前庭神経炎後のふらつき感や頭重感

へんせき

2020年09月20日 11:33

70歳代の主婦。昨年6月前庭神経炎を発症していったん落ち着いたがその後ふらつき感や平衡感覚の異常をまた感じるようになった。耳鼻科で薬をもらっているが知人の紹介で来院された。

耳が体質的に弱いようで40歳でメニエール病。60歳で再発。65歳で良性発作性頭位めまい症を経験している。治療時ひどいめまいはなく頭重感と頭を動かしたときに軽いめまいを感じる。

H5F5井穴刺絡と後頭部の刺絡、風池、太衝の置鍼5分で症状がどう変わるか様子を見てもらうことにした。一週間後に2回目の治療。治療の後午前中はふらつき感があるものの午後は治まるようになった。耳鼻科で眼振の検査をしたら左だけになっていた。

首を触診すると左の胸鎖乳突筋、鎖骨の下の大胸筋が凝っている。治療はH5F5井穴刺絡を2回、胸鎖乳突筋の圧痛部3か所に鍼、大胸筋をテニスボールでほぐし太衝にせんねん灸をする。

一週間後3回目の治療。前回治療後めまいはほとんどなくなり、夕方になると頭がボーッとしていたのもよくなった。今週は今まで休んでいたスポーツジムカーブスにも2回行った。来週また耳鼻科の検査があるので眼振が治まっていたらいいのにと仰りお帰りになった。


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