また小学生の時に虫垂炎の手術もしている。壁を背にして立位で手術跡の圧痛を調べると15か所に圧痛点を認める。

    同部位を三巡調べ痛みが消えない11か所にパイオネックスを貼る。ベットまで3~4歩歩いた瞬間先ほどまでの痛みがほとんど取れていて驚かれた。ただ先ほどなかった仙骨と尾骨の間付近に軽い痛みが出てきた。これは百会の刺絡でなくなる。最後に右F1F3井穴刺絡をするとさらによくなる。

    この症例のように過去の手術跡が関係している痛みは患部ではなく手術痕に対する治療をしなけれが効果が出ない。



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  • Posted by へんせき at 21:26Comments(0)運動器疾患

    2016年12月09日

    引っ越し作業でぎっくり腰

    会社の引っ越しでぎっくり腰を起こした40歳代の男性。一日様子を見ていたが痛みが引かないので来院された。中腰の作業で腰に疲れが溜まっている時に重たいものを持ち上げた瞬間にギクッとなった。

    痛い部位は腰仙部の中央で動診をすると前屈、後屈、右側屈で痛みが増す。靴下を履く動作がやりにくいがしびれ感はない。まず少し痛みが増す動作をして圧痛点をさがしパイオネックスを貼る。1個貼っては動作を確認して5個貼った。

    F4F6の井穴刺絡をすると痛みは70%改善する。さらに百会の刺絡をすると後屈、側屈の痛みはほとんどなくなり前屈で少し痛みが残るだけになった。靴下もスムーズに履ける。

    ぎっくり腰はまったく動けなくなるほど重症の人も年に数回診るが、自力で治療院に来られるくらいの人は通常2~3回の治療でよくなる。急性腰痛をしっかり治しておかないと慢性腰痛へ移行していつも腰に鈍痛や違和感を感じるようになるので、早期に痛みを取り急性腰痛を起こした原因(姿勢、筋力、運動など)をただしていくことが必要と思う。


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  • Posted by へんせき at 21:55Comments(0)運動器疾患

    2016年11月27日

    頚椎症性神経根症と高血圧や高脂血症

    車の運転に従事している50歳の男性。二週間ほど前から右首~前腕まで痛みとしびれが生じ、今も続いている。あまりに痛みがひどいので一週間前に整形外科に行き診察を受け頚椎症性神経根症と言われた。鎮痛剤を飲んで牽引を3回してが全く変わらないとのことで来院された。

    症状は寝ている時は楽だが起きて動きだすと痛みしびれが出る。首を動かすと症状はひどくなる。首はどの方向に動かしても痛みが出るが特に右側屈、右振り向き、後屈がひどい。首を動かすと前腕の中ほどまでしびれる。赤ら顔でたばこの臭いもするので治療前に血圧を測ると220/120と非常に高い。

    右H1からH6まで順に井穴刺絡をしながら効果があるツボを調べる。H5H6がいくらかいい。次に右足F1F6F4井穴刺絡でF4でやや変化する。しかし1~2割の改善で満足いくものではない。血圧が高いので左のH6F4と百会の刺絡をして再度血圧測定すると190/110。最後に頸部のEAP。

    患者さんには整形で鎮痛剤の変更と首のカラーをお願いし、内科で血圧と血液検査をするようにお話しして治療終了。その後2回治療して痛みしびれは最初の半分くらい改善したが、血液検査の結果は肝機能、腎機能、血糖値すべてひっかかり血圧は即薬が処方された。毎日酒4合たばこ20本、今のところまだやめる気配はない。

    今後運動器の治療に加え内臓の治療を追加しなければいけないが、生活習慣を見直すことに本気で取り組むかどうか少しずつ説得していこうと思っている。


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  • Posted by へんせき at 15:43Comments(0)運動器疾患

    2016年11月09日

    脊柱管狭窄症と診断され気分が落ち込んだ主婦

    横浜の鍼灸師A氏から紹介された70歳代の主婦。今年の6月、重いものを持ったときに腰に痛みが走り腰がまっすぐ伸ばせなくなった。そのあと右臀部から大腿後側部が痛くなった。整形外科にいって診察を受けたら脊柱管狭窄症と診断され、骨粗しょう症もあるのでビスホスホネート製剤を処方され今も飲んでいる。

    今の状態は慢性的に背中に重い感じが残り、歩いたり立ったりしているとだんだん臀部から大腿部が痛くなってくる。時々痛みで目を覚ますこともある。薬を飲んでも痛みは軽くならずこのまま治らないのではないかと気分が晴れないとのこと。

    腰の動診をすると後屈、左右へのひねり、左右側屈で痛みが出る。虫垂炎手術痕と帝王切開手術痕を調べると前者に1か所後者に5か所の圧痛点がありパイオネックスを貼ると背中のツッパリ感が軽くなる。F4→F5→F2井穴刺絡で痛みは70%取れる。右委中の圧痛点にパイオネックスを貼り、百会の刺絡をするとさらによくなった。

    脊柱管狭窄症といわれ狭窄が治らない限り痛みはよくならないのではないかと思って気持ちが沈んでいたが、痛みは楽になることを実感して精神的に安心したとのこと。散歩や腰痛体操を提案して治療終了。


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  • Posted by へんせき at 22:02Comments(0)運動器疾患