たまりば

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2018年06月14日

むくみと自律神経

一か月半ぶりに来院された70歳の女性。一ヶ月くらい前から足(膝から下)がむくむようになったとのこと。浮腫は水分が血管外に異常に漏れて皮下に溜まる状態で、通常は一過性のものだがまれに重病のサインのこともある。

先ずは重病のサインとしてのむくみかどうかを鑑別する必要がある。短期間に体重が増えてないか。むくみと同時に息切れがないか。一番怖いのは心臓病だが腎臓病や肝臓病からのむくみもある。高齢者では栄養不足(特にたんぱく質)でも起こる。

また薬の副作用も考えなければならない。特に多いのは降圧剤特にカルシウム拮抗薬、漢方薬で甘草が入っているもの等がある。この患者さんはむくみが出始めた1週間くらい前から漢方薬を飲み始めたとのことだったので薬局に連絡して甘草が入っていたらしばらく休薬することを勧めた。

治療は心臓と腎臓の交感神経を抑えるH3F3井穴刺絡とH5F5井穴刺絡をする。日常的なむくみの対策としては軽い運動(スロージョギング)やふくらはぎの筋トレが有効だ。基本に血行不良があるのでその解消のために運動(ストレッチ、エアロビクス、筋トレ)の他、足踏み、青竹ふみ、膝の屈伸なども効果がある。

他に乳がんや子宮がんなどの手術の後遺症として起こるリンパ浮腫があるがこれは専門の治療が必要だ。この患者さんは漢方薬を止め自宅で井穴のお灸をしながら赤小豆の煎じ汁を飲んだところ3日目からむくみが退いてきた。


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  • Posted by へんせき at 13:32Comments(0)不定愁訴・体調管理

    2018年06月03日

    脳脊髄液減少症治療その後の経過

    治療が終わり帰り道、体が軽く呼吸が楽で思わず小走りで駅まで行った。歩いてもいつもはすぐ疲れるがそれほど感じなかった。いつも疲れで昼寝をするが夜まで起きていて気持ち良い眠気を感じ5時間ほど続けて眠れた。よく悪夢を見るがそれがなかった。

    次の日は首、背中の張り感が消えて首を大きく回せ柔らかくなった感じがした。朝から夜まで起きていられた。その次の日は小雨が降った。いつも雨の日は下痢をするがその日は無かった。自分でH5F5井穴刺絡をやってみた。自分でやっても効果が出るので嬉しくなった。

    その次の日はH5F5井穴刺絡をやった後にH6F4をやってみた。痛み張りが軽くなりリラックス効果が得られ心地よかった。H6F4を追加したほうがいい感じがした。

    初診から4日目に二回目の来院となる。立位、座位、歩行時に脳が沈んでいく感覚は相変わらずある。それに伴い耳が詰まり聞こえにくい感覚もある。易疲労、脱力感、だるさもあるがそれに伴う気分の悪さ気持ちの悪さは少なくなっている。これらの感覚も治療直後はほとんどなくなる。今日は頭部刺絡のやり方を教えた。前回と同様に明るい気持ちで帰宅された。


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  • Posted by へんせき at 19:53Comments(0)脳・精神・神経

    2018年05月31日

    脳脊髄液減少症による多彩な不定愁訴

    脳脊髄液減少症を井穴刺絡とブラッドパッチで克服した17歳の女子高校生Aさんがいる。研究会に時どき母親と一緒に参加されて体験談をお話しくださる。2歳くらいに発症したらしいが診断がつくまで10年かかった。診断がつく1年くらい前に井穴刺絡を知り24時間続く痛み、全身の脱力、寝たきりの状態が劇的に改善して希望が持てるようになりその後ブラッドパッチを受け元気になった。

    いままで脳脊髄液減少症の患者さんを診たことがなかったが先日23歳の女子大学生が来られた。5歳くらいから症状があり色々な診療科を受診して原因不明であったが3週間前に都内の専門医で脳脊髄液減少症と診断された。1週間前に生理食塩水パッチをやった。秋ごろブラッドパッチをやる予定だがそれまで井穴刺絡治療をやってみたいとの要望だった。

    本人曰く、「どこに行っても特に異常はない、気のせいではないか、精神科で相談されてはなどと言われたが、こんなに体調が悪いのに異常がないはずはないと思い諦めずに病院を探した」 問診表に書かれた症状は頭痛、ふらつき、めまい、頚部背部痛、易疲労、全身脱力、目の痛み、視力低下、貧血、栄養吸収障害、耳鳴り耳閉感、息切れ、異常発汗など。

    治療は最初にH3井穴刺絡、息が深く入る。H1をやるとこんなに呼吸が楽になるとはと言う。おなかを診るとみぞおち部に圧痛がありF1F6井穴刺絡で痛みとれる。目窓の刺絡をすると視界が明るくなり後頭部の刺絡でさらに目がすっきりとなった。

    H5F5井穴刺絡で体に力が入るようになったが、くび肩がすっきりしないと言うので百会を刺絡するとあーぁ楽になったと言う。最後に足三里、志室、胃兪にせんねん灸をして治療終了。自宅で自分でもやりたいと言うので治療法を教える。

    Aさんの母親から治療効果は聞いていたが、予想以上に即効性がある。この病気は認識されて歴史も浅く経験ある医者にかからないと診断まで長期間を要しその間患者さんは悩み続けることになる。

    この患者さんも早く元気になって今まで出来なかったことを思いっきりやりって欲しい。


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  • Posted by へんせき at 20:25Comments(0)脳・精神・神経

    2018年05月28日

    気管支喘息で夜朝方に咳と痰がでる

    患者さんの付き添いで来られた70歳代の女性。3年くらい前から喘息を患い吸入薬を処方されているが使ったり止めたりしている。夜や朝方咳が出て痰も出る。深呼吸をすると軽い喘鳴が聞こえる。

    気管支は呼気で狭まり吸気で広がるので喘息では呼気でより苦しくなる。自律神経も深くかかわっており副交感神経の働きで気管支が狭くなり交感神経の働きで広がる。薬物治療は気道の慢性炎症を抑えるステロイド薬や抗アレルギー薬と交感神経を刺激する気管支拡張薬が中心となっている。

    井穴刺絡では気道の過敏性を抑えるH1心臓の負担を軽減するH3胸部の不快感を抑えるH2吸気に関係するF3と副交感神経を抑制するH5F5を適宜刺激して百会を中心に頭部刺絡を追加する。また喘息の患者さんは無理な呼吸をしているので肩や首の凝りがひどいことが多いのでこれに対する治療も必要になる。

    治療姿勢は座位がいい。中4日で2回治療したところ咳と痰の出方が明らかに減少した。肩こりに対しては頭部刺絡が効果的で接触鍼を加えるとさらに楽になる。これから梅雨を迎え季節的にはいい時期ではないがしばらく集中して治療することにした。



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  • Posted by へんせき at 21:08Comments(0)呼吸・循環器

    2018年05月20日

    坐骨神経痛による臀部の激痛

    中国在住50年、3年前日本に帰ってきた70歳代の男性。もともと慢性の腰痛はあるが二週間前から左の臀部に激痛があり太ももの後ろに痛みが走る。立っていれば痛くないが座ると痛い。歩いているとだんだん痛みがひどくなる。ベットで体位を変えたりトイレで力んだりすると激痛が走る。

    半年くらい前に腰痛がありその時は動画を参考に井穴刺絡をしてよくなったが、今回は3回してもよくならないので来院された。立位で圧痛点を調べると右会陽の外側に激痛点がある。そこにハペパッチを貼って反対側に4か所鍼をする。何とか座ってもらいF4F5に井穴刺絡をする。

    少し痛みは引いたが体を動かそうとすると痛みが出る。百会と左右の3か所の刺絡でまた少しよくなる。圧痛点のところは硬結になっているので一旦ハペパッチをはがし運動鍼をやり再度ハペパッチを貼って治療終了する。

    3日後2回目の治療。前回治療の翌日痛みがぐっと減り(10→2)階段も手すりを持たずに登れるようになった。確かに今日は椅子にも座れるしベットでの体位変換も軽い痛みはあるがスムーズにできる。痛みの原因は筋力低下にあるようで、仕事を辞めてから体を動かすことが少なくなったそうだ。

    臀部やハムストリング、体幹部の筋力をつける必要性をお話ししてしばらく様子を見ることにした。


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  • Posted by へんせき at 16:24Comments(0)運動器疾患

    2018年05月13日

    脳梗塞による手足の後遺症

    ぎんなん治療院からの紹介で来られた80歳男性。昨年10月左の手足に力が入らなくなり脳梗塞を疑い病院に行ったが医者は不整脈だと言い頭部CTに異常がないので帰された。(早期の脳梗塞はCTに写らない) 二日後症状がひどくなったのでもう一度救急車で運ばれた。今度はMRI検査で脳梗塞と診断されたが時間が経っていてt-PAはできないと言われた。

    頸動脈の石灰化が見つかったが硬すぎて治療できず、不整脈のカテーテルアブレーションをするための検査の途中血便が出てその検査で直腸がん、結腸がん、胃がん、食道がん、喉頭がんが見つかった。

    すぐに大腸がんの手術が行われ一時的な人工肛門になった。ほかのがんは早期とのことで治療を伸ばしている。(本人は積極的な治療を渋っている)(医者は胃がんは手術、食道がんと喉頭がんは放射線治療を提案)そうこうしているうちに2月下旬と3月上旬にまた脳梗塞を起こし手足の動きが悪くむくみがひどくなってきた。

    動画を見て井穴刺絡をやってみたが直接指導を受けたいとのことで、妹さんと甥御さんが付き添いで来院された。本人の希望はがんは横に置いてても、手足がもう少し自由に動かせるようになりたいとのこと。

    腕は肩の高さまで上がらず握力も落ちている。杖を使い何とか自力で歩けるが時間がかかる。むくみがひどいのでH3F3井穴刺絡。左の手足は全井穴の刺絡。頭部は百会と百会の右斜め前後ろの三か所の刺絡をする。これで手足が少し軽い感じがするという。左の中風七穴に施灸して治療終了する。

    翌日電話で夜になって腕が耳まで上がるようになった。その後部屋の中で杖なしに歩けるようになり治療効果を実感しているとのこと。


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  • Posted by へんせき at 16:53Comments(0)脳・精神・神経

    2018年04月28日

    がんの骨転移による腰痛

    80歳代の女性。1ヶ月ほど前から腰が痛くなり近所の整形外科を受診して3週間毎日牽引に通い、注射や鎮痛剤を服用したがまったくよくならないと言って来られた。レントゲンも2回撮ったが特に異常はないと言われたとのこと。

    二日連続して治療したが変化がない。話を伺うと6か月前に肺がんの手術をして現在定期的に通院して検査をしているとのこと。前回の検査では脳のMRI検査で異常なし。2日後に骨シンチの検査があるとのこと。治療してもまったく変化がないのは病歴からがんの転移が考えられるので、そのことをお話しして検査の後異常がなければもう一度治療することにした。

    4日後連絡があり残念ながら腰椎に骨転移が見つかり放射線治療を提案されたそうだ。今後放射線治療の副作用が出たときには鍼灸をしたいとのことだった。このように治療しても上手くいかないときは裏に悪い病気が隠れていないか疑い見逃さないようにしなければいけない。数回治療して効果が感じられないときは検査を勧めたり他の治療を提案するのも大切だ。

    1回の治療ですっと治る腰痛もある。50歳代の知人女性。4日前から左の腰が痛くなった。お風呂で温めるといくらか楽になるとのこと。動診をすると左側屈と背屈で少し痛く左へのひねりで一番痛い。井穴刺絡をする。F4効果なし→痛いところに鍼をするが効果なし→F2F6で効果あり、あれっというくらい良くなる→百会の刺絡でほぼ完治。連休明けにもういちど診ることにした。


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  • Posted by へんせき at 21:59Comments(0)

    2018年04月13日

    過敏性腸症候群と診断されたが‥‥。

    都立病院で過敏性腸症候群と診断された50歳代の男性。昨年夏くらいからおなかの調子が悪く、12月から粘液便が始まりおなかが張って苦しくなった。1月に都立病院を紹介され胃大腸内視鏡検査、CT検査、血液検査をして大きな病変は認められず過敏性腸症候群と診断された。

    整腸剤や漢方薬を処方されたが一向によくならず、だんだん悪化しているように感じている。とにかくおなかが張る、ガスが異常に発酵しているのではないかと言う。また40年前にした盲腸手術の癒着が何か影響しているのではないかとも言う。

    おなかを診ると下腹部が膨れカチカチで普通のおなかではない。右の下腹部や右季肋部の下には押して痛みがある。腹水が溜まっているのではないかと思ったが、CT検査をしているので除外して治療することにした。

    F1F6、F2F6井穴刺絡をして変化なし。胃経の圧痛点にお灸をして、背部兪穴に鍼治療をするがおなかの張り感や圧痛にほとんど変化がない。盲腸手術痕の圧痛点にパイオネックスを貼り百会の刺絡をして治療終了する。

    3日後に2回目の治療。おなかの張り感が上腹部の方へも上がって来ているようで起床後が一番苦しいという。おなかの膨れ具合や圧痛は前回とあまり変わりはないが、このおなかの感触は普通でないので治療は止めてすぐに知り合いの消化器内科医に診てもらうことにした。

    夕方連絡があり、腹水が溜まっていて原因を探らないといけないのでかかっていた都立病院に紹介状を書いてすぐ行ってもらったとのことだった。翌日本人から電話で造影CT検査で膵臓に異常が見つかりそのまま検査入院になったと連絡があった。

    この患者さんのように必要と思われる検査を受けて来院されていても、いつもと違う何か変、治療をしても全くよくならないなどのことがあればもう一度重大な病気が隠れていないか調べてみるよう勧めることをためらってはいけない。


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  • Posted by へんせき at 21:07Comments(0)胃腸・消化器

    2018年04月06日

    五十肩(肩関節周囲炎)の刺絡治療

    先月鍼灸学校を卒業した50歳代の女性。昨年末から左肩関節が痛くなりだんだん可動域が狭くなってきた。おそらく五十肩だと思い学校の先生に相談したり、近所の鍼灸院に何度か通院したがよくならない。

    それで刺絡の勉強も兼ね前橋から3時間もかけ治療に来られた。五十肩ではないかと来られる患者さんのなかで、割と短期間で症状が取れるものと治療に時間がかかるものがあり、私見として真正の五十肩は簡単ではないと思っている。

    この方の五十肩は本物、中程度。発症から約4か月経過して痛みはひどい時からはやや良くなっているが関節の動きは日常生活に支障あり。どの方向に動かしても痛みが出るので井穴を一つずつ刺絡して肩の様子がどう変わるか見ていき、その後痛みが出る姿勢で圧痛点を探す。

    この圧痛点の中で痛みや動きと関係するところに鍼や灸、円皮鍼などで治療するが人により反応が違う。私は糸状灸をよくする。可動域の大幅な改善はできなかったが、動きはスムーズになり肩から上腕部のだるさはよくなった。

    五十肩のリハビリ体操を数種類指導して、自宅で刺絡とせんねん灸の治療をしばらく続け様子を連絡してもらうことにした。


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  • Posted by へんせき at 19:44Comments(0)運動器疾患

    2018年03月25日

    ストレスによる慢性胃炎

    50歳代のOL。2年ほど前までは母親の治療に付き添い週に1回程度治療をしていた。しかし母親が亡くなつてから来院機会が減り1~2か月に1回の頻度になっていた。

    昨年末から仕事が忙しくなり年が明けてから胃が痛むようになって食欲も落ちてきた。H2ブロッカーを飲むといくらか症状が治まりこの1ヶ月半薬が手放せなくなった。一週間の連続休暇が取れたので治療に来られた。

    おなかを触診するとみぞおちからお臍の少し上まで痛みがある。患者さんは10ヶ月前に人間ドックの胃カメラ検査を受けている。おそらくストレスで胃酸が出すぎて胃炎を起こしているものと思われる。

    治療は右のF1F6井穴刺絡をして圧痛を確かめる。胃酸分泌を抑えるためにH5F5井穴刺絡。うつぶせになり胃の反対側の凝りや圧痛点を調べ鍼をする。これでみぞおち部の圧痛は10→2になる。

    強度近視と老眼がありこれは宮下さんの眼鏡で矯正。軽い緑内障もあるので頭部刺絡をして最後に百会の刺絡で治療終了。休みの間3回治療した結果薬はほとんど飲まなくていいくらいに回復した。間隔を空けずに治療すると効果が出る。夕食が不規則になっていることと運動不足の解消を工夫することが必要と思われる。


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  • Posted by へんせき at 00:30Comments(0)胃腸・消化器

    2018年03月18日

    ランナーのハムストリング痛

    大学陸上部で短距離走をやっている男子学生。数日前の練習中に左足大腿後側のハムストリング部に違和感を感じた。このまま練習を続けていると肉離れを起こすかもしれないと思いトレーナーに診てもらった。

    トレーナーから筋肉が硬くなっているのでマッサージだけでなく鍼治療を勧められて来院された。普通に歩いたりジョギングでは問題ないがダッシュをすると軽い痛みと違和感を感じる。

    予約なしで来られたため空き時間が15分しか取れず実際ダッシュさせての痛みと治療後の効果確認が十分できず、基本的な治療だけして後でダッシュした後の感じを報告してもらうことにした。

    違和感がある部位はハムストリングスのなかでも大腿二頭筋、右側と比べて明らかに筋緊張を認める。治療効果はストレッチをした時の感覚を指標にした。左F3→F5→F4井穴刺絡。硬結部三か所にハペパッチを貼る。これだけでタイムオーバー。

    昨年2回同部位の肉離れを起こしているという。おそらく左右の使い方が悪く左右にアンバランスがあると思われる。筋トレの専門家を紹介して筋肉の使い方や弱い部位の鍛え方など一度診てもらうことを勧めた。

    翌日、違和感が減った旨電話がありもう一度時間を取って治療することにした。



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  • Posted by へんせき at 20:21Comments(0)運動器疾患

    2018年03月15日

    花粉症ピーク

    この数日の気温上昇に伴い花粉症の症状がひどくなった人が増えた。1月の下旬から症状が出始め今が一番のピークのようだ。

    50歳代の主婦。冷え性や肩こりの治療を定期的にしているが、この時期いつもは鼻の症状だけだが今日は目も痒いという。鼻づまりはひどくないが鼻水が止まらない。

    H5F5井穴刺絡をして印堂に知熱灸を10壮する。鼻がすっきりして通ってきた。途中2回鼻をかむ。10分ほどして2回目のH5F5井穴刺絡。その後肩こりの治療をして終了。

    5分おきくらいに鼻をかんでいたが治まってきた。夜電話があり鼻水は2時間に1回くらい、目のかゆみも半分になったとのこと。ピソマでセルフケアを勧める。H5F5井穴刺絡はアレルギー性の鼻水にはよく効く。詰まりがあれば他にも治療が必要。ピソマでもいいが効果は7割くらい。治療して30分くらいで効果を感じると思う。

    もちろん治療と同時に交感神経を働かせる生活が大事なのは言うまでもない。



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  • Posted by へんせき at 23:12Comments(0)アレルギー

    2018年03月08日

    頭痛がひどい起立性調節障害

    中学1年の女児。2か月ほど前から頭痛がひどく朝起きられなくなった。頭痛は2年前から始まったが、今年になって吐き気、足甲や胸骨の痛み、めまい、夜寝つきが悪いなどの症状が出てきた。学校は休んだり調子がいいときは昼頃登校している。夕方には元気になる。

    昨年夏から体育は見学、運動はしていない。現在漢方薬を飲んでいるがすっきりしない。来週から期末テストがあるので何とか朝から登校したいとのことで来られた。

    血圧はやや低めながら起立後の変化は少ない。しかし脈拍が30ほど増える。呼吸が深く入らないのでH3H1と井穴刺絡をするとH1で楽になる。足甲の痛みは右太衝の足首より2㎝くらいのところで立つだけで痛い。F2F6で効果なし。

    次に本命のH5F5井穴刺絡をすると足甲の痛みは楽になった。気分もよくなってきたのでしばらく時間を空けてもう一度H5F5。頭痛が毎日ひどいので天柱に浅い鍼をする。座位で体を左右にねじると胸骨が痛いという。胸骨の圧痛点にハペパッチを貼るが効果なし。反対側背中の胸椎の圧痛点にハペパッチを貼ると胸の痛みは取れた。

    志室にせんねん灸をして治療終了する。

    翌日2回目の治療。昨夜はよく眠れた。今朝は頭痛がなく7時すぎに起床した。足甲と胸骨の痛みは昨日はよかったが今日はまた少し痛みを感じる。昨日に準じた治療をする。本人も治療の効果を感じて元気になりそうだという。H5F5井穴刺絡が効くので母親に自宅治療をしてもらうことにした。

    3日後3回目の治療。その後頭痛は起きず今日からテストが始まったが朝から登校できた。夜も眠れている。足甲と胸骨の痛みもよくなった。自律神経を安定させるためにもう少し自宅治療を続け、元気になってきたのでテストが終わったら運動を始めることにした。


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  • Posted by へんせき at 11:45Comments(0)小児・婦人科

    2018年02月28日

    超健康優良高齢者の肩痛

    後期高齢者の仲間入りをされた女性。筋トレのジムで時々ご一緒するのだがどこも悪いところがなく、皆にうらやましがられてる。運動は週に3回テニス教室に通い、筋トレは週に4回定期的に続けられている。食欲旺盛、睡眠も夜中一度も起きることなく朝を迎え、薬やサプリの世話にもなってない。

    そんな彼女が数日前から右肩から上腕部が痛くなった。最初痛くなったのは起床時で、目が覚めた時腕枕をしていた。どうも自分は無意識にその恰好をしているようだという。その姿勢をすると痛い。またテニスでサーブやスマッシュの姿勢で痛みが気になり思いっきり打てない。日常生活には支障ない。

    治療は痛みが出る姿勢を取り痛みのラインを調べる。メインは三焦経で大腸経も少しかかっている。H4で変化なし。H6で少し良くなり、H5で70%改善する。残っている痛みに対して痛みが出る姿勢で圧痛点を調べ3か所に鍼治療をする。さらによくなる。ラケットを振ってみると普通に振っても大丈夫。試合で思いっきりやった時どうか?

    この方のように普段から体を動かしている人は軽い刺激で症状が改善する。一般的に年齢が上がるにつれだんだん体を動かすことが億劫になり、運動を勧めてもやらない言い訳をすることが多くなる。運動に限らず他人がその人の代わりに何かできるかというとそれは無理。そのことはしっかり自覚するべきだ。


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  • Posted by へんせき at 23:22Comments(0)運動器疾患

    2018年02月16日

    久しぶりのインフルエンザ

    ここ数日暖かい日が続きいくらか過ごしやすくなってきたが、花粉に敏感な人には嫌な季節となる。いつもは花粉症が始まるころにはインフルエンザが治まってくるが今年はまだ下火になる気配がない。

    今年はA型B型ともに流行り、最近はことにB型が流行している感がある。医者や薬剤師の話でも今年は患者が多いと言うし、当院の患者さんやその家族でも発症した人がいつもより多い。A型は症状が激しいが、B型では普通の風邪と間違い適切な対処をせず感染を広げている可能性が高い。

    この時期風邪症状で病院に行くと迅速診断キッドで検査する。検査の結果陽性なら抗インフルエンザ薬をメインに解熱薬や鎮咳薬が処方される。ここで問題が一つ、抗ウィルス薬はよく効くが発症から40時間以内に飲み始める必要がある。しかし検査キッドが発症の早い時期には陰性となること。最初の検査が陰性で翌日もう一度検査して薬が処方されて人が三人いた。

    私事だが1月末に十数年ぶりにインフルエンザにかかった。検査では陰性だったが症状から抗インフルエンザ薬をもらった。その経過は発症前日の夕方喉がイガイガして夜になって鼻水が止まらなくなった。花粉かなと思って寝た。

    翌朝何となく体がだるく熱を計ると37℃と平熱より少し高い。午前中上腕、腰部、大腿部の筋肉痛がひどくなってきた。前日の筋トレのせいかとも思ったが熱感も出てきたのでひょっとしたらインフルエンザかと思った。昼熱を計ると37.5℃。念のため病院に行くことにした。インフルエンザの検査をしたが陰性。

    症状からインフルエンザの可能性が高いのでタミフルが処方された。病院から帰って1時間して熱を計ると39℃。筋肉痛に加え頭痛もしてきた。薬を飲んで寝ることにしたが寒気がして布団の中で暖まらない。何年かぶりに湯たんぽを入れた。食欲もないので水分補給を兼ね玄米の重湯を作る。夜には体が温まり微自汗。

    翌朝熱は38℃、夕方には37℃と下がる。筋肉痛は半分になるが頭痛は続いた。自分で刺絡する気になったのでF4H6井穴刺絡を2回する。その翌日は頭痛が治まり体の痛みもだるさに代わってきた。夕方には食欲も出てきた。次の日は普通になったが人との接触は避け後始末のために漢方薬を飲んだ。

    一番の予防は予防接種と言われているがH3N2型への効果は低いようだ。それでもやったほうがいいと言われている。マスクは予防に推奨されていないが、空気に潤いを与え、口や鼻を直接触れることを防ぐので一定の効果はあると思う。感染しても抵抗力が強いと発症は防げるのでやはり日々の生活が大事なのは言うまでもない。


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  • Posted by へんせき at 00:00Comments(0)呼吸・循環器

    2018年01月25日

    最後の不妊治療に向けて

    40歳代後半の主婦。不妊治療継続中で昨年12月に最後の受精卵を移植予定だったが体調不良で延期した。医者からはなるべく早く移植したいと言われている。

    体調が悪くなったのは昨年5月からで最初は鼻かぜのような症状で、その後喉の痛み、声がれなどが起こりそのうち食欲不振、嘔吐、肩から上腕部の冷え、寝汗、呼吸が苦しい、ホットフラッシュなどが起こって現在に至っている。

    何か所かの病院に通い色々な検査を受けたが特に異常はなく、今胸部CTと上腹部内視鏡の検査の結果待ち。最後の体外受精になるので早く体調をよくして移植をしたいとのことで来られた。

    おなかを診ると心窩部と左季肋部に圧痛がある。心臓と肺の疲れを診るためH3H1井穴刺絡をすると呼吸が深く入るようになる。おなかの痛みはF1F6井穴刺絡で軽くなる。

    婦人科の治療で三陰交に施灸。さらに仙骨部の圧痛部と志室にも施灸する。鼻のもやもやが続いているので前頭部と百会の刺絡をすると通りがよくなった。

    あせりや不安もあるようでこれも体調不良の一因になっているようだ。移植するまであと2回くらい治療できるので少しでも体調UPできればと思っている。


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  • Posted by へんせき at 20:46Comments(0)小児・婦人科

    2018年01月15日

    トイレが近い 頻尿の悩み

    50歳代の主婦。数年前からトイレが近くなり寒い時期は一層近くなるという。回数は夜間1~2回、日中は10~15回。過活動膀胱の症状はそれほどでない。過去に泌尿器科で頻尿治療薬の処方を受けていくらかよかったが副作用が出て中止した。また電気刺激療法を10回ほど受けたことがある。

    今はサプリメントとビタミン剤を飲んでいる。生活習慣として朝、白湯を3~4杯飲んでいる。コーヒーが好きだがデカフェに変え1日1杯にしている。最近心臓に動悸を感じることがありホルダー心電図の検査を受けることにしている。

    H1H3で呼吸の変化はないので動悸は更年期障害かもしれないとお話しして、頻尿の治療をする。おなかを診ると恥骨の際に圧痛がある。F3H5F5井穴刺絡ををした後、冷え性治療に三陰交、中極、膀胱兪、志室に施灸。百会の刺絡をして治療終了する。

    次回治療までに排尿日記をつけて、少し排尿を我慢する膀胱訓練をしてみることを提案した。朝の白湯は1杯にする。

    5日後2回目の治療。初回治療後、排尿間隔が少し伸びた気がするとのことで今まで日中2時間以上もつことがなかったが、2時間から2時間半行かなくて済むことが時々ある。自律神経の調整、冷え性の治療とともに膀胱訓練や骨盤底筋体操、体幹トレーニングをしばらく続けてみることにした。


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  • Posted by へんせき at 21:16Comments(0)泌尿・生殖器

    2017年12月30日

    耳の症状が多かった今年の治療

    今日今年の治療を終了しました。今年は何だか難聴や耳鳴りの耳の治療がいつもより多かったようだ。最後の患者さんも3年前からの耳鳴り、それから数軒の耳鼻科、2軒の鍼灸院に通って、現在2軒目の鍼灸院に1年半通院中だが変化がないとのこと。

    最初は右耳鳴りだけだったが今は両耳の耳鳴りで、聴力も最初は両方とも30㏈以上で聞こえていたが今は両耳とも40㏈以下で高音域は65㏈以下。今年5月からは補聴器と着けて練習中とのこと。

    他の症状としては息が深く吸えない。血圧が高くなることがある。LDLコレステロールが200以上と高い。肩と肩甲骨の間が凝って苦しいなどがある。患者さんには時間が経ったり、年齢的な耳鳴り難聴は治りにくい旨お話しして治療を始める。

    先ずは血圧と肩こりの治療で耳の症状に変化があるかどうか。血圧を測ると162/81mmHgと高い。H3H1井穴刺絡で呼吸が少し楽になる。お臍の左に圧痛があるので左F3、圧痛なくなる。交感神経抑制にF4H6井穴刺絡の後百会刺絡をして血圧を測ると143/79mmHgとすこしさがって、肩こりもだいぶ楽になっている。

    耳の症状なのでH5井穴刺絡をして治療終了。耳鳴りも最初の半分くらいになったそうでこんなに早く変化が出るのかと尋ねられた。完治は無理にしても変化するので年明けの予約をして帰られた。

    私事だが週に1~2回の筋トレを始めて2年少し経った。先日特定検診で前年比 腹囲±0、体重+1.5kg。自覚として上腕と胸囲が増えたような気がする。仕事柄意識しないと運動不足になるので無理のない範囲で有酸素運動と筋トレ(インナーマッスルも含め)を来年も続けて行きたい。


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  • Posted by へんせき at 18:41Comments(0)医療情報

    2017年12月24日

    起立性調節障害と診断された小学生

    小学4年の男子。今年5月ぐらいから頭痛がして毎週1~2回休むようになった。最初は風邪かなと思ったりしていたが6月中旬からほとんど登校できなくなった。近所の小児科にかかっていたがよくならず今は小児専門病院で治療を受けている。

    主訴は頭痛で動きたくない、横になっていると楽。頭はこめかみ付近が両方痛い。薬は鎮痛剤が効かず、抗てんかん薬と漢方薬を飲んでいるが午後3時くらいまで調子が悪い。夜になるとよくなる。

    病院で脳波、MRI、血液検査などやったが特に異常はなく、血圧や脈拍の異常もほとんどない。治療前に臥位と立位で血圧と脈拍を測定したが異常な差はない。花粉やハウスダストのアレルギーがあるが薬は飲んでいない。いま運動はほとんどやっていないという。

    治療はピソマでしようと思っていたが母親をモデルに井穴刺絡をやってみせると自分も大偉丈夫というので刺絡をすることにした。過去に肺炎や喘息をやったことがあるので左H3とH1をやると呼吸が楽になる。

    待合室で問診中には頭が少し痛くて横になりたいと言っていたが、今は頭痛が治まったという。次にH5F5井穴刺絡をすると体がすっきりしたという。こめかみ部の圧痛点にハペパッチを貼って治療終了する。

    二日後連絡があり当日はよかったが翌日からまた元に戻ったとのこと。来週自宅で治療できるようにセルフケアの指導をして間隔を空けずに治療してもらうことにした。


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  • Posted by へんせき at 00:12Comments(0)脳・精神・神経

    2017年12月09日

    交通事故後遺症による腕のだるさと指先のしびれ

    停車中に後ろから追突されて腕のだるさと指先のしびれが続いている50歳代の主婦。事故直後は何ともなかったが一週間してから症状が出てきた。最初は左首から腕にかけ痛みとしびれが出て特に首を動かすと症状がひどかった。かかりつけの漢方薬局で治打撲一方を処方され1ヶ月飲んだところひどい痛みはなくなったが指先のしびれと腕のだるさは取れず、鍼を試してみようと来られた。

    手のひらを上にして物をもったり本を読んだりしているとだんだん痺れが出てくる。痺れが出た状態で肘の内側を指で押すと痺れがひどくなる。左手の全井穴を順に刺絡していくと1指と5指のしびれが軽くなる。次に2~4指の先端を刺絡する。

    追突事故では首の後ろよりも前や横を痛めていることが多いので胸鎖乳突筋を調べるとひどい圧痛はないが左側は筋肉が固くなっている。そこを鍼で緩め、最後に百会とその左側を刺絡する。手のひらを上にして肘を曲げる動作をしてしびれの出方を調べると治療前は10秒で出たのが5分に延び程度も軽くなった。

    11月29日初診、その後12月1日、5日と治療して本日は腕も指先もほとんど気にならなくなったそうだ。昨日重いものをもってしばらく歩いていたら少ししびれたが日常生活では問題ないという。次は1週間、2週間と間隔を空けてぶり返さないか様子を見ることにした。



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  • Posted by へんせき at 22:50Comments(0)運動器疾患