バセドウ病 薬を飲みたくない
50歳代の会社員の女性。6月足のむくみが気になりAクリニックを受診した。血液検査で甲状腺機能更新を指摘されたがサプリメントで栄養不足を補う食事療法を始めた。
八月中旬に動悸が激しくなり内分泌専門のBクリニックを受診した。バセドウ病と診断され服薬指導をなされた。しかしどうしても薬を飲む気にならず当院に来られた。
動悸が激しいときは120回/1分、今は安静時90回くらいだが運動量が増えると苦しい。Aクリニックの検査とそれから1か月半後のBクリニックの検査を比べてみるとTSHはどちらも最低、T3T4の数値は悪くなり、TRAbも24と悪い。また肝機能も悪くなっている。通勤と事務仕事は可能。
のどを診ると目立つほどではないが少し腫れている。目もほんの少し出ている感じ。身長160cmで体重40Kgと痩せているが食欲はある。血圧はやや低めで花粉症のアレルギーがある。体にややほてり感がある。
心臓に負担がかかっているのでH3井穴刺絡をすると呼吸が楽になる。もう一度やるとさらによくなる。その後H1をやっても変化なし。靴下の痕がついているのでF3井穴刺絡。のどを通る経絡F6井穴刺絡の後交感神経抑制のH6F4井穴刺絡を2回やる。目の治療に太陽穴に施灸7壮。百会の刺絡をして治療終了する。楽になる。
症状がひどくなると内臓に負担がかかり仕事も大変になるのでその時は服薬も再考し、体調と検査結果を見ながらしばらく井穴刺絡を続けることにした。
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