たまりば

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2012年02月04日

急性腹痛(胃腸炎)の鍼灸治療

夕方、最後の患者さんを治療しているとき階下の薬局から来店中の処方相談者が急にお腹が痛くなり気分が悪いのでベットで休ませて欲しいと言って来た。30分ほど前から下腹部が差し込むように痛み、二回トイレに行ったが痛みが治まらず、吐き気もして椅子に座っているのが辛くなったそうだ。

薬剤師に付き添わせてベットで休んでもらい10分ほどして治療中の患者さんが終わって様子を診ると顔色が悪く、横臥位で背を丸めている。手足が冷たく下腹部が痛く下痢になっていると言う。しばらく待っても症状が治まらないので病院に運んだ方がいいのではとご主人に話し、近所の病院2軒に電話したが断られ慈恵第三病院は患者が込んでいるのでかなりお待たせすると言われた。

それでは先ず鍼灸治療を試して効果がなければ慈恵に連れて行き、楽になれば自宅(鎌倉)まで帰ってかかりつけの医者に診せようということになった。3時間前にあさりのパスタを食べたとのこと、以前に貝で食あたりをおこしたこともあるそうなので裏内庭にお灸をしてみた。左右7壮で下腹部のシクシク感がなくなり、今度はみぞおち部が少し痛いと言う。

足がとても冷たく体も寒いと言うので、足湯を10分する。足を暖めてから左脾経、胃経の刺絡をするとみぞおち部の自発痛はかなり治まってきた。膀胱経の井穴刺絡をすると冷たかった手が暖かくなってきた。交感神経が抑えられ末梢血管が広がってきたと思われる。顔色も赤みが出てきた。さらに大腸経と百会の刺絡をすると吐き気も止まったし自宅まで帰れそうだと言う。

当人は鍼灸の経験はなく、半信半疑で治療を受けられたのだが腹痛と吐き気が楽になりとても感謝された。

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