帯状疱疹・帯状疱疹後神経痛知っておきたいこと

へんせき

2021年02月11日 16:05

先週YouTubeで稲舛先生が帯状疱疹・帯状疱疹後神経痛について詳しく解説されていた。興味がある方は是非ご覧いただきたい。改めて帯状疱疹について知っておきたいことをまとめてみた。

帯状疱疹はなぜ起こるのか。原因は過去にかかった水ぼうそうが関係している。子供のころにかかる水ぼうそうは自然に治るがそれを引き起こす水痘帯状疱疹ウイルスは体の神経節に潜み消滅するわけではない。ところが中高年になり加齢、ストレス、疲労など免疫力を下げるようなことが重なると潜んでいたウイルスが活動を再開して神経節から神経に沿って皮膚へと移動して症状が現れる。

最初に出る症状は皮膚症状ではなく手、足、体幹、顔、頭などの部位の左右どちらかに痛みを感じる。その痛みは人によりピリピリ、ズキズキ、痺れる、何となく痛い、刺すように痛いなど様々である。その後皮膚が赤くなり水疱ができる。この段階になって帯状疱疹と分かる。痛みの段階では例えば顔の場合三叉神経痛、虫歯、胸なら肋間神経痛や心疾患などの内臓の病気も考えられる。

帯状疱疹の治療を早期に開始するには皮膚症状がでたら一刻も早く医療機関を受診することが大切である。それは帯状疱疹の痛みや水疱を早く治し帯状疱疹後神経痛の合併症を防ぐ目的がある。帯状疱疹の広がりを軽くし早期に治すと帯状疱疹後神経痛の発症は抑えられる。

帯状疱疹後神経痛の痛みはひどいと服が触れるだけで痛い、顔を洗えないなど生活に支障をきたし長期にわたると精神的にも落ち込み外出もできなくなる。そうならないためにも痛みの後に水泡を見つけたらすぐに治療を始めよう。皮膚科では抗ウイルス薬と鎮痛薬が処方される一般的でそれで治まるならいいが、同時に井穴刺絡H5F5はその場で効果を実感できる治療法だ。

予防法は他の病気と同じく睡眠や栄養、休養を十分とり疲れをためないことだろう。最近では50歳以上はワクチン接種という手もある。昨年新しいタイプのワクチンができ今二種類のワクチンがある。水ぼうそうに対しては2014年から定期接種が始まり生後12か月から36か月に二回接種となっている。


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