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2012年01月14日

膝関節痛に対する陰陽交差法と頭鍼治療

膝関節痛に対する陰陽交差法と頭鍼治療変形性膝関節症で約1ヶ月前から右膝が歩き始め、階段の昇降、椅子から立ち上がる時などに痛みを感じ始めた60歳代の女性Aさんと昨年9月に階段を2フロアー駆け上ったことをきっかけに左膝に体重がかかると痛みが出て膝を曲げることが辛くなった30歳代女性Bさんに対して陰陽交差法と頭鍼をメインに治療した。

陰陽交差法とは痛い部位と反対側の手足の陰陽逆の経絡を利用した治療法で、患部がこことはっきりしているときはポイントを絞りやすい。Aさんは右膝の内側(脾経)が痛いので、治療部位は左肘の外側(大腸経)の反応点を治療部位として取穴する。Bさんの場合は患部が左膝(肝経)なので治療部位は右肘(三焦経)になる。以上は基本取穴で臨機応変に対応する。効果を上げるために運動鍼を応用する。肘に浅く鍼を刺したままで患部の膝をベットに腰掛けた状態でぶらぶら運動させた。

この治療の後、頭部の膝に対応する治療点に斜めに鍼を刺し20分置鍼した。Aさんは当院で初診、Bさんは整形外科と整骨院で治療続けた後の来院であったがそれぞれ1回、3回の治療で一定の効果を得ることが出来た。治療効果がどのくらい続くか経過をみるとともに、お二人とも膝に負担をかけないで内転筋、大腿四頭筋、中臀筋の筋トレと風呂の中で膝関節の可動域を広げるストレッチを続けてもらうことにした。

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    Posted by へんせき at 23:35│Comments(0)運動器疾患
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