糖尿病の鍼灸治療

へんせき

2017年04月23日 14:29

40代前半の会社員。2年前に健康診断で高血糖を指摘され食事と運動の生活指導を受けHbA1cが8.0から6.8まで改善した。現在薬も1種類飲んでいるが昨年夏からまた血糖が上がり始め先月の検査では空腹時血糖値140 HbA1c7.8でこのままでは薬の増量になると言われた。

今の生活習慣は飲酒と間食は止めた。夕食が遅い。運動不足。体調は昨年10月~11月よく風邪を引いた。皮膚が敏感になったのか皮膚炎が治りにくくなった。小便の回数が少し増えた。身長170㎝ 体重83kg BMI28.7とやや肥満だが以前より痩せている。

初回の治療時昼食1時間半後の血糖値は200。腹診をすると右の季肋部の下からお臍の脇まで圧痛と圧迫感を感じる。右F2F6、F3、左F1F6、右F5、F4井穴刺絡で腎、肝、脾の交感神経を抑える。右腹部に違和感がまだ少し残っているので右の背部兪穴(肝、胆、脾、腎)に即刺即抜の鍼。

この方の場合毎日の生活の中にどう運動を組み込むか、そしてもう少し体重を減らすことができれば血糖値も下がると思われる。鍼灸治療をきっかけにもう一度考えてみようということになった。



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