寿命を延ばす運動は何か?

へんせき

2020年10月30日 00:39

今日は体を動かすには絶好の秋晴れだった。中高年数名でやっている週一回のテニスを楽しんできた。メンバーの一人から二年前の週刊ダイヤモンドの記事のコピーをいただいた。

内容はスポーツの種類によって延命効果が異なるとのデンマーク・コペンハーゲン市民を対象にした大規模疫学調査のデータ。調査の概要は1991年1月~1994年9月に登録した二万人のうち余暇にスポーツを楽しんでいる8577人の25年間のデータを抽出しスポーツと寿命との関連を解析した。

対象種目は①ジムでのフィットネス(トレッドミルなどの器具を使った有酸素運動やウエートトレーニング)、②自重による筋トレや体操ーいわゆる徒手体操、③ジョギング、④水泳、⑤サイクリング、⑥サッカー、⑦バトミントン、⑧テニスの八種目。

その結果テニスをしていた人の平均寿命は運動不足の人たちよりも平均9・7年長くなったことが判明した。テニスの次はバトミントンで、平均6・2年、次いでサッカー4・7年だった。以下サイクリング3・7年、水泳3・4年、ジョギング3・2年、徒手体操3・1年と続く。意外なことにフィットネスは8種目中最も長い時間運動されているにもかかわらず1・5年だった。

これをどう考えるか。上位の種目はいずれも複数人で行うもので社会的な交流を伴う。そのことが社会的幸福感や精神的な安定感を与え寿命に寄与したのではないか。またテニスやバトミントンは高強度のパフォーマンスと不完全休息を交互に取る「高強度インターバルトレーニング」の要素があり、最大酸素摂取量を上げ全身の持久力を鍛えたのではないか。

孤独と運動不足は明らかな短命リスクである。今は運動をやるには一番いい時期、これから何か始めようと思っている方の参考になれば幸いである。


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