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Posted by たまりば運営事務局 at

2010年06月22日

膠原病の初期か?

40歳代女性 半年前の健康診断で抗核抗体320と異常値を指摘されていた。二週間ほど前から手の痺れと指や肘の関節が痛むようになった。リウマチを疑い専門医を受診して検査を受け、いま結果待ちだが自覚症状がとれず検査結果が出ないと病院の治療も始まらないので鍼灸で症状が軽減すればと思い来院された。

半年前の検査の数値を見るとコリンエステラーゼがやや低いがCRP白血球も正常値で炎症反応はみられない。リウマチを始めとする膠原病かどうかは検査待ちとして手の痺れと指関節の痛みの治療をすることにした。何が原因かよく分からないので試行錯誤して体の反応を見ることにした。

初回は副交感神経を抑制する治療をし3日後に交感神経を抑制する治療をしてどう違うか観察してもらうことにした。そして今日3回目の治療となった。話を聞くと明らかに2回目の方が症状が軽くなったそうだ。病院の結果も出てRA・CRP・白血球・抗核抗体すべて正常値だったが、医師は念のため抗CCP抗体MMP-3をさらに調べるそうだ。

この患者さんは2回目の鍼治療がよかったし、検査結果も膠原病の可能性は低いので交感神経を対象にしたはり治療を3回ほど間隔を詰めて行うと効果的ではないかと感じた。原因が分からず症状だけ残っていると何か重大な病気が隠れていないか心配になるが、これだけ調べているのではり治療で症状が取れれば大丈夫だろう。もしどうしても心配なら大きな病院の総合診療科を紹介してもらうといい。  

  • Posted by へんせき at 00:10Comments(0)膠原病・内分泌