たまりば

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2017年03月28日

不妊治療・体外受精をやる前に鍼灸治療

最近不妊治療で来られる患者さんは体外受精を継続中で何回かやってうまくいかず、鍼灸治療を併用してみたいという方が多い。40歳の主婦、不妊治療のため二週間前から通院を始め今検査中とのこと。お姉さんの紹介で病院の治療を本格的にする前にできることがあるのではないかと来院された。

これまで大きな病気をしたことはないものの5年前から子宮頸がん検査で異形成が認められ経過観察を続けている。初回の治療では足が冷えて井穴刺絡で出血せず足湯が必要だった。腹診では全体的に問題ないが恥骨の端に圧痛がある。治療は足の陰経の井穴刺絡の後、足の陰経・腹部・腰部に八分灸。自宅で三陰交と関元にせんねん灸をすることにした。

卵管造影検査で右側の卵管閉塞と子宮内膜にポリープ状のものが認められ次の検査がなされたとのこと。自宅でお灸と足湯を続けたせいか二回目の治療では足湯をしなくても足の井穴から十分出血して血行が良くなっていることが推測された。治療は初回に順じ百会刺絡を追加。

検査の結果がどう出るか分からないが、急いで体外受精に進まずしばらくセルフケアと鍼灸治療を続けてタイミング法で妊娠を目指したいとのことなので意見交換会で神戸の竹中先生に教えていただいたタイミング法を説明した。



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  • Posted by へんせき at 00:05Comments(0)小児・婦人科

    2017年03月05日

    起立性調節障害(消化器症状とふらふら感)

    中学1年男子。今年の正月明けから体調が悪く起床時からおなかに鈍痛があり、体がふらつき起きてこれなくなった。最初消化器の病気を疑い色々な検査をしたが原因が分からなかったが、1か月前にJ大学病院で起立性調節障害と診断され昇圧剤と漢方薬の治療をしている。

    現在は午後から登校できるようになったが午前中はお腹の痛みとふらつき感で休んでいることが多い。11時に来院してもらった。起床時よりましだが、腹痛とふらつき感は残っている。痛みはおへその周りに自発痛がある。朝食は食べられないことはなく食欲もある。睡眠も正常。

    臥位と立位の血圧差はそれほどではないが脈拍の差が大きい。治療は左のF1F6井穴刺絡をして足三里、中脘、天枢をせんねん灸で温めたら腹痛が引いてきた。ふらつき感は変わらない。次にH5F5井穴刺絡で副交感神経の興奮を抑える。腎兪にせんねん灸をして立ってもらうとふらつき感もほとんど取れていた。

    家庭治療の冊子をお渡しし交感神経を活発にする生活と次回自宅での治療を指導することにして終了した。


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  • Posted by へんせき at 21:59Comments(0)小児・婦人科

    2017年02月08日

    高血圧で体調がすっきりしない

    数年ぶりに来られた60歳代の男性。以前の症状は肩こり、頭痛、眼精疲労で大本は高血圧によるものだった。当時は仕事が忙しくストレスにさらされ、運動も少なくなっていた。

    三か月ほど治療を続け、毎日1時間の散歩を習慣とすることで血圧は次第に安定していきそれに伴い上記の症状もよくなった。

    さて今回は1月中旬、温泉施設で湯あたりを起こし救急搬送された。病院に着いた時には意識もはっきりして特に異常なしとのことで帰された。しかしその後から何となく調子が悪く、手足が冷えたり、時々心窩部がキューッと締め付けられたりしている。倒れてから10日後に健康診断があり血圧が190mmHgと高くなっているのが分かった。

    血圧の薬は最低限を飲んでいたが調子が良かったので昨年夏から自己判断で止めていたとのこと。鍼灸治療で血圧が下がったことを思い出して受診された。自宅での血圧は朝150~160/90~100、夜140/90位。

    治療前の血圧は159/97mmHg H3→H1→F3→F4→H6井穴刺絡をして顔のほてりが引き、百会と後頭部の刺絡で頭のもやもやがすっきりした。血圧を測ると134/82mmHg。治療すれば反応するので生活習慣をもう一度見直ししばらく治療継続することにした。


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  • Posted by へんせき at 23:29Comments(0)呼吸・循環器

    2017年02月04日

    後骨間神経麻痺と頸椎ヘルニア

    5年ぶりに来院された60歳の男性。一週間前から左の肩甲骨内側の奥の痛みがひどくなり、左手の指が動きにくくなった。すぐに総合病院の整形外科を受診したところ首のレントゲン検査で頸椎ヘルニアが疑われるので次回MRI検査をすることになり鎮痛剤を処方された。

    左手を診ると指が伸びない(広がらない)が手首は背屈できる。動作ではボタンをはずしたりペットボトルの栓の開閉ができず、パソコンのキーボード操作が出来ない。知覚の障害はない。肩甲骨内縁の痛みは首からかもしれないが手の症状は後骨間神経麻痺が強く疑われた。

    翌日MRI検査と診察があるとのことなので医者に後骨間神経麻痺ではないか聞くように話した。翌日医者はMRI画像を見ながら頸椎ヘルニアに間違いない治療法は手術しかないので専門病院を紹介すると言ったそうだ。患者さんは私に言われたように指の動きを見せながら後骨間神経麻痺ではないかと聞いたら「あっ、そうですね」と言い一応紹介状だけ出しますと言って治療終了。

    後骨間神経麻痺は2~3か月できれいによくなるので心配しないでいいと説明して鍼灸治療を続けることにした。初回の治療から4日目だが首の方もいくらか楽になっているとのこと。指の治療は左指すべての井穴刺絡、1指と2指がとくに動きが悪いのでそこは2回刺絡する。これで2指が最初よりいくらか伸びるようになった。

    後は肘の周囲を中心にEAP。首や肩甲骨内縁の痛みに対してはF4井穴刺絡と百会とその左側の頭部刺絡をする。手術が最適の治療法のこともあるが後戻りができない治療法なのでその適否はよくよく見極めないと後で後悔することになる。


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  • Posted by へんせき at 19:59Comments(0)運動器疾患

    2017年01月21日

    跳び箱で着地失敗、首が痛い

    昨年起立性調節障害の治療をした小学6年の男子。昨日体育の授業で跳び箱の上で前転して着地する運動があった。斜めに回転してお尻から落ち、その時首が後ろに伸び右首の付け根が痛くなった。

    来週から中学受験が始まるので早く治したいとのことで母親が連れてきた。首の前屈、後屈、左側屈、左振り向きで痛みが出る。先ず右の胸鎖乳突筋を調べると3か所激痛点がある。そこを押して首を動かすと痛みがほとんどない。2か所にパイオネックスを貼り、右H6H5井穴刺絡をすると痛みは全く気にならないという。

    受験対策に勉強ができるツボはないかと聞かれたが、以前小学校高学年の生徒数名に対し百会に置鍼して算数の計算問題をやらせたところ全員解答数が増えた。落ち着いて答案に迎えるからだろう。逆にスポーツなら少し交感神経を高めるようなツボ刺激がいいと思う。


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  • Posted by へんせき at 22:32Comments(0)運動器疾患

    2017年01月16日

    帝王切開や子宮筋腫の手術痕が原因の腰痛

    40歳代に女性会社員。7日前腰の痛みで目を覚ました。当日は外出不能のため自宅で静かにしていた。前日居酒屋で背もたれのない椅子に4時間半くらい座っていたせいかと思った。翌々日歩くのは無理だが自転車は乗れたので近所の整骨院に行き、低周波、マッサージ、テーピングをしてもらった。

    少し痛みが引いてきたが昨日からまた痛みがぶり返してきたので、会社の同僚の紹介で来院された。痛い部位は右の腰臀部、前屈、後屈、みぎ側屈で痛みが出る。また歩くと痛いそうだ。

    F4→F5井穴刺絡をするが変化なし。右のF6井穴刺絡も効果なし。おなかを手術したことはないかお聞きすると10数年前に子宮筋腫、10年前に帝王切開の手術を経験している。また小学生の時に虫垂炎の手術もしている。壁を背にして立位で手術跡の圧痛を調べると15か所に圧痛点を認める。

    同部位を三巡調べ痛みが消えない11か所にパイオネックスを貼る。ベットまで3~4歩歩いた瞬間先ほどまでの痛みがほとんど取れていて驚かれた。ただ先ほどなかった仙骨と尾骨の間付近に軽い痛みが出てきた。これは百会の刺絡でなくなる。最後に右F1F3井穴刺絡をするとさらによくなる。

    この症例のように過去の手術跡が関係している痛みは患部ではなく手術痕に対する治療をしなけれが効果が出ない。



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  • Posted by へんせき at 21:26Comments(0)運動器疾患

    2016年12月31日

    風邪にマイナス水素イオンカプセル

    風邪、インフルエンザ、ノロウィルスなどの感染症が流行っている。特にこの一週間風邪でキャンセルされる方が増え、毎日お一人は風邪症状を訴えられた。

    風邪は交感神経型と副交感神経型に分け、呼吸器症状や胃腸症状、痛みなどを考え治療を組み立てるが、ぎんなん治療院からマイナス水素イオンカプセルのサンプルをいただいたので数名に試してもらった。

    私が10日ほど前、軽い喉の痛みと寒気だるさを感じたとき井穴刺絡をしてカプセルを1日6個飲んだら翌日症状は消えていた。巷に「水素」関連の商品がさまざまな謳い文句をあげ紹介されているが、水素の作用は「悪玉活性酸素」の除去のみといわれている。

    数名ではあるが風邪を悪化させない効果は感じられる。次は疲労に試してみようと思っている。「酸化」「糖化」「炎症」を抑制できれば病気の予防につながると思う。


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  • Posted by へんせき at 00:01Comments(0)呼吸・循環器

    2016年12月21日

    長引く風邪症状(鼻水、鼻づまり、微熱、耳閉感)

    60歳代の主婦。1か月くらい前に風邪を引いた。最初の症状は咽喉痛と38度台の発熱で、インフルエンザ検査では陰性だった。数日すると少しずつ治まってきたが、今度は鼻の症状が出てきた。現在の症状は鼻水、鼻づまり、右耳の詰まり感、37度くらいの微熱で少し体がだるい。鼻水は黄色っぽく、副鼻腔炎を起こしているのかもしれない。声が少し鼻声になっている。

    薬は二週間前から抗アレルギー薬、去痰薬、マクロライド系の抗菌薬が出ている。本人は薬を早く止めたいと思っている。鼻の症状がひどいので四白、印堂に知熱灸をした後、前頭部の圧痛点を刺絡する。H1井穴刺絡をすると鼻が通ってきた。耳閉感は鼻の炎症から来ていると思われるので、右H5F5と左右H6の井穴刺絡。

    食欲が落ちてすこしやせたそうで、それに対して右F1F6井穴刺絡の後、背部8兪穴に8分灸を3壮やると体が温まり体が軽くなってきたという。治療が終わるころにはさらに鼻が通り呼吸が楽になった。元気にお正月を迎えたいそうで年内もう一度治療することにした。


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  • Posted by へんせき at 23:26Comments(0)呼吸・循環器

    2016年12月17日

    小児の突発性難聴

    授業中に急にピィーという耳鳴りがしてその後右耳の聞こえが悪くなった小学4年の女子。帰宅してすぐ耳鼻科に行き聴力検査をしたら低音部が50㏈高音部が100㏈、入院して治療したほうがいいということで翌日大学病院に入院して10日間ステロイド点滴を受けた。退院時は低音部は正常、4000Hzと8000Hzが50㏈まで改善した。

    病院での治療は終了したが、音楽もやっているので高音部が鍼灸治療でもう少しよくならないかと来院された。大人の突発性難聴の原因はストレスが多いので、何かストレスになっているものはないか聞いてみる。学校は楽しくストレスはないと言うが、毎朝7時前に家を出てクラブでトランペットの練習、学校が終わって週1~2回バレーとピアノの練習、塾には行ってないようだが自分で意識しない疲れが溜まっていたのではないか。

    体の状態は足が冷え、いつも首や肩が凝っているという。またアレルギー体質で花粉症やアトピー性皮膚炎があるが今は大量のステロイド投与のため治まっている。治療は血行をよくし首肩の凝りを改善し足があったかくなるように家でもセルフケアをやってもらうことにした。

    足湯をする。姿勢を正し首肩の凝りを取るためにひもトレをする。H5F5にピソマ刺激。志室にせんねん灸をする。今日の治療はH5F5の井穴刺絡とせんねん灸の治療。母親をモデルに井穴刺絡を見せ、痛くないことを納得したら怖がらずスムーズに治療できた。


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  • Posted by へんせき at 21:39Comments(0)小児・婦人科

    2016年12月11日

    もうすぐ出産、安産のための鍼灸治療

    妊娠が分かった時から健康管理で毎月1回治療を続けている30歳代の女性の会社員。出産予定日を3週間後に控え妊婦検診の帰りに来院された。

    妊娠初期にしばらくつわりで辛かった他、問題なくこのまま順調に出産を迎えられそうだ。ただ食欲旺盛で食べ過ぎのせいか体重が11kg増加これ以上太るとよくない。体を動かし間食をセーブするようアドバイスする。

    今日は安産のための治療。三陰交にお灸をすると胎動が始まった。F4井穴刺絡をすると腰がすっきりする。足三里、次髎、志室にせんねん灸をする。お乳の出がよくなるツボを聞かれたので、肩井、天宗、膻中に印をつけセルフケアできるようにした。

    妊娠最終盤の高血圧、蛋白尿、高血糖、むくみなどに気を付け元気な赤ちゃんを授かりますように。




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  • Posted by へんせき at 22:50Comments(0)小児・婦人科

    2016年12月09日

    引っ越し作業でぎっくり腰

    会社の引っ越しでぎっくり腰を起こした40歳代の男性。一日様子を見ていたが痛みが引かないので来院された。中腰の作業で腰に疲れが溜まっている時に重たいものを持ち上げた瞬間にギクッとなった。

    痛い部位は腰仙部の中央で動診をすると前屈、後屈、右側屈で痛みが増す。靴下を履く動作がやりにくいがしびれ感はない。まず少し痛みが増す動作をして圧痛点をさがしパイオネックスを貼る。1個貼っては動作を確認して5個貼った。

    F4F6の井穴刺絡をすると痛みは70%改善する。さらに百会の刺絡をすると後屈、側屈の痛みはほとんどなくなり前屈で少し痛みが残るだけになった。靴下もスムーズに履ける。

    ぎっくり腰はまったく動けなくなるほど重症の人も年に数回診るが、自力で治療院に来られるくらいの人は通常2~3回の治療でよくなる。急性腰痛をしっかり治しておかないと慢性腰痛へ移行していつも腰に鈍痛や違和感を感じるようになるので、早期に痛みを取り急性腰痛を起こした原因(姿勢、筋力、運動など)をただしていくことが必要と思う。


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  • Posted by へんせき at 21:55Comments(0)運動器疾患

    2016年11月27日

    頚椎症性神経根症と高血圧や高脂血症

    車の運転に従事している50歳の男性。二週間ほど前から右首~前腕まで痛みとしびれが生じ、今も続いている。あまりに痛みがひどいので一週間前に整形外科に行き診察を受け頚椎症性神経根症と言われた。鎮痛剤を飲んで牽引を3回してが全く変わらないとのことで来院された。

    症状は寝ている時は楽だが起きて動きだすと痛みしびれが出る。首を動かすと症状はひどくなる。首はどの方向に動かしても痛みが出るが特に右側屈、右振り向き、後屈がひどい。首を動かすと前腕の中ほどまでしびれる。赤ら顔でたばこの臭いもするので治療前に血圧を測ると220/120と非常に高い。

    右H1からH6まで順に井穴刺絡をしながら効果があるツボを調べる。H5H6がいくらかいい。次に右足F1F6F4井穴刺絡でF4でやや変化する。しかし1~2割の改善で満足いくものではない。血圧が高いので左のH6F4と百会の刺絡をして再度血圧測定すると190/110。最後に頸部のEAP。

    患者さんには整形で鎮痛剤の変更と首のカラーをお願いし、内科で血圧と血液検査をするようにお話しして治療終了。その後2回治療して痛みしびれは最初の半分くらい改善したが、血液検査の結果は肝機能、腎機能、血糖値すべてひっかかり血圧は即薬が処方された。毎日酒4合たばこ20本、今のところまだやめる気配はない。

    今後運動器の治療に加え内臓の治療を追加しなければいけないが、生活習慣を見直すことに本気で取り組むかどうか少しずつ説得していこうと思っている。


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  • Posted by へんせき at 15:43Comments(0)運動器疾患

    2016年11月17日

    心臓がドキドキ、動悸がして息苦しい

    60歳主婦。8月から動悸が始まり今も一日5~10回くらい起こる。夜中も動悸を感じ1~2回目を覚ますとのこと。8月中旬に24時間ホルダー心電図の検査をして、PCA(上室性期外収縮)が頻発している。頻拍時にST低下が認められるが、薬物治療の必要はないと言われている。

    ドキドキを感じている時に心電図を取った時に正常だった時もあり、自覚と心電図が一致しないこともある。初回の治療はH3→H1井穴刺絡で呼吸が深く入るようになり、H6で胸が広がる感じだという。治療中動悸を感じることはなかったが、自宅で動悸がした時にピソマで指先の刺激をするようにして様子を見てもらうことにした。

    5日後2回目の治療。前回治療後動悸の回数はいくらか減ったが、昨夜9時くらいからひどくなり1時間に1回くらい起こっている。動悸が始まると精神的に不安感が募り胸が苦しい感じがする。昨夜は睡眠薬を飲むタイミングを失して一晩中眠れなかったそうでそのためかもしれない。

    今も動悸を感じていると言うので脈拍をとると80で乱れはない。簡易心電計でも乱れはない。おそらくPACが起こっている時とそうではないが動悸を感じている時があると思われる。H3→H5→H6→F4井穴刺絡ををしたが途中で動悸は治まった。他に便秘、左母指関節症、肩こりに対して井穴刺絡と頭部刺絡で対処。自宅でH3H6のピソマ刺激を次回治療までやっていただくことにした。


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  • Posted by へんせき at 23:18Comments(0)呼吸・循環器

    2016年11月09日

    脊柱管狭窄症と診断され気分が落ち込んだ主婦

    横浜の鍼灸師A氏から紹介された70歳代の主婦。今年の6月、重いものを持ったときに腰に痛みが走り腰がまっすぐ伸ばせなくなった。そのあと右臀部から大腿後側部が痛くなった。整形外科にいって診察を受けたら脊柱管狭窄症と診断され、骨粗しょう症もあるのでビスホスホネート製剤を処方され今も飲んでいる。

    今の状態は慢性的に背中に重い感じが残り、歩いたり立ったりしているとだんだん臀部から大腿部が痛くなってくる。時々痛みで目を覚ますこともある。薬を飲んでも痛みは軽くならずこのまま治らないのではないかと気分が晴れないとのこと。

    腰の動診をすると後屈、左右へのひねり、左右側屈で痛みが出る。虫垂炎手術痕と帝王切開手術痕を調べると前者に1か所後者に5か所の圧痛点がありパイオネックスを貼ると背中のツッパリ感が軽くなる。F4→F5→F2井穴刺絡で痛みは70%取れる。右委中の圧痛点にパイオネックスを貼り、百会の刺絡をするとさらによくなった。

    脊柱管狭窄症といわれ狭窄が治らない限り痛みはよくならないのではないかと思って気持ちが沈んでいたが、痛みは楽になることを実感して精神的に安心したとのこと。散歩や腰痛体操を提案して治療終了。


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  • Posted by へんせき at 22:02Comments(0)運動器疾患

    2016年11月07日

    血栓性外痔核と帯状疱疹の前兆?

    毎月1回健康管理のために来られる60歳代の女性。4日後に四国へお遍路に行く予定になっている。1週間前に1日中座って作業をしていたせいか急に肛門が痛くなった。市販の座薬を数日使ったがよくならないので昨日クリニックでステロイド入りの座薬をもらってきた。医者の診断は血栓性外痔核で二週間くらいでよくなるだろうとのこと。

    いまの状態では長時間歩くことが辛いので鍼灸治療でもう少し早くよくならないかとの相談。痔疾にはいくつかの特効穴があるので試してみることにした。いちばん有名なツボは百会だがその前にF4井穴刺絡をするといくらかいい。次に長強、会陽付近の圧痛点にお灸。患部がほんのりとあったかくなる。最後に百会の刺絡を30滴すると痛みが軽くなったそうだ。百会は直接灸が効く場合も多く多壮灸がいい。

    出発の前日もう一度来られてこの分ならお遍路に行けそうだとのことで、再度同様の治療をした。


    60歳男性。この方も時々健康管理に来られている。昨日夕方から急に頭頂の左側がピリピリ、チクチクしだし、一晩たってもよくならない。帯状疱疹かもしれないので、いま皮膚科に行ってみた。発赤や水泡は出ていないので様子見しかない、頭皮に異常が出たらすぐ来るように言われたそうだ。

    H5F5の井穴刺絡をしてどうなるかやってみることにした。直後に痛みは変化なし。ところが2時間くらいしてから痛みがなくなりそれが4時間ほど続いていると夜電話があった。もし明日痛みが再現していたら来てもらうことにした。


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  • Posted by へんせき at 20:15Comments(0)皮膚疾患

    2016年10月26日

    テニス肘 肘の内側が痛い

    大学3年の男子。クラブ活動で週に2回3時間練習、週末試合に出ている。小学生の時からテニスを始め今までケガをしたことはない。痛くなったのは9月初旬で高速サーブを打つためにコーチの指示でフォームを変えたことがきっかけ。

    最初はテニスをしているときのみ痛かったが、次第に日常生活中にも痛むようになった。今は何もしなくても違和感があり肘の屈曲、回内で痛みが増す。治療は整形外科でもらった塗り薬を使っていたが効果がなく、1週間前から漢方薬を飲んでいる。テニスは痛みを我慢して10月10日までやった。

    15日に当院受診。テニス肘にはバックハンドテニス肘とフォアハンドテニス肘があるがこの患者さんは上腕骨内側上顆付近を痛めた後者。痛む部位は左のH3H4のラインだがH3H4の井穴刺絡では効果なく、左H6で屈曲、回内の痛み軽減する。肘から前腕の内側に筋肉のコリがあるのでそこにEAPをすると痛みがぶり返した。

    そこでEAPの跡に八分灸をして違和感を取りハペパッチを貼る。四日後2回目の治療。練習は中止していて安静にしているといいが、ものを持ったり、肘を曲げて伸ばすときに痛い。EAPやパイオネックスはよくない。井穴刺絡、ハペパッチ、せんねん灸で治療する。

    三日後3回目の治療。屈曲、回内動作でもあまり痛くないので練習を再開したいという。翌日から三日続けて1時間から3時間の練習をした。力の入れ具合は60%。痛みはないが3時間した日は違和感が出た。鍼灸治療後8日で練習再開できてよかったが、まだ全力で打つのは少し不安があるという。治療は前回に順じ次回筋肉の使い方に問題がないか専門家に診てもらうことにした。



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  • Posted by へんせき at 23:51Comments(0)運動器疾患

    2016年10月23日

    脊柱側弯症による腰痛と首の痛み

    30歳代の女性会社員。2か月くらい前から左の腰が痛くなった。背中や腰が痛くなることは時々あるがいつもは1週間くらいでよくなるのに今回はいつまでたっても痛みが続き3週間前に整形外科を受診して鎮痛剤をもらったとのこと。

    この方は小学3年生の時、脊柱側彎症と診断されたが手術をするほどではないのでそのままにして現在に至っている。。腰を前屈して背中を見ると左が高く右が低い。腰のくびれも右ははっきりしているが左は腰とおしりの境がはっきりしない。背中から腰にかけて全体に左が盛り上がっている。これだけ左右差があると知らないうちに筋疲労が蓄積するのだろう。

    腰はじっとしていても鈍痛があるが右側屈、右ひねり、後屈で左腰の痛みが増す。左F4F5F6、右F5の井穴刺絡の後、左帯脈への鍼で90%痛みはとれた。他に気になることを尋ねるとふわふわとしためまい、生理不順、肩こり、目の疲れ、血液検査で軽い貧血などある。

    めまい、目の疲れ、肩こりは長時間のパソコン作業が関係しているようで、視力はコンタクトで強制しているが最近左が見にくくなっているとのこと。眼位のずれもあるので、目の周囲にEAPをして目窓の刺絡をすると周りが明るくなり眼位のずれも小さくなる。

    婦人科の治療にF3井穴刺絡、三陰交と仙骨部に施灸をして恥骨脇の圧痛部にパイオネックスを貼る。最後に百会の刺絡をすると肩こりがさらによくなった。実家で暮らしていた時に比べ食生活が少しおろそかになっているようでそれが貧血の原因か、身長155cm油断すると体重が40kgと切る。運動、食事、保温を一度見直すようにアドバイスして治療終了。


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  • Posted by へんせき at 19:34Comments(0)運動器疾患

    2016年10月13日

    麻酔の日 華岡青洲の業績

    「今日は何の日」のサイトを見ていたら今日10月13日は、日本麻酔科学会が1804年の今日 華岡青洲が麻酔薬「麻沸湯」による全身麻酔で世界初の乳癌摘出手術を成功させたことを記念して制定した「麻酔の日」とのこと。

    華岡青洲は小説家有吉佐和子の「華岡青洲の妻」がベストセラーになったことで一躍有名になった江戸時代後期の医者。彼の医学の特徴は内科(漢方医学)と外科(オランダ医学)を区別せず、有効なものは積極的に取り入れた。十味敗毒湯や紫雲膏は彼が作った薬で今でもよく使われている。

    麻沸湯完成の苦労は小説にも書かれているが、後日乳癌手術に多大な影響を与えた著述が医聖永富独嘯菴の「漫遊雑記」でその中に乳癌治療法の記述がある。その一文を紹介する。「乳岩、治せざる、古より然り。而れども、和蘭書中、言はるることあり曰く、其の初発、梅核の如くなるの時、快刀をもつて、これを割き、後、金瘡の法に従つてこれを治す。斯の言味いあり、余いまだこれを試みずと雖も書してもつて後人に告ぐ。」

    現代多様な外科手術が可能になったのは麻酔技術の進歩があればこそ。時には古書を読み先人の遺徳を忍びたいものだ。


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  • Posted by へんせき at 23:55Comments(0)医療情報

    2016年10月12日

    ストレートネックで首と腕が痛い

    パソコン作業を一日7時間やっている40歳代の女性。9月初め左肩上部が痛くなった。肩こりだと思いそのままにしていたら2週間後首から左腕にかけて痛みが広がり、腕に力が入らなくなり仕事も休んだ。

    整形外科を受診したらストレートネックと診断され鎮痛剤を処方された。少し痛みが治まり仕事も始めたが9月下旬再度激痛が左首から腕に走った。別の整形外科に行き鎮痛剤を飲み牽引を10回ほど続けたがすっきり治らない。薬の副作用で口内が荒れこれ以上薬は飲めないと思い知人の紹介で来院された。

    今は我慢できないほどではないがじっとしていて首から上腕、前腕の中ほどまでに鈍痛がある。首を右斜め前に倒すと左首が痛い。首を回転させるとひっかかりがある。痛みをとって欲しいとの要望。

    井穴刺絡を左からH4→H5→H6次に右を同じ順番にやると首を右斜め前に倒した時の痛みが10→2に軽減する。首を回しても楽になっているが左後ろの位置で少し痛い。百会とその左6cmの部位を刺絡すると痛みなくなる。腕の痛みもよくなった。

    鍼灸治療は初めてで首や腕に鍼を刺すものと思っていたが、痛いところには何もせずに痛みが取れたので驚かれた。仕事のせいか目が疲れるというので目の周囲に軽いEAPをして目窓の刺絡をするとすっきりした。


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  • Posted by へんせき at 22:32Comments(0)運動器疾患

    2016年09月30日

    甲状腺機能の変動に対する治療

    腰部ヘルニアの手術をしたが、完全にすっきりとはせず趣味のバトミントンで少し無理をすると痛みが出てその都度治療に来ている70歳の男性。1年ほど前最近やたらと汗が出て指先が小刻みに震えると相談された。

    甲状腺の異常を疑い検査を勧めたらやはり血液検査で甲状腺機能亢進が見つかった。エコー検査で異常なく病院ではしばらく様子見となった。H6F4井穴刺絡やのどを通る経絡の治療をした。二か月後再度血液検査をすると今度は逆に機能低下に変わっていた。

    今度は薬が処方された。治療はH5F5をメインに変更した。3か月後血液検査は正常になり薬は最小単位になった。その後ずっと安定していたが8月ころからまた汗が多いと訴えられた。手の震えや動悸などはなく単に気温が高いためか体の異常かよく分からない状態だったが今月血液検査をするとTSHが低下して機能亢進。

    薬を中止して週1回の治療を3回して検査するとTSHはやや低いながらFT3 FT4は正常に戻っていた。今回は民事裁判が始まりかなりストレスを抱えていたのが一因ではないかと本人の弁。この方は気分安定薬を長期間服用しているその副作用も考えられるので医者に聞いてみるように助言していたが、可能性は否定されなかったとのこと。


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  • Posted by へんせき at 22:06Comments(0)膠原病・内分泌