肺がん・1か月井穴刺絡をやってみたい

へんせき

2023年04月22日 23:13

70歳代の男性。二週間ほど前に血痰が出たので近所のクリニックを受診して胸部レントゲンを撮り肺がんの疑い。CT検査で左上葉に4cmの肺がんが認められた。本来ならこの後細胞組織検査やMRI検査、PET-CTなどの検査をして手術や放射線など治療法が決まることになる。

ご本人は医者の治療を受ける前に井穴刺絡と若石療法でがんの成長が抑えられるか試してみたいと来院された。のんびりしてられないので1か月と時間を決め少しでも進行していたらすぐに標準治療を受けることにしてやってみることにする。

安静時は息苦しさや咳などの症状はない。血痰もほぼ治まっている。深呼吸すると深く息が入らない。煙草を50年以上1日30~40本吸ってきたそうでおそらく肺気腫もあるのだろう。10年前から心房細動の治療を受けている。

H3H2H1の井穴刺絡を30滴3回で呼吸は楽に深く入るようになる。交感神経を抑えるためにH6F4井穴刺絡。身長158cm体重40kgとやせ型若いときより15kgやせたとのこと。腹診をすると圧痛はないが腹部全体が硬く緊張している。緊張を取るため背部兪穴に灸をする。

石黒式の温熱器で熱感の感受性を試してみると左胸の上部は下部や右胸よりも早く熱さを感じる。本人が希望すれば自宅でやってもらうことにする。

がん治療は何が一番いいのか普通は標準治療と思うが、進行度合い、体力、サポート体制、余命、治療効果、副作用などいろいろ考えないと辛いだけの治療になることもある。


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