甲状腺機能の変動に対する治療
腰部ヘルニアの手術をしたが、完全にすっきりとはせず趣味のバトミントンで少し無理をすると痛みが出てその都度治療に来ている70歳の男性。1年ほど前最近やたらと汗が出て指先が小刻みに震えると相談された。
甲状腺の異常を疑い検査を勧めたらやはり血液検査で甲状腺機能亢進が見つかった。エコー検査で異常なく病院ではしばらく様子見となった。H6F4井穴刺絡やのどを通る経絡の治療をした。二か月後再度血液検査をすると今度は逆に機能低下に変わっていた。
今度は薬が処方された。治療はH5F5をメインに変更した。3か月後血液検査は正常になり薬は最小単位になった。その後ずっと安定していたが8月ころからまた汗が多いと訴えられた。手の震えや動悸などはなく単に気温が高いためか体の異常かよく分からない状態だったが今月血液検査をするとTSHが低下して機能亢進。
薬を中止して週1回の治療を3回して検査するとTSHはやや低いながらFT3 FT4は正常に戻っていた。今回は民事裁判が始まりかなりストレスを抱えていたのが一因ではないかと本人の弁。この方は気分安定薬を長期間服用しているその副作用も考えられるので医者に聞いてみるように助言していたが、可能性は否定されなかったとのこと。
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