たまりば

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2017年04月29日

甲状腺機能と高血圧

70歳代の男性。毎朝ラジオ体操をして週2回ややハードなバトミントンをやっている。1年半ほど前発汗がひどく甲状腺の検査をしたら機能亢進と診断された。その後定期的な検査をしながら薬を飲んでいる。現在はT3とT4は正常、TSHは高値。二週間前の診察で医者が久しぶりに血圧を測ったら170/120mmHg。

自宅で毎日血圧を測り様子見の状態。頭痛やふらつきなどの自覚症状はないが血圧が上160~170下100~110と下がらないとので来院された。

甲状腺機能が亢進するとホルモンが心筋の収縮を強め上の血圧が上がる。また末梢血管の緊張が下がり下の血圧は下がる。この患者さんは今やや甲状腺機能低下の状態。いままで血圧の異常を指摘されたことはなくいつから上がっているか分からない。

思い当たることはこの半年遺産相続で親族と裁判を争いやっと判決が出たが非常にストレスにさらされたとのこと。F3H1H3の井穴刺絡をした後、交感神経抑制のF4H6井穴刺絡をすると140/100mmHgと治療前に比べ上が20下が10下がった。

次にベットに寝たままゆっくりとした腹式呼吸を5分間して血圧を測ると128/86mmHgと正常値まで下がる。最後に百会の刺絡をして治療終了する。交感神経を抑制する一つに呼吸もあるので時々呼吸を意識すると血圧にも効果があると思う。


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  • Posted by へんせき at 22:28Comments(0)呼吸・循環器

    2017年04月23日

    糖尿病の鍼灸治療

    40代前半の会社員。2年前に健康診断で高血糖を指摘され食事と運動の生活指導を受けHbA1cが8.0から6.8まで改善した。現在薬も1種類飲んでいるが昨年夏からまた血糖が上がり始め先月の検査では空腹時血糖値140 HbA1c7.8でこのままでは薬の増量になると言われた。

    今の生活習慣は飲酒と間食は止めた。夕食が遅い。運動不足。体調は昨年10月~11月よく風邪を引いた。皮膚が敏感になったのか皮膚炎が治りにくくなった。小便の回数が少し増えた。身長170㎝ 体重83kg BMI28.7とやや肥満だが以前より痩せている。

    初回の治療時昼食1時間半後の血糖値は200。腹診をすると右の季肋部の下からお臍の脇まで圧痛と圧迫感を感じる。右F2F6、F3、左F1F6、右F5、F4井穴刺絡で腎、肝、脾の交感神経を抑える。右腹部に違和感がまだ少し残っているので右の背部兪穴(肝、胆、脾、腎)に即刺即抜の鍼。

    この方の場合毎日の生活の中にどう運動を組み込むか、そしてもう少し体重を減らすことができれば血糖値も下がると思われる。鍼灸治療をきっかけにもう一度考えてみようということになった。



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  • Posted by へんせき at 14:29Comments(0)生活習慣病

    2017年04月12日

    自律神経と目の関係

    昨日伸ばし伸ばしにしていた視野検査とOCT検査を受けた。どちらも異状なく緑内障の心配はないとのこと。そこで改めて井穴刺絡と目の関係を考えてみた。

    交感神経が働くと散瞳、副交感神経が働くと縮瞳。交感神経が優位に働くと遠くがよく見え、近くを見るときは副交感神経が優位に働く。さて我々の日常生活をみるとパソコン、スマホ、読書、テレビ、書類整理など圧倒的に近くを見ている時間が長い。そうなると目に関しては副交感神経優位で過ごすことになる。

    すると交感神経と副交感神経のバランスが崩れ、肩こり、頭痛などの眼精疲労を引き起こす。H5F5の井穴刺絡をすると副交感神経の異常興奮を抑制することができ症状改善が図られる。

    中高年の目の不調では白内障、緑内障、加齢黄斑変性症など失明につながる重大疾患もあるが老眼の進行に気づかず適切な対応が出来てないこともある。老眼は近くがよく見えない。それを見ようとするとやはり副交感神経が過剰に働く。老眼は生理的な一面もあるので眼鏡で調整することも必要。

    具体的な目の治療には前回UPした記事を参考にして欲しい。


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  • Posted by へんせき at 22:29Comments(0)感覚器疾患

    2017年03月30日

    スマホによる眼精疲労に対する刺絡と温熱治療

    60歳代の男性。1週間前から目が疲れ、一晩寝ても鈍痛とうっとうしさが取れないという。原因は1か月前にスマホに替えたことだと自覚している。

    目は元来丈夫でなく、近視、乱視、老眼がある。目の治療には井穴刺絡ではF2F6 H5F5 F4H4等、頭部刺絡では百会 目窓 玉枕 懸顱等、顔面刺絡では攅竹 陽白 太陽等。また目の周囲のツボへのEAPも効果がある。

    さらに自分で簡単にできるセルフケアとして目を温める温熱治療がある。①蒸しタオルで温める。②せんねん灸で上瞼を温める。③遠赤美人の目肩用で温める。目の疲れをとるには冷やしてもダメで温めないといけない。どれも手軽にできるので試して欲しい。

    また目の筋肉「毛様体筋」を鍛える体操、目に力を入れぎゅっとつぶってぱっと開く動作を数回繰り返す動作も効果がある。治療の後一週間セルフケアを続けた結果苦痛は80パーセント取れた。

    パソコンやスマホをまったく使わない生活はできないのでひどくなる前にケアしながら疲れをためないようにすることが肝要だ。


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  • Posted by へんせき at 23:52Comments(0)感覚器疾患

    2017年03月28日

    不妊治療・体外受精をやる前に鍼灸治療

    最近不妊治療で来られる患者さんは体外受精を継続中で何回かやってうまくいかず、鍼灸治療を併用してみたいという方が多い。40歳の主婦、不妊治療のため二週間前から通院を始め今検査中とのこと。お姉さんの紹介で病院の治療を本格的にする前にできることがあるのではないかと来院された。

    これまで大きな病気をしたことはないものの5年前から子宮頸がん検査で異形成が認められ経過観察を続けている。初回の治療では足が冷えて井穴刺絡で出血せず足湯が必要だった。腹診では全体的に問題ないが恥骨の端に圧痛がある。治療は足の陰経の井穴刺絡の後、足の陰経・腹部・腰部に八分灸。自宅で三陰交と関元にせんねん灸をすることにした。

    卵管造影検査で右側の卵管閉塞と子宮内膜にポリープ状のものが認められ次の検査がなされたとのこと。自宅でお灸と足湯を続けたせいか二回目の治療では足湯をしなくても足の井穴から十分出血して血行が良くなっていることが推測された。治療は初回に順じ百会刺絡を追加。

    検査の結果がどう出るか分からないが、急いで体外受精に進まずしばらくセルフケアと鍼灸治療を続けてタイミング法で妊娠を目指したいとのことなので意見交換会で神戸の竹中先生に教えていただいたタイミング法を説明した。



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  • Posted by へんせき at 00:05Comments(0)小児・婦人科

    2017年03月05日

    起立性調節障害(消化器症状とふらふら感)

    中学1年男子。今年の正月明けから体調が悪く起床時からおなかに鈍痛があり、体がふらつき起きてこれなくなった。最初消化器の病気を疑い色々な検査をしたが原因が分からなかったが、1か月前にJ大学病院で起立性調節障害と診断され昇圧剤と漢方薬の治療をしている。

    現在は午後から登校できるようになったが午前中はお腹の痛みとふらつき感で休んでいることが多い。11時に来院してもらった。起床時よりましだが、腹痛とふらつき感は残っている。痛みはおへその周りに自発痛がある。朝食は食べられないことはなく食欲もある。睡眠も正常。

    臥位と立位の血圧差はそれほどではないが脈拍の差が大きい。治療は左のF1F6井穴刺絡をして足三里、中脘、天枢をせんねん灸で温めたら腹痛が引いてきた。ふらつき感は変わらない。次にH5F5井穴刺絡で副交感神経の興奮を抑える。腎兪にせんねん灸をして立ってもらうとふらつき感もほとんど取れていた。

    家庭治療の冊子をお渡しし交感神経を活発にする生活と次回自宅での治療を指導することにして終了した。


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  • Posted by へんせき at 21:59Comments(0)小児・婦人科

    2017年02月08日

    高血圧で体調がすっきりしない

    数年ぶりに来られた60歳代の男性。以前の症状は肩こり、頭痛、眼精疲労で大本は高血圧によるものだった。当時は仕事が忙しくストレスにさらされ、運動も少なくなっていた。

    三か月ほど治療を続け、毎日1時間の散歩を習慣とすることで血圧は次第に安定していきそれに伴い上記の症状もよくなった。

    さて今回は1月中旬、温泉施設で湯あたりを起こし救急搬送された。病院に着いた時には意識もはっきりして特に異常なしとのことで帰された。しかしその後から何となく調子が悪く、手足が冷えたり、時々心窩部がキューッと締め付けられたりしている。倒れてから10日後に健康診断があり血圧が190mmHgと高くなっているのが分かった。

    血圧の薬は最低限を飲んでいたが調子が良かったので昨年夏から自己判断で止めていたとのこと。鍼灸治療で血圧が下がったことを思い出して受診された。自宅での血圧は朝150~160/90~100、夜140/90位。

    治療前の血圧は159/97mmHg H3→H1→F3→F4→H6井穴刺絡をして顔のほてりが引き、百会と後頭部の刺絡で頭のもやもやがすっきりした。血圧を測ると134/82mmHg。治療すれば反応するので生活習慣をもう一度見直ししばらく治療継続することにした。


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  • Posted by へんせき at 23:29Comments(0)呼吸・循環器

    2017年02月04日

    後骨間神経麻痺と頸椎ヘルニア

    5年ぶりに来院された60歳の男性。一週間前から左の肩甲骨内側の奥の痛みがひどくなり、左手の指が動きにくくなった。すぐに総合病院の整形外科を受診したところ首のレントゲン検査で頸椎ヘルニアが疑われるので次回MRI検査をすることになり鎮痛剤を処方された。

    左手を診ると指が伸びない(広がらない)が手首は背屈できる。動作ではボタンをはずしたりペットボトルの栓の開閉ができず、パソコンのキーボード操作が出来ない。知覚の障害はない。肩甲骨内縁の痛みは首からかもしれないが手の症状は後骨間神経麻痺が強く疑われた。

    翌日MRI検査と診察があるとのことなので医者に後骨間神経麻痺ではないか聞くように話した。翌日医者はMRI画像を見ながら頸椎ヘルニアに間違いない治療法は手術しかないので専門病院を紹介すると言ったそうだ。患者さんは私に言われたように指の動きを見せながら後骨間神経麻痺ではないかと聞いたら「あっ、そうですね」と言い一応紹介状だけ出しますと言って治療終了。

    後骨間神経麻痺は2~3か月できれいによくなるので心配しないでいいと説明して鍼灸治療を続けることにした。初回の治療から4日目だが首の方もいくらか楽になっているとのこと。指の治療は左指すべての井穴刺絡、1指と2指がとくに動きが悪いのでそこは2回刺絡する。これで2指が最初よりいくらか伸びるようになった。

    後は肘の周囲を中心にEAP。首や肩甲骨内縁の痛みに対してはF4井穴刺絡と百会とその左側の頭部刺絡をする。手術が最適の治療法のこともあるが後戻りができない治療法なのでその適否はよくよく見極めないと後で後悔することになる。


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  • Posted by へんせき at 19:59Comments(0)運動器疾患

    2017年01月21日

    跳び箱で着地失敗、首が痛い

    昨年起立性調節障害の治療をした小学6年の男子。昨日体育の授業で跳び箱の上で前転して着地する運動があった。斜めに回転してお尻から落ち、その時首が後ろに伸び右首の付け根が痛くなった。

    来週から中学受験が始まるので早く治したいとのことで母親が連れてきた。首の前屈、後屈、左側屈、左振り向きで痛みが出る。先ず右の胸鎖乳突筋を調べると3か所激痛点がある。そこを押して首を動かすと痛みがほとんどない。2か所にパイオネックスを貼り、右H6H5井穴刺絡をすると痛みは全く気にならないという。

    受験対策に勉強ができるツボはないかと聞かれたが、以前小学校高学年の生徒数名に対し百会に置鍼して算数の計算問題をやらせたところ全員解答数が増えた。落ち着いて答案に迎えるからだろう。逆にスポーツなら少し交感神経を高めるようなツボ刺激がいいと思う。


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  • Posted by へんせき at 22:32Comments(0)運動器疾患

    2017年01月16日

    帝王切開や子宮筋腫の手術痕が原因の腰痛

    40歳代に女性会社員。7日前腰の痛みで目を覚ました。当日は外出不能のため自宅で静かにしていた。前日居酒屋で背もたれのない椅子に4時間半くらい座っていたせいかと思った。翌々日歩くのは無理だが自転車は乗れたので近所の整骨院に行き、低周波、マッサージ、テーピングをしてもらった。

    少し痛みが引いてきたが昨日からまた痛みがぶり返してきたので、会社の同僚の紹介で来院された。痛い部位は右の腰臀部、前屈、後屈、みぎ側屈で痛みが出る。また歩くと痛いそうだ。

    F4→F5井穴刺絡をするが変化なし。右のF6井穴刺絡も効果なし。おなかを手術したことはないかお聞きすると10数年前に子宮筋腫、10年前に帝王切開の手術を経験している。また小学生の時に虫垂炎の手術もしている。壁を背にして立位で手術跡の圧痛を調べると15か所に圧痛点を認める。

    同部位を三巡調べ痛みが消えない11か所にパイオネックスを貼る。ベットまで3~4歩歩いた瞬間先ほどまでの痛みがほとんど取れていて驚かれた。ただ先ほどなかった仙骨と尾骨の間付近に軽い痛みが出てきた。これは百会の刺絡でなくなる。最後に右F1F3井穴刺絡をするとさらによくなる。

    この症例のように過去の手術跡が関係している痛みは患部ではなく手術痕に対する治療をしなけれが効果が出ない。



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  • Posted by へんせき at 21:26Comments(0)運動器疾患

    2016年12月31日

    風邪にマイナス水素イオンカプセル

    風邪、インフルエンザ、ノロウィルスなどの感染症が流行っている。特にこの一週間風邪でキャンセルされる方が増え、毎日お一人は風邪症状を訴えられた。

    風邪は交感神経型と副交感神経型に分け、呼吸器症状や胃腸症状、痛みなどを考え治療を組み立てるが、ぎんなん治療院からマイナス水素イオンカプセルのサンプルをいただいたので数名に試してもらった。

    私が10日ほど前、軽い喉の痛みと寒気だるさを感じたとき井穴刺絡をしてカプセルを1日6個飲んだら翌日症状は消えていた。巷に「水素」関連の商品がさまざまな謳い文句をあげ紹介されているが、水素の作用は「悪玉活性酸素」の除去のみといわれている。

    数名ではあるが風邪を悪化させない効果は感じられる。次は疲労に試してみようと思っている。「酸化」「糖化」「炎症」を抑制できれば病気の予防につながると思う。


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  • Posted by へんせき at 00:01Comments(0)呼吸・循環器

    2016年12月21日

    長引く風邪症状(鼻水、鼻づまり、微熱、耳閉感)

    60歳代の主婦。1か月くらい前に風邪を引いた。最初の症状は咽喉痛と38度台の発熱で、インフルエンザ検査では陰性だった。数日すると少しずつ治まってきたが、今度は鼻の症状が出てきた。現在の症状は鼻水、鼻づまり、右耳の詰まり感、37度くらいの微熱で少し体がだるい。鼻水は黄色っぽく、副鼻腔炎を起こしているのかもしれない。声が少し鼻声になっている。

    薬は二週間前から抗アレルギー薬、去痰薬、マクロライド系の抗菌薬が出ている。本人は薬を早く止めたいと思っている。鼻の症状がひどいので四白、印堂に知熱灸をした後、前頭部の圧痛点を刺絡する。H1井穴刺絡をすると鼻が通ってきた。耳閉感は鼻の炎症から来ていると思われるので、右H5F5と左右H6の井穴刺絡。

    食欲が落ちてすこしやせたそうで、それに対して右F1F6井穴刺絡の後、背部8兪穴に8分灸を3壮やると体が温まり体が軽くなってきたという。治療が終わるころにはさらに鼻が通り呼吸が楽になった。元気にお正月を迎えたいそうで年内もう一度治療することにした。


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  • Posted by へんせき at 23:26Comments(0)呼吸・循環器

    2016年12月17日

    小児の突発性難聴

    授業中に急にピィーという耳鳴りがしてその後右耳の聞こえが悪くなった小学4年の女子。帰宅してすぐ耳鼻科に行き聴力検査をしたら低音部が50㏈高音部が100㏈、入院して治療したほうがいいということで翌日大学病院に入院して10日間ステロイド点滴を受けた。退院時は低音部は正常、4000Hzと8000Hzが50㏈まで改善した。

    病院での治療は終了したが、音楽もやっているので高音部が鍼灸治療でもう少しよくならないかと来院された。大人の突発性難聴の原因はストレスが多いので、何かストレスになっているものはないか聞いてみる。学校は楽しくストレスはないと言うが、毎朝7時前に家を出てクラブでトランペットの練習、学校が終わって週1~2回バレーとピアノの練習、塾には行ってないようだが自分で意識しない疲れが溜まっていたのではないか。

    体の状態は足が冷え、いつも首や肩が凝っているという。またアレルギー体質で花粉症やアトピー性皮膚炎があるが今は大量のステロイド投与のため治まっている。治療は血行をよくし首肩の凝りを改善し足があったかくなるように家でもセルフケアをやってもらうことにした。

    足湯をする。姿勢を正し首肩の凝りを取るためにひもトレをする。H5F5にピソマ刺激。志室にせんねん灸をする。今日の治療はH5F5の井穴刺絡とせんねん灸の治療。母親をモデルに井穴刺絡を見せ、痛くないことを納得したら怖がらずスムーズに治療できた。


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  • Posted by へんせき at 21:39Comments(0)小児・婦人科

    2016年12月11日

    もうすぐ出産、安産のための鍼灸治療

    妊娠が分かった時から健康管理で毎月1回治療を続けている30歳代の女性の会社員。出産予定日を3週間後に控え妊婦検診の帰りに来院された。

    妊娠初期にしばらくつわりで辛かった他、問題なくこのまま順調に出産を迎えられそうだ。ただ食欲旺盛で食べ過ぎのせいか体重が11kg増加これ以上太るとよくない。体を動かし間食をセーブするようアドバイスする。

    今日は安産のための治療。三陰交にお灸をすると胎動が始まった。F4井穴刺絡をすると腰がすっきりする。足三里、次髎、志室にせんねん灸をする。お乳の出がよくなるツボを聞かれたので、肩井、天宗、膻中に印をつけセルフケアできるようにした。

    妊娠最終盤の高血圧、蛋白尿、高血糖、むくみなどに気を付け元気な赤ちゃんを授かりますように。




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  • Posted by へんせき at 22:50Comments(0)小児・婦人科

    2016年12月09日

    引っ越し作業でぎっくり腰

    会社の引っ越しでぎっくり腰を起こした40歳代の男性。一日様子を見ていたが痛みが引かないので来院された。中腰の作業で腰に疲れが溜まっている時に重たいものを持ち上げた瞬間にギクッとなった。

    痛い部位は腰仙部の中央で動診をすると前屈、後屈、右側屈で痛みが増す。靴下を履く動作がやりにくいがしびれ感はない。まず少し痛みが増す動作をして圧痛点をさがしパイオネックスを貼る。1個貼っては動作を確認して5個貼った。

    F4F6の井穴刺絡をすると痛みは70%改善する。さらに百会の刺絡をすると後屈、側屈の痛みはほとんどなくなり前屈で少し痛みが残るだけになった。靴下もスムーズに履ける。

    ぎっくり腰はまったく動けなくなるほど重症の人も年に数回診るが、自力で治療院に来られるくらいの人は通常2~3回の治療でよくなる。急性腰痛をしっかり治しておかないと慢性腰痛へ移行していつも腰に鈍痛や違和感を感じるようになるので、早期に痛みを取り急性腰痛を起こした原因(姿勢、筋力、運動など)をただしていくことが必要と思う。


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  • Posted by へんせき at 21:55Comments(0)運動器疾患

    2016年11月27日

    頚椎症性神経根症と高血圧や高脂血症

    車の運転に従事している50歳の男性。二週間ほど前から右首~前腕まで痛みとしびれが生じ、今も続いている。あまりに痛みがひどいので一週間前に整形外科に行き診察を受け頚椎症性神経根症と言われた。鎮痛剤を飲んで牽引を3回してが全く変わらないとのことで来院された。

    症状は寝ている時は楽だが起きて動きだすと痛みしびれが出る。首を動かすと症状はひどくなる。首はどの方向に動かしても痛みが出るが特に右側屈、右振り向き、後屈がひどい。首を動かすと前腕の中ほどまでしびれる。赤ら顔でたばこの臭いもするので治療前に血圧を測ると220/120と非常に高い。

    右H1からH6まで順に井穴刺絡をしながら効果があるツボを調べる。H5H6がいくらかいい。次に右足F1F6F4井穴刺絡でF4でやや変化する。しかし1~2割の改善で満足いくものではない。血圧が高いので左のH6F4と百会の刺絡をして再度血圧測定すると190/110。最後に頸部のEAP。

    患者さんには整形で鎮痛剤の変更と首のカラーをお願いし、内科で血圧と血液検査をするようにお話しして治療終了。その後2回治療して痛みしびれは最初の半分くらい改善したが、血液検査の結果は肝機能、腎機能、血糖値すべてひっかかり血圧は即薬が処方された。毎日酒4合たばこ20本、今のところまだやめる気配はない。

    今後運動器の治療に加え内臓の治療を追加しなければいけないが、生活習慣を見直すことに本気で取り組むかどうか少しずつ説得していこうと思っている。


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  • Posted by へんせき at 15:43Comments(0)運動器疾患

    2016年11月17日

    心臓がドキドキ、動悸がして息苦しい

    60歳主婦。8月から動悸が始まり今も一日5~10回くらい起こる。夜中も動悸を感じ1~2回目を覚ますとのこと。8月中旬に24時間ホルダー心電図の検査をして、PCA(上室性期外収縮)が頻発している。頻拍時にST低下が認められるが、薬物治療の必要はないと言われている。

    ドキドキを感じている時に心電図を取った時に正常だった時もあり、自覚と心電図が一致しないこともある。初回の治療はH3→H1井穴刺絡で呼吸が深く入るようになり、H6で胸が広がる感じだという。治療中動悸を感じることはなかったが、自宅で動悸がした時にピソマで指先の刺激をするようにして様子を見てもらうことにした。

    5日後2回目の治療。前回治療後動悸の回数はいくらか減ったが、昨夜9時くらいからひどくなり1時間に1回くらい起こっている。動悸が始まると精神的に不安感が募り胸が苦しい感じがする。昨夜は睡眠薬を飲むタイミングを失して一晩中眠れなかったそうでそのためかもしれない。

    今も動悸を感じていると言うので脈拍をとると80で乱れはない。簡易心電計でも乱れはない。おそらくPACが起こっている時とそうではないが動悸を感じている時があると思われる。H3→H5→H6→F4井穴刺絡ををしたが途中で動悸は治まった。他に便秘、左母指関節症、肩こりに対して井穴刺絡と頭部刺絡で対処。自宅でH3H6のピソマ刺激を次回治療までやっていただくことにした。


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  • Posted by へんせき at 23:18Comments(0)呼吸・循環器

    2016年11月09日

    脊柱管狭窄症と診断され気分が落ち込んだ主婦

    横浜の鍼灸師A氏から紹介された70歳代の主婦。今年の6月、重いものを持ったときに腰に痛みが走り腰がまっすぐ伸ばせなくなった。そのあと右臀部から大腿後側部が痛くなった。整形外科にいって診察を受けたら脊柱管狭窄症と診断され、骨粗しょう症もあるのでビスホスホネート製剤を処方され今も飲んでいる。

    今の状態は慢性的に背中に重い感じが残り、歩いたり立ったりしているとだんだん臀部から大腿部が痛くなってくる。時々痛みで目を覚ますこともある。薬を飲んでも痛みは軽くならずこのまま治らないのではないかと気分が晴れないとのこと。

    腰の動診をすると後屈、左右へのひねり、左右側屈で痛みが出る。虫垂炎手術痕と帝王切開手術痕を調べると前者に1か所後者に5か所の圧痛点がありパイオネックスを貼ると背中のツッパリ感が軽くなる。F4→F5→F2井穴刺絡で痛みは70%取れる。右委中の圧痛点にパイオネックスを貼り、百会の刺絡をするとさらによくなった。

    脊柱管狭窄症といわれ狭窄が治らない限り痛みはよくならないのではないかと思って気持ちが沈んでいたが、痛みは楽になることを実感して精神的に安心したとのこと。散歩や腰痛体操を提案して治療終了。


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  • Posted by へんせき at 22:02Comments(0)運動器疾患

    2016年11月07日

    血栓性外痔核と帯状疱疹の前兆?

    毎月1回健康管理のために来られる60歳代の女性。4日後に四国へお遍路に行く予定になっている。1週間前に1日中座って作業をしていたせいか急に肛門が痛くなった。市販の座薬を数日使ったがよくならないので昨日クリニックでステロイド入りの座薬をもらってきた。医者の診断は血栓性外痔核で二週間くらいでよくなるだろうとのこと。

    いまの状態では長時間歩くことが辛いので鍼灸治療でもう少し早くよくならないかとの相談。痔疾にはいくつかの特効穴があるので試してみることにした。いちばん有名なツボは百会だがその前にF4井穴刺絡をするといくらかいい。次に長強、会陽付近の圧痛点にお灸。患部がほんのりとあったかくなる。最後に百会の刺絡を30滴すると痛みが軽くなったそうだ。百会は直接灸が効く場合も多く多壮灸がいい。

    出発の前日もう一度来られてこの分ならお遍路に行けそうだとのことで、再度同様の治療をした。


    60歳男性。この方も時々健康管理に来られている。昨日夕方から急に頭頂の左側がピリピリ、チクチクしだし、一晩たってもよくならない。帯状疱疹かもしれないので、いま皮膚科に行ってみた。発赤や水泡は出ていないので様子見しかない、頭皮に異常が出たらすぐ来るように言われたそうだ。

    H5F5の井穴刺絡をしてどうなるかやってみることにした。直後に痛みは変化なし。ところが2時間くらいしてから痛みがなくなりそれが4時間ほど続いていると夜電話があった。もし明日痛みが再現していたら来てもらうことにした。


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  • Posted by へんせき at 20:15Comments(0)皮膚疾患

    2016年10月26日

    テニス肘 肘の内側が痛い

    大学3年の男子。クラブ活動で週に2回3時間練習、週末試合に出ている。小学生の時からテニスを始め今までケガをしたことはない。痛くなったのは9月初旬で高速サーブを打つためにコーチの指示でフォームを変えたことがきっかけ。

    最初はテニスをしているときのみ痛かったが、次第に日常生活中にも痛むようになった。今は何もしなくても違和感があり肘の屈曲、回内で痛みが増す。治療は整形外科でもらった塗り薬を使っていたが効果がなく、1週間前から漢方薬を飲んでいる。テニスは痛みを我慢して10月10日までやった。

    15日に当院受診。テニス肘にはバックハンドテニス肘とフォアハンドテニス肘があるがこの患者さんは上腕骨内側上顆付近を痛めた後者。痛む部位は左のH3H4のラインだがH3H4の井穴刺絡では効果なく、左H6で屈曲、回内の痛み軽減する。肘から前腕の内側に筋肉のコリがあるのでそこにEAPをすると痛みがぶり返した。

    そこでEAPの跡に八分灸をして違和感を取りハペパッチを貼る。四日後2回目の治療。練習は中止していて安静にしているといいが、ものを持ったり、肘を曲げて伸ばすときに痛い。EAPやパイオネックスはよくない。井穴刺絡、ハペパッチ、せんねん灸で治療する。

    三日後3回目の治療。屈曲、回内動作でもあまり痛くないので練習を再開したいという。翌日から三日続けて1時間から3時間の練習をした。力の入れ具合は60%。痛みはないが3時間した日は違和感が出た。鍼灸治療後8日で練習再開できてよかったが、まだ全力で打つのは少し不安があるという。治療は前回に順じ次回筋肉の使い方に問題がないか専門家に診てもらうことにした。



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  • Posted by へんせき at 23:51Comments(0)運動器疾患